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立教女学院中学校の入試傾向と受験対策
立教女学院中学校の中学受験 基本情報
立教女学院中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/
- 中学校所在地
- 〒168-8616 東京都杉並区久我山4丁目29-60
- 電話番号
- 03-3334-5103
立教女学院中学校の入試傾向と受験対策
立教女学院中学校の一般入試は、国語・算数・社会・理科の4科目で実施されます。2027年度入試は、募集人員が約120名、試験日は2027年2月1日です。試験時間と配点は、国語・算数が各45分・90点、社会・理科が各30分・60点で、4科目合計300点となっています。
旧データに記載されていた保護者同伴の面接は、現在の一般入試概要には記載されていません。
2026年度一般入試は、出願者585名、受験者487名、合格者142名で、実質倍率は約3.4倍でした。ただし、2026年度は2月1日が日曜日だったため、例外的に2月2日に試験が実施されています。2027年度は通常どおり2月1日に戻るため、倍率を単純に比較する際には注意が必要です。
合格者最低点は、2023年度が176点、2024年度が185点、2025年度が234点、2026年度が206点でした。300点満点に対して約59%から78%まで変動しており、年度によって問題の難度が大きく変わることが分かります。
特定の難問を解けるようにするだけでなく、問題全体の難度を見極め、標準的な問題を正確に取り切る力が重要です。
2026年度の合格者平均得点率は、国語62.9%、算数74.2%、社会82.6%、理科75.0%でした。社会や理科では高得点が求められる一方、2026年度は、国語の合格者平均得点率が4科目の中で最も低くなりました。
4科目を均等に学習するだけでなく、国語・算数で大きく崩れず、理科・社会の基本問題を確実に得点することが基本戦略です。
立教女学院中学校の入試で求められる力
立教女学院中学校の入試で特に求められるのは、次の4つの力です。
- 長い文章や資料から必要な情報を読み取る力
- 標準問題を短時間で正確に処理する力
- 難しい問題に時間をかけすぎない判断力
- 読み取った内容を、自分の言葉で表現する力
国語では長文読解と記述、算数では計算と小問集合、理科・社会では資料やリード文の読み取りが出題されます。そのため、単に知識を暗記するだけでは十分ではありません。問題文の条件を整理し、何を問われているのかを判断したうえで、限られた時間内に解答する力が必要です。
難問で差をつけようとするより、漢字、計算、基本知識、資料の読み取りなど、合格者の多くが正解する問題を落とさないことが重要です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は45分・90点で、論説文・説明文・随筆文などの説明的文章と、物語文・小説文の2題が出題される構成が定着しています。文章量は合計6000~8000字程度になることがあり、限られた時間内に長い文章を正確に読む力が求められます。
設問は、漢字の読み書き、語句、書き抜き、選択問題、記述問題などで構成されます。特に特徴的なのが、各大問で出される長めの記述問題です。字数指定がない、または100字を超える解答が必要になることもあり、本文の表現を根拠として整理する力が問われます。
物語文では、登場人物の発言だけでなく、行動、表情、情景描写、前後の心情変化をもとに気持ちを説明する必要があります。説明的文章では、段落ごとの役割、具体例と主張の関係、筆者の結論を整理することが重要です。
国語の受験対策
まず、漢字や語句の問題は毎日の学習で定着させ、失点を最小限に抑えましょう。漢字は書けるだけでなく、文中での意味や使い方まで確認することが大切です。
読解演習では、文章を読んだ後に「誰が・何を・なぜ述べているか」を短くまとめます。物語文では心情が変化したきっかけ、説明的文章では筆者の主張と根拠に線を引く習慣をつけましょう。
記述問題は、本文中の根拠、自分の説明、設問への結論の順に組み立てます。週に1~2題は80~120字程度の記述に取り組み、書いた後に、主語が明確か、理由が説明されているか、設問に直接答えているかを確認してください。
漢字や選択問題で時間を使いすぎると、得点差がつきやすい長い記述問題に必要な時間が残りません。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は45分・90点で、大問4題程度の構成です。大問1には計算問題と小問集合が並び、大問2以降では、場合の数、速さ、平面図形、立体図形、数の性質などが出題されます。2025年度は、場合の数、平面図形、速さに関する問題が出題されました。
大問1の前半には基本的な問題が並びますが、後半には計算量の多い問題や、複数の条件を整理する必要がある問題が含まれることがあります。
算数は年度による難度差が大きい科目です。合格者平均得点率は、2024年度が51.6%、2025年度が85.9%、2026年度が74.2%でした。
易しい年度には計算ミスが合否に直結し、難しい年度には解ける問題を選ぶ判断力が求められます。
算数の受験対策
計算問題では、四則計算、逆算、分数・小数、比、割合を、途中式を整理しながら正確に処理できるようにします。答えのみを記入する問題が中心となるため、考え方が合っていても計算を間違えると得点になりません。
過去問を解く際は、最初の2~3分で全体を確認し、すぐに解ける問題、時間をかければ解ける問題、後回しにする問題に分けましょう。
図形分野では、平面図形の相似・面積比・図形の移動と、立体図形の展開図・切断・体積を重点的に学習します。補助線を引く理由や、どの比を利用するのかを説明できる状態を目指してください。
速さや場合の数では、条件を図、表、線分図、ダイヤグラムなどに整理する練習が有効です。式を立てる前に条件を視覚化することで、複雑な問題でも考え方が安定します。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は30分・60点で、大問4題程度が出題されます。物理・化学・生物・地学の4分野から、バランスよく出題される傾向があります。2025年度は、気体の性質、星と星座、エネルギー、鳥とさまざまな動物が扱われました。
基本知識を問う問題が中心ですが、実験や観察の文章、図、表、グラフを読み取らせる問題も見られます。問題文が長くても、実験の目的、変えた条件、そろえた条件、結果の違いを整理すると解きやすくなります。
2026年度の合格者平均得点率は75.0%、2025年度は87.3%でした。
高得点になる年度では、基本知識の曖昧さや問題文の読み違いが大きな失点につながります。
理科の受験対策
まず、4分野の基本事項に抜けがない状態をつくります。用語を覚えるだけでなく、なぜその現象が起こるのか、実験結果が変わると何が分かるのかまで説明できるようにしましょう。
実験問題では、次の順番で情報を整理します。
- 何を調べる実験か
- 何を変えたか
- 何を同じ条件にしたか
- どのような結果になったか
- 結果から何がいえるか
過去問では、大問1題につき6~7分を目安に解き、迷った問題に印をつけて最後に戻ります。
身近な自然現象や科学に関する話題が題材になる場合もあるため、ニュースを覚えるだけでなく、小学校理科のどの単元と関係するのかを考える習慣をつけましょう。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は30分・60点で、地理・歴史・公民の各分野から偏りなく出題されます。一つの大問の中に複数分野の内容が含まれることもあり、単元を横断して知識を使う力が必要です。
基本的な知識問題を中心に、地図、統計、グラフ、写真、史料などを利用した問題や、短い記述問題が出題されます。用語は漢字で正確に書くことが基本です。2025年度には、九州地方、地図記号、国際関係、政治の仕組み、為替、オリンピックなどが扱われました。
2026年度の合格者平均得点率は82.6%、2025年度は82.8%でした。
社会は高得点勝負になりやすく、後回しにすると合格者との差が広がりやすい科目です。
社会の受験対策
地理では、地名や特産品を単独で暗記するのではなく、地図帳で位置を確認しながら、地形、気候、産業、交通を関連づけます。統計資料は、数値そのものより、増減、順位、割合、地域差に注目しましょう。
歴史では、人物名や出来事だけでなく、原因、経過、結果をつなげて覚えます。各時代の政治、外交、産業、文化を一枚の年表に整理すると、分野を横断する問題にも対応しやすくなります。
公民では、日本国憲法、国会・内閣・裁判所、選挙、地方自治、国際機関などの基本事項を確実にします。時事問題は、出来事の名称だけでなく、関連する国、地域、制度、歴史的背景まで確認してください。
30分で多くの問題を処理する必要があるため、過去問は必ず時間を計って解きます。設問を先に確認してから必要な資料を見る方法も練習しましょう。
立教女学院中学校合格に向けた学習の進め方
立教女学院中学校に向けた学習は、次の4段階で進めると効果的です。
- 小学6年生の夏までに、4科目の基本知識と典型問題を固める
- 9~10月に、図形、速さ、記述、資料読解など学校との相性が表れやすい分野を強化する
- 11~12月に、過去問を年度別に解き、時間配分と問題選択を身につける
- 1月に、4科目300点満点での得点戦略と見直し手順を完成させる
過去問演習では、点数だけでなく、失点の原因を分類してください。
- 知識不足
- 読み違い
- 計算ミス
- 時間不足
- 問題選択の誤り
- 記述の不足
原因を分類すると、次に取り組むべき学習が明確になります。
目標得点は一律に決めるのではなく、問題の難度に応じて考える必要があります。まずは過去問で7割前後を安定させ、標準的な年度では7割台後半から8割を狙える状態を目指しましょう。
得意科目を伸ばすだけでなく、苦手科目で大きく崩れない状態をつくることが合格へのポイントです。
立教女学院中学校を目指すご家庭へ
立教女学院中学校を目指す際は、入試問題への対策だけでなく、学校の教育方針や6年間の学びが、お子さまに合っているかを確認することが大切です。
立教大学への推薦入学制度があり、2025年度高校3年生から受入総枠数は212名とされています。
推薦は自動的に決まるものではありません。一定の成績、卒業論文、英語検定2級程度の英語力、学校生活、各学部への進学意思などの要件を満たす必要があり、希望者が制限人数を超える学部では校内選考が行われます。
ご家庭では、難しい問題の解き方を教えること以上に、学習時間、宿題の進み方、過去問の失点原因を一緒に確認する役割が重要です。「今日は何点だったか」だけでなく、「なぜ間違えたか」「次は何を変えるか」を話し合うことで、受験生自身が学習を調整できるようになります。
立教女学院中学校の入試では、文章や資料を丁寧に読み、基本事項を正確に使い、自分の考えを表現する力が求められます。
毎日の学習を積み重ねながら、過去問を通して時間配分と判断力を磨くことが、合格への近道です。
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