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かえつ有明中学校の入試傾向と受験対策
かえつ有明中学校の中学受験 基本情報
かえつ有明中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.ariake.kaetsu.ac.jp/
- 中学校所在地
- 〒135-8711 東京都江東区東雲2丁目16-1
- 電話番号
- 03-5564-2111
かえつ有明中学校の入試傾向と受験対策
かえつ有明中学校では、国語・算数による2科入試、国語・算数・理科・社会による4科入試に加え、探究型の入試や英語力を生かす選考が実施されています。2027年度入試では、従来の思考力特待入試が個人探究「テオリア」、アクティブラーニング思考力特待入試がグループ探究「ポリフォニー」へ名称変更されます。一般的な中学受験学習の成果を生かす場合は、2科・4科入試を中心に準備を進めることになります。
2027年度の2科・4科入試
2027年度の2科・4科入試は、2月1日午前に募集人数50名で実施されます。また、2月1日午後、2月2日午後、2月3日午後には特待入試が行われ、それぞれ35名、25名、18名を募集します。
- 国語:50分・100点
- 算数:50分・100点
- 理科:25分・50点
- 社会:25分・50点
特待入試では、4科受験者は特待合格と一般合格、2科受験者は一般合格の対象となります。
4科受験者は、国語・算数の2科合計得点と、4科合計を200点満点に換算した得点を比較し、高いほうの得点で合否判定されます。教科ごとの足切り点もありません。
そのため、理科・社会を得点源にできる受験生はもちろん、4科の得点が伸びなかった場合にも2科得点で判定される点は、4科受験の利点といえます。
2026年度入試の合格最低得点率は、2月1日午前が59.5%、2月1日午後が62.5%、2月2日午後が64.5%、2月3日午後が63.0%でした。
合格最低点は年度や受験回によって変動します。6割前後を最終目標にするのではなく、標準問題を安定して正解し、7割以上を目指せる状態をつくりましょう。
大学合格実績
2026年春には、卒業生199名から国公立大学16名、私立大学481名、海外大学44名の合格者が出ています。私立大学では早稲田大学26名、慶應義塾大学17名、上智大学27名などの合格実績が公表されています。
かえつ有明中学校の入試で求められる力
かえつ有明中学校の4科入試では、基礎知識を正確に使い、文章・図・表・グラフから必要な情報を読み取り、自分の考えを表現する力が求められます。
学校が公表する出題方針でも、国語では読解力に加えて思考力・表現力、算数では計算力を土台とした判断力・表現力、理科と社会では資料を読み取って考える力が示されています。
- 基本事項を正確に再現し、標準問題を落とさない力
- 問題文の条件や資料から、必要な情報を整理する力
- 答えだけでなく、考え方や理由を言葉や式で表す力
- 限られた時間の中で、解く問題の順番を判断する力
特に算数では、大問3以降が出題順に難しくなるとは限りません。国語では文章量が多く、最後の記述問題まで到達できない場合があります。
最初から順番に解くことへ固執せず、問題全体を確認してから、解ける問題を優先する練習を行いましょう。
また、探究型の入試を設けている学校らしく、4科入試でも「知識を覚えているか」だけではなく、「なぜそうなるのか」「資料から何が分かるのか」「自分ならどのように説明するか」が問われます。
普段の学習でも、正解を確認して終わるのではなく、解答までの過程を振り返ることが重要です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は50分・100点で、説明的文章と小説・随筆などの文章が出題されます。説明文では要旨、段落構成、各段落の要点や表現を読み取る力、物語文では場面設定、登場人物の考え、心情の変化、文章全体の主題を読み取る力が問われます。各大問の設問数は10問程度です。
2026年度入試では、語句の意味や漢字、内容説明、場面や心情の読み取りに加え、60字程度の記述問題などが出題されました。
文章中の表現を表面的に捉えたり、記述に必要な条件をすべて含められなかったりすると、得点を伸ばせません。文章量も多いため、時間配分にも注意が必要です。
国語の受験対策
選択肢の正誤だけを確認するのではなく、本文中の根拠に線を引き、「なぜ正しいのか」「ほかの選択肢はどこが違うのか」を説明する練習を行いましょう。
説明文では、指示語、接続語、具体例と主張の関係を整理します。小説では、出来事、会話、行動を根拠として、登場人物の心情の変化を追いましょう。
記述問題では、設問が求める条件を先に分解し、必要な要素を箇条書きにしてから文章にまとめます。「きっかけ」と「変化の内容」、「人物の考え」と「その理由」などを区別すると、条件の抜けを防ぎやすくなります。
漢字や語句についても、単独の知識として覚えるだけでなく、文章の流れに合う意味や表記を判断できるようにしましょう。
過去問演習では大問ごとの所要時間を記録し、最後の記述問題に使う時間を残す練習をしてください。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は50分・100点です。基本構成は、大問1が計算問題5問、大問2が複数分野から出題される一行問題、大問3から大問6が文章・図形・グラフ・表などを読み取る応用問題です。
大問3以降は、出題順に難しくなるとは限りません。大問6の一部には記述式があり、式や考え方が適切であれば部分点が与えられます。
2026年度には、規則性、比、食塩水、場合の数、図形、条件を満たす整数、平面図形の記述問題などが出題されました。
得点差がつくのは、特殊な難問だけではありません。文章で与えられた条件を正確に整理して解く標準問題を落とさないことが重要です。
算数の受験対策
小数・分数を含む四則計算、逆算、計算の工夫を毎日練習し、大問1を短時間で正確に処理できるようにします。
計算ミスをしたときには、「途中式を省略した」「数字を書き間違えた」「約分を忘れた」など、原因まで分類して直しましょう。
一行問題では、割合と比、速さ、数の性質、場合の数、平面図形、立体図形などの典型問題について、解法を丸暗記するのではなく、「なぜこの式になるのか」を説明できる状態を目指します。
応用問題では、条件を図や表に書き込み、分かっている量と求める量を区別してください。答えが出なくても、途中の式や考え方を答案に残しましょう。
過去問演習では、最初の2~3分で全体を確認し、大問1・2を優先した後、取り組みやすい応用問題へ進む順番を練習します。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は25分・50点です。大問数は2~4題程度で、生物・化学・地学・物理の各分野からほぼ均等に出題されます。
- 実験に関する問題
- 図・表・グラフの読み取り
- 作図問題
- 計算問題
- 理由や結果を説明する問題
2026年度入試では、食物連鎖、音、化学反応と温度変化、飽和水蒸気量、金属の加熱、ばね、月の満ち欠け、光合成などが扱われました。
教科書レベルの基本知識を覚えるだけでなく、問題文で示された実験条件やグラフから、規則や結果を考える力が必要です。
理科の受験対策
まずは、各分野の用語、原理、基本計算を確実にしましょう。
実験問題では「何を変えたか」「何を同じにしたか」「何を調べる実験か」を整理してください。
グラフでは、縦軸・横軸・単位・変化の向きを確認し、グラフから読み取れることを言葉にする練習を行いましょう。
物理・化学分野では、公式だけを暗記せず、数値が何を表しているのかを理解する必要があります。生物・地学分野でも、資料や観察結果から判断する問題を多く練習してください。
初めて見る題材だからといって、すぐに諦めてはいけません。問題文中には、答えを導くための条件やヒントが置かれています。
復習では正解を覚えるのではなく、「どの記述や数値を使えば考えられたか」を確認しましょう。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は25分・50点で、問題数は25問程度です。地理・歴史・公民の各分野からほぼ均等に出題されます。
基礎知識に加えて、地図・表・グラフなどの資料を読み取る力、因果関係を考える力、時事問題や世界の課題への関心が求められます。用語は漢字で正確に書けるようにしておく必要があります。
2026年度入試では、デフリンピックや米を切り口として、地理・歴史・公民を横断する問題が出題されました。生成AIと著作権、為替相場など、現代社会に関する資料問題も扱われています。
基本用語を覚えるだけでなく、歴史上の出来事の因果関係、複数の資料の比較、経済や社会の仕組みを考える力が合否を分けます。
社会の受験対策
地理では、地名や特産品の暗記だけでなく、地図帳や統計資料を使って、位置、地形、気候、産業を関連づけましょう。
グラフを見たときには、最大・最小、増減、割合、ほかの資料との違いを言葉にしてください。
歴史では、人物名と年号を個別に覚えるだけでなく、「なぜ出来事が起きたのか」「その後どのように社会が変わったのか」を一連の流れとして整理します。
公民と時事問題では、用語の意味を日常のニュースと結びつけることが重要です。
入試前年の10月ごろまでのニュースを確認し、新しい出来事だけでなく、継続して報道されている社会課題についても整理しましょう。
かえつ有明中学校合格に向けた学習の進め方
難問ばかりに取り組むよりも、基礎・標準問題の正答率を高め、資料を読み取って考えを表現する練習を積み重ねることが重要です。
小学5年生までに各単元の基本事項を学び、典型問題の解き方を定着させます。分からない問題では解説を書き写すだけでなく、どの知識を使う問題だったのか、自分がどこで判断を誤ったのかを確認してください。
小学6年生の前半には、複数単元を組み合わせた問題や、文章・図表から条件を整理する問題を増やします。国語の記述、算数の途中式、理科・社会の説明問題について、短くても根拠を含んだ答案を書く習慣をつけましょう。
過去問の復習手順
- 時間内に解けた問題と解けなかった問題を分ける
- 知識不足、読み違い、計算ミス、時間不足に原因を分類する
- 合格のために正解すべき標準問題を優先して解き直す
- 同じ単元の類題を解き、解法を再現できるか確認する
- 1~2週間後にもう一度解き直す
過去問の合計点だけで学習状況を判断しないようにしましょう。年度や受験回によって、文章の長さや題材、得点の取りやすさは変わります。
標準問題を落としていないか、記述に必要な条件を含められたか、時間配分が適切だったかを確認してください。
かえつ有明中学校を目指すご家庭へ
かえつ有明中学校の入試対策では、知識量を増やすことと同時に、お子さまが自分の考えを言葉にする機会をつくることが大切です。
家庭で問題を解き直す際には、すぐに解法を教えるのではなく、「問題から何が分かった?」「どの条件を使った?」「別の考え方はある?」と問いかけてみてください。
2027年度には2科・4科入試だけでなく、個人探究「テオリア」、グループ探究「ポリフォニー」、Honors/Advanced選考が用意されています。
入試方式によって求められる準備が大きく異なります。学校説明会や入試体験会に参加し、お子さまの強みや学び方に合った方式を検討してください。
2科・4科入試を選ぶ場合も、単に偏差値や過去問の合計点だけを見るのではなく、どの問題で失点しているかを丁寧に確認しましょう。
日々の学習で考えた過程を大切にしながら、基礎知識を初めて見る文章や資料の中でも使い、標準問題を確実に得点できる状態を目指すことが、合格への近道です。
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