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桐朋女子中学校の入試傾向と受験対策
桐朋女子中学校の中学受験 基本情報
桐朋女子中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://chuko.toho.ac.jp/
- 中学校所在地
- 〒182-8510 東京都調布市若葉町1丁目41-1
- 電話番号
- 03-3300-2111
桐朋女子中学校の入試傾向と受験対策
桐朋女子中学校の入試は、知識量や問題を解く速さだけで合否を決めるものではありません。学校側は、問題文や説明を正確に受け取り、初めて見る内容について粘り強く考え、その過程を自分の言葉で表現する力を重視しています。
2027年度入試では、A入試、英語1科型入試、論理的思考力&発想力入試、B入試の4方式が実施されます。A入試は国語・算数と口頭試問、B入試は国語・算数の2科または国語・算数・社会・理科の4科で受験します。2027年度からはCreative English入試が英語1科型入試に名称変更され、試験内容も変更されました。実施日は2月1日午後です。
桐朋女子中学校を目指す際に最も大切なのは、単元別の知識を覚えるだけでなく、初めて見る文章・資料・ルールを理解し、根拠をもって考えを伝えられる状態をつくることです。
入試方式ごとの特徴
A入試では、国語45分、算数45分の筆記試験に加え、約40分の口頭試問準備と約15分の試問が行われます。準備室では授業を受けたり、映像や文章、資料を見たりしたうえで課題に取り組み、試問室では考えた過程や判断の理由について質問されます。
口頭試問は、流暢に話せるかを競う面接ではありません。説明を理解しているか、質問をよく聞いているか、ヒントを受けて考えを修正できるかが見られます。
英語1科型入試は、リスニング・リーディング・ライティングによる45分の筆記試験と、約10分のインタビュー試験で構成されます。インタビューでは、英語の文章を音読したうえで内容に関する質問や自分の体験についての質問に英語で答えます。難易度の目安は実用英語技能検定3級程度です。
論理的思考力&発想力入試は、言語分野と理数分野を各50分で解く記述型試験です。教科の枠を超えたテーマについて、文章や図表から情報を読み取り、学んだ内容と自分の知識・経験を結び付けて考える力が求められます。
B入試では、基本的な知識を使う問題に加え、発展問題や記述問題も出題されます。
桐朋女子中学校の入試で求められる力
桐朋女子中学校の入試で共通して求められるのは、次の力です。
- 説明や問題文を最後まで正確に聞き、読む力
- 与えられた資料から必要な情報を選ぶ力
- 知っていることを初見の課題に活用する力
- 結論だけでなく、考えた理由や過程を説明する力
- 間違いや行き詰まりがあっても、ヒントを使って考え直す力
- 限られた時間の中で、基本問題を正確に処理する力
学校は入試を通して、「受け取る力」「粘り強く考える力」「自分の言葉で表現する力」を見ています。
特にA入試の口頭試問を、暗記した受け答えを披露するための面接練習だけで終えないことが重要です。準備室で学んだ内容を整理し、試問官との対話を通じて考えを深められるかが問われます。
家庭では、新聞記事や身近な出来事について、「何が書かれていたか」「なぜそう考えたか」「別の見方はないか」を順序立てて話す練習を行いましょう。
国語の入試傾向と対策
国語はA入試・B入試ともに45分です。語彙や漢字などの基礎知識に加え、長い文章の内容を正確に理解し、根拠を示して答える力が求められます。
近年の問題でも、漢字の読み書き、説明的文章、物語文などが出題され、選択、抜き出し、言い換え、短い記述を組み合わせた構成が見られます。単に選択肢を選ぶだけでなく、本文中の表現を使って説明したり、自分で例文を作ったりする問題もあります。
対策では、次の学習を進めましょう。
- 漢字と語彙を毎日少量ずつ学習する
- 指示語・接続語・段落の役割を確認しながら読む
- 説明文では筆者の主張と理由を整理する
- 物語文では人物の行動、会話、情景から心情を考える
- 記述問題は、設問の条件と本文の根拠を確認してから書く
- 書いた答案を「質問に答えているか」という観点で見直す
読書をするだけで、入試に必要な記述力まで自然に身につくとは限りません。読んだ内容を短くまとめる、理由を説明する、本文のどこから判断したかを確認するところまで行うことが大切です。
算数の入試傾向と対策
算数はA入試・B入試ともに45分です。基本的な計算力に加え、問題文の説明から法則や新しい考え方を理解し、それを使って解き進める力が求められます。
計算問題では、整数だけでなく、小数・分数を含む四則計算や逆算への対応が必要です。途中の計算式を書くことを求められる場合もあります。
対策では、次の点を重視します。
- 小数・分数を含む四則計算を毎日練習する
- 途中式を省略せず、読み返せる形で書く
- 割合、比、速さ、平面図形、立体図形の基本解法を整理する
- 問題文に示された新しいルールを、具体例で確認してから使う
- 解けなかった問題は、答えではなく「どこで判断を誤ったか」を振り返る
- 45分を想定し、前半の基本問題で時間を使いすぎない練習をする
普段から「なぜこの式になるのか」「別の方法でも解けるか」を言葉で説明する習慣をつけましょう。
公式や解法パターンの暗記だけに偏ると、説明を読んで考える問題に対応しにくくなります。
理科の入試傾向と対策
理科はB入試の4科受験で実施され、試験時間は30分です。基礎知識を問う問題に加え、図や実験結果を読み取り、理由を考える問題への対応が必要です。
近年は、文章中の空欄を知識で補うだけでなく、図を識別し、働きや現象の順序を理解して答える問題も出題されています。
対策では、次の学習が効果的です。
- 生物・地学・化学・物理の基本用語を正確に覚える
- 実験の目的、条件、結果、考察をセットで整理する
- グラフは軸と単位を確認してから変化を読む
- 図や写真を見て、特徴を言葉で説明する
- 計算問題では単位を必ず書いて確認する
- 30分で解くために、知識問題を素早く処理する
知識を覚えただけで安心せず、「この結果から何がいえるか」「条件を変えるとどうなるか」まで考える練習を取り入れましょう。
社会の入試傾向と対策
社会はB入試の4科受験で実施され、試験時間は30分です。地理・歴史・公民の基礎知識を土台に、資料や文章から情報を読み取り、テーマに沿って考える力が求められます。
近年は、時事的な話題を入口にしながら、人物、制度、文化、資料読解を横断的に問う問題も見られます。
対策では、次の点を意識しましょう。
- 地理は地図、統計、雨温図、グラフを一緒に確認する
- 歴史は出来事を年代だけでなく因果関係で整理する
- 人物名と出来事だけでなく、その背景や社会への影響を説明する
- 公民は制度の名称と仕組みを結び付ける
- ニュースを地理・歴史・公民の学習内容と関連付ける
- 資料を比較し、違いや変化を短い文章で説明する
時事問題対策を、ニュースの名称や数字の暗記だけで終えないようにしましょう。
「なぜ問題になっているのか」「これまでに学んだどの分野と関係するか」を確認することが大切です。
桐朋女子中学校合格に向けた学習の進め方
桐朋女子中学校に向けた学習では、基礎固め、説明する練習、過去問演習の順に進めることが重要です。
小学5年生まで
計算、漢字、語彙、理科・社会の基本事項を安定させます。問題を解いた後は、保護者や先生に考え方を説明する時間をつくりましょう。正解した問題でも、理由を説明できない場合は理解が十分でない可能性があります。
小学6年生前半
標準的な入試問題を使い、文章や資料を正確に読む練習を増やします。国語と社会では根拠を示す記述、算数と理科では途中の考え方を書く練習を行います。
A入試を検討している場合は、身近なテーマについて資料を読み、要点をメモし、質問に答える練習も始めましょう。話す内容を暗記するのではなく、質問を聞いてから考えることが大切です。
小学6年生後半
志望する入試方式に合わせて過去問を進めます。過去問では点数だけを記録するのではなく、失点を次のように分類します。
- 知識を覚えていなかった
- 問題文や資料を読み違えた
- 考え方は分かったが説明できなかった
- 計算や書き写しでミスをした
- 時間が足りなかった
失点原因に応じて、知識の復習、読み取り練習、記述の添削、計算精度、時間配分のどこを改善するか決めましょう。
正解を覚えただけで解き直しを終えず、自分の言葉で考え方を再現できるかまで確認する必要があります。
桐朋女子中学校を目指すご家庭へ
桐朋女子中学校の入試では、素早く正解を答えられることだけが評価されるわけではありません。初めて見る内容でも説明をよく聞き、分かることを整理し、試行錯誤しながら自分なりの答えをつくる姿勢が重視されています。
A入試の口頭試問について、話すことが得意でなければ不利になると心配されるご家庭もあります。しかし、流暢さや発言量よりも、課題を考えているか、自分なりに答えようとしているかが大切です。
ご家庭では、正解を急いで教えるのではなく、「どこを見てそう思ったの?」「ほかの考え方はある?」「もう一度説明するとしたら?」と問いかけてください。
毎日の会話や学習の中で、考えを整理して伝える経験を積み重ねることが、桐朋女子中学校の入試だけでなく、入学後の学びにもつながります。
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