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聖光学院中学校の入試傾向と受験対策
聖光学院中学校の中学受験 基本情報
聖光学院中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.seiko.ac.jp/
- 中学校所在地
- 〒231-0837 神奈川県横浜市中区滝之上100番地
- 電話番号
- 045-621-2051
聖光学院中学校は、横浜市中区にある完全中高一貫の男子校です。入試では、知識を数多く覚えているだけでなく、文章や資料に書かれた情報を正確に読み取り、条件を整理し、自分の頭で考えて答えを導く力が求められます。
聖光学院中学校の入試傾向と受験対策
2027年度の一般入試は、第1回が2月2日、第2回が2月4日に実施されます。募集人員は第1回175名、第2回50名です。国語150点・算数150点・理科100点・社会100点の合計500点で、試験時間は国語と算数が各60分、理科と社会が各40分となっています。
2026年度入試では、第1回は640名が受験し214名が合格、実質倍率は約3.0倍、合格最低点は312点でした。第2回は585名が受験し107名が合格、実質倍率は約5.5倍、合格最低点は328点でした。
第2回は募集人員が少なく、合格最低点も第1回より高くなっています。第1回で十分に力を発揮できるように準備し、第2回を単純な「もう一度のチャンス」と考えないことが大切です。
聖光学院中学校の入試では、国語と算数の配点が大きい一方、理科・社会にも短時間で多くの情報を処理する力が必要です。4科目それぞれの基礎を固めたうえで、問題文・資料・図表から必要な情報を取り出し、筋道立てて考える練習を積み重ねることが合格への基本です。
聖光学院中学校の入試で求められる力
聖光学院中学校の入試で最も重要なのは、本文や条件、資料に根拠を求め、複数の情報を結びつけて答えを組み立てる力です。
国語では、文章中の発言や描写を集め、人物の心情や筆者の論理を構造として捉えることが求められます。算数では、問題の条件を図や表に整理し、試行錯誤しながら粘り強く解き進める力が必要です。理科・社会でも、初めて見る題材を前にして、与えられた情報と既習知識を結びつける問題が多く見られます。
特に身につけたい3つの力
- 文章や資料を正確に読む力
設問で何を尋ねられているかを確認し、必要な条件を過不足なく取り出します。 - 情報を整理して関係を見つける力
図、表、線分図、グラフ、年表などを使い、複数の情報のつながりを整理します。 - 考えた過程を表現する力
答えだけでなく、式、作図、記述を通して、どのように考えたかを相手に伝えます。
知識量や難問演習量だけを増やしても、問題文を十分に読まず、根拠を確認しない習慣が残っていると得点は安定しません。日頃から「なぜその答えになるのか」を言葉や図で説明する学習が必要です。
国語の入試傾向と対策
聖光学院中学校の国語は、漢字、語句、小説・物語文、説明文・論説文を組み合わせた大問4題の構成が基本です。文章量が多いうえ、選択肢が長く、本文を大まかに理解しただけでは正解を選びにくい問題が出題されます。
文章の細部から全体の構造を組み立てる
学校が2026年度入試の解説資料で示しているのは、「書かれた言葉の細部から構造を組み立てる」ことの重要性です。人物の発言、反応、行動、場面描写などを本文中から集め、直接書かれていない心情や葛藤を読み取る必要があります。
選択問題でも、印象だけで選ぶのではなく、選択肢の一つひとつを本文の表現と照合しなければなりません。記述問題では、傍線部の直前だけを見るのではなく、文章全体から原因や変化を探すことが求められます。
国語の具体的な対策
- 漢字や語句を、意味と使い方まで含めて覚える
- 登場人物の発言、行動、心情の変化を整理する
- 説明文では、具体例と筆者の主張の関係を捉える
- 選択肢を見る前に、自分なりの答えを考える
- 40字、60字、80字などの条件に合わせて記述をまとめる
- 記述の根拠となる本文箇所を必ず示す
記述問題は、模範解答を暗記するだけでは力がつきません。「必要な要素が何個あるか」「本文のどこが根拠か」を確認して書き直すことが重要です。
算数の入試傾向と対策
聖光学院中学校の算数は、小問集合1題と大問4題の合計5題が基本です。数の性質、場合の数、比、速さ、平面図形、立体図形などから幅広く出題されます。
典型問題を応用する思考力が必要
極端な難問ばかりが並ぶ試験ではありませんが、典型問題にひねりが加えられており、公式や解法パターンをそのまま当てはめるだけでは対応できません。条件を読み取り、図や表に整理し、問題の仕組みを理解する力が必要です。
近年は、作図や考え方の記述を含む問題も出題されています。結論までたどり着かなかった場合でも、正しい式や図、考え方が示されていれば部分点が与えられることがあります。一方、作図が極端に不正確であったり、説明が不足していたりすると減点につながります。
算数の具体的な対策
- 毎日の計算練習で速さと正確さを両立する
- 問題文の条件を図、表、線分図、グラフに置き換える
- 標準問題を、解法の理由まで説明できる状態にする
- 図形では補助線や作図を丁寧に描く
- 途中式を省略せず、考えた過程を残す
- 間違えた問題を、計算、条件整理、方針、時間配分に分類する
難問集を次々に進めるよりも、標準から応用レベルの問題を、自力で納得できるまで考え直すことが重要です。「解説を読めば分かる」で終わらず、何も見ずに図や式を再現できるところまで復習しましょう。
理科の入試傾向と対策
聖光学院中学校の理科は、物理・化学・生物・地学の知識を土台に、実験、観察、日常生活の現象などを題材として考えさせる問題が中心です。
初めて見る題材を読み解く力が問われる
初めて見る生物や現象が登場することもありますが、特別な知識がなければ解けないとは限りません。問題文や図表に与えられた情報と、これまでに学習した知識を結びつけて推理することが求められます。
また、理科でも文章を正確に読み書きする力が重視されます。知識はあっても、設問の条件を読み落としたり、因果関係が伝わらない記述を書いたりすると得点できません。
理科の具体的な対策
- 実験の目的、条件、結果、考察をセットで整理する
- 表やグラフの軸、単位、変化量を確認する
- 物理・化学の計算では途中式を書く
- 生物・地学では図を描いて仕組みを説明する
- 結果だけでなく「なぜそうなるか」を一、二文で説明する
- 知らない題材でも、問題文にあるヒントを探す
実験問題を復習するときは、正解を覚えるだけでは不十分です。条件を一つ変えると結果がどう変わるかまで考えることで、初見問題への対応力が高まります。
社会の入試傾向と対策
聖光学院中学校の社会は、地理・歴史・公民の各分野に加え、複数分野を横断する総合問題や、教養・時事に関する問題も出題されます。
生活やニュースと既習知識を結びつける
2026年度は、SDGs、子どもの権利、銅線の盗難、日本国憲法など、日常生活やニュースと公民分野を結びつけた問題が出題されました。知らない用語が含まれていても、文章の流れや選択肢から答えを推理する力が求められています。
歴史でも、人物名や出来事を覚えるだけではなく、用語の由来、漢字の意味、当時の社会背景まで理解することが大切です。地理では、地図、地形図、写真、統計資料などを読み取る問題への対応が必要です。
社会の具体的な対策
- 地理・歴史・公民の基本事項を確実に覚える
- 用語を一問一答だけでなく、理由や背景と結びつける
- 地図、統計、年表、史料を使った問題を練習する
- 歴史は時代の流れと出来事の因果関係を整理する
- 憲法の重要条文を、意味とともに確認する
- ニュースを地理・歴史・公民の学習内容と結びつける
- 長いリード文を短時間で読み、必要な情報に印をつける
時事対策では、出来事の名称だけを暗記して終わらないようにしましょう。「なぜ起きたのか」「社会や生活にどのような影響があるか」まで親子で話し合うと効果的です。
聖光学院中学校合格に向けた学習の進め方
小学4・5年生
各教科の基礎知識と、途中式・根拠を残す習慣を身につけます。正解した問題でも、説明できないものは理解が不十分な可能性があります。答えの理由を言葉で説明する時間を取りましょう。
小学6年生前半
標準問題を確実に解く力を整えます。聖光学院中学校の入試は、基本事項を複数組み合わせて考える問題が多いため、苦手単元を残したまま難問演習へ進むことは避けなければなりません。
夏休み
速さ、比、図形、場合の数、長文読解、実験考察、資料問題など、聖光学院中学校で必要になる分野を重点的に復習します。この時期から過去問の一部に触れ、問題の長さや考え方の深さを確認してもよいでしょう。
秋以降
過去問を本番と同じ時間で解きます。点数だけでなく、次の観点から振り返ります。
- 知識が不足していた問題
- 問題文や条件を読み違えた問題
- 考え方は合っていたが処理できなかった問題
- 時間不足で手をつけられなかった問題
分析後は、失点原因に対応する教材や単元へ戻ります。すべての問題を解き直すのではなく、合格点を取るために優先すべき問題を選ぶことも重要です。
直前期
新しい難問に広く手を出すよりも、過去問や模試で間違えた問題、漢字・語句、計算、理社の基礎知識を繰り返し確認します。第1回と第2回の両方を受験する場合は、2月2日から4日までの体力や気持ちの整え方も含めて準備しておきましょう。
聖光学院中学校を目指すご家庭へ
聖光学院中学校の問題は、お子さんがどれだけ難しい問題を知っているかだけでなく、目の前の文章や条件に丁寧に向き合い、考え続けられるかを見ています。
過去問の点数が伸びないときは、すぐに演習量を増やすのではなく、知識不足、読み違い、整理不足、時間配分、記述の不足など、失点の原因を具体的に確認してください。
ご家庭では、答えを先に教えるよりも、「問題文のどこが根拠になる?」「図にするとどうなる?」「別の人に説明するとしたら?」と問いかけることが効果的です。
聖光学院中学校合格に向けて最も大切なのは、基礎をおろそかにせず、分からない問題にも粘り強く取り組み、自分の考えを言葉や図で表現する学習を積み重ねることです。現在の学習状況を整理し、お子さんに必要な課題を一つずつ解決していきましょう。
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