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東京都市大学等々力中学校の入試傾向と受験対策
東京都市大学等々力中学校の中学受験 基本情報
東京都市大学等々力中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.tcu-todoroki.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒158-0082 東京都世田谷区等々力8丁目10-1
- 電話番号
- 03-5962-0104
東京都市大学等々力中学校の入試傾向と受験対策
東京都市大学等々力中学校は、「noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)」を教育の中心に据え、「高潔」「英知」「共生」の精神を備えたグローバルリーダーの育成を目指す共学校です。中学校ではS特選コースと特選コースを設け、教科の基礎を徹底しながら、システムLiP、Global Leaders Program、実験重視の理科教育SST、ICT教育などを通して、読解力・論理的思考力・探究する姿勢を伸ばしています。
入試でも、知識をそのまま再生するだけではなく、文章・会話文・図表・実験条件などを読み取り、必要な情報を整理して答える問題が目立ちます。算数では規則性や図形、速さ、数の性質などを題材にした思考問題、国語では長文を正確に読み、心情や論理関係を捉える問題、理科・社会では資料や身近なテーマをもとに考察する問題への対応が重要です。
2026年度入試から、一般入試の国語・算数は各45分・100点、理科・社会は合わせて50分・各50点へ短縮されました。さらに国語と理科は大問数が削減され、算数・社会も一部の小問数が減らされています。ただし、問題数が減ったからといって、求められる思考の質が下がったわけではありません。
合否を分けるのは、基礎知識の量だけではなく、短い時間で条件や資料を読み取り、根拠を示して答える力です。標準問題を確実に得点しつつ、初見の設定でも落ち着いて考えられる状態をつくることが、東京都市大学等々力中学校対策の中心になります。
なお、2027年度入試では、2月3日午後の第2回特選入試に、従来の2科・4科選択型に加えて、英語選択型が設けられます。英語選択型は、英語のみで受験する1教科型と、英語・国語・算数で受験する3教科型から選択する方式です。また、2026年度の2月4日午前に実施されていた英語1教科型はなくなり、同日の入試はアクティブラーニング型のみとなります。正式な募集要項は学校公式サイトで公開後に必ず確認し、受験方式と科目を早めに確定してください。
東京都市大学等々力中学校の入試で求められる力
東京都市大学等々力中学校の入試で求められる力は、主に「基礎を正確に使う力」「情報を整理する力」「根拠を言葉や式で示す力」「時間内に取捨選択する力」の4つです。
- 計算、漢字、語句、理社の基本事項を、迷わず正確に処理する力
- 長い文章、会話文、表、グラフ、実験結果から必要な条件を抜き出す力
- 算数の途中式や説明、国語・社会の記述で、根拠を簡潔に示す力
- 45分または理社合計50分という時間の中で、解く順番を判断する力
特に注意したいのは、「知っているのに時間が足りない」「条件を一つ見落として失点する」というケースです。難問対策だけに偏ると、得点源である計算・小問・基本知識の取りこぼしが増えます。まずは標準問題の正答率と処理速度を高め、その上で資料読解や思考問題に取り組みましょう。
S特選コースでは、規則性の理由を式と文章で説明する算数問題など、考え方を表現する力がより強く求められます。特選コースでも、単純な一問一答ではなく、複数の条件や資料を組み合わせて答える問題が出るため、解法暗記だけでは十分ではありません。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は、2026年度から45分・100点となり、大問数は4題から3題へ変更されました。S特選コースでは従来の大問四にあった図表問題、特選コースでは短文読解問題を取りやめることが学校から示されています。そのため、旧来の原稿にある「グラフや表の読み取りが国語の中心」という捉え方は、現在の出題形式にはそのまま当てはまりません。
対策の中心は、漢字・語句などの知識問題と、物語文・説明文を中心とした長文読解です。文章量が多い中で、人物の心情変化、表現の意味、段落間の論理関係、筆者の主張を正確に捉える力が求められます。選択肢問題では本文とのわずかなずれを見抜き、抜き出しや記述では設問条件に合わせて必要な内容だけをまとめる必要があります。
国語の対策
- 漢字・語句は毎日短時間で反復し、読み書きの失点を減らす
- 設問を先に確認し、「何を」「どの範囲から」答えるかを明確にする
- 物語文では、出来事と心情の変化を線で結び、根拠となる言動を確認する
- 説明文では、接続語・指示語・対比・具体例に印をつけ、要旨を整理する
- 記述は、本文の言葉を使いながら、原因・結果・心情を一文でまとめる
45分になったことで、本文を最初から何度も読み直す余裕は小さくなりました。過去問演習では、読み始める前に大問ごとの時間配分を決め、選択肢に迷ったときは本文の該当箇所へ戻って根拠を確認する習慣をつけましょう。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は2026年度から45分・100点です。計算や一行問題だけでなく、速さ、比、数の性質、場合の数、平面図形、立体図形、規則性などが幅広く出題されます。2025年度の問題では、平均値と中央値、パスカルの三角形、リサイクルを題材にした数量関係、球と立方体、干支の周期など、身近な設定や数学的な規則を読み解く問題が見られました。
S特選コースでは、答えだけでなく「なぜその法則が成り立つか」を式と文章で説明する問題も出ています。特選コースでも、前半に計算・小問、後半に図形・場合の数・速さ・規則性などのまとまった問題が並び、基礎処理力と応用力の両方が必要です。2026年度は一部の小問数が減りましたが、思考問題への対応は引き続き重要です。
算数の対策
- 計算問題は途中式を整え、分数・小数・比を含む計算を毎日行う
- 特殊算は公式暗記ではなく、線分図・面積図・表で条件を整理する
- 図形は角度、相似、面積比、立体の切断・移動を段階的に復習する
- 規則性や場合の数では、小さい数で試して表を作り、変化の規則を言葉にする
- 説明問題は「何が等しいか」「なぜ成り立つか」を式と短文で書く練習をする
45分では、後半の難問に時間を使いすぎると、前半の取りやすい問題を見直せません。最初の数分で全体を確認し、計算・小問を確実に取り、時間がかかる問題には印をつけて後回しにする練習が必要です。S特選を目指す場合も、難問を完答することより、標準問題を落とさず、途中まででも根拠のある答案を残すことを優先しましょう。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は社会と合わせて50分、50点です。2026年度から大問は4題から3題へ変更され、難易度によっては2題となる場合もあり、科目融合型の出題も示されています。問題数が少ない分、一つの大問の文章や実験設定を正確に読み、複数の設問に対応する力が重要です。
2025年度の問題では、記録タイマーを使った運動の実験、種子散布、観察結果や表をもとにした考察などが出題されました。単なる用語暗記ではなく、実験の目的、条件、結果の変化を読み取り、計算や理由説明につなげる問題が中心です。学校がSSTで重視している「予習→実験→まとめ」の学び方とも共通する出題といえます。
理科の対策
- 物理・化学・生物・地学の基本事項を、図や実験と結びつけて整理する
- 実験問題では、目的・変える条件・そろえる条件・結果を四つに分けて読む
- 表やグラフは、単位、目盛り、増減、比例関係を必ず確認する
- 計算問題は式と単位をセットで書き、途中で何を求めているか確認する
- 長いリード文を読み、既習事項を使って初見の現象を説明する練習をする
理科だけに時間をかけすぎると社会が解き切れません。過去問では理科と社会を必ず連続で解き、どちらから始めるか、各科目に何分使うかを決めてください。知識問題を先に処理し、考察や計算に残り時間を使う流れを固定すると安定します。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は理科と合わせて50分、50点です。地理・歴史・公民の知識を問うだけでなく、新聞記事、会話文、地図、統計資料などを読み取る問題が多く見られます。2025年度には、大阪・関西万博、阪神・淡路大震災、オーバーツーリズム、エネルギー価格、物価高など、時事的なテーマと地理・歴史・公民の基礎知識を結びつける問題が出題されました。
記号選択、用語記入に加え、指定語句や字数条件のある短い記述もあります。資料から読み取れる事実と、自分が知っている背景知識を区別しながら答えることが大切です。2026年度から各大問の小問数は減りますが、資料を読み、因果関係を考える出題の方向性は変わらないと考えられます。
社会の対策
- 地理は地図帳と統計を使い、産業・気候・人口・交通を関連づける
- 歴史は年号だけでなく、出来事の原因・内容・結果を一続きで説明する
- 公民は国会・内閣・裁判所、選挙、財政、国際社会の仕組みを図で整理する
- 時事問題はニュースを単独で覚えず、関連する地理・歴史・公民事項と結びつける
- 用語は漢字で書き、記述は指定語句と字数条件を確認してから書く
ニュースを広く追いかけるだけでは得点につながりません。週に一度、重要ニュースを一つ選び、「どこで起きたか」「なぜ起きたか」「どの単元と関係するか」をノートにまとめる方法が効果的です。入試直前期は、国内外の重要ニュースを地図や年表とともに振り返りましょう。
東京都市大学等々力中学校合格に向けた学習の進め方
東京都市大学等々力中学校の対策では、早い段階から難問だけを集めるより、基礎の完成、資料読解、時間内演習の順に学習を進めることが大切です。
- 小5後半から小6夏まで:計算・漢字・理社の基本事項を固め、苦手単元を残さない。算数は典型題を図や式で説明できる状態にする。
- 小6夏から秋:国語の長文、算数の規則性・図形、理社の実験・資料問題など、複数条件を整理する演習を増やす。
- 小6秋から冬:過去問でコースごとの難度と出題の違いを確認する。2025年度以前の問題は旧時間・旧問題数であるため、学校の変更告知を踏まえて演習方法を調整する。
- 入試直前期:45分の国語・算数、理社合計50分の時間感覚を身につけ、解く順番と見直し手順を固定する。
過去問は点数だけで評価せず、「知識不足」「条件の読み落とし」「解法選択の遅れ」「計算ミス」「時間配分」のどこで失点したかを分類してください。同じ原因の失点が続く場合は、解き直しの量を増やすのではなく、読む手順や途中式の書き方そのものを改善する必要があります。
また、S特選コースと特選コースでは、問題の深さや合格判定の仕組みが異なります。志望コースだけに絞り込みすぎず、標準問題の完成度を高めながら、S特選では説明力と初見問題への対応力を上乗せする進め方が現実的です。
東京都市大学等々力中学校を目指すご家庭へ
東京都市大学等々力中学校の入試は、塾で習った解法をそのまま当てはめるだけでは対応しにくい問題を含みます。一方で、すべてが難問というわけではなく、基礎を正確に使い、問題文を丁寧に読み、限られた時間で得点を積み上げられる受験生に合格のチャンスがあります。
ご家庭では、過去問の点数だけを見て「できた・できなかった」と判断するのではなく、どの問題を取るべきだったか、どこで時間を使いすぎたか、根拠を説明できるかを一緒に確認してください。特に、難しい問題に粘りすぎる癖や、理社の時間配分が毎回変わる状態は、早めに修正したいポイントです。
また、2027年度は入試方式の変更が予定されており、正式募集要項の公開後には、受験日程、科目、判定方法、スライド合格の有無を必ず確認する必要があります。学校説明会や公式の過去問題も活用し、お子さまの得意科目と志望コースに合った受験戦略を組み立てましょう。
基礎の精度、資料を読む力、考えを表現する力、時間配分の4点をバランスよく伸ばすことが、東京都市大学等々力中学校合格への最短ルートです。
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