2019年 中学受験対策 2018年の難関校の倍率と御三家出題傾向とは
2018年の中学入試も数校を残し、ほぼ終了しました。
新6年生は、その概要が気になりますね。
例年このメルマガでは倍率を確認しているのですが、今年はどうでしょうか。
受験倍率(志願者倍率 2016年→2017年→2018年)を見てみると
(首都圏)
開 成 4.0倍→4.0倍→4.1倍
麻 布 3.0倍→3.2倍 →3.1倍
武 蔵 3.8倍→3.7倍→3.4倍
駒 東 2.5倍→2.2倍→2.1倍
桜 蔭 2.2倍→2.2倍 →2.3倍
女子学院 2.9倍 →2.8倍→3.2倍
雙 葉 3.6倍→3.7倍 →3.1倍
聖光(1回) 4.2倍→4.0倍→3.8倍
栄 光 3.5倍→4.0倍→4.2倍
フェリス 2.5倍→2.3倍→2.2倍
(関西)
灘 3.6倍 →3.8倍→4.1倍
東 大 寺 5.0倍→5.4倍→5.5倍
大阪星光 3.9倍→3.6倍→4.0倍
甲 陽 2.0倍→1.9倍→2.1倍
洛星(前期) 2.3倍→2.6倍→2.7倍
神戸女学院 1.9倍→1.9倍→1.8倍
四天王寺 2.4倍→2.0倍→2.5倍
でした。
難関校は、細かな増減はあるものの、例年並み程度の倍率を保っています。
そこで、御三家の出題を見ていきます。
開成中学校の理科・社会は例年平均点が高いことで有名ですが、今年は算数も易しく、4科目の合計平均点が高くなったのが話題です。
ますます「ミスできない入試」という様相になっています。
武蔵中学校も、国語の合格者平均点が8割を超え、4教科合計の合格者平均点も近年で最高レベルになっています。
麻布中は「思考系問題」を出題する学校の代表格です。
今年も算数はすべて「解き方・考え方」を書かせ、理科は「パターン問題」をいくら身につけていても解けない出題でした。
学校により、確実に「らしい」出題傾向を打ち出し、個性あふれる出題を続けています。
学校によってこれだけ出題傾向、得点率が異なるのですから対策は重要ですね。
しかし一方で、2019年以降の入試傾向がこのまま、という保証があるわけではありませんね。
受験生は志望校の入試傾向を最大限意識しながら、でも万一傾向が変わった場合にも対応できるよう準備することが必要なのです。
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予想よりも問題が易しい場合、受験生は「よくできた」という感覚を持ち、ついつい細かいところまでの「詰め」を怠ってしまいがちです。
逆に問題が予想より難しい場合、その難しい問題の中で、1点でも2点でも得点を重ねていくには、どうすればいいか、というシビアな問題選択、ペース配分が必要になります。
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問題の難度が極端に変化した場合にこそ、合格できる勉強をしてきたお子さんとそうでないお子さんの差が出ます。
難関校に対応できる勉強をしてきたお子さんたち、つまり合格者たちは「深い理解と納得」をふだんの勉強から得られていて、難度が変わった場合にも対応できる準備ができています。
これから受験に向かう、新5年生、新6年生のお子さんは
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1.基本事項の暗記(例:配当漢字、接続詞の使い方、九九、比の使い方)
2.解法公式の暗記(例:選択肢問題の解き方、相似比と面積比の関係)
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という、中学受験の基礎段階をマスターしたら、
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3.解法公式の理解(2の解法公式を使用できる条件)
4.解法公式の背景の理解(2の解法公式が成立する理由)
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まで、問題演習を通して段階的に身につけていきましょう。
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