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和洋九段女子中学校の入試傾向と受験対策
和洋九段女子中学校の中学受験 基本情報
和洋九段女子中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.wayokudan.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目12-12
- 電話番号
- 03-3262-4161
和洋九段女子中学校では、国語・算数を中心とする一般的な入試だけでなく、PBL型、英語、適性検査、基礎力入試など、受験生の個性や得意分野を生かせる多様な入試が行われています。
ただし、どの入試方式を選ぶ場合でも、学習の土台となるのは小学校範囲の基礎知識です。最新の公式過去問を見ると、単純な知識の再生だけでなく、文章、図、グラフ、会話文、新聞記事などから必要な情報を読み取り、自分で判断して答える問題も見られます。
和洋九段女子中学校の合格に向けて最も重要なのは、基礎問題を正確に得点する力を固めたうえで、与えられた情報を整理し、自分の考えを表現する力を養うことです。
和洋九段女子中学校の入試傾向と受験対策
2027年度の生徒募集要項暫定版では、得意科目入試、英語入試、適性検査入試、SSS特待入試、基礎力入試が設定されています。得意科目入試では2科・4科型に加えて、PBL型も用意されています。
2科・4科型では国語と算数が各45分、4科受験では理科・社会を合わせて40分で解答します。4科型では、得点率の高い科目を生かして合否を判定する仕組みが設けられているため、得意科目を持っている受験生にとって力を発揮しやすい入試です。
一方で、「得意科目入試」という名称だけを見て、苦手科目を勉強しなくてもよいと考えるのは危険です。国語・算数の基礎力は多くの入試方式で必要となり、4科型では複数科目を安定させることで合格の可能性を高められます。
PBL型では、実際にPBL型授業を受け、その中での論理性、協働性、表現力などが評価されます。本稿の科目別対策は、主に2科・4科型を受験する場合を想定しています。
なお、2027年度の募集要項は2026年5月20日現在の暫定版です。入試日程、募集人数、判定方法などは、正式版であらためて確認してください。
和洋九段女子中学校の入試で求められる力
和洋九段女子中学校の入試で求められる力は、大きく次の3つに整理できます。
- 計算、漢字、語句、理社の基本事項を正確に答える基礎力
- 文章、資料、図、グラフから必要な情報を見つける読解力
- 根拠を整理し、自分の言葉で説明する思考力・表現力
最新の過去問では、算数の速さのグラフや理科の実験データ、社会の新聞記事など、複数の情報を読み合わせる問題が出されています。国語でも、本文の内容を理解するだけでなく、ある意見について自分の立場と理由を書く問題が見られます。
和洋九段女子中学校は、日頃の授業でもPBL型授業を取り入れ、生徒が個人で考え、グループで話し合い、発表する学習を重視しています。学校法人の中期計画でも、知識を統合して思考し、表現する力や、対話力・協働力を育てる方針が示されています。
知識を覚えるだけで終わらず、「なぜそうなるのか」「どの情報が根拠になるのか」を説明する学習が、入試対策としても有効です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
2026年度第2回の国語では、情報やメディアをテーマとした長い説明的文章が出題されました。設問には、接続語、内容説明、理由説明、抜き出し、選択問題、本文内容との一致・不一致などが含まれています。
さらに、「ネットでニュースを読めば新聞やテレビはいらない」という意見について、賛成・反対を明らかにしたうえで理由を説明する問題も出題されました。本文を読む力だけでなく、自分の考えを筋道立てて書く力も必要です。
知識問題では、漢字の書き取りと読み、慣用表現、言葉の種類、文法、熟語の構成など、幅広い国語知識が問われています。
国語の対策ポイント
読解問題では、筆者の主張、具体例、理由、対比関係を区別して読む練習を行いましょう。特に「しかし」「つまり」「なぜなら」などの接続語に印を付けると、文章の構造を把握しやすくなります。
記述問題では、最初から長い文章を書こうとせず、次の順序で答案を組み立てます。
- 質問に対する結論を書く
- 本文中の根拠を見つける
- 根拠が伝わるように一文でまとめる
- 字数や主語・述語のつながりを確認する
意見記述では、「賛成・反対などの立場」「その理由」「理由を支える具体例」の順で書く練習が効果的です。
漢字や語句は、読み書きだけでなく、実際の文の中で意味を確認しましょう。毎日短時間でも継続し、間違えた語句だけを集めた復習ノートを作ることが大切です。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
2026年度第2回の算数は、大問5題で構成されています。
大問1は整数、小数、分数を含む計算や単位換算、大問2は倍数、割合、年齢、図形などの一行問題です。大問3以降では、規則性、平面図形、速さとグラフが出題されました。
基本的には答えを記入する問題が中心ですが、平面図形の一部では途中の考え方を書くことが求められています。計算力だけでなく、図やグラフの条件を整理して考える力が必要です。
算数の対策ポイント
合格点を安定させるためには、まず大問1・2の計算問題と一行問題で失点しないことが重要です。
次の分野を重点的に復習しましょう。
- 整数・小数・分数の四則計算
- 単位換算
- 割合、売買損益
- 年齢算
- 倍数・約数
- 規則性
- 平面図形の長さ、面積、比
- 速さとダイヤグラム・グラフ
計算問題では、暗算に頼りすぎず、途中式を整理して書く習慣をつけます。文章題では、数字だけを拾うのではなく、「何を求めるのか」「どの量が一定なのか」を確認してから式を立てましょう。
また、速さのグラフでは、線の傾き、横線が示す休憩時間、折れ曲がる地点の意味を言葉で説明できるようにしておくことが有効です。
前半の基本問題を短時間で正確に解き、後半に考える時間を残すことが、算数の得点を安定させるポイントです。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
2026年度第2回の公式問題は大問4題で構成されています。
出題内容は、次の4分野です。
- 物理分野:水の温度と熱量
- 化学分野:塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和
- 生物分野:目のつくりやネコの体の特徴
- 地学分野:地層、断層、化石、地下水
選択問題や用語記入だけでなく、熱量や中和に関する計算、グラフの読み取り、理由を説明する記述問題も出されています。
理科の対策ポイント
理科は4分野を偏りなく復習することが重要です。まず、現象や用語の意味を正確に覚え、その後に計算問題や資料問題へ進みましょう。
計算問題では、問題文に書かれた条件を整理してから式を立てます。熱量や水溶液の問題では、「何が同じなのか」「何と何を比較しているのか」を図や表に書き込むと、条件を把握しやすくなります。
生物や地学では、図の各部分の名称を答えるだけでなく、その働きや現象が起こる理由まで説明できるようにしてください。
実験結果やグラフを見たときに、「増えているもの」「変わらないもの」「比例しているもの」を言葉で確認する習慣をつけると、資料問題への対応力が高まります。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
2026年度第2回の社会は、大問4題で構成されています。
大問1は地名のついた歴史上の出来事をテーマとする歴史、大問2は都道府県の気候、農業、産業、都市などを扱う地理、大問3は物価、国際情勢、選挙、国会などを扱う公民、大問4は食品ロスに関する新聞記事の読み取りです。
選択問題、一問一答、並べ替え、地図や雨温図の読み取り、漢字指定の記述など、解答形式は多様です。「正しいもの」だけでなく、「あやまっているもの」や「記事の内容と合うものをすべて選ぶ」問題も出題されています。
社会の対策ポイント
歴史は、人物名や出来事を単独で覚えるのではなく、時代の流れの中で整理します。年表を作り、「何が原因で、何が起こり、その後どう変化したのか」をつなげて覚えましょう。
地理は、都道府県の位置、県庁所在地、気候、農業、工業、交通、世界遺産を関連づけて学習します。地図帳や資料集を使いながら、場所を確認することが重要です。
公民では、憲法、国会、内閣、裁判所、選挙などの基本事項に加えて、物価、災害、国際情勢などのニュースにも関心を持ちましょう。
新聞記事問題では、記事を細部まで暗記する必要はありません。見出し、数字、取り組みの主体、原因と結果を整理し、選択肢の内容と一つずつ照合します。
「すべて選びなさい」「あやまっているものを選びなさい」という指示の見落としは大きな失点につながるため、設問の条件に線を引く習慣をつけてください。
和洋九段女子中学校合格に向けた学習の進め方
基礎固めの時期
まずは、計算、漢字、語句、理社の基本事項を確実にします。
一度正解しただけで終わらせず、数日後にもう一度解き、何も見ずに正解できるか確認してください。間違えた問題は、答えを写すのではなく、原因を「知識不足」「条件の読み落とし」「計算ミス」「時間不足」などに分けて記録します。
過去問演習の時期
過去問は、国語・算数各45分、理科・社会合わせて40分という時間を意識して取り組みます。
最初は時間を超えても構いませんが、解き直し後には次の点を確認しましょう。
- 基本問題で何点落としたか
- 問題文のどの条件を見落としたか
- 時間をかけすぎた問題はどれか
- 記述の根拠が答案に入っているか
- 後回しにするべき問題を判断できたか
入試直前期
直前期は新しい難問に手を広げすぎず、過去に間違えた基本問題を優先します。
得意科目入試の2科・4科型を受験する場合は、得意科目をさらに伸ばしながら、国語・算数を含む基本問題の取りこぼしを減らします。PBL型を受験する場合は、個人で考え、グループで話し合い、発表する流れを意識し、論理性・協働性・表現力を発揮できるよう準備しましょう。
「難しい問題を解けるようにすること」よりも、「解けるはずの問題を確実に得点すること」を優先しましょう。
和洋九段女子中学校を目指すご家庭へ
和洋九段女子中学校には、2科・4科型、PBL型、英語入試、適性検査入試、基礎力入試など複数の受験方法があります。お子さまの得意分野、志望クラス、併願校の学習内容を踏まえて、どの方式を選ぶか早めに検討することが大切です。
家庭では、問題を解くことだけでなく、「どうしてその答えになったのか」をお子さまに説明してもらいましょう。説明が途中で止まる場合は、知識があいまいなのか、考えを言葉にできていないのかを確認できます。
また、社会の新聞記事問題や国語の意見記述に備え、ニュースについて家庭で短く話し合うことも効果的です。正解を教えるのではなく、「あなたはどう思う?」「そう考えた理由は何?」と問いかけることで、入試で必要となる思考力と表現力を伸ばせます。
和洋九段女子中学校の入試は、地道に身につけた基礎力を得点につなげやすい一方、資料や設問の条件を丁寧に読む姿勢も求められます。毎回の学習で小さなミスを見直し、得意科目と基礎力の両方を伸ばしていきましょう。
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