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早稲田実業学校中等部の入試傾向と受験対策
早稲田実業学校中等部の中学受験 基本情報
早稲田実業学校中等部の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.wasedajg.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒185-8505 東京都国分寺市本町1丁目2-1
- 電話番号
- 042-300-2121
早稲田実業学校中等部の入試傾向と受験対策
早稲田実業学校中等部は、国語・算数各100点、理科・社会各50点の4科300点で合否を判定する共学校です。2027年度入試は2027年2月1日に実施予定で、募集人員は男子約70名・女子約40名、面接はありません。2026年度は男子316名が受験して81名、女子247名が受験して58名が合格し、合格者最低点は男子177点、女子187点でした。
難問をいくつ解けるかだけでなく、標準問題を正確に積み上げ、4科合計で安定した得点をつくることが重要です。国語と算数は合計200点で全体の3分の2を占めますが、2026年度の受験者平均点は国語52.6点、算数50.3点、社会32.7点、理科26.4点でした。国語・算数を得点の柱にしながら、理科・社会で大きく崩れない設計が必要です。
早稲田実業学校中等部の問題には、知識をそのまま再生するだけではなく、文章・図・表・条件を読み取り、必要な情報を整理して答えに結びつける出題が見られます。対策の中心は、基礎・標準問題の完成度を高めたうえで、条件整理、思考の手順、答案表現、時間配分を過去問で磨くことです。
早稲田実業学校中等部の入試で求められる力
長い文章や複数条件を正確に読む力
国語の長文だけでなく、算数の文章題、理科の実験説明、社会の資料問題でも、設問の条件を外さず読む力が必要です。「正しいもの」「誤っているもの」「すべて選ぶ」「本文中の言葉を使う」などの指示を見落とすと、理解できていても失点します。
情報を整理し、順序立てて考える力
算数では図や表への書き込み、理科では実験条件と結果の整理、社会では時代・地域・因果関係の整理が欠かせません。頭の中だけで処理せず、途中の情報を見える形にする習慣をつけましょう。
基礎知識を正確に使う力
早稲田実業学校中等部では、標準的な知識を土台にして考えさせる問題が多く見られます。漢字・語句、計算、理科の基本法則、地理・歴史・公民の基本事項を曖昧なままにすると、応用問題に進めません。
制限時間内に取る問題を選ぶ力
すべての問題を完答しようとすると、後半で時間が不足しやすくなります。すぐに解ける問題、少し考えれば解ける問題、後回しにする問題を判断し、得点を最大化する力が必要です。
理由や根拠を伝える表現力
国語の記述、算数の考え方、理科・社会の説明問題では、分かっていることを採点者に伝わる形にする必要があります。学校の教育課程でも「理解」と「表現」、教科横断的な探究が重視されているため、入試準備でも説明する学習を取り入れるとよいでしょう。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
早稲田実業学校中等部の国語は、文学的文章と説明的・論説的文章、漢字や語句などの知識問題を組み合わせる構成が中心です。文章の対象年齢が高めで、抽象的なテーマや語彙を含むことがあります。記号選択、書き抜き、空欄補充、記述など形式が幅広く、文章全体の構造と細部の両方を正確に捉える力が必要です。
物語文では、登場人物の心情を一文だけで判断せず、行動・会話・場面の変化をつないで考えます。説明文・論説文では、対比、具体例、言い換え、筆者の主張を整理し、段落同士の関係を捉えることが重要です。選択肢に本文と似た表現があっても、主語、範囲、因果関係がずれていれば誤答です。
国語の対策
- 漢字・語句・慣用句などを毎日少量ずつ継続し、知識問題を得点源にする
- 設問を解いた後に、根拠の位置と他の選択肢が誤りである理由を説明する
- 記述では、設問条件、必要要素、字数を確認し、本文の言葉を使ってまとめる
- 文章を読む時間、設問処理の時間、見直し時間を記録する
点数が伸びないときは、語彙不足、根拠確認の不足、記述条件の見落とし、時間配分のどこに原因があるかを分けて見直しましょう。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
早稲田実業学校中等部の算数は、大問5題前後で、計算・小問集合から始まり、文章題、速さ、割合と比、場合の数、平面図形などが出題される傾向があります。2026年度も文章題、速さ、平面図形、思考力を問う問題が中心となり、基本・標準レベルを確実に処理する力と、条件を整理して考える力の両方が求められました。
合否を分ける第一のポイントは、前半の計算や定番問題を落とさないことです。複雑な問題に時間をかける前に、取るべき問題を正確に取る必要があります。
算数の対策
- 途中式の配置、分数・比の処理、単位確認まで計算手順を一定の型にする
- 図形では条件を書き込み、等しい長さ・角度・面積比を見える形にする
- 場合の数では、樹形図、表、ベン図を使い分け、漏れと重複を防ぐ
- 応用問題は翌日や数日後に白紙から解き直し、最初の着眼点を言葉にする
- 大問ごとの所要時間と正答率を記録し、後回しにする基準を決める
難問に執着して標準問題の見直し時間を失うことは、大きな失点リスクです。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
早稲田実業学校中等部の理科は50点・30分で、物理・化学・生物・地学を横断した出題が見られます。実験・観察を題材に、文章、表、グラフ、図から情報を読み取り、知識と計算を組み合わせる問題への対応が必要です。環境や科学に関するテーマが扱われることもあり、単元知識を現実の現象と結びつける力が問われます。
2026年度の受験者平均点は26.4点(50点満点、得点率52.8%)でした。得点率は算数50.3%、国語52.6%と同程度であり、理科だけが特に低いわけではありません。知識の穴だけでなく、30分で資料を読み、計算まで進める処理速度の不足も失点につながります。
理科の対策
- 用語を暗記するだけでなく、現象の理由と条件変化を説明する
- 実験問題を目的、条件、結果、考察の順に整理する
- 計算前に求める量、与えられた量、単位を確認する
- グラフの軸、目盛り、変化の区間、比例関係を読み取る
- 科学ニュースを中学受験理科の単元と結びつけて整理する
過去問では知識で即答できる問題を先に取り、資料処理や計算が重い問題は残り時間を見ながら進める練習を重ねましょう。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
早稲田実業学校中等部の社会は50点・30分で、地理・歴史・公民・時事を組み合わせた出題が中心です。用語記入や記号選択だけでなく、地図、統計、写真、文章資料を読み取る問題や、理由・背景を説明する問題にも備える必要があります。
2026年度の受験者平均点は32.7点でした。理科より平均点は高いものの、知識問題の取りこぼしや設問条件の読み違いが、そのまま合否を左右する差になりやすい科目です。
社会の対策
- 地理は地名・産業・気候・地形を地図上の位置と理由に結びつける
- 歴史は年号だけでなく、出来事の前後関係と政治・社会・文化のつながりを整理する
- 公民・時事はニュースを憲法、国会、選挙、国際関係、産業、環境と関連づける
- 資料問題はタイトル、単位、調査年、増減、最大・最小を確認する
- 正誤・複数選択は、選択肢を要素ごとに分けて判定する
学校の沿革や早稲田大学に関する基本事項が題材になる可能性もあるため、直前期には学校案内や公式サイトを確認しておくと安心です。ただし、学校関連事項だけに偏らず、4分野の標準知識を完成させることを優先してください。
早稲田実業学校中等部合格に向けた学習の進め方
- 基礎知識と標準問題の穴を洗い出す
夏頃までを目安に、漢字・語句、計算、理社の基本知識を反復し、主要単元の標準問題を自力で解ける状態にします。 - 複数の知識を組み合わせる問題に進む
算数の条件整理、国語の長文と記述、理科の実験・計算、社会の資料・時事など、複数の処理を必要とする問題を増やします。 - 過去問で学校特有の形式に慣れる
秋以降は年度ごとに解き、失点を「知識不足」「読み違い」「方針ミス」「計算ミス」「時間不足」に分類します。 - 余裕を持った得点設計をつくる
国語・算数の得点の柱と、理科・社会で下回らない点数を決め、合計点に余裕を持たせます。 - 直前期は再現性を高める
12月以降は教材を増やしすぎず、過去問、間違い直し、頻出知識、計算・漢字のルーティンを優先します。
2026年度の合格者最低点は男子177点、女子187点でしたが、年度によって難度や合格点は変動します。過去の最低点ぎりぎりを目標にするのは危険です。
本番と同じ時間で解き、休み時間の過ごし方、問題を飛ばす基準、見直し手順まで決めておくと、当日の得点が安定します。
早稲田実業学校中等部を目指すご家庭へ
早稲田実業学校中等部は、早稲田大学への推薦進学という魅力だけでなく、基礎学力と表現力、探究する姿勢を育てる教育を行っています。2025年度卒業生336名のうち316名が早稲田大学へ推薦進学しています。
推薦先は本人の希望だけで決まるものではなく、在学中の成績や人物評価などを総合して判断されます。入学後も主体的に学び続ける姿勢が大切です。
ご家庭では、点数や偏差値だけでなく、学習の進め方を一緒に確認してください。「どこを間違えたか」だけでなく、「なぜその判断をしたか」「次は何を変えるか」を話せるようにすると、思考力と自己修正力が育ちます。
一方で、保護者がすべてを教えようとすると、親子ともに負担が大きくなります。学習計画、教材の優先順位、過去問の分析など、家庭だけで判断しにくい部分は、早稲田実業学校中等部の出題傾向を理解している指導者に相談することも有効です。
早稲田実業学校中等部の合格に必要なのは、基礎を正確に使い、条件を整理し、自分の考えを答案に表し、限られた時間で得点に変える力を育てることです。お子さまの現在地を丁寧に見極め、4科の優先順位を調整しながら、一つずつ完成度を高めていきましょう。
参考にした最新情報
早稲田実業学校「2027年度入試 募集概要」
早稲田実業学校「2026年度 入試結果」
早稲田実業学校「2026年度 カリキュラム」
早稲田実業学校「進路状況」
ダイヤモンド教育ラボ「早稲田実業学校中等部の入試分析」
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