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大妻中学校の入試傾向と受験対策
大妻中学校の中学受験 基本情報
大妻中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.otsuma.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒102-8357 東京都千代田区三番町12番地
- 電話番号
- 03-5275-6002
大妻中学校の入試傾向と受験対策
大妻中学校の一般入試は、国語・算数を各100点、理科・社会を各60点とする4科型が基本です。2027年度入試では、第1回(2月1日午前)・第2回(2月2日午前)・第3回(2月3日午前)の4科入試に加え、2月1日午後に国語・算数の2科入試が新設されます。一方、従来2月5日に行われていた第4回は廃止されます。
この変更により、2027年度は「4科で安定して得点する準備」と「国語・算数で短時間に勝負する準備」の両方が必要になります。特に午後入試を併願する場合は、午前入試後の疲労も踏まえ、国語と算数で確実に得点できる状態をつくっておくことが重要です。
2026年度一般入試では、実質倍率が第1回2.1倍、第2回2.3倍、第3回3.2倍、第4回3.1倍でした。合格最低点は各回320点満点中185~193点で、単純な難問突破よりも、4科を通じて標準問題を落とさず積み上げることが合格につながる入試です。
2027年度は入試回数と日程が変わるため、過去の倍率をそのまま当てはめないよう注意が必要です。各回の募集人員と科目構成を確認して出願戦略を立てましょう。
大妻中学校の入試で求められる力
大妻中学校の入試では、次の力が総合的に求められます。
- 幅広い単元の基礎知識を、正確に取り出す力
- 長い文章や資料から必要な情報を素早くつかむ力
- 選択肢を感覚で選ばず、本文・図・表に根拠を求める力
- 計算、短い記述、作図、漢字指定など、設問ごとの条件に合わせて答える力
- 限られた時間の中で、解く問題の順番と時間配分を判断する力
最も大切なのは、基本事項を「知っている」状態から「時間内に正しく使える」状態へ引き上げることです。大妻中学校では、国語の精密な選択肢判断、算数の幅広い一題形式、理科の計算・作図・考察、社会の資料読解と漢字記述が組み合わされます。
日頃から、答えだけでなく根拠や途中の考え方を確認する学習を行いましょう。
国語の入試傾向と対策
読解量が多く、文章の種類も幅広い
国語は50分・100点です。2026年度第2回は、物語文、論説的な文章、短歌と言語学を扱った文章の3題構成でした。年度によって構成は変わりますが、物語文・説明文・論説文に加え、詩歌や言葉の知識が読解問題の中で問われる点は、大妻中学校の特徴として継続しています。
文章量に対して設問数も多く、本文を丁寧に読みすぎると時間が不足します。先に設問を簡単に確認し、何を探しながら読むのかを意識すると、根拠となる箇所を見つけやすくなります。
選択肢は本文の根拠まで確認する
大妻中学校の国語では、選択問題が多い一方、紛らわしい表現が含まれます。本文と似た言葉が使われているだけで選ぶのではなく、次の点を確認しましょう。
- 主語がずれていないか
- 理由と結果が逆になっていないか
- 本文にない内容が足されていないか
選択問題の復習では、正解の理由だけでなく、不正解の選択肢が本文のどこに反しているのかまで説明する練習が効果的です。短い記述問題もあるため、本文の言葉を使って要点をまとめる力も必要です。
韻文・語句・文学的知識まで対策する
2026年度第2回でも、短歌の形式や音の特徴を問う問題が出題されました。漢字、慣用句、ことわざ、語句の意味だけでなく、俳句・短歌・詩の基本、季語、表現技法なども確認しておきましょう。
知識を単独で暗記するだけでは、文章中で問われたときに判断できないことがあります。実際の文章や作品の中で使われた知識を確認してください。
算数の入試傾向と対策
10題前後の独立した問題をテンポよく解く
算数は50分・100点です。2026年度第2回は大問10題で、計算・逆算・整数、割合と比、速さ、平面図形、立体図形、移動する点、数量関係など、幅広い単元から出題されました。大問ごとの設問数は多くありませんが、一題ごとに考え方を切り替える必要があります。
一つの問題に時間をかけすぎると、後半の得点機会を失います。最初の一巡では計算方針がすぐ立つ問題を優先し、手が止まる問題には印を付けて後回しにする練習をしておきましょう。
図形と比を重点的に鍛える
過去の出題でも図形の比重は高く、2026年度第2回でも半円の面積、折り曲げた図形の角度、立方体の切断、三角形の比などが出題されました。図形を見ただけで解法を思い出すのではなく、補助線、相似、面積比、体積、展開図や切断面などを使い分ける力が必要です。
図形問題の復習では、図に条件を書き込み、どの情報からどの式を立てたのかを再現してください。比や割合は、図形だけでなく速さ・食塩水・数量関係にもつながるため、横断的に整理すると得点が安定します。
計算精度が合否差につながる
2026年度入試では、算数の受験者平均と合格者平均の差が各回で大きく、第3回では18.2点、第4回では16.5点の差がありました。難問を一題解くことより、計算ミス、条件の読み落とし、単位の書き忘れを減らすことが重要です。
途中式や図を残し、見直しでは概算、逆算、別解など別の方法で確かめる習慣をつけましょう。
理科の入試傾向と対策
4分野の基礎と複合的な思考が必要
理科は30分・60点です。2026年度第2回は、基礎知識を幅広く問う小問、天体、重心、水溶液の4題構成でした。生物・地学・物理・化学の各分野をまんべんなく学ぶ必要があり、特定分野だけで得点を補うのは難しい入試です。
まずは用語や基本法則を正確にし、そのうえで、実験条件、図、グラフ、数値を組み合わせて考える問題に取り組みましょう。
計算・作図・考察を時間内に処理する
2026年度第2回では、天球上に太陽の動きを描く作図、板を重ねたときの重心を考える連続問題、硫酸銅の結晶と水溶液濃度の計算などが出題されました。知識を答えるだけでなく、初めて見る設定を読み、与えられた条件を使って段階的に考える力が求められます。
計算問題では、何を全体量とするのか、比の対応が合っているか、単位がそろっているかを確認してください。作図問題は、答えを眺めるだけでは身につきません。白紙の図に自分で線を引く練習が必要です。
社会の入試傾向と対策
地理・歴史・公民を資料と結びつけて問う
社会は30分・60点です。2026年度第2回は、再生可能エネルギーや地域産業を題材にした地理、古代から近現代までを扱う歴史、駅・憲法・地方自治・防衛・GDP・ニュース・メディアリテラシーなどを扱う公民の3題構成でした。
単語を暗記しているだけではなく、地図、統計表、グラフ、史料、会話文から必要な情報を読み取る力が必要です。資料問題では、タイトル、単位、年代、比較対象を先に確認する習慣をつけましょう。
歴史は時代の流れと因果関係を整理する
歴史は、出来事や人物を単独で覚えるのではなく、「何が原因で」「何が起こり」「その後どう変化したか」をつなげて整理してください。年表を使って政治・外交・産業・文化を並行して確認すると、時代をまたぐ総合問題や並べ替え問題に対応しやすくなります。
漢字指定と時事問題に注意する
問題冊子には、地名・用語を原則として漢字で答えるよう明記されています。読めても書けない用語は、そのまま失点につながります。都道府県名、人物名、制度名、条約名などは実際に書いて確認しましょう。
また、2026年度第2回では、2025年のニュースや歳出、GDP、メディアリテラシーなど、現代社会と結びついた問題が出題されました。ニュースを見たら、関連する公民用語や背景を受験テキストに戻って確認することが大切です。
大妻中学校合格に向けた学習の進め方
- 基礎完成期
各科目の苦手単元を洗い出し、基本問題を時間を測って解きます。国語は語彙と選択肢の根拠確認、算数は計算と比・図形、理科は4分野の基本事項、社会は漢字と年代・地図を優先します。 - 実戦力養成期
複数単元が混ざる問題、長文、資料問題に取り組みます。解いた後は、知識不足、読み落とし、計算ミス、時間不足のどれで失点したかを分類し、次の学習内容を決めます。 - 過去問演習期
過去問は、合格最低点だけでなく科目別の得点バランスを確認します。最初は時間を少し延ばして解法を確認し、次に本番時間で解き、最後は解く順番まで固定します。2027年度の午後入試を受ける場合は、国語・算数だけで200点を取り切る練習も別に行いましょう。 - 直前調整期
新しい難問集に手を広げず、過去に間違えた問題、漢字・語句、計算、理社の基本知識を繰り返します。試験ごとに開始時刻や科目構成が異なるため、受験する回に合わせた生活リズムと当日の動きを確認しておきましょう。
過去問演習の目的は、点数を測ることだけではなく、合格点を取るための解く順番と時間配分を完成させることです。
大妻中学校を目指すご家庭へ
大妻中学校の入試対策では、勉強時間を増やすだけでなく、どの失点を減らせば合格点に近づくのかを具体的に考えることが大切です。点数が伸びないときは、「難しい問題が解けない」と一括りにせず、知識不足、問題文の読み違い、処理速度、答案の書き方に分けて原因を確認してください。
保護者の方は、模試や過去問の点数だけで評価するのではなく、前回より改善した行動にも目を向けましょう。解く順番を守れた、漢字指定を確認できた、途中式を残せたといった小さな改善を積み重ねることで、本番での再現性が高まります。
大妻中学校は、4科の幅広い基礎力に加え、文章・図表を根拠に考え、限られた時間で正確に答える力を求める学校です。お子さまの現在地に合わせて優先順位を決め、合格に必要な学習へ絞り込んでいきましょう。
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