【動画】中学受験 地震の問題の「2つの波」を理解しよう
地震の問題のポイント
近年、全国の学校の入試問題で増えているのが、地震に関する問題です。
地震の問題でよく問われるのが「P波」と「S波」という2つの波。
「P」は「Primary(最初の)」の頭文字、「S」は「Secondary(2番めの)」の頭文字で、それぞれ地震の最初の小さな揺れを起こす波と、あとからくる大きな揺れを起こす波のことです。
2つの波は震源を同時にスタートしますが、P波の方が速いために最初に到着し、地震の小さな揺れが始まります。
そして遅れてS波が来ると、大きな揺れが始まります。
その2つの波の到着のずれから、震源までの距離や地震の発生時刻が計算できるのです。
つまり速さに関する問題なのですが、今ひとつピンと来ていないお子さんも多いのです。
何がわかっている?
地震の問題が出たら、まず注目すべきは下記のようなポイントです。
- 各地点の震源からの距離はわかっているか
(分かっていなければそれを求めさせる問題が出る) - P波、S波の速さ(秒速)はわかっているか
(分かっていなければ求める必要がある) - 地震発生時刻はわかっているか
(分かっていなければそれを求めさせる問題が出る)
上記のような確認ポイントを知っておくと、問題で何をすべきかがわかってきます。
グラフ(図)にも慣れておこう
地震の問題では、よく下記のような図が出てきます。
震源からP波とS波が出発して進んでいく様子と、各地の地震計の記録です。
この図から、以下のようなことがわかります。
- P波のほうがS波よりも速い
- P波が到着すると小さな揺れ(初期微動)が始まり、S波が到着すると大きな揺れ(主要動)が始まる
- 初期微動継続時間は、震源からの距離に比例する
- 震源から離れると、地震の揺れは小さくなる
こういったことをあらかじめ押さえておくと、地震の問題は実は難しくはありません。
動画ではこういったポイントをわかりやすく説明しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
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