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開智中学・高等学校(中高一貫部)の入試傾向と受験対策
開智中学・高等学校(中高一貫部)の中学受験 基本情報
開智中学・高等学校(中高一貫部)の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://ikkanbu.kaichigakuen.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒339-0004 埼玉県さいたま市岩槻区徳力186
- 電話番号
- 048-795-0777
開智中学校の入試傾向と受験対策
開智中学校は、探究型の学びを通して、探究力・創造力・発信力・コミュニケーション力を育てることを重視している学校です。入学前に、自分の目標や関心に応じてIT・MD・FD・GBの4コースから希望するコースを選び、S特待合格者は創発クラスも選択できます。入学後は、教科学習だけでなく、コースごとの活動、探究活動やフィールドワーク、英語・ICTを活用した学びにも取り組みます。
2027年度の入試概要
2027年度の一般入試では、募集定員は共学280名です。第1回、特待Ⅰ、算数特待、第2回、特待Ⅱ、日本橋併願の複数回入試が予定されています。
一般的な4科入試は、国語100点、算数120点、社会60点、理科60点の合計340点です。算数の配点が最も高く、算数特待入試も設けられているため、算数は合否や特待判定に大きく影響しやすい科目といえます。
一方で、開智中学校の問題は、算数だけを得意にすれば対応できるものではありません。国語では文章の内容を正確に読み取って表現する力、理科では実験・観察や数値資料を分析する力、社会では複数分野の知識を資料や時事的なテーマと結びつける力が求められます。
基本問題を正確に処理する力を固めたうえで、資料問題、記述問題、複数の条件を整理する問題へ段階的に進みましょう。
開智中学校の入試で求められる力
開智中学校の入試で求められる力は、大きく分けて、正確な基礎力、条件や資料を整理する思考力、考えを言葉や式で示す表現力の3つです。
正確な基礎知識
まず必要なのは、漢字・語句、計算、理社の基本用語などを正確に身につけることです。知識があいまいなままでは、問題文を理解できても得点につながりません。
特に、似た言葉や数字、同音異義語、理社の用語などは、答えを見れば分かる状態ではなく、自分で正しく書ける状態まで仕上げる必要があります。
条件や資料を整理する思考力
次に求められるのが、問題文に示された条件や、表・グラフ・写真・図を整理する力です。単純な知識の再生だけでなく、与えられた情報から必要なものを選び、既に学んだ知識と結びつけて考える必要があります。
考えを伝える表現力
国語の記述、算数の途中式、理社の短文記述などでは、考えた内容を採点者に伝わる形で示さなければなりません。
普段の学習でも、答えだけを書くのではなく、「なぜその答えになるのか」を短く説明する習慣をつけましょう。
国語の入試傾向と対策
国語は50分・100点です。読解問題2題と知識問題2題を中心とする構成が見られ、説明文・論説文、小説・物語文などの読解に加え、漢字や語句などの知識問題が出題される傾向です。解答形式は、記号選択、書き抜き、記述など多様です。
文章中の根拠を確認する
読解問題では、文章の雰囲気だけで答えるのではなく、本文中の根拠を確認することが重要です。
- 説明文では、筆者の主張、具体例、対比、理由と結論の関係を整理する
- 小説では、人物の気持ちの変化を生んだ出来事、会話、行動を確認する
- 選択肢は、本文と異なる言葉や過剰な表現が含まれていないかを確認する
記述答案を設問に合わせる
記述問題は、本文の言葉を使いながら、設問に対応した形にまとめる練習が必要です。
主語が抜けている、理由を聞かれているのに気持ちだけを書いている、本文にない内容を加えているといった答案は失点につながります。
知識問題を幅広く復習する
知識問題については、漢字だけに偏らず、語句の意味、同音異義語、慣用句、ことわざ、文法などを幅広く復習します。
間違えた言葉は、正解を写すだけでなく、その言葉を使った短い例文まで作ると定着しやすくなります。
算数の入試傾向と対策
算数は一般的な4科入試で60分・120点となっており、4科の中で最も配点が高い科目です。また、2027年度入試では60分・120点の算数1科目で判定する算数特待入試も予定されています。
開智中学校合格に向けて、算数は最優先で安定させたい科目です。
頻出分野と問題の特徴
四則計算、整数・小数・分数の性質、図形、場合の数、辺の比と面積比などが出題分野として挙げられます。基本的な計算問題に加え、複数の条件を整理したり、解き方を工夫したりする応用問題への対応が必要です。
計算の精度と速度を高める
計算問題で時間を使いすぎたり、符号や単位を間違えたりすると、後半の問題に取り組む時間が不足します。
- 毎日、時間を計って計算練習を行う
- 正解数だけでなく、かかった時間を記録する
- 転記ミス、約分忘れ、単位の見落としなど、ミスの種類を分類する
条件を図や表に整理する
応用問題では、いきなり式を立てるのではなく、条件を図、表、線分図、面積図などに整理します。
図形では、比と面積の関係、相似、角度、移動や切断などを重点的に練習します。場合の数では、思いつきで並べるのではなく、基準を決めて漏れなく数えることが大切です。
難問に長時間かけ、前半の基本問題や各大問の取りやすい設問を落とすことは避けなければなりません。
途中式を伝わる形で書く
途中式や考え方を求められる問題では、計算だけを並べず、「何を求めた式なのか」が分かる答案を作りましょう。
理科の入試傾向と対策
理科は一般的な4科入試で30分・60点です。生物、化学、物理、地学の各分野から幅広く出題されます。
古い情報では理科と社会を合わせて30分とされている場合がありますが、2027年度入試概要では、理科と社会はそれぞれ30分です。
出題分野と解答形式
植物、気体・水溶液、力のつり合い、浮力、光、電磁誘導、天体、地震、気象などが出題分野として挙げられます。用語・数値の記入、記号選択、作図に加え、計算や表・グラフを読み取る問題への対応が必要です。
実験・観察の意味を理解する
基本用語、実験器具、観察方法、原理を正確に整理しましょう。ただし、用語だけを覚えても、実験結果を考察する問題には対応できません。
- 実験で変えた条件は何か
- 変えずにそろえた条件は何か
- 何と何を比べているのか
- 結果からどのようなことが分かるのか
計算と時間配分を練習する
計算問題では、比、割合、単位換算を含む問題を重点的に練習します。
過去問演習では、知識問題を先に解くのか、大問順に進めるのかを試し、自分に合った解答順序を決めておきましょう。
社会の入試傾向と対策
社会は一般的な4科入試で30分・60点です。地理・歴史・公民を横断した総合問題が中心となり、写真や図、資料を使った問題、時事的なテーマ、短文記述が見られます。
地理は白地図と資料を活用する
地理では、都道府県や地形、農林水産業、工業、交通、貿易などの知識を、地図や統計資料と結びつけて覚えます。
白地図に山地、河川、平野、都市、産業などを書き込む学習が有効です。
歴史は因果関係を整理する
歴史では、人物名や年号を個別に暗記するだけでなく、出来事の原因と結果、同時期の政治・外交・文化を関連づけます。
年表を作成するときは、単なる年代順ではなく、「なぜ変化したのか」を一言で付け加えると理解が深まります。
公民の制度と数字を正確に覚える
公民では、日本国憲法、国会・内閣・裁判所、選挙、地方自治、国際社会などの基本事項を正確に身につけます。
任期、年齢、議決の条件など、制度に関する数字は混同しやすいため注意が必要です。
時事問題を基礎知識と結びつける
時事問題は、出来事の名称を覚えるだけでは不十分です。その出来事が地理・歴史・公民のどの知識と関係しているのかを考えます。
ニュースを確認した後に、「原因」「関係する国や地域」「社会への影響」を短くまとめる習慣をつけましょう。
開智中学校合格に向けた学習の進め方
開智中学校対策では、早い段階から難問ばかりに取り組むのではなく、基礎の完成、応用力の養成、過去問演習、実戦調整の順に進めることが大切です。
- 基礎完成期:計算、漢字・語句、理社の基本用語と苦手単元を整理する
- 応用力養成期:資料問題、記述、作図、途中式を必要とする問題を増やす
- 過去問演習期:受験予定の入試回に合わせ、制限時間内で演習する
- 直前調整期:解答順序と見直し時間を固定し、過去の失点を解消する
入試方式に合わせて対策する
4科入試と算数特待では科目構成が異なるため、同じ学習計画では対応できません。
4科入試を中心に受験する場合は、算数を強化しながらも、国語・理科・社会で安定して得点できる状態を目指します。算数特待を受験する場合は、60分間を算数だけに使う答案戦略と、難しい問題を見極める力も必要です。
直前期は教材を増やしすぎない
直前期に新しい問題集を次々と始めると、間違いの解き直しが不十分になりやすくなります。
過去問や模試で間違えた問題を解き直し、同じ失点を繰り返さないことを優先しましょう。
開智中学校を目指すご家庭へ
開智中学校の入試は、基本知識の正確さと、学んだ知識を使って考える力の両方を確認する試験です。
算数を重点的に強化しながら、国語の読解・記述、理社の資料問題でも安定して得点できる4科の総合力を育てることが、合格への重要なポイントです。
点数ではなく失点の原因を見る
ご家庭では、模試や過去問の点数だけでなく、失点の原因を確認してください。
- 必要な知識を覚えていなかった
- 問題文や条件を読み違えた
- 途中の計算や転記でミスをした
- 時間が足りなかった
- 説明に必要な言葉が不足していた
原因によって必要な対策は異なります。間違えた問題をもう一度解くだけでなく、なぜ間違えたのかまで確認しましょう。
お子さま自身に説明してもらう
開智中学校が掲げる探究型・発信型の学びに通じるのは、自分で疑問を持ち、考え、説明する姿勢です。
家庭学習でも正解を急いで教えるのではなく、「どこまで分かったか」「なぜその方法を選んだか」をお子さま自身に説明してもらいましょう。
最新の募集要項を確認する
2027年度については、現時点で入試概要が公開されています。今後、正式な募集要項が公表された際には、出願資格、試験会場、科目、時間、配点、同時判定の条件などを必ず公式情報で確認してください。
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