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日本大学第一中学校の入試傾向と受験対策
日本大学第一中学校の中学受験 基本情報
日本大学第一中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.nichidai-1.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目5番2号
- 電話番号
- 03-3625-0026
日本大学第一中学校は、基礎知識を正確に使い、限られた時間の中で得点を積み重ねる力が問われる学校です。難問だけに対応できる力よりも、計算、語句、基本事項、典型問題を確実に得点へつなげる力が合格を左右します。
2026年度の中学入試は、第1回・第2回が4科入試、第3回・第4回が2科入試として行われました。後半の2科入試は募集人数が少なく、実質倍率も高くなるため、第一志望として考える場合は、4科入試を含めた受験計画を早めに検討しておくことが大切です。
入試日程や募集人数、出願条件は年度によって変更される場合があります。受験年度の募集要項を必ず学校公式情報で確認してください。
日本大学第一中学校の入試傾向と受験対策
日本大学第一中学校の入試は、全科目を通して標準的な知識と典型的な解法の定着を確認する問題が中心です。ただし、基本問題が中心だからといって、簡単に合格点へ届くわけではありません。試験時間に対して問題数が多く、迷っている間に時間を失うと、解ける問題まで取りこぼしてしまいます。
合格のために大切なのは、すべての問題を解こうとすることではなく、取るべき問題を見極め、正答を積み重ねることです。特に算数では、図形、割合と比、速さなどの典型分野を安定して処理できるかどうかが得点差につながります。
2026年度入試の合格者最低点は、第1回4科が300点満点中125点、第2回4科が300点満点中166点、第3回2科が200点満点中132点、第4回2科が200点満点中115点でした。4科入試と2科入試では満点が異なるため、最低点の数値だけを直接比較することはできません。また、同じ科目数の入試でも、問題の難度や受験者層によって必要な得点は変わります。
「何割取れば合格できるか」だけで判断せず、受験する回の過去問で合格最低点との差を確認することが重要です。
また、日本大学第一中学校は日本大学の付属校ですが、日本大学への内部進学だけを前提とした学校ではありません。日本大学への内部進学、他大学の一般選抜、指定校推薦など、複数の進路を選べる環境が整えられています。
日本大学第一中学校の入試で求められる力
日本大学第一中学校の入試で求められる力は、大きく分けて次の4つです。
- 基礎知識や典型解法を、迷わず使える力
- 問題文や設問の条件を正確に読み取る力
- 解く問題と後回しにする問題を判断する力
- 間違えた問題を解き直し、次に生かす力
最も重要なのは、満点を目指すことではなく、合格に必要な総点をつくることです。一つの難問に時間を使いすぎるよりも、各大問の基本問題や知識問題を確実に得点するほうが、合格に近づきます。
過去問は早い時期に1年分を解き、時間不足になる科目、得点できない分野、読み違いが多い設問などを確認しましょう。現在地を把握することで、今後の学習の優先順位が明確になります。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は50分・100点で、説明的文章と物語文を中心とした読解問題が出題されます。漢字、熟語、語句などの知識問題も、読解問題の中に組み込まれる形式が中心です。
解答形式は、記号選択、本文からの書き抜き、短い記述などです。極端に長い記述を書く力よりも、本文の内容と設問の条件を正確に照合する力が求められます。
問題量に対して時間が短いため、本文を丁寧に読みすぎて設問に使える時間がなくなることには注意が必要です。本文の内容を理解できていても、設問が求めていることを読み違えると得点にはなりません。
国語の受験対策
設問文に線を引き、「何を」「どのような形で」答えるのかを確認する習慣をつけましょう。理由を答える問題なのか、人物の気持ちを答える問題なのか、本文中の言葉を使う必要があるのかを区別することが大切です。
選択肢問題では、正解らしいものを感覚で選ぶのではなく、選択肢同士の違いを比べます。主語、程度、原因と結果、時系列など、一部分でも本文と合わない選択肢を消していく練習が効果的です。
語彙力を高めることも欠かせません。意味が分からなかった言葉は、その場で調べるだけでなく、自分の言葉で意味を説明できるようにしましょう。
過去問や問題集を解いた後は、間違えた選択肢がなぜ違うのかまで確認してください。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は50分・100点で、計算、小問集合、平面図形、立体図形、割合と比、速さなどが出題されます。大問数は例年6題程度で、大問1が計算、大問2が小問集合、大問3以降が分野別の問題となる構成が基本です。
図形分野の割合が比較的大きく、複数の知識を組み合わせて解く問題も見られます。ただし、各大問の最初の小問は、典型的な考え方で解けることが多いため、難しい後半問題より先に確保したい得点源です。
途中まで考え方が合っていても、計算ミスや条件の見落としがあると得点になりません。問題の難しさだけでなく、正確さと時間配分が結果を左右します。
算数の受験対策
計算練習は、毎日無理なく続けられる量を決めて行いましょう。速く解くことだけを目標にせず、途中式を書き、見直しによってミスを発見できる形で解くことが大切です。
図形は、面積、角度、相似、比、体積などの基本問題を優先します。平面図形の基本が不安定なまま立体図形の難問へ進まず、典型問題を見たときに使う解法がすぐ浮かぶ状態を目指してください。
過去問では、計算、小問集合、各大問の(1)を確実に正解することを優先します。後半の難問が解けなくても、取りやすい問題を集めることで、合格に必要な得点を組み立てられます。
一つの問題集を繰り返し、解説を見ずに自力で解ける状態にしてから過去問へ進みましょう。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は30分・50点で、生物、化学、物理、地学の各分野から幅広く出題されます。動植物や人体、気体や水溶液、熱や力、天気や地層など、小学校理科の基本事項を中心に確認する問題が多い傾向です。
記号選択や数値記入が中心で、基本知識をそのまま問う問題に加えて、実験結果や図表を読み取る問題、簡単な計算を必要とする問題も出題されます。
試験時間が30分と短いため、一つの問題に時間をかけすぎると、知識があれば解ける問題を残してしまいます。
理科の受験対策
最初に、4分野の基本知識を一通り確認しましょう。用語を覚えるだけでなく、「なぜその結果になるのか」を図や実験と結びつけて説明できる状態を目指します。
基本事項を一通り押さえた後は、自分が得点源にしやすい分野を2つ程度つくりましょう。得意分野では、標準問題を確実に取り切れる状態を目指します。
出題分野を完全に予想することはできないため、苦手分野をまったく学習しない方法は避けてください。
計算問題では、単位、比例関係、表の数値を丁寧に確認します。過去問演習では、知識不足による間違いと、問題文や図表の読み違いによる間違いを分けて記録すると、対策しやすくなります。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は30分・50点で、地理、歴史、公民から出題されます。地理では日本の国土、山地・河川、都道府県、産業など、歴史では各時代の出来事や人物、年代の並べ替え、公民では政治の仕組みや社会的なテーマが問われます。
解答形式は、記号選択と用語記入が中心です。基本用語を知っていても、漢字で正確に書けなければ失点することがあります。
歴史上の人物名や出来事を単独で覚えるだけでは、資料問題や年代整序問題に対応できません。出来事の前後関係や、原因と結果まで理解しておく必要があります。
社会の受験対策
地理は、都道府県ごとに自然、産業、農業、工業、伝統工芸をまとめ、地図帳で位置を確認しましょう。
歴史は、一つの時代を細かく覚え込む前に、古代から現代までの通史を繰り返します。「何が原因で」「何が起こり」「その後どう変わったか」を一つの流れとして整理してください。
一問一答は学習の最初ではなく、理解した内容を確認する仕上げとして使うことが効果的です。
公民は、国会、内閣、裁判所の役割や関係を図にして整理します。ニュースで扱われる社会的な出来事にも関心を持ち、習った制度と現実の出来事を結びつけておきましょう。
日本大学第一中学校合格に向けた学習の進め方
日本大学第一中学校を目指す場合は、次の順序で学習を進めると効果的です。
- 計算、漢字、語彙、理社の基本用語を毎日学習する
- 夏までに各科目の標準問題を一通り解く
- 過去問を1年分解き、得点できない原因を確認する
- 秋は頻出分野と苦手分野を標準問題に戻って補強する
- 冬は時間を計り、問題を解く順序まで練習する
- 直前期は新しい難問より、間違えた問題の解き直しを優先する
過去問を解いた後は、「知識不足」「解法が浮かばない」「設問の読み違い」「時間不足」「計算・漢字のミス」など、失点の原因を分類しましょう。
点数だけを記録しても、次に何を改善すればよいかは分かりません。原因ごとに復習方法を変えることで、過去問演習が実際の得点向上につながります。
4科入試と2科入試のどちらを受けるかは、単純な得意不得意だけで決めるものではありません。募集人数、倍率、併願校の日程、理社に使える学習時間も含めて判断する必要があります。
日本大学第一中学校を目指すご家庭へ
日本大学第一中学校の入試では、特別に難しい問題を解けることより、基本問題を正確に得点できることが大切です。お子さんが難問を解けないことに焦るのではなく、取るべき問題を取り切れているかを確認してください。
ご家庭では、勉強時間を増やすことだけでなく、間違いの原因を一緒に整理することが効果的です。「どうして間違えたの」と責めるのではなく、「次に同じ問題が出たら、何を確認するか」を話し合うと、解き直しが次の得点につながります。
また、日本大学第一中学校は、日本大学への内部進学という安心感を持ちながら、他大学への進学にも挑戦できる学校です。学校の進路制度だけでなく、校風、通学、部活動、学校行事なども実際に確認し、お子さん本人が6年間を過ごしたいと思えるかを大切にしてください。
満点を目指してすべてを完璧にする必要はありません。現在の学力を正確に把握し、得点できる問題を一つずつ増やしていくことが、日本大学第一中学校合格への着実な道になります。
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