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帝京大学中学校の入試傾向と受験対策
帝京大学中学校の中学受験 基本情報
帝京大学中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.teikyo-u.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒192-0361 東京都八王子市越野322番地
- 電話番号
- 042-676-9511
帝京大学中学校は、東京都八王子市にある男女共学の中高一貫校です。系列の帝京大学への内部進学だけでなく、国公立大学や早慶上理・ICU、MARCHなどへの進学も視野に入れた指導が行われています。
2026年度大学入試では、卒業生184名に対して、現役生の延べ合格実績は国公立大学29名、早慶上理・ICU141名、MARCH186名でした。大学別では、東京大学2名、東京科学大学2名、一橋大学1名が現役で合格しています。また、早稲田大学は現役54名・既卒1名の合計55名、慶應義塾大学は現役29名・既卒1名の合計30名でした。系列大学への進学だけに限らず、幅広い進路を目指せる学校といえるでしょう。
2027年度の中学入試は、第1回が2月1日午前、第2回が2月2日午前、第3回が2月3日午後に実施されます。第1回は2科・4科の選択、第2回は4科、第3回は2科です。国語と算数は各100点・各50分、理科と社会は各50点・各30分となっています。
帝京大学中学校の入試傾向と受験対策
帝京大学中学校の入試では、極端に難しい問題を解く力よりも、各教科の基本事項を正確に使い、制限時間内に得点へつなげる力が重視されます。
2026年度入試の実質倍率は、第1回2科が3.17倍、第1回4科が1.90倍、第2回4科が2.01倍、第3回2科が2.45倍、全体では2.15倍でした。第1回2科は受験者19名、合格者6名と母数が小さいため、倍率だけで入試の難しさを判断しないことが大切です。
2026年度の合格最低点は、第1回が国語・算数による判定で133点、第1回4科判定で177点、第2回が158点、第3回が110点でした。年度や問題の難度によって変動しますが、まずは基本問題で失点せず、国語・算数の合計で6割台を安定して取れる状態を目指しましょう。
第1回4科受験の判定方法
第1回の4科受験では、まず4科合計による判定が行われ、その後、4科判定で合格に届かなかった受験生と2科受験生を対象に、国語・算数の合計点による判定が行われます。
4科受験生には判定の機会が増えますが、国語と算数の配点が高いため、理科・社会だけで国語・算数の不足を補うのは難しい入試です。
帝京大学中学校の入試で求められる力
帝京大学中学校の入試で中心となるのは、基礎知識を覚えているだけでなく、問題の条件に合わせて正しく使う力です。
算数では計算力と典型問題の処理力、国語では文章の内容を正確に読み取る力、理科・社会では幅広い知識を短時間で引き出す力が求められます。特に理科と社会は各30分と短いため、知識が曖昧なまま考え込むと、最後まで解き切れなくなる可能性があります。
学校では、中学1・2年で基礎学力と学習習慣を固め、中学3年以降に応用力や表現力を伸ばす教育を掲げています。朝講座の小テスト、学習計画表、再テストや補習なども行われているため、入試でも日々の課題を着実に積み上げられる生徒との相性がよいと考えられます。
帝京大学中学校を目指す場合は、次の力を優先して育てましょう。
- 計算、漢字、重要語句を正確に処理する力
- 標準問題の解法を自力で再現する力
- 問題の条件や資料を落ち着いて読み取る力
- 解く問題と後回しにする問題を判断する力
- 間違いの原因を確認し、解き直す学習習慣
国語の入試傾向と対策
国語は100点満点、試験時間は50分です。過去の出題では、論説文・随筆文・物語文などから読解問題が出され、漢字や国語知識も問われています。記号選択だけでなく、抜き出しや記述への対応も必要です。
文章そのものは比較的読み進めやすくても、設問の根拠を曖昧にしたまま答えると失点します。「なんとなくこの選択肢だと思う」という読み方ではなく、傍線部の前後や登場人物の言動、接続語などから根拠を確認しましょう。
記述問題の対策
記述問題では、過去に50~60字程度でまとめる問題も見られました。本文の言葉をただ抜き出すのではなく、設問が求める要素を二つ程度に整理し、主語と述語が対応した一文にまとめる練習が必要です。
- 漢字と語句を毎日少量ずつ学習する
- 選択肢の正誤を本文中の根拠と結びつける
- 記述問題の模範解答と自分の答案を比較する
- 50分で読解と知識問題を解き切る練習をする
読解問題に時間を使い過ぎて、漢字や知識問題を確認できなくなることには注意が必要です。過去問演習では、大問ごとの終了目安を決めて取り組みましょう。
算数の入試傾向と対策
算数は100点満点、試験時間は50分です。過去問では、計算問題、小問集合、応用問題という構成が中心で、総設問数は20問前後となる年度があります。
基本から標準レベルの問題が中心ですが、角度、長さ、面積、場合の数、速さ、規則性などでは、条件を正確に整理しなければ解けない問題も出されます。図形は継続的に対策しておきたい分野です。
2026年度入試の受験者平均点は、第1回51.8点、第2回39.8点、第3回48.3点でした。一方、合格者平均点は、第1回61.6点、第2回48.2点、第3回59.4点です。
難度は回によって異なるものの、計算や小問を取りこぼさず、標準問題で得点を積み上げることが合否を分けています。
- 毎日5~10分の計算練習を続ける
- 小問集合を時間を測って解く
- 速さ、割合、場合の数、規則性、図形の典型問題を反復する
- 問題文の条件を図や表に整理する
- 過去問で大問ごとの時間配分を決める
難しい問題に長時間粘り、計算問題や標準問題の見直し時間を失うことは避けなければなりません。最初の計算・小問で確実に得点し、応用問題では途中で詰まったら一度先へ進む判断も必要です。
理科の入試傾向と対策
理科は50点満点、試験時間は30分です。年度による違いはありますが、物理・化学・生物・地学の各分野から広く出題され、実験や観察、グラフ、計算など複数の形式に対応する必要があります。
過去問では、記号選択や一問一答だけでなく、計算、作図、グラフの読み取りなども見られます。知識を覚えるだけでなく、実験条件と結果を結びつけて考える力が必要です。
2026年度の受験者平均点は、第1回19.1点、第2回25.8点、合格者平均点は第1回22.6点、第2回29.9点でした。50点満点であることを考えると、年度によっては得点しにくい問題構成になることが分かります。
- 4分野の基本用語と原理を一通り完成させる
- 計算式を暗記するだけでなく、単位と意味を確認する
- 実験の目的・条件・結果をセットで整理する
- 表やグラフから必要な数値を素早く読み取る
- 30分の時間制限で過去問を解く
計算問題で手が止まり、知識問題を解く時間まで失わないよう注意が必要です。すぐに方針が立たない問題には印をつけ、先に知識問題を回収する練習をしておきましょう。
社会の入試傾向と対策
社会は50点満点、試験時間は30分です。地理・歴史・公民から幅広く出題され、記号選択、一問一答、資料の読み取り、理由説明などに対応する必要があります。
地理では地図・統計・産業・環境問題、歴史では時代の流れやテーマ史、公民では政治制度や社会の動きが問われます。時事的なテーマが地理や公民の知識と組み合わされることもあるため、ニュースを見ただけで終わらせず、教科書で学んだ内容と関連づけることが大切です。
2026年度の受験者平均点は、第1回26.9点、第2回26.4点、合格者平均点は第1回29.2点、第2回30.7点でした。30分で多くの設問を処理するため、迷わず答えられる知識の完成度が重要です。
- 地理・歴史・公民の重要語句を漢字で書けるようにする
- 地図帳、年表、統計資料を使って知識を関連づける
- 資料問題では表題・単位・年代を最初に確認する
- 時事問題を地理・公民の単元へ結びつける
- 一問に時間をかけ過ぎず、30分で一巡する練習をする
用語の漢字間違いや、資料の単位・年代の見落としは防げる失点です。知識を増やすだけでなく、短時間で正確に答える演習を重ねましょう。
帝京大学中学校合格に向けた学習の進め方
帝京大学中学校の対策では、難問中心の学習へ早く移るより、標準問題までの正答率を高めることが先決です。
基礎を完成させる時期
小学校5年生まで、または6年生の夏前までは、塾の通常教材を使って各単元の基本問題と標準問題を完成させます。間違えた問題は、解説を読んで終わりにせず、翌日や数日後にもう一度解きましょう。
夏以降の分野別対策
6年生の夏から秋にかけては、算数の図形・速さ・場合の数、国語の記述、理科の計算と実験、社会の資料問題など、帝京大学中学校で差がつきやすい形式を重点的に補強します。
過去問の振り返り方
- 時間内の得点と、時間を延長した場合の得点を分ける
- 知識不足、解法不足、読み違い、計算ミス、時間不足に分類する
- 次の過去問までに直す項目を二つか三つに絞る
- 間違えた問題を教材の類題まで戻って練習する
- 同じ年度を一定期間後に解き直す
過去問の点数だけを記録し、失点の原因を分析しない学習では、回数を重ねても得点が安定しません。特に国語・算数は配点が高いため、「どの大問で何点を取るか」という得点計画まで決めておきましょう。
帝京大学中学校を目指すご家庭へ
帝京大学中学校は、少人数教育のもとで基礎学力と学習習慣を身につけ、自分で目標を立てて努力する姿勢を育てる学校です。学校側も、学習計画表や朝講座、個人面談、補習などを通して、一人ひとりの学習を支える方針を示しています。
そのため、受験勉強でも、保護者がすべてを管理するより、お子さんが自分の課題を理解し、次に何を直すかを言葉にできる状態を目指すことが大切です。
ご家庭では、過去問の点数だけでなく、次の点を確認してください。
- 基本問題を確実に得点できているか
- 時間不足が起きている科目や大問はどこか
- 同じ種類のミスを繰り返していないか
- 解き直した問題を後日もう一度解けているか
- 国語・算数の得点が安定しているか
帝京大学中学校の入試では、難問を一問解けることより、取るべき問題を正確に積み重ねることが重要です。お子さんの答案をもとに、知識不足なのか、時間配分なのか、問題の読み取り方なのかを整理し、優先順位をつけて学習を進めていきましょう。
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