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早稲田中学校の入試傾向と受験対策
早稲田中学校の中学受験 基本情報
早稲田中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.waseda-h.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒162-8654 東京都新宿区馬場下町62番地
- 電話番号
- 03-3202-7674
早稲田中学校の入試は、国語・算数が各60点、社会・理科が各40点の4科目200点満点です。難問だけを解く力よりも、標準問題を速く正確に処理し、図・表・資料から必要な情報を読み取って使う力が合否を左右します。特に算数は、近年の入試結果でも受験者平均と合格者平均の差が大きく、合格に向けて優先的に強化したい科目です。
早稲田中学校の入試傾向と受験対策
4科目を限られた時間で処理する入試
最新の入試概要では、第1回は2月1日に200名、第2回は2月3日に100名を募集し、両日とも国語50分・算数50分・社会30分・理科30分で実施されます。4科目の合計試験時間は160分です。
2026年度入試では、合格最低点が第1回135点、第2回138点でした。実質倍率は第1回が約3.1倍、第2回が約4.0倍で、第2回は募集人数が少ないうえに受験者層も厚くなりやすいため、単なる「第1回の予備」と考えない準備が必要です。
合格の軸は標準問題の完成度
早稲田中学校では、各科目とも中学受験で学ぶ標準的な知識や解法を土台にしながら、条件の整理、資料の読み取り、複数知識の組み合わせを求める問題が出されます。最も重要なのは、難問対策を広げることではなく、標準問題を見た瞬間に方針が立ち、正確に答えまで到達できる状態をつくることです。
過去問演習では、合計点だけでなく、各科目で「取るべき問題を落としていないか」「時間を使いすぎた問題はどれか」を確認しましょう。合格最低点を目標点にするのではなく、年度ごとの難度変動を考え、安定して140点台を取れる状態を目指すことが現実的です。
早稲田中学校の入試で求められる力
基礎知識を正確に使う力
早稲田中学校の問題は、知識そのものが極端に特殊というより、基本事項を正確に理解しているかを厳しく確認する構成です。算数の公式、国語の語彙、理科の原理、社会の用語を、意味や理由を含めて説明できるところまで定着させる必要があります。
情報を整理して処理する力
国語の長文、算数の条件、理科の実験結果、社会の地図・統計資料など、問題文から必要な情報を選び出す力が4科目共通で求められます。設問条件に印をつけ、図や表に置き換え、根拠を明確にして解く習慣をつけましょう。
得点すべき問題を見極める力
すべての問題を同じ順序、同じ時間で解こうとすると、難しい1問に時間を使い、標準問題を落とす危険があります。過去問では、最初の30秒から1分で「すぐ解く」「後で戻る」「最後に考える」に分ける練習を行い、合計点を最大化する判断力を養うことが大切です。
国語の入試傾向と対策
長めの読解文2題を正確に読む
国語は例年、大問2題を中心に、小説・物語文と説明文・随筆文などが出題されます。文章量は比較的多く、選択問題、書き抜き、語句、漢字、短い記述をバランスよく処理する必要があります。文章の雰囲気だけで答えを選ぶのではなく、本文中の根拠に戻る精密な読み方が重要です。
選択肢は「正解探し」より誤りの根拠を確認する
早稲田中学校の選択問題では、本文と似た言葉を使いながら、主語、範囲、因果関係、程度をずらした選択肢が含まれます。演習後は正解番号だけを確認せず、「誤った選択肢のどこが本文と違うか」を一つずつ説明しましょう。
記述は本文の言葉を整理してまとめる
記述問題では、自分の感想を書くのではなく、傍線部の前後や心情変化のきっかけを本文から拾い、指定字数内にまとめます。「原因・内容・結果」のうち、設問が何を求めているかを確認してから書くことが大切です。
- 週に1〜2題、時間を測って長文読解に取り組む
- 選択肢ごとに本文の根拠へ線を引く
- 漢字と語彙は意味、用例、類義語まで確認する
- 記述答案は、必要要素の不足と不要表現を添削する
文章を速く読むことだけを目標にすると、設問条件や細部を読み落とします。まず正確な読み方を固め、その後に時間を縮めていきましょう。
算数の入試傾向と対策
算数が合否を分けやすい
2026年度入試では、算数の受験者平均と合格者平均の差が、第1回で9.5点、第2回で11.1点あり、4科目の中で最も大きな差でした。算数で安定して得点できるかどうかが、合格可能性を大きく左右します。
小問、図形、速さ、割合・仕事を幅広く出題
算数は大問5題前後で、計算、数の性質、割合、速さ、仕事算、平面図形、立体図形などが幅広く出題されます。2026年度第1回でも、計算・売買・数の性質、平面図形と回転体、円周上の速さ、給排水、展開図と立体という構成で、典型分野を正確に使う力が問われました。
図形は補助線と立体のイメージを鍛える
図形問題は、角度、面積比、相似、回転体、展開図などを重点的に練習します。解説を読んで理解しただけで終わらせず、自分で図を大きく描き直し、補助線を入れた理由や、どの図形の性質を使ったのかを説明できるようにしましょう。
- 大問1・2相当の標準問題を短時間で正解する
- 図形、速さ、割合・仕事算を週単位で反復する
- 途中式を整理し、計算ミスの発生箇所を記録する
- 過去問では難問を飛ばす基準と戻る時間を決める
難しい問題を長時間考えることが算数対策の中心ではありません。標準問題の失点を減らし、合格者が正解する問題を確実に取ることを優先してください。
理科の入試傾向と対策
4分野からバランスよく出題
理科は30分・40点で、物理、化学、生物、地学から大問4題程度が出題されることが多く、知識問題と計算・考察問題が組み合わされます。2026年度第2回では、雲と前線、ヘチマ、水溶液の反応、比熱をテーマにした問題が出され、各分野の基礎知識を実験や数値に結びつける力が問われました。
実験条件とグラフを読み取る
理科では、実験の目的、変えた条件、そろえた条件、結果の関係を整理することが重要です。表やグラフを見たら、横軸・縦軸・単位を確認し、増減や比例関係を言葉で説明してから計算に進みましょう。
計算問題は式の意味まで理解する
水溶液、力学、電気、熱、天体などの計算は、公式の暗記だけでは対応しにくい問題があります。「何を基準量とするか」「どの量が保存されるか」「求める単位は何か」を確認し、式の意味を説明できるようにします。
- 知識問題は、正解だけでなく理由を口頭で説明する
- 実験問題では条件と結果を表に整理する
- 計算問題は単位を書き、概算で答えの大きさを確認する
- 30分の過去問演習で、解く順番を固定しすぎない
難しい計算問題に時間をかけすぎると、前半の知識問題を見直す時間がなくなります。知識で取れる問題を先に確保し、考察・計算問題へ進む時間配分が必要です。
社会の入試傾向と対策
地理・歴史・公民を資料と結びつける
社会は30分・40点で、地理、歴史、公民・時事の3分野を中心に出題されます。用語記入や選択問題が中心ですが、地図、統計、写真、会話文などを読みながら知識を使う問題が多く、単語だけの暗記では対応できません。
2026年度第2回では、世界の国々と資源・宗教・産業、東アジア地域の歴史、インターネット・SNS・生成AI・法律を扱う問題が出されました。日本地理・日本史だけでなく、世界地理、外交史、現代社会への視野も必要です。
地理は場所・産業・統計を一体で覚える
地理では、白地図に地名を書くだけでなく、気候、農業、工業、資源、貿易、交通を関連づけます。統計資料は最新の順位だけを暗記せず、「なぜその地域で多いのか」を説明できるようにしましょう。
歴史は流れと対外関係を整理する
歴史では、出来事を一問一答で覚えるだけでなく、原因、結果、同時期の国内外の動きを年表で整理します。文化史や外交史、東アジアとの関係は抜けやすいため、テーマ別年表を作ると効果的です。
- 白地図に産業、資源、貿易相手国まで書き込む
- 歴史は政治史、文化史、外交史を同じ年表にまとめる
- 時事問題は月ごとに「出来事・背景・関連用語」を整理する
- 統計資料は出典年を確認し、古い数値を覚え続けない
用語を曖昧な漢字で覚えていると、記述時に失点します。人名、地名、条約名、制度名は、漢字で正確に書ける状態にしておきましょう。
早稲田中学校合格に向けた学習の進め方
小4・小5は土台を広く固める
小4・小5では、得意科目だけを先に伸ばすより、4科目の基本単元に穴を残さないことが重要です。算数の計算と図形、国語の語彙と読解、理科の基本原理、社会の地図と年表を日々の学習に組み込みます。
小6前半は弱点補強と処理速度を高める
小6前半は、単元別テストの点数だけでなく、間違いの原因を「知識不足」「解法未定着」「条件の読み落とし」「計算ミス」「時間不足」に分けます。同じ原因の失点を繰り返さないための練習を選びましょう。
夏以降は過去問を分析して使う
学校公式サイトでは複数年度の過去問が公開されています。最初から合格点を狙うのではなく、1回目は出題形式と時間配分の確認、2回目は弱点補強後の再挑戦、3回目は本番形式での得点確認というように目的を変えて使います。
- 科目ごとに時間を測って解く
- 取るべき問題と後回しにすべき問題を分類する
- 失点原因を記録し、必要な単元へ戻る
- 2〜3週間後に同じ問題を解き直す
- 第1回・第2回の両方で得点の安定性を確認する
過去問の点数が低いときに、すぐに年度を増やしても改善しません。解き直しと単元復習を挟み、同じ失点原因が減ったかを確認してください。
早稲田中学校を目指すご家庭へ
早稲田中学校の対策では、保護者が難しい問題の解き方をすべて教える必要はありません。学習時間を整え、失点原因を一緒に整理し、必要な練習が継続できる環境をつくることが大切です。
模試や過去問の結果を見るときは、合計点だけで判断せず、「標準問題を何点落としたか」「時間不足はどの科目で起きたか」「前回と同じミスが減ったか」を確認しましょう。結果に一喜一憂するより、次の1週間で変える行動を一つ決める方が、合格に近づきます。
早稲田中学校合格のために最も大切なのは、難問を数多く解くことではありません。4科目の基礎を正確に固め、資料や条件を整理し、取るべき問題を確実に得点する力を積み上げることです。お子さまの現状に合った優先順位を決め、毎週の学習を着実に改善していきましょう。
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