中学受験を考えているご家庭にとって、塾選びと費用は大きな関心事です。この記事では、中学受験塾の費用相場や選び方について詳しく解説します。記事...
中学受験では、科目ごとに必要な理解の深さや進度が大きく異なるため、 「どの塾を選ぶか」がその後の成績に直結します。特に個別指導塾は、子どもの特性や現在地に合わせて学習内容を調整できる点が大きな魅力です。
この記事では、中学受験専門の大手集団塾が運営する個別指導サービス10社を取り上げ、料金や特徴を比較しながら、どのような基準で塾を選ぶべきかを詳しく解説します。
まずは、中学受験準備の基礎である「選び方」から見ていきましょう。
中学受験の学習量は小4以降急増し、各科目で必要な理解の深さも違うため、 子どもの得意・不得意にフィットした個別指導を選ぶことが重要です。
ここでは、中学受験用の個別指導塾を選ぶ際のポイントを3つに整理して紹介します。
個別指導塾といっても、講師1人が生徒2~3名を見る「準個別型」と、 1対1でじっくり向き合う「完全個別型」に大別されます。
苦手克服が中心なら丁寧に解説ができる1対1が効果的ですが、 演習量を確保したい場合は、講師が複数生徒を見ながら進めるスタイルでも十分です。
また、講師の教え方が子どもの性格に合うかどうかも重要で、 体験授業での相性チェックは必ず行いましょう。
中学受験では、一般的な学校内容より高度な単元が多く、 塾独自のカリキュラム・テキストを用いるケースもあります。
そのため、個別指導側に「受験カリキュラムの専門性」があるかどうかは必須条件です。
特に大手集団塾の個別指導部門は、 本体のカリキュラムに準拠した指導ができる点が強み。 志望校別対策に対応できるかもチェックしましょう。
個別指導塾は、授業料以外にも季節講習費・教材費・管理費などが発生するため、 「月額の総費用」を把握しないと予算と合わないことがあります。
さらに、通塾時間が長いと低学年では負担が大きく、 疲れから学習効率が下がることもあります。
料金だけではなく、 通いやすさ・講師の質・指導の一貫性 など複数の観点からトータルで比較することが大切です。
中学受験の学習は、小3後半〜小4から本格化すると言われています。
これは、多くの大手塾が「小4から受験カリキュラム」を開始するためで、 算数の思考力・国語の読解力・理科や社会の基礎項目が一気に増えるタイミングだからです。
ただし、入塾時期は子どもの学力状況により最適なタイミングが異なります。
基礎的な計算や漢字が不安定な状態で集団授業に入ると、 内容の難化についていけず学習負担が大きくなることもあります。
そのため近年は、小1〜小3の段階で「個別指導のみ」で学習土台をつくり、 小4から集団塾へ合流するケースも増えています。
また、集団塾に通っている子でも、苦手科目を補強するため小5から個別指導を追加するなど、 学年に応じた併用も一般的です。
重要なのは「学年」ではなく、 今の学力と志望校に合わせて、どのタイミングから受験学習を始めるべきかを個別に判断することです。
中学受験では、集団塾と個別指導塾の役割が大きく異なります。
集団塾は受験カリキュラムに沿って体系的に学習できる一方、 個別指導塾は子どもの状況に合わせ、理解不足の単元を補強する指導が得意です。
両方の特徴を理解し、必要に応じて併用することで、 中学受験の学習効率を大きく高められます。
集団塾の最大のメリットは、受験専用に最適化されたカリキュラムを体系的に、スピーディーに学べる点にあります。
四谷・サピックス・浜学園など大手塾では年間計画が精緻に設計されており、志望校別のテストや講座も豊富です。
結果として、受験に必要な演習量・情報量を一通り網羅できること、さらに仲間と切磋琢磨する環境が自然とモチベーションを引き上げることが大きな強みです。
一方で、SS-1にご相談いただくご家庭の多くが感じているように、学習進度が非常に速く、一度つまずくと自力で取り戻しにくいという課題があります。
理解が不十分な単元があってもクラス全体の進行に合わせて先へ進むため、「気づいたら苦手が積み重なっていた」というケースは少なくありません。
また、講師1人に対して生徒が多いため、「なぜできないのか」「どこで誤解しているのか」といった個々の原因分析までは踏み込めないことが一般的です。
そのため、自分に合う解き方を教えてほしい、学習計画を細かく調整したいというタイプのお子さまには不向きとなる場合があります。
総じて、集団塾は一定の学力・処理速度があり、周囲との競争を楽しみながら学べる子に非常に適した環境といえます。
一方で、つまずきが生じた際には個別フォローが必要となるため、必要に応じて「理解の穴を埋める場」や「自分専用の戦略を立てる場」を併用することが、合格までの安定した学習につながります。
個別指導塾の一番のメリットは、お子さまの理解度や性格に合わせて指導内容を細かく調整できることです。得意な単元はどんどんレベルを上げ、苦手な単元は基礎からゆっくり丁寧に復習するなど、その子にとって「一番効果が出るやり方」だけを選択できます。
また、なぜつまずいているのかを講師が個別に分析できるため、考え方のクセの修正や弱点の根本改善にもつながりやすいのが特徴です。
ただ、個別指導塾のなかには、中学受験のカリキュラムや志望校対策が十分に整っていないケースもあります。中学受験は特殊性が高く、扱う範囲も広いため、個別指導といえども「受験に本当に詳しい塾かどうか」がとても重要になります。
特に志望校対策まで見据えた指導ができるかどうかは、事前にしっかり確認しておきたいポイントです。
個別指導は、苦手を克服したい子・学習の土台を丁寧に積み上げたい子・自分のペースで理解を深めたい子にぴったりの学習環境です。
また、集団塾と併用することで、授業で理解しきれなかった部分を補ったり、家庭学習の進め方を整えたりと、合格までの道のりをより安定させることができます。
大手集団塾が運営する個別指導サービスは、 「本体カリキュラムに準拠した指導」や「中学受験専門講師による対応」が強みです。
ここでは、代表的な10サービスの特徴・対象学年・料金を比較表つきで紹介します。
プリバートは、SAPIX小学部のカリキュラムに精通した講師が指導する個別指導サービスです。特に算数の難度が高いサピックス生にとって「理解不足の単元をピンポイントで補完できる」点が最大の魅力です。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入室金 | 約20,000円 |
| 授業料(1対2 60分) | 約7,000~8,000円/回 |
| 季節講習 | 別途見積り |
SAPIX内部の弱点補強を前提とした指導力は圧倒的で、 「難関校志望で算数の穴を埋めたい」「演習量に対して理解が追いつかない」 といった家庭に特に向いています。
四谷大塚の準拠教材・週テスト・組分けテストに合わせて対策ができる個別指導です。四谷大塚生がつまずきやすい「基礎→応用の飛躍部分」を丁寧に補う設計になっています。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 16,500円 |
| 授業料(1対1・80分) | 6,000〜9,000円/回 |
| テスト対策専用授業 | 追加料金あり |
「予習シリーズが難しい」「家庭学習の負担が大きい」という家庭と相性が良く、 特に小4〜小5で苦手科目が生まれやすい時期のフォローに適しています。
ユリウスは、日能研の系列個別指導で、日能研生のフォローに最も適したサービスです。Nカリ(本科カリキュラム)に合わせた復習・演習サイクルが組みやすい点が特徴です。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 22,000円 |
| 授業料(1対2・80分) | 8,000〜10,000円/回 |
| オプション演習講座 | 有 |
日能研は「基礎・標準→応用」の階段をしっかり踏む塾のため、 その流れに合わせて弱点を丁寧に埋められるユリウスは相性が良く、 特に「復習ベースで得点力を上げたい」家庭におすすめです。
早稲田アカデミーの個別指導部門で、集団のスピード感と個別の丁寧さを併せ持つのが特徴です。難関志望者が多い早稲アカ生に合わせた「志望校別の逆算型学習」が得意です。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 22,000円 |
| 授業料(1対2・80分) | 8,000〜12,000円/回 |
| 志望校別特別講座 | 追加料金 |
「演習は集団で、理解は個別で固める」という使い方がしやすく、 早稲アカのスピード感についていきつつ、必要な部分だけ個別補強したい家庭に最適です。
関西最難関受験に強い浜学園の個別指導サービスで、特に算数の高度な学習内容を個別で消化したい家庭から支持されています。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 22,000円 |
| 授業料(1対2・80分) | 8,500〜11,000円/回 |
浜学園は「とにかく内容が難しく、進度が速い」のが特徴。浜個別はその難度に合わせて弱点を補強し、 理解の抜けを防いで着実に学力を伸ばしていくために活用されます。
関西を中心に難関校合格者を多数輩出する希学園の個別指導部門です。特に「記述・思考力」が求められる学校に強い点が特徴です。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 約20,000円 |
| 授業料(1対1・80分) | 10,000〜13,000円/回 |
「算数の図形が苦しい」「国語の記述が書けない」という"考える力"を求められる家庭に非常に高い適性があります。
首都圏を中心に多くの校舎を持つ栄光ゼミナールの個別指導部門です。中学受験専用カリキュラムがあり、体系的な単元補強がしやすい仕組みになっています。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 22,000円 |
| 授業料(1対2・80分) | 7,000〜10,000円/回 |
比較的バランスの良いサービスで、 「大手の個別で安心して任せたい」というご家庭に相性が良いです。
市進学院の個別指導サービスで、 千葉・東京・埼玉の中堅〜難関校受験に強いのが特徴です。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 16,500円 |
| 授業料(1対2・80分) | 7,000〜9,500円/回 |
学習習慣づくりにも力を入れており、 「コツコツ型の子」「提出物が苦手な子」などに最適です。
関西・中部エリアで強い京進の個別指導。 中学受験では「伸びる勉強習慣づくり」を重視した指導が特徴です。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 22,000円 |
| 授業料(1対2・80分) | 7,000〜10,000円/回 |
学習習慣に課題がある子でも伸ばしやすく、 「長期的な成長」を重視する家庭と相性が良いです。
関西〜九州まで広く展開する能開センターの個別指導。 特に「基礎の徹底」と「応用への段階的アプローチ」を得意としています。
小1〜小6
| 項目 | 料金(目安) |
|---|---|
| 入会金 | 約20,000円 |
| 授業料(1対2・80分) | 6,500〜9,000円/回 |
特に小4〜小5のタイミングで「土台が不安」という子に向いており、 基礎力→応用力の段階的な成長を重視する家庭にぴったりです。
個別指導塾の費用が集団塾より高くなるのは、 「講師1人が1〜2名の生徒だけに時間を使う」構造が大きな理由です。
加えて、中学受験特有の専門性や教材準備など、複数のコストが上乗せされます。
中学受験は学校内容よりも高度で、算数の思考問題・国語の記述・理科社会の知識整理など、 一般的な小学生指導とは比較にならない専門性が求められます。
そのため個別指導塾では、 受験問題を扱える講師や、各大手塾のカリキュラムに精通した講師を確保する必要があります。
専門性の高い講師ほど採用・育成コストが高く、 その分が授業料に反映され、費用が高くなりやすい傾向があります。
個別指導では、同じ単元でも「どこでつまずいているか」が生徒ごとに違うため、 講師は授業前に理解状況を分析し、テキスト選定・演習量の調整・復習計画などを綿密に行います。
この「完全オーダーメイド型の準備時間」が授業ごとに発生するため、 実際に授業をしている時間以上にコストがかかります。
集団授業のように一斉に同じ教材を進めるわけではないため、 教材管理や個別課題の作成にも人件費が加算され、結果的に料金が上がりやすくなります。
個別指導は、1つの授業で1〜2名しか受講しないため、 座席数・教室スペースあたりの収益効率が低いという構造上の特徴があります。
同じ80分の授業でも、集団塾は10〜20名に対して授業できるのに対し、 個別指導は1〜2名しか受け入れられず、 教室運営の家賃・光熱費・スタッフ人件費が生徒単価に反映されます。
さらに、季節講習や繁忙期でも座席数に上限があるため、 運営の安定性を保つために一定以上の授業料が必要になります。
個別指導は費用が高くなりやすい一方、工夫次第で総額を抑えることが可能です。
ここでは、家庭で今日から実践できる具体的な節約方法を3つ紹介します。
個別指導を「全科目」で受講しようとすると、授業数が増えて負担が大きくなります。
そこで効果的なのが、 "集団塾+苦手科目だけ個別" の併用型 に切り替えることです。
算数や国語など、弱点がそのまま得点差になりやすい科目だけ個別で補強すれば、 必要な部分だけ丁寧にフォローでき、受験全体のコストを抑えられます。
また、得意科目は自宅学習や集団塾のテキストで進めることで、 費用と学習効率のバランスが最適化されます。
特に小5・小6は費用が増えがちなため、 「どの科目に個別を入れるべきか」定期的に見直すことが大切です。
夏期講習・冬期講習は費用が高額になりやすい一方、 すべてを受講しなくても、効果的に点数を伸ばす方法があります。
ポイントは、
"目的に合わせて科目と回数をしぼる" こと。
たとえば、
このように「目的を絞る=受講数を減らす」と、 学習効果を維持したまま費用を最小限に抑えられます。
さらに、季節講習の多くは個別と集団で重複受講しがちなため、 "何のために受けるか" を塾と明確に共有することが重要です。
個別指導の回数が増える最大の理由は、 「家庭学習の定着が不十分で、復習が積み上がらない」ことにあります。
つまり、
家庭学習が安定すれば、個別の受講回数を自然に減らせる のです。
具体的には、
など、家庭学習の環境を整えるだけで、 追加の個別指導に頼る量が減り、年間の総額が大きく変わります。
特に小5以降は、 「復習の質=成績の伸び」に直結するため、 家庭学習の仕組みづくりが費用を抑える上で最重要になります。
個別指導塾は、
など、中学受験で非常に大きな効果をもたらす一方、 費用面では慎重に使う必要があります。
今回紹介した10サービスは、 いずれも大手集団塾と連携した「受験専門の個別指導」ですが、 料金や指導の強みは大きく異なります。
費用を抑えるには、
といったポイントを実践することが効果的です。
さらに、全体の費用感については以下の記事も参考にしてみてください。
【中学受験にかかる費用は?】塾代や受験料、入学金を安く抑える方法を徹底解説!
https://www.ss-1.net/magazine/2025/01/chuju-cost.html
中学受験塾の費用相場は?地域別の違いから費用を抑える方法まで徹底解説!
https://www.ss-1.net/magazine/2025/03/chuju-marketprice.html
個別指導塾SS-1の料金体系を知りたい方はこちら!
https://www.ss-1.net/price.html

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
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