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フェリス女学院中学校の入試傾向と受験対策
フェリス女学院中学校の中学受験 基本情報
フェリス女学院中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.ferris.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒231-8660 神奈川県横浜市中区山手町178
- 電話番号
- 045-641-0242
フェリス女学院中学校は、知識を覚えているだけではなく、文章・資料・条件を正確に読み取り、自分の考えを言葉や式で表現できるかを重視する入試です。国語の長文記述、算数の初見問題、理科・社会の考察問題など、4科目を通して「知識を使って考える力」が問われます。
フェリス女学院中学校の入試傾向と受験対策
フェリス女学院中学校は、知識を覚えているだけではなく、文章・資料・条件を正確に読み取り、自分の考えを言葉や式で表現できるかを重視する入試です。国語の長文記述、算数の初見問題、理科・社会の考察問題など、4科目を通して知識を使って考える力が問われます。
2027年度入試の募集人数は180名で、試験日は2027年2月1日です。試験は国語100点・50分、算数100点・50分、社会60点・30分、理科60点・30分の4科目で実施されます。2026年度以降は人物考査が廃止され、合否は4科目の筆記試験によって決まります。
直近の2026年度入試では、志願者483名、受験者468名、合格者230名でした。受験者平均点は国語61点、算数71点、社会38点、理科29点です。
フェリス女学院は合格最低点を公表しておらず、各科目の平均点も年度によって変動します。特定年度の得点だけを目標にするのではなく、過去問を通して安定して得点できる力を身につけることが重要です。
フェリス女学院中学校の入試で求められる力
フェリス女学院の入試で特に求められるのは、基本知識を正確に使う力、理由や考えを説明する力、限られた時間で判断する力の3つです。
基本知識を正確に使う力
難しい知識を大量に覚えるだけでは十分ではありません。算数では基本的な解法を組み合わせ、理科・社会では知識を実験結果や統計資料と結びつけて考える必要があります。国語でも、漢字や文法などの基礎知識を確実に得点しながら、文章読解や記述に時間を残すことが求められます。
理由や考えを説明する力
国語では長文記述や自由記述、理科・社会では理由を説明する短文記述が出題されます。算数でも、答えだけでなく式や考え方を整理する力が必要です。
「答えが合っている」で終わらず、「なぜそうなるのか」を言葉や図で説明する学習を取り入れましょう。
限られた時間で判断する力
国語・算数は各50分、理科・社会は各30分です。特に理科・社会は、問題文や資料を読み、記述まで完成させるには時間に余裕がありません。
一つの問題で迷い続けると、後半の解ける問題や記述問題に取り組めなくなる可能性があります。解ける問題を見極め、迷う問題から一度離れる判断力も必要です。
国語の入試傾向と対策
フェリス女学院の国語では、物語文・随筆文と、論説文・説明文を中心に、漢字や文法などの知識問題が組み合わされます。
近年は文章量が多く、選択問題、抜き出し、短い説明記述、180~200字程度の自由記述など、さまざまな形式への対応が求められています。2026年度も物語文と随筆が出題され、随筆では200字の作文が含まれました。
長文を読みながら構造を整理する
物語文では、人物の言動や情景描写を根拠に心情を説明する力が必要です。説明文や随筆では、筆者の主張と具体例の関係をつかみ、自分の意見と本文の内容を区別して書かなければなりません。
国語の具体的な対策
- 長い文章を時間内に読み切る練習をする
- 記述問題では、本文中の根拠に線を引いてから答案を作る
- 40~80字程度の説明記述と、180~200字程度の自由記述の両方を練習する
- 自由記述では、設問の条件、本文の内容、自分の考えを整理してから書く
- 漢字、語句、文法は毎週復習し、知識問題での失点を防ぐ
自由記述は、自由に思いついたことを書けばよい問題ではありません。本文や設問に示された条件から外れると、文章として整っていても得点につながりにくくなります。
書き始める前に、設問が求める内容を短い言葉で整理する習慣をつけましょう。
算数の入試傾向と対策
フェリス女学院の算数は、計算・小問から始まり、数の性質、規則性、場合の数、割合と比、速さ、平面図形、立体図形など幅広い分野から出題されます。
4~5題程度の構成となる年度が多く、極端な難問だけが並ぶ試験ではありませんが、見慣れた解法をそのまま当てはめるだけでは解きにくい問題が含まれます。
基本問題の正確さと初見対応力が必要
2026年度の算数は、基本・標準レベルの問題が比較的多く、受験者平均点も71点と高くなりました。一方で、誘導を利用する問題、図形を別の角度から捉える問題、試行しながら条件を整理する問題などで差がついています。
易しい年度ではミスを減らし、難しい年度では取るべき問題を選ぶことが重要です。
算数の具体的な対策
- 計算、小問、典型問題を短時間で正確に解く
- 条件を図、表、線分図などに整理する
- 解き方を覚えるだけでなく、その方法を使う理由を説明する
- 途中の設問を、後の設問のヒントとして利用する
- 解けない問題に時間を使いすぎず、一度離れる判断を練習する
過去問では、問題を見てから方針が決まるまでに何分かかったかも確認してください。解法を知っていたのに時間がかかった問題は、まだ本番で使える状態まで定着していません。
理科の入試傾向と対策
フェリス女学院の理科は、物理・化学・生物・地学の4分野からバランスよく出題される傾向があります。
実験や観察を題材とした問題が多く、グラフ、表、図、実験結果を読み取って答える形式が中心です。短文記述や図表への書き込みも見られ、30分の中で多くの情報を処理する必要があります。
知識を実験や資料に当てはめる
単に用語を覚えるだけでは、条件が変わった実験や初めて見る資料に対応できません。「この結果になる理由」「条件を変えるとどうなるか」「実験を正しく行うには何をそろえるか」まで考える必要があります。
理科の具体的な対策
- 4分野の基本知識を偏りなく定着させる
- 実験の目的、条件、結果、考察をセットで整理する
- グラフの縦軸・横軸・変化の特徴を言葉で説明する
- 計算問題では、式だけでなく単位と求めた量の意味を確認する
- 選択問題でも、選んだ理由を説明する
「答えを覚えている問題」だけを増やしても、条件が変わった問題には対応しきれません。
初めて見る実験でも、知っている原理を使って考える練習を重ねましょう。
社会の入試傾向と対策
フェリス女学院の社会では、地理・歴史・公民・時事分野が出題されます。地理・歴史の割合が比較的大きい年度が多いものの、特定分野だけに絞った学習は危険です。
設問数は40問前後となる年度が多く、用語記述、選択問題、並べ替え、資料の読み取り、短文記述などが組み合わされます。
知識と資料を結びつけて考える
統計資料や史料を読み取り、知識と結びつけて理由や背景を考える問題も特徴です。用語を答えるだけではなく、「なぜその地域で盛んなのか」「その政策によって何が変化したのか」など、因果関係を説明できる力が求められます。
社会の具体的な対策
- 地理は地図、雨温図、統計資料と知識を結びつける
- 歴史は人物や出来事を年代だけでなく原因と結果で整理する
- 公民は制度の名称だけでなく、その目的や仕組みを説明する
- 時事問題は出来事と地理・歴史・公民の学習内容を関連づける
- 資料問題や短文記述を時間を計って解く
30分の試験で一問に時間をかけすぎると、後半の資料問題や記述問題に取り組めなくなります。
知識問題を素早く処理し、資料の読み取りや記述に時間を残す練習を行いましょう。
フェリス女学院中学校合格に向けた学習の進め方
フェリス女学院対策では、過去問を始めてから慌てて記述力や思考力を身につけようとしても間に合いません。
知識の定着、知識を使う練習、時間内に答案を完成させる練習を段階的に進めることが重要です。
第1段階 4科目の基礎を完成させる
算数の典型解法、国語の語句・文法、理科・社会の基本知識に抜けがあると、考察問題に取り組む時間を確保できません。まずは、基本問題を素早く正確に処理できる状態を目指します。
第2段階 根拠や理由を説明する
記述問題だけでなく、選択問題でも「なぜこの選択肢なのか」を説明してください。算数では、式や図から考え方を再現できるようにします。
第3段階 過去問で時間配分を調整する
得点だけでなく、時間切れになった問題、白紙になった記述、解くべきだったのに飛ばした問題を確認しましょう。
失点の原因を分類する
- 知識を覚えていなかった
- 問題文や条件を読み違えた
- 解き方は分かったが、処理に時間がかかった
- 考えは合っていたが、記述や式にまとめられなかった
- 時間配分や問題選択を誤った
同じ点数でも、原因によって必要な対策は異なります。点数だけで一喜一憂せず、失点の原因を特定して、次の学習内容を決めましょう。
フェリス女学院中学校を目指すご家庭へ
フェリス女学院の入試では、難しい問題を何問解いたかだけではなく、基本問題を確実に取り、考えた内容を答案として最後まで表現できるかが問われます。
ご家庭では、学習時間や問題集の周回数だけでなく、次の点を確認してください。
- 間違えた理由を本人が説明できるか
- 記述問題を白紙のままにしていないか
- 一つの問題に時間をかけすぎていないか
- 4科目のうち、学習が後回しになっている科目がないか
- 過去問の復習が、解説を読むだけで終わっていないか
特に注意したいのは、難問への対応ばかりを優先し、基礎知識や時間配分の問題を見落とすことです。
フェリス女学院の問題は、知識・思考・記述・処理速度が組み合わされています。現在の答案を分析し、お子様がどの段階でつまずいているのかを確認したうえで、必要な学習を選ぶことが合格への近道です。
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