模試や過去問を見返すと、記述だけが空欄のまま残る。時間は使っているのに、いざ書く段になると手が止まる。 こうした現象は、最近の生徒によく起こ...
9月も3週目に入り、少し肌寒くなってきましたね。
浜学園は9/11に公開学力テスト、希学園も9/11に公開テスト、日能研の5年生は9/3に実力判定テストがあり、テスト結果が判明している人もいるでしょう。
この秋からのテストが「6年生のクラスを決めるテスト」につながっていきます。
5年生にとっては本当に大切ですね。
浜学園の場合は、12、1月の公開学力テストの結果が6年生のクラスに直接関係します。
サピックスや四谷大塚は1月の組分けテストがクラスを決めます。
テスト結果が大切になるのはまだ少し先の冬のテストです。
秋のテストにおいて大切なことは「テストの振り返り」です。
6年生のクラスを直接決める冬のテストで結果を残すために、欠かせないからです。
秋のテストを振り返って、
・今できていることと、できていないこと
・今できていないけれど冬のテストまでにできるようになっておきたいこと
を明確にし、次のテストに向けた準備をしましょう。
秋のテストの「テストの振り返り」には、次の3つの要素があります。
☆‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐★
1.知識問題の間違いを見つける。
2.知識を利用した問題でまちがえた原因を調べる。
3.現在の学力で解ける応用問題を正解できているかを確認する。
☆‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐★
「1.知識問題の間違いを見つける。」の具体例です。
【問い】カブトムシにある2本の角はどこから生えていますか。
ア.2本とも頭部から生えている。
イ.大きい角は頭部から、小さい角は胸部から生えている。
ウ.小さい角は頭部から、大きい角は胸部から生えている。
エ.2本とも胸部から生えている。
このような問題は知識問題ですから、正しい知識を覚える必要があります。
(正解...イ)
公開学力テストのような大きなテストで出題される知識問題には、中学入試当日のテストに出題されてもおかしくないものばかりです。
知識問題の間違いを見つけて覚え直すことは、テストの振り返りにおいて最優先となります。
次は
「2.知識を利用した問題でまちがえた原因を調べる。」
です。
【問い】
8%の食塩水300gに水を何g加えると食塩水の濃さが5%になりますか。
この問題は
「食塩水の重さ×濃さ=食塩の重さ」という知識を使って解く問題です。
(正解...180g)
「2」にあてはまる問題は、知識を正しく覚えており、その知識を正しく使う2段階からなる問題です。
このような2段階の問題が正解できることは、ライバルに負けない絶対条件です。
使い方のどこが間違っているかを丁寧にチェックしておきましょう。
最後は
「3.現在の学力で解ける応用問題を正解できているかを確認する。」
です。
これには「テストのときは解けなかったのに、家に帰ってもう一度解き直したらできた」という問題があてはまります。
ただし、「2」に該当する問題は除いてください。
次のような3段階からなる問題が対象です。
(1)知識を正しく覚えている。
(2)知識を正しく使うことができる。
(3)どの知識をどの順序で使えばよいかを発見できる。
ここで特にチェックしておきたいのは、(3)です。
(3)の段階でまちがえたお子さんは、テスト中に「整理」ができていないことが多いからです。
国語ならば問題本文に線を引く作業、算数ならば線分図を書く作業など、(2)を実行して正解を導き出すための整理が行われているかをチェックします。
また、その整理が見やすく書かれているかどうかも大切なポイントです。
家に持ち帰って解くと正解できる理由に、家だと落ち着いて整理をすることができますが、
テスト中は
「時間に追われて整理が雑になってしまうから」
というものがあるからです。
この「時間が足りない」ケースは2つに分けてみておきましょう。
1.基本問題を解くのに時間がかかってしまう。
2.テスト中はパスすべき問題に取り組んでしまう。
「1」のお子さんは演習量が十分かどうかを確認します。
「2」の場合は、お子さんひとりの力では克服するのが難しいと思いますので、塾の先生に指導をお願いするか、ご家庭で関わることのできる方々が問題の選択について指導をしてあげてください。
このように返却されたテストについて、
1.知識問題の間違いを見つける。
2.知識を利用した問題のまちがえた原因を調べる。
3.現在の学力で解ける応用問題を正解できているかを確認する。
の3つの振り返りを行い、次の大きなテストに向けての準備をしていきましょう。
6年生のクラスを決める冬のテストで望ましい結果を得るためには、この準備が大切なのです。
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☆ 秋のテストの振り返るときのポイント☆
1.知識問題の間違いを見つける。
2.知識を利用した問題のまちがえた原因を調べる。
3.現在の学力で解ける応用問題を正解できているかを確認する。
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この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
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