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東京電機大学中学校の入試傾向と受験対策
東京電機大学中学校の中学受験 基本情報
東京電機大学中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.dendai.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒184-8555 東京都小金井市梶野町4丁目8-1
- 電話番号
- 0422-37-6441
東京電機大学中学校は、理数教育だけでなく、探究教育、体験教育、英語教育にも力を入れている共学校です。現在の英語教育では、1クラスに2名のネイティブ教員がつくオールイングリッシュの授業、英語検定への取り組み、国内外の英語研修などが用意されています。また、中学段階から問いを立て、情報を集め、整理・分析し、発表する探究学習を段階的に進めています。
2026年春の大学合格実績では、卒業生234名に対し、公式掲載数を合計すると国公立大学21名、早稲田大学4名、上智大学4名、東京理科大学36名、GMARCH86名となっています。東京電機大学には内部推薦で47名、一般入試で12名が合格しています。なお、公式ページの数字は既卒生を含む合格者数であり、実際の進学者数とは異なります。
東京電機大学中学校の入試傾向と受験対策
2027年度の中学入試は、第1回から第4回までの4回に分けて実施されます。
- 第1回:国語・算数の2科、または国語・算数・理科・社会の4科
- 第2回:国語または算数の1科
- 第3回:国語・算数の2科、または4科
- 第4回:国語・算数・理科・社会から得意な2科を選択
第1回と第3回は、国語と算数が各50分・100点、理科と社会が合わせて50分・各60点です。第2回は国語または算数を60分・100点で受験します。第4回は4科目から2科目を選び、合計70分・200点で受験する「得意2教科」方式です。
2026年度の実質倍率は、男女合計で第1回が2.76倍、第2回が2.73倍、第3回が4.27倍、第4回が4.78倍でした。ただし、東京電機大学中学校では、男女比がおよそ2:1になるよう男女別に合否を判定します。2026年度第4回の実質倍率も男子6.37倍・女子2.00倍と差があるため、全体倍率だけで難度を判断しないことが重要です。後半日程は募集人数が少なく、特に男子の倍率が高くなっています。
東京電機大学中学校の入試で重要なのは、難問を数多く解くことより、標準問題を正確に処理し、途中式や根拠を答案に残す力を身につけることです。入試方式が複数あるため、学力を高めるだけでなく、どの日程・科目で受験するかを早めに検討する必要があります。
東京電機大学中学校の入試で求められる力
東京電機大学中学校の問題は、全体として基本から標準レベルが中心です。ただし、単純な知識だけでなく、次のような力が求められます。
- 計算、漢字、理社の基本知識を正確に再現する力
- 算数の途中式や考え方を整理して書く力
- 国語で自分の意見と根拠を簡潔にまとめる力
- 図表、グラフ、実験結果、資料を読み取る力
- 制限時間内で解く問題を選び、見直しまで行う力
- 自分の得意科目を踏まえて入試方式を選択する力
基礎問題で失点しないことが合格の土台です。一方で、知識を覚えていても、条件の読み落とし、単位の書き忘れ、選択肢の見間違い、途中式の不足があると得点につながりません。
過去問演習では点数だけを見るのではなく、失点を「知識不足」「解法不足」「読み間違い」「時間不足」「答案の書き方」のどれに分類できるかを確認しましょう。
国語の入試傾向と対策
第1回・第3回の国語は50分・100点、第2回は国語1科を選択した場合に60分・100点です。第4回では得意2科目の一つとして国語を選択できます。
大問は6題程度で、説明文・論説文と物語文の読解、漢字の読み書き、語句や文法などが出題されます。記号選択、書き抜き、短い記述に加えて、80~100字程度で自分の考えを書く問題が特徴です。
読解では、文章全体を感覚的に読むのではなく、説明文では筆者の主張と具体例、物語文では人物の行動と心情変化を対応させて読む練習を行います。選択問題は、本文に書かれている内容と選択肢の表現を丁寧に照合しましょう。
作文・自由記述の書き方
- 質問に対する自分の結論を書く
- そのように考える理由を書く
- 具体例や経験を加えてまとめる
週に1題程度、80~100字の記述を書き、内容・根拠・表現の3点から添削を受けましょう。書いた直後に文字数だけを確認するのではなく、「設問に答えているか」「理由が伝わるか」を確認することが重要です。
長文読解に時間を使いすぎ、作文や知識問題を空欄にすることは大きな失点リスクです。過去問では、知識問題、読解、作文に使う時間の目安をあらかじめ決めておきましょう。
算数の入試傾向と対策
第1回・第3回の算数は50分・100点、第2回は算数1科を選択した場合に60分・100点です。第4回でも得意科目として算数を選択できます。
算数は大問5題程度で、前半に四則計算や逆算、小問集合が置かれ、後半に速さ、特殊算、数の性質、場合の数、平面図形、立体図形などの単元別問題が出題される傾向があります。一部の問題では、答えだけでなく途中式や考え方の記述が求められます。
2026年度入試の算数平均点は、第1回が59.1点、第2回が52.6点、第3回が46.1点でした。回によって難度や受験者層が変わるため、過去問1年分の結果だけで得意・不得意を判断しないことが大切です。
対策の中心は、前半の計算問題と小問集合を安定させることです。計算、割合、比、速さ、規則性、図形の基本問題を、式や図を残しながら反復します。
途中式を採点者に伝わる形で書く練習を、普段の問題演習から徹底してください。線分図、面積図、表、場合分けなどを使い、頭の中だけで処理しないことが重要です。
第2回の算数1科入試を検討する場合は、50分形式だけでなく、60分間算数に集中する演習も行います。後半問題に取り組む時間が増える一方、1科目だけで合否が決まるため、計算ミスの影響も大きくなります。
最後の難しい問題に時間をかけすぎ、前半の見直しができなくなることに注意しましょう。まず解ける問題を確実に取り、残り時間で応用問題に戻る手順を決めておく必要があります。
理科の入試傾向と対策
第1回・第3回では理科と社会を合わせて50分で解き、理科は60点満点です。第4回で理科を選択した場合は100点満点となるため、受験方式によって科目の重みが大きく変わります。
理科は大問3題程度で、生物・化学・物理・地学から幅広く出題されます。基本知識を確認する小問に加えて、実験や観察の条件、図、グラフなどを読み取る問題も出題される傾向があります。
対策では、用語を覚えるだけでなく、実験の目的、変える条件、そろえる条件、結果から分かることを説明できる状態にします。電気回路、光や音、物質の変化、植物や人体、天体、気象などの基本単元は、図を自分で書いて整理しましょう。
問題文中の実験条件に線を引き、表やグラフの数値と対応させる練習が有効です。作図問題に備え、回路図、光の進み方、天体の動きなども答案用紙に正確に書けるようにしておきます。
第1回・第3回では、理科だけに時間を使いすぎると社会を解く時間が不足します。過去問では理社をセットで解き、どちらから着手するか、どの時点で次の科目へ移るかを決めておきましょう。
社会の入試傾向と対策
第1回・第3回の社会は60点満点で、理科と合わせて50分です。第4回で社会を選択すると100点満点となります。
社会は大問3題程度で、地理・歴史・公民の各分野から出題されます。記号選択や用語記入が中心ですが、地図、地形図、統計資料、歴史資料などを読み取る問題や、複数分野を関連づけた問題、時事的な内容も出題される傾向があります。
地理では地域名と産業・気候・地形をセットで覚え、歴史では出来事を年代順に並べるだけでなく、原因と結果を説明できるようにします。公民は国会・内閣・裁判所、選挙、憲法、地方自治などの基本的な仕組みを整理しましょう。
資料問題では、タイトル、単位、年代、最大値・最小値、変化の大きい箇所を最初に確認してください。誤った選択肢についても、どの部分が違うのかを説明する学習を行うと知識が定着します。
時事問題は、ニュースの名称だけを暗記するのでは不十分です。出来事が起きた場所、関係する制度、歴史的背景、日本との関係を教科書の内容と結びつけて整理します。
最新ニュースだけを追い、地理・歴史・公民の基本知識が不十分なままになることに注意が必要です。入試の中心はあくまで基本事項と資料読解です。
東京電機大学中学校合格に向けた学習の進め方
合格に向けた学習は、次の4段階で進めます。
- 基礎事項を固める
計算、漢字、語句、理社の基本知識を毎日短時間ずつ反復します。正解したかどうかだけでなく、途中式、根拠、単位まで確認します。 - 標準問題を自力で解けるようにする
解説を読めば分かる状態ではなく、何も見ずに解法を再現できる状態を目指します。間違えた問題は、翌日と1週間後にもう一度解きます。 - 入試形式別の演習を行う
第1回・第3回の2科・4科形式、第2回の1科形式、第4回の得意2科形式では、必要な時間配分が異なります。志望する回に合わせて演習時間を設定します。 - 過去問から受験戦略を調整する
複数年度・複数回の過去問を解き、科目別得点、合計点、時間不足、ミスの種類を記録します。得点が安定する科目と、日によって変動する科目を区別しましょう。
2027年度入試では、重複受験の2回目以降に、1科受験は5点、2科受験は10点、4科受験は15点が加算されます。また、第2回と第3回4科では、成績優秀者から特待生が選考されます。
複数回受験を検討する場合は、加点制度、得意科目、過去問の得点状況を合わせて出願計画を立てましょう。
学校では、実際の過去問題を用いて各教科の出題傾向や注意点を説明する「過去問題解説」も行っています。参加できる場合は、学校の先生が示す採点上の注意や学習方法を確認し、その後の過去問演習に反映させるとよいでしょう。
東京電機大学中学校を目指すご家庭へ
東京電機大学中学校は、標準問題を中心としながら、算数の途中式、国語の作文、理社の資料読解などを通して、考えた過程を答案に表す力を見ています。
そのため、問題集の冊数や勉強時間だけを増やしても、答案の書き方や時間配分が変わらなければ得点が伸びないことがあります。模試や過去問を解いた後は、正答率だけでなく、どの問題を優先したか、考え方を正しく書けたか、見直しができたかを一緒に確認してください。
東京電機大学中学校合格の鍵は、基礎を徹底したうえで、入試形式に合わせて「限られた時間で確実に得点する方法」を身につけることです。
お子さまによって、算数の途中式、国語の記述、理社の時間配分など、優先して改善すべき点は異なります。過去問の点数だけで判断せず、実際の答案から失点原因を具体的に見つけることが、学習を立て直す第一歩になります。
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