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品川女子学院中等部の入試傾向と受験対策
品川女子学院中等部の中学受験 基本情報
品川女子学院中等部の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.shinagawajoshigakuin.jp/
- 中学校所在地
- 〒140-8707 東京都品川区北品川3丁目3-12
- 電話番号
- 03-3474-4048
品川女子学院中等部の入試では、基本知識を正確に使う力に加え、文章・会話・図・グラフ・実験結果・史料などから必要な情報を読み取り、自分の考えを答案に表す力が求められます。
基礎問題を落とさない正確さ、初めて見る資料を整理する力、考えた過程を表現する力をバランスよく伸ばすことが、合格への近道です。
品川女子学院中等部の入試傾向と受験対策
品川女子学院中等部の入試では、基本知識を正確に使う力に加え、文章・会話・図・グラフ・実験結果・史料などから必要な情報を読み取り、自分の考えを答案に表す力が求められます。難問だけを集中的に練習するのではなく、基礎力、資料の読解力、表現力をバランスよく伸ばす必要があります。
2027年度入試は、第1回、第1回午後の算数1教科、第2回、表現力・総合型の4種類が予定されています。
- 第1回・第2回:国語100点・50分、算数100点・50分、社会60点・理科60点を合わせて60分
- 算数1教科入試:算数100点・60分
- 表現力・総合型入試:試験Ⅰの読解・論述40点・50分、試験Ⅱの4科目総合120点・70分
- 英検資格の扱い:第1回・第2回と表現力・総合型では取得級に応じて加点、算数1教科入試ではボーダーラインで考慮される制度あり
2027年度の内容は予定・抜粋です。試験時間、受験料、加点制度などは、出願前に必ず最終募集要項を確認してください。
2026年度の合格ラインは、第1回・第2回ともに320点満点中192点、算数1教科入試は100点満点中61点でした。数字上は約6割が一つの目安になりますが、問題の難度や、入試方式ごとに異なる英検資格の加点・考慮によって状況は変わります。
過去問演習では、まず加点を含めない素点で65%前後を安定させ、得意科目で上積みできる状態を目指しましょう。
受験方式によって対策の優先順位を変える
第1回と第2回を受験する場合は、4教科を総合的に仕上げる必要があります。国語と算数が各100点、理科と社会が各60点であるため、国語・算数を軸にしながら、理科・社会で大きく崩れないことが重要です。
算数1教科入試を併願する場合は、通常の4教科入試よりも算数に使える時間が長くなります。ただし、受験者の算数力も高くなるため、単純な計算速度だけでなく、条件整理や記述式問題への対応力が必要です。
表現力・総合型入試では、知識を覚えているだけでは十分ではありません。文章を読み、複数教科の知識を組み合わせ、根拠を示しながら説明する練習が求められます。
品川女子学院中等部の入試で求められる力
品川女子学院中等部の入試で特に求められるのは、次の4つの力です。
- 基本事項を速く正確に処理する力
- 長い文章や初見の資料から条件を読み取る力
- 図・式・言葉を使って考えた過程を表現する力
- 限られた試験時間を自分で管理する力
品川女子学院は、校是に「自ら考え、自らを表現し、自らを律する」を掲げています。また、「28project」では、将来の自分を思い描き、目標の実現に必要な行動を主体的に考える教育を行っています。
入試でも、指示された知識を再生するだけでなく、自分で状況を整理して判断する姿勢が重要です。
基礎力と表現力を別々に考えない
品川女子学院中等部の問題は、知識が不要な「ひらめき問題」ではありません。基本知識を使い、初めて見る状況に当てはめて考える問題が中心です。
基礎学習の段階から「なぜこの式になるのか」「どの資料を根拠にしたのか」「別の人にどう説明するか」を意識しましょう。
国語の入試傾向と対策
国語は100点満点・50分です。漢字や語句などの知識問題と、論説・説明文、小説・物語文の読解問題を組み合わせた大問4題の構成が基本です。読解問題には、複数の記述問題が設けられています。
知識問題を確実な得点源にする
漢字、慣用句、ことわざ、四字熟語、対義語などは、短期間でまとめて覚えるよりも、毎日少しずつ確認する方が定着します。読解問題に時間を使うためにも、知識問題は迷わず処理できる状態を目指しましょう。
知識問題を「読解より配点が低い」と後回しにすると、合格ライン付近で大きな失点になります。
書けなかった漢字や意味が曖昧だった語句は、専用の復習ノートにまとめ、文章の中での使われ方まで確認してください。
文章の種類に合わせて読み方を変える
論説・説明文では、筆者の主張、具体例、対比、理由と結論の関係を整理します。接続語や指示語だけを追うのではなく、「この段落は何を説明するために置かれているか」を考えながら読むことが大切です。
小説・物語文では、登場人物の発言だけでなく、行動、表情、周囲の反応、場面の変化から心情を判断します。「悲しかったから」のような抽象的な答えで終わらせず、何が起こり、どのように受け止めたのかまで説明する練習を行いましょう。
記述答案は根拠と文末を確認する
記述問題では、本文中の根拠となる言葉を選び、質問に合わせて文章を組み立てる必要があります。
- 問われている内容と答え方を確認する
- 本文中の根拠に線を引く
- 必要な要素を短くメモする
- 指定字数や解答欄に合わせて文章にする
- 主語・述語・文末が問いに対応しているか確認する
内容が合っていても、理由を問われているのに文末が対応していなかったり、指示語が何を指しているか不明確だったりすると、十分な得点につながりません。
算数の入試傾向と対策
算数は100点満点・50分です。近年は、前半に計算問題と小問集合、後半に条件整理、場合の数、規則性、速さとグラフ、図形などの思考問題が配置されています。
2026年度第1回では、計算の工夫や筆算の推理に続き、プレゼント交換を題材にした場合の数、正方形を転がしたときの点の軌跡と面積が出題されました。複数の問題で、途中の計算や考えた過程を書くことが指定されています。
前半の基本問題を落とさない
複雑に見える問題があっても、土台となるのは計算、割合、比、速さ、数の性質、場合の数、平面図形、立体図形などの基本事項です。
合格点を取るためには、後半の難しい問題より先に、計算問題と小問集合を高い精度で得点することが必要です。
計算ミスが多い場合は、問題数を増やす前に、途中式の書き方、分数と小数の扱い、見直しの順番を固定しましょう。
考えた過程を答案に残す
答えだけを出す学習では、記述式問題で十分な得点を取れません。式、図、表、場合分けなどを使い、第三者が見ても考え方を追える答案を作る必要があります。
- 必要な条件をすべて使っているか
- 式が何を表しているか説明できるか
- 場合分けに重複や漏れがないか
- 図の長さや位置関係を正しく書き込んでいるか
- 答えが出なくても途中までの考えを残せているか
会話文・グラフ・図形の読み取りに慣れる
長い会話文や説明を読みながら考えを進める問題では、文章をすべて頭の中だけで処理せず、決まったこと、これから求めること、変化する量を余白に整理しましょう。
図形問題では図形の移動や点の軌跡を自分で描き、グラフ問題では折れ曲がりが何を表しているかを言葉で説明する練習が有効です。
理科の入試傾向と対策
理科は60点満点で、社会と合わせて60分です。どちらの教科から解いてもよいため、受験生自身が時間配分を決めなければなりません。
理科の一つの大問に時間を使いすぎると、社会を解く時間が不足します。過去問演習の段階で、教科を切り替える時刻を決めておきましょう。
近年は、身近な道具や現象に知識を当てはめる問題、実験結果やグラフを読み取る問題、計算や理由説明を行う問題が組み合わされています。
4分野を関連づけて理解する
物理・化学・生物・地学を単元ごとに暗記するだけでは、複数分野を組み合わせた問題に対応しにくくなります。
たとえば、ろうそくの問題では、物質の状態変化、燃焼、気体、熱による空気の移動、無重力での現象を一つの題材の中で考えます。
学習時には「この現象には、これまで学んだどの知識が関係するか」を考える習慣をつけましょう。
実験・観察問題は条件を整理する
- 何を変えた実験か
- 何を同じ条件にしたか
- 何を測定・観察したか
- 結果から直接いえることは何か
- 結果だけでは判断できないことは何か
グラフや表が出た場合は、横軸・縦軸、単位、増減、変化する境目を確認します。
計算問題を後回しにしない
力学、ばね、濃度、燃焼、地震波などの計算では、基本公式を知っていても、条件を取り違えると得点できません。
式を立てる前に「何を何で割るのか」「求める量の単位は何か」を確認する習慣をつけてください。
社会の入試傾向と対策
社会は60点満点で、理科と合わせて60分です。地理・歴史・公民の基本知識に加え、地図、写真、統計、史料、法令、長い説明文を読み取る力が求められます。
近年は、一つの題材から地理、産業、自然災害、貿易、歴史、公民へと問いを広げる総合的な構成が見られます。
地図帳と資料集を使って知識をつなげる
地名や用語を単独で覚えるのではなく、地図上の位置、地形、気候、産業、交通、歴史的背景を関連づけます。
問題に地名が出るたびに地図帳で位置を確認し、統計資料は上位の地域や変化の理由まで説明できるようにしましょう。
歴史は時代の流れと因果関係を押さえる
人物名や年号を覚えるだけでなく、「なぜその制度が作られたのか」「その出来事によって社会がどう変化したか」を説明できるようにします。
複数時代を横断する問題や、史料を読んで時代を判断する問題に備え、政治、外交、産業、文化を時代ごとに整理しましょう。
公民は文章を正確に読む
法令や制度に関する問題では、知識だけでなく、資料に書かれている条件を正確に読み取ることが必要です。
「以上」「未満」「超える」「除く」などの表現や、「正しいもの」「誤っているもの」という指示を見落とさないようにしてください。
時事問題は背景まで理解する
ニュースで取り上げられた言葉だけを覚えるのではなく、その出来事に関連する地理、歴史、公民の基本事項を復習します。
選挙、国際関係、環境、災害、産業、労働などについて、「どこで起きたか」「どの制度に関係するか」「なぜ問題になっているか」を説明できる状態を目指しましょう。
品川女子学院中等部合格に向けた学習の進め方
1.基礎知識の抜けを明確にする
まず、4教科の基本問題を解き、正答率だけでなく間違えた原因を分類します。
- 知識を覚えていなかった
- 問題文や条件を読み違えた
- 計算や漢字でミスをした
- 解き方は分かったが時間が足りなかった
- 考えを答案に表せなかった
原因に応じて、暗記、読み方、計算方法、時間配分、記述方法のどこを直すか決めましょう。
2.教科別の得点力を高める
- 国語:漢字・語句を毎日確認し、記述問題を定期的に解く
- 算数:計算練習を毎日行い、途中式や説明を必要とする問題に取り組む
- 理科:実験、グラフ、計算、理由説明の問題を重点的に扱う
- 社会:地図、統計、史料、法令を用いた問題を優先的に演習する
3.過去問を試験形式どおりに解く
国語と算数は各50分、理科と社会は合わせて60分で解きます。理科・社会を別々に練習するだけではなく、どちらから始めるか、途中で切り替える時刻をどうするかまで決めて演習することが重要です。
- 大問ごとの所要時間
- 解けたはずなのに落とした問題
- 時間を使いすぎた問題
- 記述で不足していた要素
- 次回の時間配分
4.受験方式ごとの戦略を固める
第1回・第2回を中心に受験する場合は、4教科の合計点を優先します。得意科目の得点力を保ちながら、苦手科目の最低点を引き上げましょう。
算数1教科入試を受ける場合は、通常入試とは別に60分で演習し、後半の思考問題に使う時間を確保します。
表現力・総合型入試を受ける場合は、読解・論述と4科目横断型の問題を別枠で練習し、自分の考えを根拠とともに文章化する力を高めます。
品川女子学院中等部を目指すご家庭へ
品川女子学院中等部の入試対策では、問題を何問解いたかだけでなく、お子さんが「何を根拠に考えたか」「どこで判断を誤ったか」を言葉にすることが大切です。
家庭で丸つけをするときは、すぐに正しい解き方を教えるのではなく、「問題の条件は何だったか」「どの資料を使ったか」「次はどうすれば防げるか」と問いかけてください。
すべての問題について長い説明を求めると、学習の負担が増えます。基本問題は速く正確に処理し、思考問題や間違えた問題について丁寧に説明するなど、問題によって学習の深さを変えることが重要です。
品川女子学院中等部合格の鍵は、取るべき問題を確実に得点し、初めて見る資料にも落ち着いて向き合い、自分の考えを答案に残すことです。
お子さんの得意・不得意と受験方式を踏まえ、優先順位の明確な学習計画を作っていきましょう。
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