夏休みは「中学受験の天王山」 小6の夏休みは「中学受験の天王山」と呼ばれる重要な時期です。日能研6年生の夏期講習テキストは、4科目が一冊にな...
今回のテーマは「弱点を早期に克服し、夏休みに成績アップ!」です。
夏休みに成績アップをするための準備期間は
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1.ゴールデンウィーク
2.夏休み直前の短縮授業や塾の調整休講期間
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の2つです。
今年のゴールデンウィークは、5月3日が水曜、4日が木曜、5日が金曜と、その後の土日を含めると5連休になります。
まとまった時間をとれる大きなチャンスです。
うまく予定を組んで上手に使いたいですね。
塾ではゴールデンウィーク期間にイベントなどが行われる場合があります。
サピックスでは「GS(ゴールデンウィークサピックス)特訓と呼ばれる講座があり、受講するよう強く勧められます。
(近年では半ば強制気味ですらあります)
浜学園では灘中はど最難関中のオープン模試がありますね。
日能研は例年GWの宿題が大量に出されます。
テストやイベントに関する考え方ですが、それを受けるメリットとデメリットを考えるようにすればいいでしょう。
サピックスのGS特訓は、ひたすら問題を解く「演習型」の授業です。
ふだんの学習が極めて順調に回っていて、問題演習をすることで「実戦力」をつけたいというお子さんにはいいでしょう。
しかし、弱点や苦手分野があってなんとかしたいと考えているお子さんには、もったいない時間の使い方です。
夏休みまでに、復習にまとまった時間を使える機会はそうありません。
しっかりメリットとデメリットを考え、受講を決めたいものですね。
また、GW、のイベントなどを受講しないと決めても、なんとなく無計画に過ごしてしまっては本末転倒です。
4月中に、何をするかを決めておかねばなりません。
ここ3か月のテストなどを振り返り、何を、どのように(何を使って)やるかを検討しましょう。
「何をやるか」を決めるには、お子さんがお通いの塾の夏期講習のカリキュラムを事前に知っておくことが重要です。
・夏期講習で扱われないお子さんの苦手単元
・夏期講習で扱われる単元の基本問題
といった視点で、夏までの復習の計画を立てるといいですね。
夏期講習の詳細は6月くらいに塾から出される案内を参照すべきですが、前年のものなどがインターネットで検索できます。
参考にするのもいいですね。
たとえば浜学園の2016年の夏期講習は
【5年生以下】
・2月から夏までに習ったことの復習
【6年】
・総合的な志望校別対策
といった内容です。
6年生は
・男子最難関中コース
・女子最難関中コース
・男女難関中コース
に分かれ、これまでの総復習、入試問題への対応力強化といった内容で、事実上9月以降の志望校別特訓のスタートとなります。
浜学園に限らずですが、6年生の夏以降の授業は 「習う」ことが中心の授業ではなく、 演習することで入試問題レベルの問題に対応できる 「実戦力」をつけることが目的の授業です。
夏までに弱点単元の補強などは済ませておくのがよさそうですね。
GWは長いようであっという間です。
やることを厳選して、「29日の午前は算数の復習テストのなおしで旅人算の復習をする」くらいのレベルで予定を決めておきましょう。
あらかじめ
・いつやるか
・何をやるか
を決めておかないと、あれもこれもと手を広げてしまいがちです。
やることが多すぎて、結局中途半端になってしまっては、本末転倒です。
あまり欲張りすぎず、ピンポイントで克服したい単元を挙げておきましょう。
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☆ GWを上手に過ごすためのポイント ☆
「いつやるか」「何をやるか」を決める
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この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
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