夏休みに学力アップ！　パート2

夏休みまであともう少しですね。
皆さんはどのように過ごされる予定でしょうか？

夏休みの計画をたてることはとても大切なことです。
しかし、それ以上に大切なことはその中身です。

夏休みは最大の"成長"と"復活"のチャンスです。

「順調に伸びてきているお子さん」にとっては、塾に集中できる期間であり、
「順調ではないお子さん、成績がふるわないお子さん」には、
個別に克服しなければいけない課題があったり、夏期講習の課題があったりと、負担の大きい時期でもあります。

そのことを理解した上で夏の過ごし方を計画できれば、ピンチをチャンスに換えることが可能になります。
"復活"のチャンスです。

今回は、今は中学生となっているＡくんの6年生の夏休みについてご紹介したいと思います。

Ａくんのご両親がSS-1の教室を訪ねられたのは、ちょうど夏休み前の今頃でした。

Ａくんは質問受けや補習もしてくれる面倒見が良いと評判の大手進学塾に4年生から通っていました。

4年生の頃は順調にクラスがあがり、テストも特に問題点が無いように見えていました。

そんなＡくんの成績が急に下がりはじめたのは5年生の終わり、もうすぐ6年生になろうというときでした。

宿題が十分できていないのではと考えたご両親は宿題をくり返して解くようにして、家庭学習の時間を増やしました。

しかし、結局、6年生から始まる学校別の特訓授業も希望のコースで受講できませんでした。

その後、6年生の学習が進んでいっても成績が回復しないまま、夏休みを迎えようとした7月に、SS-1を訪ねてみえました。

事前の教育相談でお話を伺い、体験授業を受けられることになりました。

科目は特に気がかりだった算数です。

体験授業の日、後ろからご覧になっていたご両親は6年生になって淡々と宿題をしていたお子さんが今日は体験授業を楽しんでいることがはっきりとわかったそうです。

担当した講師は体験授業後のカウンセリングでＡくんが習ったことをそのまま覚えるように勉強してきており、「なぜ」という理由を考えながら勉強することが不足していること、そのために応用力が必要な6年生の勉強に対応ができなくなっていることをご両親にお話ししました。

「今日、Ａくんが楽しそうに勉強していたのは、なぜそうなるのかという疑問が解けたので、自分で考えることができたためです。」と担当講師はご両親にお話ししたのです。

さらに
「今日はひとつのテーマについて疑問を解くことができましたが、これと同じ問題点が多くの単元やテーマについてありそうです。
しかし、理解する力はお持ちですから、夏休みを利用して詰めて学習すれば他のお子さんに追いつける可能性が十分にあります。」
とお伝えしました。

ご両親は、夏休みに大手進学塾の夏期講習に通わせ、遅れをとりもどさせようとお考えでしたので、この提案に迷われました。

2日後、Ａくんのお父様から夏休みをSS-1にお願いしたいというお電話をいただきました。

こうしてＡくんは40日間の夏休み、大手進学塾の夏期講習ではなく、SS-1で勉強に取り組みました。

開始当初は疑問を解決できず、自分の力で考えるところまで行かない日もありましたが、次第に学習のコツをつかみはじめ、少しずつですがどう考えれば良いかがわかっていきました。

夏が終わり、再び大手進学塾中心の受験勉強に戻りましたが、Ａくんは夏休みにつかんだコツを活かし、塾の勉強についていけるようになっていきました。

9月の模擬テストでは結果を残せませんでしたが、11月には6年生になってから最高の成績をマークしました。

Ａくんが今通っている学校は、4、5年当時にご両親やＡくんが目指していた学校です。

繰り上げ合格でしたからご両親はまたついていけなくなるのではと不安だったそうですが、いまは中位の成績でやれているとのことです。

Aくんの場合、思い切って夏期講習の受講をやめ、独自に計画を立ててこれまでの不振を打開するという作戦が功を奏したのです。

これはAくんだけでなく、いま解決したい課題があって、夏に成績を復活させたい、遅れを取り戻したいと考えているご家庭にとって検討してみる価値がおおいにあることです。

もし、まだ夏の学習計画が立っていないというご家庭があれば、塾の先生以外の方の意見を聞かれてみるもの良いと思います。

計画を立てた方など、ちょっとした工夫やアドバイスを受けていただくのも良いですね。

夏休みに学力をアップさせるため、計画の確認をしてみましょう。

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☆　夏休みに学力アップするためのポイント　☆
「夏の学習計画について、第三者の意見を聞いてみましょう。」
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