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中央大学附属中学校の入試傾向と受験対策
中央大学附属中学校の中学受験 基本情報
中央大学附属中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.hs.chuo-u.ac.jp/
- 中学校所在地
- 〒184-8575 東京都小金井市貫井北町3-22-1
- 電話番号
- 042-381-5413
中央大学附属中学校は、「自主・自治・自律」を教育理念に掲げる中央大学の附属校です。ここでは、2027年度入試概要と2026年度入試問題・結果を踏まえ、最新の入試傾向と科目別対策をまとめます。
中央大学附属中学校の入試傾向と受験対策
中央大学附属中学校は、「自主・自治・自律」を教育理念に掲げ、生徒が自ら考え、判断し、行動することを重視する共学校です。中央大学の附属校という環境を生かしながら、大学受験だけに学びを限定せず、幅広い教科や探究活動に取り組める点が大きな特徴です。
入試は、難問だけで差をつけるというより、標準的な知識・技能を土台に、長い文章や資料を素早く読み取り、正確に処理できるかを問う構成です。各教科で基礎事項が幅広く出題されるため、特定単元だけを深く学ぶのではなく、全範囲の基本問題を確実に得点できる状態をつくる必要があります。
2027年度一般入試は、第1回が2月1日で募集人員約100名、第2回が2月4日で募集人員約50名です。国語・算数は各100点・50分、社会・理科は各60点・30分で、4科合計320点となります。出欠記録報告書も含めて総合的に判定され、教科ごとの合格最低基準は設けられていません。
2026年度の実質倍率は、第1回が2.66倍、第2回が4.29倍でした。男女別の合格最低点は320点満点で210点から235点の範囲にあり、過去問演習では、まず7割前後を安定して取れる状態を目標にするとよいでしょう。
結論として、中央大学附属中学校の入試では、難しい問題を少数解く力よりも、標準問題を落とさない正確さと、限られた時間の中で文章・図・表を処理する力が合否を左右します。
2027年度入試の基本情報
- 第1回:2月1日、男女約100名
- 第2回:2月4日、男女約50名
- 国語100点・50分、算数100点・50分
- 社会60点・30分、理科60点・30分
- 4科得点と出欠記録報告書をもとに総合判定
- 教科ごとの合格最低基準はなし
中央大学附属中学校の入試で求められる力
4科に共通して求められるのは、知識の量だけではありません。知っている内容を、初めて見る文章や資料の中で使い、条件に合わせて答えに変える力が必要です。
また、国語・算数は50分、社会・理科は30分と、問題量に対して時間が長い試験ではありません。解ける問題を見極め、迷う問題を後回しにする判断も得点力の一部です。
合格に必要な4つの力
- 基礎事項を正確に再現する力:計算、漢字、用語、基本法則を迷わず使えること。
- 文章・図表を読み取る力:長文、会話文、グラフ、地図、実験図から必要な情報を取り出すこと。
- 知識を関連付ける力:単元をまたいで考え、日常生活や時事問題と結び付けること。
- 時間を管理する力:大問ごとの時間配分を決め、見直し時間を確保すること。
国語の入試傾向と対策
国語は50分・100点で、物語文・小説と説明文・論説文を中心とする長文読解2題が基本です。2026年度の問題冊子は第1回が38ページ、第2回が36ページあり、文章量の多さが大きな特徴です。設問は選択式、抜き出し、語句、漢字、空欄補充などが中心で、長い記述だけに頼る試験ではありません。
合格の鍵は、速く読むことだけではなく、文章の構造を崩さずに読むことです。説明文では対比・因果関係・具体例と主張の関係を、物語文では人物の言動と心情の変化を追います。傍線部だけを見るのではなく、前後の根拠を確認して答える習慣をつけましょう。
漢字や語彙は本文中の設問として出されることが多く、抽象的な語や日常では使う機会の少ない語も含まれます。毎日の漢字学習に加え、意味が曖昧な言葉を例文ごと覚えることが有効です。
具体的な対策
- 2題構成を想定し、1題20分前後で処理する練習を行う。
- 説明文は「対比・理由・結論」、物語文は「出来事・言動・心情変化」に印を付ける。
- 選択肢は本文と一致する部分だけでなく、言い過ぎや不足がないかを確認する。
- 漢字・語句は毎日短時間で反復し、週1回はまとめてテストする。
- 過去問では、読み終わった時間と解き終わった時間を分けて記録する。
注意したい失点
- 速読を意識しすぎて、主語や指示語、否定表現を読み落とすこと。
- 選択肢の一部が合っているだけで選び、全体の意味を照合しないこと。
- 漢字を音だけで覚え、文脈に合う字を書けないこと。
算数の入試傾向と対策
算数は50分・100点です。2026年度は、第1回が大問5題、第2回が大問4題で、大問1に計算や一行問題がまとまり、その後に図形、速さ、数の性質、割合などの応用問題が続きました。大問1に計算や一行問題がまとまり、その後に図形、速さ、数の性質、割合などの応用問題が続きます。2026年度は、複雑な四則計算や逆算、時計算、立体の体積・表面積、正四面体、列車のすれ違いを表すグラフなどが出題されました。
難度は標準からやや難しい問題が中心ですが、解答は答えのみを記入する形式です。したがって、考え方が合っていても計算ミスや単位の取り違えがあると得点になりません。大問1を短時間で正確に処理し、後半の思考問題に時間を残すことが重要です。
図形は平面・立体の両方を優先して対策しましょう。図を眺めるだけではなく、長さ・面積・体積の関係を書き込み、補助線や比を使って条件を整理する練習が必要です。速さでは、線分図・ダイヤグラム・グラフを行き来できるようにします。
具体的な対策
- 大問1は15分以内を目安にし、計算・割合・数・速さの基本問題を取り切る。
- 平面図形と立体図形は、相似・面積比・体積比・展開図・回転体まで広く復習する。
- 速さは、旅人算、通過算、流水算、グラフ問題を一つの体系として整理する。
- 問題文の条件を図や式に書き換え、単位を最後までそろえる。
- 過去問では、解けなかった問題より先に、正解できたはずの失点を分類して直す。
注意したい失点
- 大問1で時間を使いすぎ、後半の図形や速さに着手できないこと。
- 暗算を重ねて途中の数値を取り違えること。
- 答えのみの形式で、検算をせずに提出すること。
理科の入試傾向と対策
理科は30分・60点で、実験や観察を題材にした大問が中心です。生命・物質・エネルギー・地球の各分野から幅広く出題され、会話文、実験手順、回路図、グラフ、表などを読みながら考える問題が多く見られます。
2026年度には、電流の向きやダイオードを扱う回路、流水による砂・泥・れきの堆積など、実験結果や図から規則性を判断する問題が出題されました。知識を覚えているだけでなく、「何を変えた実験か」「結果から何が言えるか」を説明できることが必要です。
30分で多くの資料を処理するため、問題文を最初からすべて丁寧に読み込むのではなく、設問を確認しながら必要な条件に印を付ける読み方を身につけましょう。計算問題では単位と桁を必ず確認します。
具体的な対策
- 4分野の基本用語・法則を、理由や具体例とセットで説明できるようにする。
- 実験問題では、目的、条件、変えるもの、そろえるもの、結果、結論を整理する。
- グラフは軸・単位・増減・比例関係を確認してから読む。
- 回路、天体、力、水溶液など、図を使う単元は自分で図を描いて復習する。
- 30分通しの演習を行い、1問に固執しない判断を練習する。
注意したい失点
- 知識だけで答えを決め、実験条件や図の違いを見落とすこと。
- グラフの縦軸・横軸や単位を確認しないこと。
- 長い実験問題で止まり、後半の基本問題を残すこと。
社会の入試傾向と対策
社会は30分・60点で、大問2題を中心に、地理・歴史・公民を横断する総合問題が出題されます。会話文や長い説明文の中に、地図、写真、統計、文化、生活、時事問題が組み込まれるため、単元別の暗記だけでは対応しにくい試験です。
2026年度第1回では東京湾の海上交通や港を起点とした地理・歴史の問題、2025年の節目を題材にした近現代史・政治の問題が出題されました。第2回では九州の食文化から歴史・地理へ広げる問題や、迷信・情報・選挙などを扱う問題が見られました。身近な題材から複数分野へ展開する点が特徴です。
選択式だけでなく、用語記入、漢字指定、短い説明もあります。地名・人物名・制度名は正しい漢字で書けるようにし、資料問題では数字の大小だけでなく、その背景を考える習慣をつけましょう。
具体的な対策
- 地理は地図帳を使い、産業・地形・交通・都市を位置と結び付けて覚える。
- 歴史は年号の丸暗記だけでなく、出来事の原因・結果・場所を整理する。
- 公民は憲法、国会、内閣、裁判所、選挙、国際社会の基本を説明できるようにする。
- ニュースは「何が起きたか」「なぜ起きたか」「どの単元と関係するか」の3点で記録する。
- 統計・写真・地図の問題を30分で解き、資料を読む順番を固定する。
注意したい失点
- 知っている言葉でも、漢字指定に対応できないこと。
- 会話文を読み飛ばし、設問の前提や時代設定を誤ること。
- 時事用語だけを覚え、歴史・地理・公民とのつながりを説明できないこと。
中央大学附属中学校合格に向けた学習の進め方
中央大学附属中学校対策では、早い段階から難問中心の学習に偏る必要はありません。まず4科の標準問題を確実にし、そのうえで長文・資料・図表を時間内に処理する練習へ進みます。
特に大切なのは、過去問の点数だけを見るのではなく、失点の原因を「知識不足」「読み違い」「計算ミス」「時間不足」「解法選択」に分けることです。同じ失点を繰り返さない仕組みをつくると、得点が安定します。
学年・時期別の進め方
- 小学4・5年生:計算、漢字、理社の基本用語を毎週反復し、文章や資料を読む習慣をつくる。
- 小学6年生の春から夏:全範囲の学習を終え、苦手単元を基本問題まで戻って修正する。
- 小学6年生の9月から11月:第1回・第2回の過去問を時間どおりに解き、科目別の時間配分を決める。
- 小学6年生の12月から入試直前:新しい難問より、間違えた問題、漢字・用語、計算、資料読み取りを反復する。
過去問演習のチェック項目
- 4科合計だけでなく、正答できるはずだった問題の失点数を確認する。
- 大問ごとの開始時刻と終了時刻を記録する。
- 間違いの原因を一言で書き、次回の行動に変える。
- 第2回は競争が厳しくなりやすいため、第1回と同じ感覚で考えず、合格点に余裕を持たせる。
中央大学附属中学校を目指すご家庭へ
中央大学附属中学校が大切にする「自主・自治・自律」は、受験勉強の進め方にも通じます。保護者がすべての答えや計画を与えるより、お子さま自身が「今週何を直すか」「次の過去問で何を意識するか」を言葉にできるよう支えることが大切です。
家庭では、毎日の学習量だけでなく、間違い直しが完了しているか、ニュースを自分の言葉で説明できるか、時間を測って問題を解いているかを確認しましょう。結果を責めるのではなく、原因と次の行動を一緒に整理すると、自律的な学習につながります。
合格に近づく最も重要な状態は、4科の基礎が安定し、限られた時間の中で自分の得点を最大化できることです。難問に振り回されず、取るべき問題を確実に積み上げていきましょう。
ご家庭で確認したいこと
- 学習計画を本人が説明できているか。
- 間違い直しが答えの写し直しで終わっていないか。
- 漢字・計算・理社用語の短時間学習が継続できているか。
- ニュースや身近な出来事を、社会・理科の学習と結び付けて話せているか。
- 睡眠、食事、受験当日の生活リズムまで含めて準備できているか。
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