4年生から5年生になるまでに取組みたい勉強のポイントとは?
12月、6年生はいよいよ最後の「追い込み」の時期です。
地域によっては、もう入試が始まっているところもありますね。
さて、4年生、5年生は新しい学年に向けて準備していきましょう。
特に4年生は、5年生になるとぐっと勉強が難しくなります。
その変化に対応できるように準備が必要なのです。
では、具体的にどう変わるのでしょう?
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☆ 4年生はふだんの勉強をがんばっていればいい点がとれる
☆ 5年生になると「実力テスト」で点を取りにくくなる
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とは、よく言われることです。
では、具体的に実力テストで点を取るにはどうすればいいのか。
1つ問題の例をあげてみましょう。
ある年のサピックスの1月「新5年生(現4年)新学年 組分けテスト」の算数、大問2の中の1つです。
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「5円玉と10円玉が合わせて36枚あり、金額は255円です。5円玉は( )枚あります。
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さて、どうやって考えましょう。
4年生なら、次のように取り組むお子さんが多いかもしれません。
ア 「合わせて36枚になりそうなところ」を適当に書き出す
イ 表にして調べていく
「ア」の方法は決してよいとはいえません。
結果として時間がかかったり、正確でなかったりということが起こるからです。
「イ」の方法だと、数え漏れはなくせそうですね。
では、5年生ではどんなことに気付けるようになっておけばいいでしょうか?
たとえばこう考えるとどうでしょう。
「5円玉ばかりだとしたら 255÷5=51 枚数は51枚」
「36枚まで枚数を減らせばいいから 51-36=15 15枚減らせばいい」
「5円玉2枚を10円玉1枚に交換すると、金額はそのままで枚数を1枚減らすことができる」
「15回減らせばいい」
こうやって考えると、鶴亀算のような考え方で解けることがわかります。
表を書いている間に、このことに気づくお子さんもいるでしょう。
大切なことは「適当に書く」ということをやめること。
「目的を持って書く」ということができないと点が取れなくなるのが、5年生のテストです。
4年生で上記の「ア」のような解き方をしているお子さんは、ぜひ算数への取り組み方を変える練習をしてほしいのです。
それには
「もしも一方の硬貨だけだったら」
「規則的に変化するはずだから、表にするとわかりやすいのでは」
といったことに気がつくようになっておく必要があります。
家庭学習では、お父さん、お母さんが「どうしてその解き方で解くの?」という質問をしてあげることで、お子さんに「考えながら解く習慣」がついてきます。
ぜひ新学年までにチャレンジしてみてください。
新学年までに取り組みたいこと
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1. 「適当に書いてみる」をやめる
2. 「なぜその解き方で解くのか」を考える習慣をつける
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