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サレジオ学院中学校の入試傾向と受験対策
サレジオ学院中学校の中学受験 基本情報
サレジオ学院中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.salesio-gakuin.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒224-0029 神奈川県横浜市都筑区南山田3丁目43-1
- 電話番号
- 045-591-8222
サレジオ学院中学校の入試傾向と受験対策
サレジオ学院中学校は、サレジオ会の創立者ドン・ボスコの教育理念に基づき、豊かな人間形成を目指す中高一貫の男子校です。学校では「25歳の男づくり」を掲げ、18歳での大学進学だけをゴールとせず、将来、社会の中で自分の役割を見つけ、他者のために行動できる人を育てることを目指しています。
2027年度一般入試の募集定員は160名で、2月1日のA試験が110名、2月4日のB試験が50名です。どちらも国語・算数・社会・理科の4科目入試で、国語と算数が各50分・100点、社会と理科が各40分・75点、合計350点で判定されます。
2026年度入試では、A試験の受験者379名に対して合格者173名、実質倍率は2.2倍、合格最低点は226点でした。B試験は受験者431名に対して合格者131名、実質倍率は3.3倍、合格最低点は220点です。B試験は募集人数が少なく倍率が高いため、A試験以上に一問の失点が結果へ影響しやすいと考えられます。
出題は、知識を覚えているだけで解ける問題に限られません。算数では条件を整理して考え方を組み立てる力、国語では長い文章を正確に読み取る力、理科では実験・観察の情報から考察する力、社会では複数分野の知識と資料を結びつける力が求められます。
標準問題を確実に得点しながら、初めて見る設定にも対応できる思考力を育てることが、サレジオ学院中学校対策の中心です。
サレジオ学院中学校の入試で求められる力
サレジオ学院中学校の入試で最も重要なのは、覚えた知識を問題の条件に合わせて使う力です。問題文や資料の量が多く、単元名を見て解法を当てはめるだけでは対応しにくい問題も見られます。
必要となる力は、主に次の4つです。
- 問題文から必要な条件を抜き出し、順序立てて整理する力
- 標準問題を速く正確に処理し、考える問題に時間を残す力
- 式、理由、心情、因果関係などを言葉で説明する力
- 難しい問題に固執せず、得点できる問題を見極める力
2026年度の合格者平均点は、A試験が245.0点、B試験が237.3点でした。年度によって難度は変わりますが、過去問演習では合格最低点だけを目標にするのではなく、合計7割前後を安定して取れる状態を一つの目安にしましょう。
特定科目だけで大きく稼ぐことを前提にすると、その科目の難度が上がった年度に得点が安定しません。4科目で大きな穴をつくらず、取るべき問題で失点を抑えることが大切です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は50分・100点です。漢字の読み書きに加え、説明的文章と文学的文章の読解が中心となります。素材文は長く、内容も受験生の日常生活だけでは理解しにくい抽象的なテーマや、複雑な人物関係を扱うことがあります。
設問は選択肢、抜き出し、記述などで構成されます。選択肢問題では、本文の一部分だけに合っている選択肢や、表現が過度に強くなっている選択肢を見抜く必要があります。記述問題では、自分の感想を書くのではなく、本文中の根拠を整理して答える力が求められます。
国語の対策
漢字を安定した得点源にしたうえで、長文を時間内に読み切る練習を重ねます。説明文では、筆者の主張、具体例、対比、言い換えを整理しましょう。物語文では、人物の発言だけでなく、行動、情景、態度の変化から心情を読み取ります。
- 説明文では、接続語と指示語が示す関係を確認する
- 物語文では、出来事の前後で人物の態度がどう変化したかを追う
- 選択肢は本文と一致する部分だけでなく、ずれている部分を探す
- 記述問題は、本文の根拠と必要な要素を確認してから書く
記述問題を解いた後は、「本文のどこを根拠にしたか」「必要な要素がいくつあったか」「不要な説明を入れていないか」を確認し、短く正確にまとめ直しましょう。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は50分・100点で、計算問題、小問集合、複数の設問からなる応用問題という構成が基本です。規則性、数の性質、場合の数、比を用いる文章題、平面図形、立体図形などがよく扱われます。
極端な難問ばかりが並ぶ試験ではありませんが、標準問題を正確に解く力と、条件を整理して解法を組み立てる力の両方が求められます。式や考え方の記述を求める問題、会話文や独自のルールを読んで考える問題も見られます。
算数の対策
計算問題と小問集合を確実に得点し、後半の思考問題に使える時間を確保することが重要です。
計算途中を雑に書いたり、図形の条件を頭の中だけで処理したりすると、間違えたときの修正に時間がかかります。式、図、表、条件を書き残し、見直しができる答案を作る習慣が必要です。
- 図形では、面積比、相似、移動、切断、展開図を組み合わせて練習する
- 数の性質では、具体的な数で試してから一般的な規則を考える
- 規則性では、変化を表に整理して差や周期を確認する
- 場合の数では、数え漏れと重複を防ぐ分類方法を身につける
解けない問題に長時間とどまると、後半にある得点可能な問題を読む時間まで失います。過去問では、問題ごとに使った時間を記録し、途中で切り上げる基準も決めておきましょう。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は40分・75点で、物理・化学・生物・地学の各分野から幅広く出題されます。実験結果、観察記録、グラフ、表、長めの説明文を読み、そこから規則や理由を考えさせる問題が特徴です。
知識問題だけでなく、計算問題や記述問題も含まれます。日常ではなじみのないテーマが扱われることもありますが、問題文の中に解答へつながる条件やヒントが示されている場合があります。
理科の対策
まず、4分野の基本知識に抜けがない状態をつくります。そのうえで、実験の目的、操作の理由、結果から分かることを説明する練習を重ねます。
- 実験器具の名称だけでなく、使う目的と注意点を確認する
- グラフでは、縦軸・横軸・単位を最初に確認する
- 計算問題では、何を基準に比較しているかを書き出す
- 考察問題では、結果から直接分かることと推測を区別する
初めて見る題材では、知っている知識を無理に当てはめる前に、問題文から条件、変化させたもの、測定したものを整理しましょう。
用語を暗記しただけでは、実験条件が変わった問題や理由を説明する問題で得点できないことがあります。「なぜそうなるのか」を日頃から言葉にすることが大切です。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は40分・75点です。地理・歴史・政治経済を分けた大問ではなく、一つのテーマを軸に複数分野を横断する総合問題が基本となっています。
地図、統計、写真、年表、文章資料などが多く使われ、用語記入、記号選択、並べ替え、短文記述などが出題されます。知識量だけでなく、資料が示している特徴を素早く読み取り、持っている知識と結びつける力が必要です。
社会の対策
- 地理では、地形、気候、交通、産業のつながりを理解する
- 歴史では、出来事の原因、経過、結果を一続きで整理する
- 政治では、制度の名称だけでなく目的や仕組みを説明できるようにする
- 時事問題では、出来事の背景と社会への影響を確認する
資料問題では、資料の題名、年代、単位、出典、最大値と最小値を先に確認する習慣をつけましょう。
問題量が多いため、知らない知識問題や判断に迷う選択肢に時間をかけすぎると、記述問題まで到達できない可能性があります。過去問演習では、資料を読む時間、知識問題を処理する時間、記述を作る時間を記録してください。
サレジオ学院中学校合格に向けた学習の進め方
サレジオ学院中学校対策では、早い段階から難問ばかりに取り組むより、標準問題の精度を高めたうえで、資料読解や記述を含む学校別問題へ移行することが大切です。
- 小学校5年生から6年生前半
算数の計算と典型解法、国語の漢字と文章構造、理科・社会の基本用語を固めます。答えを覚えるだけでなく、理由や解き方を説明できる状態を目指します。 - 6年生の夏から秋
複数の条件を整理する算数、長文国語、実験考察、資料を用いた社会など、サレジオ学院中学校につながる形式の演習を増やします。 - 秋以降
A試験とB試験の過去問に取り組みます。科目別の時間不足、失点した単元、記述の不足要素を記録し、次の演習までに修正します。 - 入試直前期
新しい難問を増やしすぎず、計算、漢字、理社の基本知識、過去問で繰り返し間違えた問題を優先して確認します。
過去問は、合格最低点を超えたかどうかだけで終わらせず、失点原因を分類し、次の学習内容を決めるために使いましょう。
サレジオ学院中学校を目指すご家庭へ
サレジオ学院中学校の問題では、基本知識の定着に加え、長い問題文や初めて見る資料を落ち着いて読み、自分で考えを組み立てる力が求められます。
ご家庭では、問題集を何ページ進めたかだけでなく、「なぜ間違えたのか」「次は何を確認すれば防げるか」をお子さまと共有することが大切です。知識不足、読み違い、条件の見落とし、時間配分、記述不足では、必要な対策が異なります。
特に注意したいのは、正答率だけを見て苦手科目を判断することです。同じ点数でも、基礎問題を落としている場合と、後半の思考問題で時間が足りない場合とでは、学習の優先順位が変わります。
答案や途中式、過去問の時間配分まで確認し、お子さまがどの段階でつまずいているのかを具体的に見極めることが、サレジオ学院中学校合格に向けた効果的な学習につながります。
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