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早稲田大学高等学院中学部の入試傾向と受験対策
早稲田大学高等学院中学部の中学受験 基本情報
早稲田大学高等学院中学部の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.waseda.jp/school/jhs/
- 中学校所在地
- 〒177-0044 東京都練馬区上石神井3-31-1
- 電話番号
- 03-5991-4156
早稲田大学高等学院中学部の入試傾向と受験対策
早稲田大学高等学院中学部は、早稲田大学の附属校として高い人気を集める男子校です。2026年度一般入試は男子120名の募集に対し、402名が志願し、371名が受験、124名が合格しました。実質倍率は2.99倍で、例年3倍前後の競争が続いています。
筆記試験は、国語・算数が各50分・100点、社会・理科が各40分・80点です。午後には受験生本人によるグループ面接があり、筆記試験だけでなく、出願書類と面接も含めて総合的に合否が判断されます。
入試問題は、単に難しい知識や特殊な解法を知っているかを確認するものではありません。4科目に共通して、基本事項を正確に身につけたうえで、複雑な条件や長い文章、図表や資料を整理し、自分の考えを筋道立てて表現する力が求められます。
早稲田大学高等学院中学部の合格に向けて最も重要なのは、4科目の基礎を固めながら、初見の問題に対して「条件を整理する・根拠を探す・理由を説明する」という学習を積み重ねることです。
また、理科・社会だけで160点あり、筆記試験全体の約44%を占めます。算数と国語だけで差をつけようとするのではなく、理科・社会を安定した得点源にすることが欠かせません。
早稲田大学高等学院中学部の入試で求められる力
基本問題を正確に処理する力
難度の高い問題に注目しやすい学校ですが、合否の土台になるのは、各科目の標準問題を取りこぼさない正確さです。計算、漢字・語句、理科の基本知識、社会の重要用語など、受験生の多くが正解する問題での失点を減らす必要があります。
複雑な条件を整理する力
算数の長い条件、国語の文章全体にまたがる根拠、理科の実験データ、社会の統計資料など、情報量の多い問題が出題されます。
- 必要な情報に線を引く
- 条件を図や表に直す
- 複数の条件を番号で整理する
- 設問ごとに使う資料を確認する
理由や根拠を言葉にする力
国語の記述だけでなく、理科の考察や社会の論述でも、知識を使って理由を説明する力が問われます。「答えを覚える」のではなく、「なぜその答えになるのか」を自分の言葉で説明する学習が必要です。
時間内に得点をまとめる判断力
すべての問題を順番どおりに解こうとすると、難しい問題に時間を奪われる可能性があります。問題を見て、すぐ解く問題、後回しにする問題、残り時間によっては手を出さない問題を判断できるよう、過去問演習で時間配分を確立しましょう。
面接で自分の考えを伝える力
筆記試験後にはグループ面接があります。志望理由を暗記するだけではなく、学校で取り組みたいこと、これまで努力した経験、自分の考えを、相手の質問に合わせて簡潔に答えられるようにしておくことが大切です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は、説明的文章と文学的文章が1題ずつ出題される構成が中心です。文章全体を踏まえて答える問題が多く、書き抜き問題や記述問題では、根拠を探す範囲が広くなりやすい点に特徴があります。
漢字、接続詞、ことわざなどの知識問題も出題されます。2025年度は、内容理解、書き抜き、記述、漢字・語句を組み合わせた構成で、2つの文章におおむね23分と27分を配分する分析例が示されています。
国語の対策
- 説明文は、段落ごとに「話題」「筆者の主張」「具体例」を短く整理する
- 対比、言い換え、因果関係を示す言葉に印をつける
- 物語文は、人物の気持ちや関係の変化を追う
- 記述答案は、必要な要素・本文の根拠・質問への対応を確認する
- 漢字、慣用句、ことわざ、四字熟語、接続語まで学習する
難しい語句問題や根拠の見つからない書き抜き問題に時間をかけすぎると、後半の読解や記述に使う時間が不足します。過去問を使って、後回しにする問題の判断も練習しておきましょう。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は大問4題程度で、計算・小問集合、数の性質や条件整理、速さ、平面図形・立体図形などが中心です。問題数は極端に多くありませんが、一問ごとの条件が複雑で、整理や調べ上げに時間がかかります。
近年も、数の性質、速さと比、立体図形が主要な出題分野となっています。特に後半の大問では、長い条件を読み取り、自分で図や表を作りながら解法を組み立てる力が必要です。
算数の対策
- 計算、小問、典型問題の正答率を先に高める
- 速さは、ダイヤグラム、比、相似、面積図を使い分ける
- 図形問題は、補助線、比、長さ、面積を図に書き込む
- 条件整理は、小さい数で試し、表や場合分けを利用する
- 復習では、解法のきっかけと時間の使い方まで振り返る
極端な難問を解けるようにすることより、標準問題を確実に取り、難問に使う時間を管理できるようにすることを優先しましょう。
難問演習に偏り、標準問題で計算ミスや条件の読み落としを繰り返している状態では、過去問の得点は安定しません。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は40分・80点で、物理・化学・生物・地学の4分野からバランスよく出題されます。生物・地学では正確な知識、物理・化学では計算力や思考力が問われる傾向があります。
実験や観察の結果、表、グラフを読み取る問題も多く、知識を暗記しているだけでは対応できません。2025年度には、植物、火山と岩石・状態変化、棒のつり合い、アンモニアと化学変化などが扱われました。
理科の対策
- 生物・地学は、図や写真を見て名称と特徴を答える
- 天体、気象、地層は、現象が起こる仕組みまで理解する
- 物理・化学は、比例関係や条件変化を説明できるようにする
- 計算後に単位と数値の大きさを確認する
- 実験は、目的・条件・結果・考察の順に整理する
- 表やグラフを自分で作図する練習を行う
理科は、4分野の基本知識を固めたうえで、物理・化学の計算と実験考察を重点的に演習することが得点安定のポイントです。
頻出単元だけに絞りすぎると、年度によって大きく失点する危険があります。苦手分野を残さず、全分野の基本問題を一通り解ける状態を先に作りましょう。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は40分・80点で、地理・歴史を中心に、公民や現代社会まで幅広く出題されます。統計資料や地図、史料の読み取りに加え、時事的な話題と既習事項を結びつける問題も見られます。
細かな知識を問う問題がある一方、一定の長さで説明する記述問題も出題されます。2025年度は、統計資料、各地の地形と産業、歴史上の人物・出来事、近現代史、憲法・政治・選挙制度などが扱われました。
社会の対策
- 地形、気候、交通、産業を関連づけて覚える
- 地図帳と資料集を日常的に使用する
- 歴史は、原因・内容・結果・影響を一続きで整理する
- 人物名や歴史用語を漢字で正確に書く
- ニュースを公民や歴史の知識と結びつける
- 週に一度、ニュースを50~100字で説明する
- 記述は「結論→理由→資料や知識による補足」で書く
細かな知識問題に時間を使いすぎると、資料問題や記述問題を解く時間が不足します。過去問では、大問ごとの所要時間を記録し、解く順番を調整しましょう。
早稲田大学高等学院中学部合格に向けた学習の進め方
小学4・5年生
まずは4科目の基礎を偏りなく身につけます。算数は計算と典型問題、国語は語彙と文章の要点整理、理科・社会は基本知識と図表の読み取りを重視してください。
難しい学校別問題に早く取り組むより、学習した内容を自分で説明できる状態を作ることが優先です。
小学6年生前半
塾のカリキュラムを進めながら、苦手単元を特定し、夏までに標準問題を解き直します。算数の図形・速さ・数の性質、国語の記述、理科の計算、社会の資料・記述は、早めに補強を始めましょう。
小学6年生の夏から秋
過去問を使い、学校特有の問題形式に慣れます。最初から合格点だけを求めず、時間不足の原因、失点した単元、解く順番の問題を分析します。
- 本番と同じ時間で過去問を解く
- 失点を知識・計算・読解・時間不足に分類する
- 不足している単元の類題を解く
- 翌週までに過去問を解き直す
- 同じ原因による失点が減ったか確認する
入試直前期
4科目を本番と同じ時間で通して解く練習を行います。午後の面接まで含めると長時間の試験になるため、昼食や休憩の取り方も確認しておきましょう。
面接では、志望理由、学校で挑戦したいこと、最近関心を持った出来事、小学校生活で努力したことなどを、自分の言葉で話す練習を行います。
早稲田大学高等学院中学部を目指すご家庭へ
早稲田大学高等学院中学部の入試は、難しい問題を大量に解くだけでは対応できません。基本問題を正確に処理する力、複雑な情報を整理する力、理由を説明する力、時間内に得点をまとめる判断力を、4科目でバランスよく育てる必要があります。
ご家庭では、点数や順位だけでなく、「どの問題に時間がかかったのか」「なぜ間違えたのか」「次は何を変えるのか」を一緒に確認してください。
難問を解けなかったことを責めたり、学習量だけを増やしたりすると、本来優先すべき基礎の修正が後回しになることがあります。取るべき問題を落とした原因を具体的に見つけ、志望校の傾向とお子さんの課題に合わせて、学習の優先順位を定期的に見直しましょう。
また、早稲田大学への進学を見据えた学校生活になるため、入試の難易度だけで判断せず、教育内容や校風、入学後に取り組みたいことについて、親子で話し合っておくことも重要です。
過去問の点数が伸びないときは、単純に演習量を増やすのではなく、科目別・単元別・問題形式別に失点の原因を分け、合格までの学習計画を組み直すことが合格への近道です。
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