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洗足学園中学校の入試傾向と受験対策

洗足学園中学校の中学受験 基本情報

洗足学園中学校の中学受験 基本情報

公式サイト
https://www.senzoku-gakuen.ed.jp/
中学校所在地
〒213-8580 神奈川県川崎市高津区久本2丁目3-1
電話番号
044-856-2777

添付資料には、2016年度の入試結果や2017年度の募集要項、2023年度までの教科情報が含まれていました。本稿では、学校が公表している2027年度募集要項、2026年度入試結果、2026年度入試問題の公式解説をもとに、現在の制度と出題内容に合わせて情報を整理しています。

洗足学園中学校の入試傾向と受験対策

最新の2027年度募集要項では、一般入試は第1回が2月1日・募集120名、第2回が2月2日・募集100名です。2026年度から第3回入試は廃止され、2回制になりました。試験は両日とも4科で、国語50分100点、算数50分100点、社会・理科は合わせて60分で各75点、合計350点満点です。

2026年度の実質倍率は、第1回が2.4倍、第2回が2.0倍でした。合格最低点は第1回214点、第2回185点で、同じ学校の入試でも回によって得点状況が大きく異なります。1年分の最低点だけを固定目標にするのではなく、複数年・複数回の過去問を使い、問題の難度が変わっても得点をまとめられる力をつけることが大切です。

現在の一般入試は、各教科の足切り点を設けず、4科の合計点で判定されます。旧資料にある「定員の80%を国語と算数の合計で決める」という方式は、現在の入試情報としては使用できません。国語・算数が各100点と配点の中心であることは変わりませんが、理科・社会の150点も合否に直結します。

洗足学園中学校の対策で最も重要なのは、難問だけを追いかけることではありません。国語・算数で標準問題を速く正確に処理し、記述式問題では根拠や考え方を示し、理科・社会では60分を自分で配分しながら4分野・3分野の問題を解き切る総合力が必要です。

最新の一般入試の要点

  • 第1回は2月1日、募集120名
  • 第2回は2月2日、募集100名
  • 国語50分100点、算数50分100点
  • 社会・理科は合わせて60分、各75点
  • 各教科の足切り点はなく、4科合計350点で判定
  • 第1回と第2回の問題難度は同程度と学校が説明

洗足学園中学校の入試で求められる力

洗足学園中学校の入試では、知識量だけでなく、初めて見る文章・資料・条件を整理し、根拠を示して答える力が求められます。2026年度の公式解説を見ると、国語では複数行の記述、算数では途中の考え方を書く問題、理科・社会でも文章で説明する問題が出されています。

第一に必要なのは、標準問題を落とさない処理力です。算数の計算や小問、国語の漢字・語句、理科・社会の基本知識は、考え込まずに正確に答えられる状態まで仕上げましょう。基本問題で迷う時間が増えると、後半の記述や思考問題に使う時間が不足します。

第二に必要なのは、根拠を短くまとめる表現力です。国語では本文中の複数の要素を組み合わせ、算数では式や図で考え方を伝え、理科・社会では「なぜそうなるのか」を因果関係で説明します。長く書くことよりも、採点に必要な要素を漏れなく入れることが重要です。

第三に必要なのは、時間配分と問題選択の力です。特に社会・理科は、2科の問題が同時に配られ、60分の使い方を受験生自身が決めます。得意科目から始めるか、各30分を基準にするかは、過去問演習で本人に合う方法を決めておく必要があります。

入試までに身につけたい力

  • 計算、漢字、用語などの基本問題を短時間で正確に処理する力
  • 本文、図、表、実験条件から必要な情報を取り出す力
  • 解答に必要な要素を整理し、短い文章や式で表す力
  • 難しい問題に固執せず、解ける問題へ移る判断力
  • 社会・理科の60分を自分で管理する力

国語の入試傾向と対策

国語は50分100点です。2026年度は第1回・第2回とも、論説・説明的文章と小説・文学的文章を中心とする大問2題の構成でした。選択問題だけでなく、2~4行程度の記述問題、漢字、接続語、慣用表現、擬音語・擬態語、内容一致など、読解力と語彙・知識を組み合わせて問う形式です。

記述問題では、傍線部の前後だけを写すのではなく、指示語が指す内容、原因と結果、登場人物の状況と心情など、複数の要素を整理する必要があります。学校の説明では、解答欄1行をおよそ30字の目安として問題が作られており、国語の記述には部分点があります。

対策の第一歩は、文章の構造を意識して読むことです。説明的文章では「対比」「具体例」「言い換え」「結論」、文学的文章では「出来事」「人物の認識」「心情の変化」を線で結び、根拠の位置を確認します。読んだ感想を書くのではなく、本文のどこを使うかを明確にしましょう。

記述は、いきなり文章を書き始めず、「誰が・何を・なぜ・どう感じたか」「何と何が対比されているか」など、必要な要素をメモしてから一文にまとめる練習が効果的です。過去問の復習では、正解例を写すだけでなく、自分の解答に不足していた要素を確認してください。

時間配分は、2つの読解問題にそれぞれ20分前後を使い、残りを知識問題と見直しに充てる形を出発点にします。ただし文章量や記述数によって調整し、試験開始後に全体を見て配分を決める練習も必要です。

国語の具体的な対策

  • 週に2~3題、時間を計って長文読解に取り組む
  • 記述は、解答要素を箇条書きにしてから文章化する
  • 指示語、接続語、対比、因果関係に印をつける
  • 漢字、慣用句、ことわざ、語句を毎日少量ずつ確認する
  • 誤字脱字や、解答欄の行数を無視した書き方を減らす

注意したいのは、記述欄を長い引用だけで埋めることです。本文の言葉を使う場合も、設問に合う形へ言い換え、必要な要素を過不足なくまとめなければ得点につながりません。

算数の入試傾向と対策

算数は50分100点です。学校の2026年度公式解説では、計算問題、小問集合、図形・関数的な問題・規則性などの大問で構成されると説明されています。2026年度は、速さとグラフ、条件整理、倍数・場合の数、平面図形、整数、立体図形など、幅広い分野から出題されました。

2026年度の問題構成では、計算2問が計10点、小問集合4問が計24点で、前半だけで34点ありました。年度によって細部は変わりますが、合格を目指すうえでは、計算と標準的な小問を短時間で取り切ることが土台になります。

後半の大問には、答えだけでなく考え方を書く記述式問題が含まれます。学校は、答えが誤っている場合でも途中の考え方を見て部分点を加えると説明しています。したがって、指定された記述問題では、使った条件、立てた式、図や場合分けを採点者に伝わる形で残すことが重要です。

対策では、図形・速さ・規則性だけに範囲を絞りすぎないことが大切です。過去問では頻出分野を確認しつつ、整数、場合の数、割合、特殊算、論理・条件整理などを含め、弱点分野を順番に埋めていきましょう。

問題を見て2~3分で方針が立たない場合は印をつけて先へ進み、前半と大問の小問(1)を確保してから戻る練習を行いましょう。50分ですべてを完答しようとして難問に時間を使いすぎると、取れる問題を失います。

算数の具体的な対策

  • 計算と一行問題を毎日行い、正答率と所要時間を記録する
  • 速さ、図形、規則性、整数、場合の数を週ごとに回す
  • 記述問題では、条件、式、図、結論の順に書く
  • 過去問は、大問別演習の後に50分通しで解く
  • 解けなかった原因を「知識不足」「方針不足」「計算ミス」「時間不足」に分ける

注意したいのは、難しい大問を最後まで抱え込むことと、記述式問題を空欄にすることです。完答できなくても、正しい考え方を途中まで示せるようにしておきましょう。

理科の入試傾向と対策

理科は75点で、社会と合わせて60分です。2026年度の公式解説では、大問1が物理、大問2が化学、大問3が生物、大問4が地学を中心とし、各分野がおよそ17~20点で配点され、文章で答える記述問題も2問出題されると説明されています。

分野の偏りが小さいため、特定単元だけを得意にしても安定しません。物理の力学・電気、化学の水溶液・気体・反応、生物の植物・動物・人体、地学の天体・気象・地層を、標準問題で取りこぼさない状態にする必要があります。

洗足学園中学校の理科では、用語を覚えるだけでなく、実験条件、図、表、グラフから変化を読み取り、「なぜその結果になるのか」を考える力が重要です。学校も、身近な自然現象やニュースに関心を持ち、暗記だけでなく理由を考えて学ぶことを勧めています。

計算問題では、比例関係や単位を確認し、途中式を短く残します。記述問題では、「条件」「起きた変化」「その理由」の順で整理しましょう。

社会との時間配分は、まず各30分を基準にし、得意不得意や問題量に合わせて調整します。理科で計算問題に時間を使いすぎる傾向がある場合は、25~28分で一度区切り、社会へ移る練習も有効です。

理科の具体的な対策

  • 4分野を毎週扱い、苦手単元を放置しない
  • 実験問題は、目的、条件、結果、考察を整理する
  • 表やグラフから読み取った根拠を言葉にする
  • 計算では単位と比例関係を確認する
  • 科学ニュースを、入試範囲の知識と結びつけて説明する

注意したいのは、知識問題の暗記だけで安心することです。初めて見る実験でも、与えられた条件を使って考える練習が不足すると、得点が安定しません。

社会の入試傾向と対策

社会は75点で、理科と合わせて60分です。2026年度の公式解説では、大問1が地理、大問2が歴史、大問3が公民を中心とし、各大問25点の構成です。文章で答える論述問題には部分点が設けられています。

地理では地図、統計、産業、気候などを関連づける問題、歴史では時代の流れや出来事の背景を確認する問題、公民では政治・経済・社会の仕組みと現代的な課題を結びつける問題に対応できるようにします。単語や順位を暗記するだけでなく、「なぜその地域で盛んなのか」「なぜ制度が必要なのか」を説明できる状態が理想です。

記述対策では、「Aという条件があるため、Bになる」の形で、資料や知識を根拠に一文へまとめる練習を重ねましょう。用語、人物名、地名は漢字で正確に書けるようにしておく必要があります。

時事問題はニュースの名称だけを覚えるのではなく、地理・歴史・公民のどの単元とつながるかを整理します。新聞やニュースで見た内容を、地図、制度、産業、国際関係などの既習事項と結びつけることが効果的です。

理科と同時に解くため、問題文の条件や「正しいもの・誤っているもの」といった指定を読み違えないことも重要です。過去問では、社会に使った時間と、焦りによる読み違いの有無を毎回記録しましょう。

社会の具体的な対策

  • 地理、歴史、公民を1週間の中で均等に復習する
  • 資料問題は、数値の増減、地域差、年代差を言葉にする
  • 記述は「根拠+結論」を一文で書く
  • 人物名、地名、制度名を漢字で書く
  • 時事問題を入試範囲の単元へ結びつける

注意したいのは、知識があるのに設問条件を読み落として失点することです。特に社会・理科60分の後半では、問題文の指定に線を引いてから答える習慣が役立ちます。

洗足学園中学校合格に向けた学習の進め方

洗足学園中学校の対策は、過去問を始める前の基礎完成と、過去問を使った時間配分・答案作成の改善を分けて進めることが大切です。

第1段階:夏まで

4科の標準問題を解き直し、苦手単元を一覧にします。国語は語彙と記述の基本、算数は計算と典型解法、理科・社会は全分野の基礎知識を固めます。この時期は難問よりも、正答すべき問題の取りこぼしを減らします。

第2段階:9~10月

教科別に洗足学園中学校の過去問を使い、出題形式へ慣れます。国語は記述の要素、算数は前半の正答率と大問の部分点、理科・社会は資料・記述問題を重点的に確認します。古い第3回の過去問も教科演習には利用できますが、通し演習では現在の2回制と4科350点の形式を基準にしてください。

第3段階:11~12月

4科を本番と同じ時間で解き、合計点を記録します。得点だけでなく、解く順番、見直し時間、空欄数、記述の不足要素を振り返ります。社会・理科は必ず60分を通して解き、本人に合う開始科目と切り替え時刻を決めます。

第4段階:1月

新しい問題集を増やさず、過去問で見つかった弱点を短い周期で復習します。計算、漢字、理社用語を毎日確認し、記述答案は要素不足と誤字を修正します。直前期は、難問の正解数よりも、標準問題の失点を減らすことを優先します。

過去問復習で記録する項目

  1. 4科合計点と教科別得点
  2. 時間不足になった教科・大問
  3. 本来取れる問題での失点数
  4. 記述で不足した要素
  5. 次回までに直す単元と行動

2026年度は第1回と第2回で合格最低点に差がありました。最低点を一つだけ暗記して一喜一憂するのではなく、難度が変わっても基本問題を取り、記述で部分点を積み上げる再現性を高めましょう。

洗足学園中学校を目指すご家庭へ

洗足学園中学校の入試対策では、保護者が問題の解き方をすべて教えるよりも、お子さんが自分で学習を修正できるように支えることが重要です。過去問の点数だけを見て叱ると、難問へ固執したり、記述を避けたりする原因になりかねません。

復習時には、「なぜ間違えたのか」「次は何を変えるのか」を本人の言葉で確認してください。知識不足なら復習範囲を決め、時間不足なら解く順番を変え、記述不足なら必要な要素を整理します。原因と対策を一つずつ対応させることで、過去問演習が次の得点につながります。

また、社会・理科の60分管理や、国語・算数の問題選択は、本番で本人が判断します。家庭では細かく指示し続けるのではなく、決めた時間配分を実行できたか、見直しまでできたかを確認するとよいでしょう。

ご家庭で確認したいこと

  • 毎週、4科すべてに触れられているか
  • 計算、漢字、用語の小さな失点が減っているか
  • 記述を空欄にせず、根拠を書こうとしているか
  • 社会・理科60分の時間配分が定まっているか
  • 睡眠や体調を崩す無理な計画になっていないか

洗足学園中学校の合格に必要なのは、一部の難問を解けることだけではありません。4科の基礎を幅広く固め、限られた時間で解く問題を選び、根拠のある答案を作る力を積み上げることが、合格可能性を高める最も確実な道です。

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