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筑波大学附属中学校の入試傾向と受験対策
筑波大学附属中学校の中学受験 基本情報
筑波大学附属中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.high-s.tsukuba.ac.jp/jhs/
- 中学校所在地
- 〒112-0012 東京都文京区大塚1丁目9-1
- 電話番号
- 03-3945-3231
筑波大学附属中学校は、自主自律の精神と探究心を大切にする国立大学附属校です。入試では、4教科の基礎知識に加え、資料や条件を読み取り、限られた時間で正確に判断する力が求められます。2026年7月時点では、2027年度入試の募集要項は公表されていないため、以下の試験科目・配点・試験時間・報告書点は2026年度募集要項を基準としています。2026年度に実施された理科・社会の試験時間変更も踏まえ、科目別の傾向と具体的な対策を整理します。次年度の受験生は、募集要項の公開後に必ず変更点を確認してください。
筑波大学附属中学校の入試傾向と受験対策
筑波大学附属中学校の教育と入試の特徴
筑波大学附属中学校は、校訓「強く、正しく、朗らかに」のもと、自主自律の精神、探究心、判断力、協力と責任などを重視する国立大学附属校です。学校では受験対策や先取りを目的とした授業ではなく、各教科の本質を深く考える学びが行われています。そのため入試でも、知識を覚えているだけでなく、限られた時間の中で資料や条件を読み取り、筋道を立てて判断する力が問われます。
卒業生の約8割は内部入試を経て筑波大学附属高等学校へ進学します。一方、内部進学は自動的に保証されるものではなく、中学校での成績と当日の試験結果を踏まえて総合的に判断されます。入学後も自分で学びを進める姿勢が必要な学校です。
2026年度入試の基本情報
2026年度入試は、国語50点・算数50点・理科25点・社会25点の計150点に、6年生12月末時点の報告書点42点を加えた192点満点で判定されました。試験時間は国語40分、算数40分、理科・社会は2教科合わせて50分です。
特に注意したい変更点は、理科・社会の試験時間が従来の合計40分から50分へ延長されたことです。ただし、2教科を同じ時間枠で解く形式は変わらないため、どちらから着手するか、各教科に何分使うかを過去問演習で決めておく必要があります。
合格に向けた全体方針
筑波大学附属中学校の入試では、難問だけを解ける力よりも、標準から応用レベルの問題を速く正確に処理し、資料や条件の意味を考えながら得点を積み上げる力が重要です。
4教科すべてで、問題文・図・表・選択肢を丁寧に照合する習慣をつけましょう。解けない問題に固執せず、取るべき問題を見極める判断力も合否を左右します。
筑波大学附属中学校の入試で求められる力
限られた時間で正確に処理する力
国語と算数は各40分、理科と社会は合わせて50分です。どの教科も問題量に対して時間の余裕は大きくありません。基本問題を素早く処理し、考える必要がある問題に時間を残すことが必要です。
資料と条件を読み取る力
算数の図形やグラフ、理科の実験・観察、社会の地図・統計・写真など、与えられた情報を使って考える問題が多く見られます。知識をそのまま答えるだけでなく、資料のどこに根拠があるかを確認する姿勢が求められます。
考えを簡潔に表す力
選択式の問題が多い教科でも、計算過程、作図、短い記述や理由説明に対応できる力が必要です。長く書くことより、条件と根拠を整理し、必要な内容を過不足なく示す練習が有効です。
4教科を安定させる総合力
学力検査150点に対し、理科と社会も合わせて50点を占めます。国語・算数だけに偏ると総合点が安定しません。報告書点も含めた総合判定であることを踏まえ、日々の学校生活と4教科の基礎を大切にする必要があります。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は40分・50点です。物語文と論説文・説明文を中心とした読解問題が出題され、文章全体の要旨、人物の心情、指示語や接続語、語句の意味、段落の関係などが問われます。選択式が中心でも、本文の細部まで正確に確認しなければ判断できない問題が多く、速さと精度の両方が必要です。
文章自体が極端な難文でなくても、複数の選択肢を比較し、本文に合わない部分を見抜くには時間がかかります。感覚で選ぶのではなく、本文中の根拠に戻って判断する読み方が重要です。
国語の対策
説明文・論説文では、段落ごとの役割を整理し、「筆者の主張」「具体例」「対比」「理由と結論」を短くまとめる練習を行いましょう。物語文では、行動・会話・情景描写・比喩表現から心情の変化を読み取ります。
選択肢問題は、正しいものを直感で探すのではなく、本文と一致しない語句を一つずつ確認する消去法が有効です。40分で最後まで解くため、読解1題ごとの目安時間を決め、迷った問題に印をつけて先へ進む練習も必要です。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は40分・50点で、大問6題前後の構成が続いています。計算・一行問題に加え、平面図形、立体図形、展開図、図形の移動、規則性、グラフの読み取りなど、幅広い分野から出題されます。特に図形や空間把握を必要とする問題は、筑波大学附属中学校らしい重要分野です。
極端な奇問を解くことより、典型問題を短時間で正確に処理し、条件整理が必要な問題に対応する力が求められます。年度によっては理由や考え方を説明する問題もあるため、答えだけでなく過程を整理する習慣が必要です。
算数の対策
まず計算、一行問題、割合、比、速さ、数の性質などの標準問題を、制限時間内にミスなく解ける状態にします。そのうえで、平面図形の補助線、立体の見取り図・展開図、点や図形の移動、グラフと数量関係を重点的に演習しましょう。
図形問題では頭の中だけで処理せず、辺の長さ、角度、対応関係を書き込みます。立体図形では、見取り図と展開図を往復し、面や頂点の対応を確認する練習が効果的です。過去問では、大問ごとの所要時間と正答率を記録し、後回しにする問題の基準を決めてください。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は25点で、社会と合わせて50分です。生物・化学・物理・地学の各分野から、実験や観察を題材にした問題が出題されます。図、表、グラフ、実験結果を読み取り、知識と結びつけて考える問題が中心です。
植物、気体・水溶液、力やつり合い、天体、気象などは、添付原稿でも頻出分野として挙げられています。ただし、特定単元だけに絞るのではなく、4分野の基本事項を広く固めておくことが前提です。選択式でも複数条件を確認する問題があり、計算、作図、短い記述に対応できる準備が必要です。
理科の対策
実験問題は、器具名や用語を覚えるだけでなく、「何を変える実験か」「何をそろえるか」「結果から何が言えるか」を説明できるようにします。表やグラフでは、増減、比例関係、変化の境目、比較対象を確認する習慣をつけましょう。
理科と社会の合計50分を有効に使うため、理科を何分で終えるかを事前に決めます。計算問題や考察問題で時間を使いすぎないよう、知識問題を先に処理する練習も有効です。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は25点で、理科と合わせて50分です。地理・歴史・公民から幅広く出題され、地図、写真、統計、グラフ、年表などの資料を使う問題が多いことが特徴です。単純な用語暗記だけでなく、資料から情報を読み取り、既習知識と結びつける力が問われます。
地理では日本地理を中心に産業・人口・交通・地域の特色、歴史では時代の流れや近現代、公民では憲法、国会、内閣、裁判所、社会保障などを押さえる必要があります。時事的なテーマが資料問題の背景になることもあるため、日頃から社会の動きに関心を持つことが大切です。
社会の対策
地理は地図帳と統計資料を併用し、位置・産業・気候・交通を関連づけます。歴史は人物や出来事を単独で覚えず、原因、出来事、結果の流れで整理します。公民は制度名だけでなく、それぞれの機関の役割と関係を説明できるようにしましょう。
資料問題では、タイトル、単位、年代、凡例を最初に確認します。選択肢の一部だけが資料と合わない問題もあるため、数値や年代を丁寧に照合してください。理科との時間配分を崩さないため、知識問題と資料問題のどちらから解くかも過去問で試しておきましょう。
筑波大学附属中学校合格に向けた学習の進め方
小学4・5年生で固めたいこと
計算、漢字・語彙、理社の基本知識を毎週積み上げ、学習内容を説明できる状態にします。算数は図を描くこと、国語は根拠に線を引くこと、理社は資料を見ることを習慣にしてください。
小学6年前期の進め方
各単元の弱点を洗い出し、標準問題の取りこぼしを減らします。筑波大学附属中学校は4教科型で報告書も評価対象になるため、国語・算数だけに偏らず、学校での学習や提出物も丁寧に取り組みましょう。
小学6年後期の過去問演習
過去問は点数だけでなく、時間、失点原因、迷った問題、見直しで直せた問題を記録します。国語40分、算数40分、理科・社会50分という本番と同じ条件で取り組み、理科と社会の順番・時間配分を固定していきます。
解き直しでは、知識不足、読み違い、条件の見落とし、計算ミス、時間不足に分類します。同じ原因の失点が続く場合は、問題数を増やす前に解き方の手順を修正することが重要です。
直前期の仕上げ
新しい難問に広げすぎず、過去問や模試で間違えた問題、頻出単元、基本知識を優先します。理科・社会は資料の確認手順、国語は選択肢の消去手順、算数は大問の取捨選択を最終確認しましょう。
筑波大学附属中学校を目指すご家庭へ
家庭で大切にしたい関わり方
筑波大学附属中学校が重視する自主自律は、保護者がすべてを管理することでは育ちにくい力です。学習計画を一方的に決めるのではなく、お子さま自身に「何ができたか」「次に何を直すか」を言葉にしてもらいましょう。
結果だけでなく、資料を丁寧に読めたこと、時間配分を改善できたこと、解き直しの方法を工夫したことを具体的に認めることが、主体的な学習につながります。
受験校として確認しておきたい点
筑波大学附属中学校には通学区域が定められており、入学後に区域外へ転出した場合は原則として在学が認められません。また、附属高校への進学には内部入試があります。学校の教育方針、通学条件、入学後の学び方まで確認したうえで志望することが大切です。
合格に向けて
筑波大学附属中学校の入試対策では、難しい問題を数多く解くことだけが目的ではありません。4教科の基礎を安定させ、資料や条件を正確に読み、限られた時間で自分の力を発揮できる状態をつくることが合格への近道です。お子さまの得意・不得意と失点原因を丁寧に見極め、必要な対策を優先して進めていきましょう。
※入試科目・配点・試験時間・出願資格などは変更される場合があります。受験年度の募集要項を必ずご確認ください。
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