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グノーブルの算数で成績が上がらない原因は?家庭教師・個別指導を併用する判断基準と使い方

最終更新  公開日
カテゴリー:テストの成績の事で悩んでいる

Q

グノーブルの算数で成績が上がらないとき、家庭教師や個別指導はどう併用すればよいですか?

A

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。

グノーブルの算数で成績が上がらないときは、問題数や勉強時間を増やす前に、「授業を聞けば分かる」のか、「白紙から自力で解き直せる」のかを分けて確認することが大切です。家庭教師や個別指導を併用する場合も、質問に答えてもらうだけではなく、答案分析、教材の取捨選択、家庭学習の指示、次回テストでの検証まで依頼できるかを確認しましょう。

グノーブルの算数は「分かったつもり」を見抜くことが出発点

グノーブルの算数では、4年生で計算・数・平面図形・文章題の基礎を扱い、5年生では速さ、量の変化、割合などを使って複雑な問題に取り組みます。6年生になると、それまでの基本概念を使った総復習と応用演習が増えるため、前の学年で残った曖昧さが表面化しやすくなります。

授業中に先生の説明を聞いてうなずけても、家庭で同じ問題を白紙から解こうとすると、図を描けない、最初の式を立てられない、途中で止まることがあります。説明を聞いて理解できることと、自分で解法を再現できることは別です。

保護者の方が「分かった?」と聞くだけでは、本人も自分の理解度を正確に答えにくいものです。次の3点を実際の手の動きで確認すると、理解の状態を見分けやすくなります。

  • 問題文を読んだ後、必要な図・表・線分図を自分で描けるか
  • 最初の式を立てた理由を、自分の言葉で説明できるか
  • 数字や聞かれ方が変わった類題でも、同じ考え方を選べるか

算数の成績が上がらないときは、正解・不正解だけでなく、「どこまで自力で進められたか」を見ることが原因特定の第一歩です。

グノーブルの算数で成績が上がらない6つの原因

原因1 解説を聞けば分かるが、自力で再現できない

授業や家庭教師の説明を聞いた直後は解けても、翌日や数日後に解けない場合は、解法を自分のものにできていない可能性があります。授業後に同じ問題をもう一度解くことより、何も見ずに図・式・考え方を再現できるかを確認してください。

原因2 問題の形を覚え、考え方を理解していない

同じ問題や数字を変えた問題の反復は定着に役立ちますが、答え方だけを覚えると、条件や図の見た目が変わったときに手が止まります。「なぜこの図を描くのか」「なぜこの数量を基準にするのか」を説明できない場合は、解法の暗記に寄っている可能性があります。

正解した問題も、理由を説明できなければ理解済みにしないことが大切です。特に割合、速さ、図形では、式だけでなく条件をどう整理したかまで確認しましょう。

原因3 教材を広げすぎて、重要問題の定着が浅い

グノーブルには、授業教材、家庭学習用の問題、基礎力テスト、確認用のプリント、単元別の問題集など、復習に使える材料があります。すべてに手をつけると、解き直しが1回で終わり、翌週には忘れている状態になりやすくなります。

「全部終える」より、授業で間違えた問題、正解したが説明できない問題、テストで落とした標準問題を優先する方が、得点につながりやすくなります。難問に長時間かけて、基礎力テストやテスト直しが後回しになる場合は、優先順位を見直す必要があります。

原因4 過去単元の抜けが、今の単元の理解を止めている

5年生の割合や速さ、6年生の複合的な文章題・図形問題は、前に習った知識を組み合わせて解きます。今週の問題だけを繰り返しても、前提となる計算、比、図形の性質などに抜けがあると、解説の途中から理解できません。

現在の単元で止まった場所から、必要な前提単元を一段ずつ戻ることが必要です。学年を丸ごと戻るのではなく、答案から「どの知識がなくて止まったか」を特定して戻ると、復習量を抑えられます。

原因5 テストで点を落とした理由を分けていない

「算数が苦手」とまとめてしまうと、対策が増えるばかりです。実際には、計算ミス、条件の読み落とし、図が不正確、解法を知らない、時間配分、難問への固執など、失点の理由は異なります。

間違えた問題を単元別だけでなく、間違え方別にも分類すると、次のテストまでに直す行動が決めやすくなります。計算ミスであれば計算量を増やす前に途中式の位置を直し、時間不足であれば解く順番や飛ばす基準を決めます。

原因6 家庭教師・個別指導が「その場の質問対応」だけになっている

分からない問題を解説してもらうだけでは、その時間は理解できても、家庭学習や次回テストが変わらないことがあります。授業後の復習方法、取り組む問題、次回までの到達目標が示されていない場合は、併用の目的が曖昧になっています。

「何を教えたか」ではなく、「次のテストで何を取れる状態にするか」まで共有できているかを確認してください。家庭教師・個別指導の時間外で何をするかが決まって初めて、集団塾との併用が機能します。

答案と解き直しから原因を見分ける方法

原因を見分けるときは、直近のGnoRevなどのテスト、問題用紙、答案、計算用紙、解き直しノートを並べます。点数だけではなく、途中の手の動きまで見ることが重要です。

見える状態 考えられる原因 家庭での確認
解説を聞くとうなずくが、白紙では始められない 理解が受け身で、解法を再現できていない 図・最初の式・着眼点を何も見ずに言えるか
同じ問題は解けるが、数字や聞かれ方が変わると止まる 問題の形や手順の暗記 なぜその解法を使うか説明できるか
計算用紙に式が少なく、答えだけが並ぶ 条件整理や途中式の省略 どの数量を求めている式か言えるか
後半の難問に時間を使い、前半の標準問題を落とす 問題の取捨選択と時間配分 飛ばす基準と戻る時刻を決めているか
小テストでは取れるが、範囲が広いテストで落ちる 定着不足、過去単元の抜け、解法の丸覚え 数日後・数週間後にも自力で解けるか
家庭教師の報告が「何ページ進めたか」だけ 原因分析と家庭学習設計が不足 次回までの課題・問題番号・確認方法が示されているか

正答率の高い問題を落としているのか、難問に挑戦して落としているのかでも、優先する学習は変わります。点数の合計だけでなく、取るべき問題を取れたかを確認しましょう。

家庭教師・個別指導を併用する前に家庭で直したいこと

直近3回分の間違いを同じ基準で分類する

1回のテストだけでは、偶然のミスか、繰り返している課題かを判断しにくいものです。直近3回分を並べ、計算、条件整理、解法理解、過去単元、時間配分のどこで失点したかを同じ基準で分けます。

同じ原因が複数回続いている問題から優先すると、学習内容を増やさずに得点の改善につなげやすくなります。

1週間の算数の目的を1〜2個に絞る

「算数を頑張る」では、毎日何をすべきか決まりません。「割合の問題で線分図を描く」「基礎力テストの計算ミスを同じ型で繰り返さない」など、行動で確認できる目標にします。

その週に直すことを絞ると、授業教材・家庭学習用教材・テスト直しのどれを使うかも選びやすくなります。

授業翌日と数日後に、白紙から解き直す

授業直後の解き直しだけでは、説明を覚えているため解けることがあります。授業翌日に一度、さらに数日後にもう一度、解説を閉じて取り組みます。

2回目の解き直しで、図や式を自力で再現できる問題を「定着した問題」とすると、できたつもりを減らせます。

保護者は教えるより、学習の状態を確認する

保護者が別の解き方を教えると、塾の方法と混ざって本人が迷うことがあります。解法を教えるより、「最初に何に気づいたか」「この式は何を求めているか」「次に似た問題が出たら何を見るか」を聞く役割に寄せる方法があります。

親子で解法の正しさを争う状態が続く場合は、理解の説明を外部の指導者に任せ、家庭では実行確認に役割を分ける方が進めやすくなります。

家庭教師・個別指導の併用が必要なケース・急がなくてよいケース

併用を検討したいケース

  • 同じ単元・同じ間違い方が、複数回のテストで続いている
  • 授業で分かったと言うが、家庭で図や式を自力で書けない
  • 難しい問題に時間を使い、基礎力テストやテスト直しまで回らない
  • 保護者が教材の優先順位を決められず、毎週やることが変わる
  • 質問対応は受けているが、家庭学習の指示やテスト後の分析がない
  • 親が教えるたびに衝突し、算数に向かう時間そのものが減っている

これらが重なる場合は、単発の質問よりも、答案をもとに学習全体を組み直す支援が必要です。特に5年生後半以降は、今週の単元だけでなく、過去単元とのつながりを見て戻る場所を決めることが重要になります。

併用を急がなくてよいケース

  • 間違いの原因を本人が説明でき、次の週に同じミスが減っている
  • グノーブルの先生への質問と家庭での解き直しで、未理解を残さず進められている
  • 一時的な点数低下で、答案上の原因が単元や時間配分に限定されている
  • 算数の学習時間が他教科や睡眠を圧迫せず、復習の周期が回っている

この場合は、まず2〜3週間、取り組む問題を絞り、答案分析と解き直しの方法をそろえて様子を見る方法があります。併用すること自体ではなく、今の学習で直せない課題が残っているかを判断基準にしてください。

家庭教師・個別指導に依頼したい5つの役割

家庭教師や個別指導を併用する場合は、開始前に何を依頼するかを具体的に伝えます。「算数を上げてほしい」だけでは、授業中に目についた問題を解くだけになりやすいためです。

  1. 答案分析:単元、解法理解、計算、条件整理、時間配分のどこに原因があるかを分ける
  2. 教材の取捨選択:GNOラーニング、家庭学習用教材、基礎力テスト、テスト直しの優先順位を決める
  3. 授業内の理解確認:講師が解くのではなく、本人に図・式・考え方を説明させる
  4. 家庭学習の指示:問題番号、解く日、解説を見てよいタイミング、再テストの方法を示す
  5. 次回テストでの検証:前回の課題が改善したかを答案で確認し、次の重点を決める

授業後に「今日は何をやったか」だけでなく、「次回までに何ができればよいか」が分かる報告を求めましょう。報告が曖昧な場合は、次の点を質問してください。

  • 今できていることと、成績を止めている課題は何か
  • どの教材の、どの問題を使って直すのか
  • 家庭では何回、どのタイミングで解き直すのか
  • 次のGnoRevなどで、どの問題を取れる状態にするのか
  • 目標に届かなかった場合、どのように計画を修正するのか

SS-1のグノーブル生の体験談でも、テスト直しや宿題の分からない問題への質問だけでなく、他教科との学習量のバランスや、保護者面談での現状分析が役立ったという声があります。個別指導の価値は、1問の解説だけでなく、集団塾の学習を家庭で回せる形に整えることにあります。

家庭教師と個別指導はどちらが合うか

家庭教師と個別指導は、名称だけで優劣を決めることはできません。講師の経験、授業外の計画、答案分析、保護者への報告まで含めて比較する必要があります。

比較する点 家庭教師 個別指導
移動・時間 自宅指導なら移動負担を抑えやすい 教室までの移動が必要だが、学習場所を切り替えやすい
家庭学習の把握 自宅の教材・学習環境を直接確認しやすい 答案・ノート・教材を持参し、教室で整理する
相談体制 講師個人との連絡方法や報告内容を確認する 講師に加えて教室責任者や面談担当がいるか確認する
講師選び 相性や訪問条件を含めて選ぶ 担当固定、交代の可能性、1対1かを確認する
確認したい共通点 グノーブル教材と進度への理解、答案分析、優先順位づけ、家庭学習指示 グノーブル教材と進度への理解、答案分析、優先順位づけ、家庭学習指示

「プロ講師か学生講師か」だけでなく、グノーブルの教材を使って、次のテストまでの学習を設計できるかを確認してください。難しい問題を解ける講師でも、本人が再現できる説明や、家庭で続けられる課題量を作れなければ、併用の効果は限られます。

グノーブルの算数をSS-1と併用する場合

SS-1では、グノーブルの授業を置き換えるのではなく、直近の答案、問題用紙、計算用紙、授業教材、家庭学習の状況を確認し、今の成績を止めている原因を整理します。

たとえば、同じ「算数が上がらない」という状態でも、基礎力テストの計算精度を直すお子さん、GNOラーニングの標準問題に絞るお子さん、過去単元まで戻るお子さん、テストで解く順番を直すお子さんでは、必要な授業が異なります。お子さんの答案に合わせて、やる問題だけでなく、今はやらない問題も決めることが、家庭学習を回復させるポイントです。

まずSS-1の支援内容や、集団塾との併用方法を確認したい方は、SS-1の授業の仕組みやサポート内容がわかる資料をご覧ください。

どの問題を残し、何を個別に補うべきか判断しにくい場合は、直近3回分の答案・問題用紙・計算用紙・家庭学習用教材をそろえて、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングをご活用ください。今の学習を増やす前に、原因と優先順位を整理するところから一緒に確認できます。

中学受験 個別指導のSS-1 編集部

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験専門のプロ個別指導塾SS-1の編集部です。サピックス・浜学園・日能研・四谷大塚・早稲アカなど大手塾に通うご家庭の相談事例や指導実績をもとに、現場のプロ講師が記事を執筆・監修。塾対策から家庭学習の改善まで、根拠に基づいた実践的ノウハウを発信します。

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