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安田学園中学校の入試傾向と受験対策
安田学園中学校の中学受験 基本情報
安田学園中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.yasuda.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒130-8615 東京都墨田区横網2丁目2-25
- 電話番号
- 03-3624-2666
安田学園中学校は、確実な基礎学力を土台として、自ら考え、根拠を示しながら答えを導く力を重視する学校です。授業でも「教わる時間」だけでなく「考える時間」を大切にし、論理的な表現力や探究力を育てています。2025年度卒業生の現役合格実績では、国公立大学67名、早稲田大学27名、慶應義塾大学20名、上智大学16名、東京理科大学50名となっています。
安田学園中学校の入試傾向と受験対策
安田学園中学校は、確実な基礎学力を土台として、自ら考え、根拠を示しながら答えを導く力を重視する学校です。入試でも、計算や漢字などの基礎問題と、条件整理・資料読解・記述を必要とする問題が組み合わされています。
2027年度の入試方式
2027年度入試の暫定要項では、募集人数は男女240名です。
- 第1回・第3回:適性検査型または4科目型
- 第2回・第4回:4科目型
- 第5回:理科・算数による理算型
- 4科目型:国語・算数各50分・100点、理科・社会各30分・50点
- 理算型:理科・算数各50分・100点
2027年度入試では、第5回が従来の4科目型から理算型へ変更される予定です。第5回を受験候補にする場合は、算数に加えて理科でも100点満点の試験に対応できる準備が必要です。
現在公表されている2027年度募集要項は暫定版です。正式版は2026年9月ごろに公開される予定のため、試験科目、出願締切、特待制度などを必ず再確認してください。
最新の倍率と合格最低点
2026年度入試では、実質倍率が2月1日午後の4科目型で2.0倍だった一方、2月2日午後は7.7倍、2月3日午前は9.9倍となりました。合格最低点は試験回によって300点満点中164~218点、得点率では55~73%でした。
後半日程は募集人数が少なく、倍率が高くなりやすい点に注意が必要です。後半の試験だけに合格を託すのではなく、早い試験回で合格できる得点力を身につけておきましょう。
安田学園中学校対策の中心は、基礎問題を落とさず、記述問題で考えた過程を答案に残すことです。実戦では、問題の難易度が変化しても7割前後を安定して確保できる状態を一つの目安にしましょう。
安田学園中学校の入試で求められる力
安田学園中学校の4科目型入試では、次の力が求められます。
- 基本知識や計算を正確に処理する力
- 長い文章や複数の条件から必要な情報を見つける力
- 表・グラフ・地図・実験結果を関連づけて考える力
- 理由や考え方を、指定された条件に合わせて説明する力
- 難しい問題に時間を使いすぎず、取るべき問題を選ぶ力
特に算数では、途中式や考え方を記述する問題に部分点が設定されています。国語・理科・社会でも、単に答えを知っているだけではなく、「なぜそうなるのか」を説明する問題が出題されます。
答えを出すだけの学習から、根拠まで説明する学習へ切り替えましょう。問題を解いた後に、「どの条件を使ったか」「どの資料が根拠になったか」を言葉にする習慣が有効です。
適性検査型を選ぶ場合
適性検査型では、文章を横断して読む問題、400~440字程度の意見文、会話文や複数資料をもとに考察する問題などへの対策が必要です。
4科目型の知識学習だけでは、適性検査型の記述量や資料処理には対応しにくい場合があります。適性検査型を選ぶ場合は、都立中高一貫校型の問題を使い、資料の読み取り、条件整理、意見文の作成を継続してください。
以下の科目別の問題構成や出題傾向は、学校が公表した過去の入試解説を基にしています。2027年度の暫定要項で公表されているのは試験科目・試験時間・配点までであり、大問構成や問題数などの詳細は変更される可能性があります。
国語の入試傾向と対策
4科目型の国語は50分・100点です。過去の学校公式の入試解説では、漢字、小説文、説明文の大問3題構成とされていました。漢字は読み書きが各5問程度で、小説文と説明文はそれぞれ約3,000字、読解問題では20~80字程度の記述が出題されています。
漢字・知識問題
漢字は合否を分ける基礎得点です。教育漢字の読み書きに加え、同音異義語も確認しましょう。
漢字は毎日短時間でも継続し、間違えた漢字を文章の中で書き直してください。読み方だけでなく、文脈に合った漢字を選べる状態を目指します。
読解・記述問題
読解では、指示語、接続語、人物の言動、文章中の言い換え表現を手がかりに、解答の根拠となる箇所を特定します。
記述問題では、本文をそのまま書き抜くだけでなく、複数の箇所をまとめたり、指定字数に合わせて言い換えたりする力が必要です。
- 「なぜ」と聞かれた問題は、理由を「~から」とまとめる
- 「どのようなこと」と聞かれた問題は、内容を「~こと」とまとめる
- 解答に必要な要素を先に箇条書きにしてから文章化する
- 解答後に、本文の根拠と自分の答案を照合する
2つの長文を丁寧に読みすぎると、記述問題に使う時間が不足します。過去問演習では、各文章と記述問題に使う時間の目安を決めておきましょう。
算数の入試傾向と対策
算数は50分・100点です。大問1の小問集合が60点、大問2が文章題、大問3と大問4が考え方を記述する文章題・図形問題という構成が基本です。
- 計算の工夫
- 仕事算・通過算・ニュートン算などの特殊算
- 整数、割合、場合の数
- 平面図形、立体図形
- 規則性や条件整理を必要とする問題
大問1の小問集合で安定して得点することが、算数攻略の最重要ポイントです。計算と典型問題での失点を減らし、合格に必要な得点の土台をつくりましょう。
ただし、大問1にも難しい問題が含まれる一方、後半に取り組みやすい問題が置かれる場合があります。
「前から順番にすべて解く」「後半はすべて難しい」と決めつけると、取れる問題を残す危険があります。試験開始後に全体を確認し、解く順番を判断してください。
大問2以降では、条件を図や表に整理する力、いくつかの場合を試して規則を見つける力が問われます。大問3・4の記述問題では、答えが合っていなくても途中式や図、考え方が部分点の対象になります。
- 毎日、計算問題に取り組む
- 割合・速さ・特殊算・数の性質・場合の数・図形を分野別に復習する
- 条件を図、表、線分図に整理する
- 正解した問題も、式の意味を説明する
- 解けない問題でも、分かった条件や途中式を答案に残す
過去問では得点だけでなく、問題を選ぶ順番と途中式の書き方まで確認しましょう。
理科の入試傾向と対策
4科目型の理科は30分・50点です。生物・化学・物理を中心とした大問構成で、用語や名称を答える問題に加え、現象や原理を文章で説明する問題、表やグラフを読み取る問題、計算問題が出題されます。
知識を暗記するだけではなく、実験の目的、条件、結果、結果から分かることを一続きで理解することが重要です。
- 実験で変えた条件と一定にした条件を確認する
- グラフの縦軸・横軸・単位を確認する
- 結果から読み取れる関係を文章にする
- 計算式の数値が何を表しているか説明する
- 記述では、比較する対象と変化の原因まで書く
用語暗記だけに偏ると、実験考察やグラフの問題で得点が伸びません。問題集の解説を読む際も、正解の理由を自分の言葉で説明してください。
理算型への対応
2027年度第5回の理算型では、理科が従来の30分・50点ではなく、50分・100点となる予定です。
第5回を受験する場合は、知識問題だけでなく、長めの実験考察や計算問題にも対応できる演習量を確保しましょう。
理算型の詳しい出題範囲や問題構成は、正式な募集要項や今後の学校説明会で必ず確認してください。
社会の入試傾向と対策
4科目型の社会は30分・50点です。地理・歴史・公民の大問3題で、解答箇所は25問前後です。基本知識に加え、地図、年表、統計、グラフなどを読み取る問題や、資料をもとに理由・意見を説明する論述問題が出題されます。
分野別の対策
- 地理:地形、農業、漁業、工業を地図や統計と結びつける
- 歴史:人物名や出来事だけでなく、原因・結果・時代の変化を整理する
- 公民:政治、国際関係、エネルギー、人権と時事問題を関連づける
記述問題では、知っている用語を並べるだけでは十分ではありません。資料から読み取れる事実を示し、その事実から導ける結論を書く必要があります。
「資料の事実→背景となる知識→問いへの答え」の順番で、2~3文にまとめる練習をしましょう。
時事問題をニュースの見出しだけで覚えると、資料問題や理由説明に対応できません。週に一度、重要な出来事について、発生場所、原因、社会への影響を確認してください。
安田学園中学校合格に向けた学習の進め方
合格までの学習は、次の4段階で進めるとよいでしょう。
- 基礎を完成させる
計算、漢字、理科・社会の基本用語を繰り返し、解けるはずの問題で失点しない状態をつくります。 - 根拠を書く練習を始める
国語の記述、算数の途中式、理科・社会の理由説明を、短くてもよいので毎週継続します。 - 過去問で時間配分を整える
失点を「知識不足」「読み違い」「時間不足」「記述不足」に分類し、次の学習内容を決めます。 - 複数回入試を想定して仕上げる
2月1日から3日までの試験を想定し、連続して問題を解く練習を行います。
過去問は「取れた問題」「知識不足だった問題」「時間があれば解けた問題」に分けて復習してください。合計点だけでは、次に何を改善すべきか判断できません。
実戦期には、4科目型で7割前後を安定して確保し、得意科目だけに依存しない得点構成を目指しましょう。
後半日程は倍率が高くなりやすいため、第一志望の試験回だけを練習するのは危険です。複数の回の過去問を使い、問題の難易度や合格最低点が変わっても対応できるようにしてください。
安田学園中学校を目指すご家庭へ
安田学園中学校は、学校生活の中でも「自ら考え学ぶこと」を重視しています。受験勉強でも、保護者が解き方をすべて教えるより、お子さま自身が間違いの原因を考え、次の行動を決められるように支えることが大切です。
過去問の点数が低かったときは、すぐに問題量を増やすのではなく、次の点を一緒に整理してください。
- 必要な知識を覚えていたか
- 問題文や条件を正しく読めていたか
- 時間配分に問題がなかったか
- 途中式や記述に根拠を残せていたか
- 同じ種類のミスを繰り返していないか
「なぜ間違えたと思うか」「次は何を変えるか」と問いかけ、お子さま自身の言葉で改善策を決められるようにしましょう。
ご家庭では、学習量だけでなく、睡眠、試験開始時刻に合わせた生活リズム、連続受験に耐えられる体調管理も確認してください。
2027年度入試は第5回の理算型など変更点があります。2026年9月ごろに公開予定の正式な募集要項を確認したうえで、受験日程と対策科目を最終決定してください。
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