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成田高等学校付属中学校の入試傾向と受験対策
成田高等学校付属中学校の中学受験 基本情報
成田高等学校付属中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.narita.ac.jp/jhs_hs/
- 中学校所在地
- 〒286-0023 千葉県成田市成田27
- 電話番号
- 0476-22-2131
成田高等学校付属中学校の入試傾向と受験対策
成田高等学校付属中学校の入試では、難問を数多く解く力だけでなく、各教科の基本事項を正確に理解し、限られた時間内に得点へつなげる力が求められます。
直近の2026年度入試では、第一志望入試と一般入試が国語100点、算数100点、理科50点、社会50点の4教科300点満点、SS(スカラシップ)入試が国語・算数各100点の2教科200点満点で実施されました。国語と算数は各50分、理科と社会は2教科合わせて50分です。
2026年度の入試結果は、次のとおりでした。
- 第一志望入試:87名受験、45名合格、合格最低点180点
- 一般入試:126名受験、92名合格、合格最低点184点
- SS入試:43名受験、合格者10名、合格最低点165点
なお、一般入試の合格者92名にはSS合格者が含まれ、SS合格者10名にも一般入試の受験者から特別奨学生として選ばれた合格者が含まれています。そのため、一般入試とSS入試の合格者数は一部重複しています。
合格最低点には、英検取得級や専願区分による加点が含まれています。2026年度は、英検3級で10点、準2級で20点、準2級プラスで25点、2級以上で30点が加点されました。また、一般入試では本校を第一志望とする受験生への加点も行われました。
第一志望入試と一般入試では、加点があっても、合否の中心になるのは4教科の学力です。これらの入試を目指す場合は、加点を除いた300点満点の過去問で200点前後を安定して取ることを一つの目標にするとよいでしょう。一方、SS入試は国語・算数の2教科200点に英検取得級による加点を加えて判定されるため、国語・算数の得点力を優先して高める必要があります。
成田高等学校付属中学校の対策で最も重要なのは、標準的な問題を取りこぼさず、国語・算数を得点の柱にすることです。
特に理科と社会は2教科で50分しかないため、知識を覚えているだけでは足りません。問題文や資料を素早く読み、短時間で判断する練習が必要です。
成田高等学校付属中学校の入試で求められる力
成田高等学校付属中学校の入試で求められるのは、主に次の力です。
- 基本的な知識や解法を正確に身につける力
- 問題文の条件を読み落とさない力
- 標準問題を時間内に処理する力
- 解ける問題と時間のかかる問題を見分ける力
- 4教科の得点を安定させる力
問題の難易度は全体として標準的ですが、計算ミスや読み違いが重なると、合格に必要な得点を確保できません。
「難しい問題が解けないこと」よりも、「本来解ける問題を落とすこと」のほうが大きな失点リスクになります。
普段の学習では、正解したかどうかだけでなく、途中式、根拠、読み取った条件まで確認しましょう。特に算数では、答えだけが合っていても、途中の考え方が不安定であれば、数字や条件が変わった問題には対応できません。
また、理科と社会は短時間で連続して解くため、教科ごとの時間配分を事前に決めておくことが重要です。
過去問を解くときは、理科25分・社会25分など、自分に合った時間配分を設定し、終了時刻を意識して取り組みましょう。
英検の加点を利用する場合も、英検対策によって中学受験の学習時間が不足しないよう注意が必要です。すでに3級以上を取得している場合は有利になりますが、入試直前期に無理に取得を目指すより、まずは4教科の得点を安定させることを優先しましょう。
国語の入試傾向と対策
国語は100点満点、試験時間は50分です。
過去問では、漢字などの知識問題と、物語文・説明文を中心とした読解問題が出題されています。解答形式は選択式や抜き出し式が中心で、文章の内容を正確に読み取る力が求められます。
物語文では、登場人物の心情や、その心情が変化した理由を問われます。説明文では、筆者の主張、段落同士の関係、指示語の内容などを正確に把握する必要があります。
2026年度入試では、第一志望入試の合格者平均が73.1点、一般入試の合格者平均が71.5点でした。国語で70点前後を安定して取れると、合格に向けた大きな土台になります。
国語の対策では、次の順番で学習を進めましょう。
- 漢字・語句を毎日学習する
- 本文のどこに根拠があるかを確認する
- 選択肢の正誤を理由とともに説明する
- 時間を計って文章を読む
- 間違えた問題を根拠の読み違いと知識不足に分ける
選択問題では、「何となく合っていそう」という感覚で答えないことが大切です。正解の根拠だけでなく、ほかの選択肢がなぜ誤りなのかまで確認すると、読み方が安定します。
抜き出し問題では、設問にある言葉と本文中の表現の対応関係を探し、指定された字数や文末の形まで確認しましょう。
本文を最初から最後まで丁寧に読みすぎると、後半の問題に使える時間が不足します。
過去問演習では、知識問題を先に短時間で処理し、読解問題に必要な時間を残す練習をしてください。
算数の入試傾向と対策
算数は100点満点、試験時間は50分です。
前半には計算問題や一行問題、後半には複数の条件を整理して解く応用問題が出題されます。場合の数、平面図形の移動や面積、規則性、旅人算などは、重点的に対策しておきたい分野です。
全体の難易度は標準的ですが、途中の計算量が多い問題や、条件を図や表に整理しなければ解きにくい問題も含まれます。
2026年度入試の算数平均点は、第一志望入試の受験者が56.1点、合格者が69.7点でした。一般入試では、受験者平均61.0点、合格者平均67.6点、SS合格者平均85.8点でした。
一般入試を目指す場合は、まず70点前後を安定して取れる状態を目標にしましょう。SS入試を目指す場合は、国語と算数の合計で高得点が必要になるため、算数では80点台を狙える完成度が求められます。
算数の学習では、次の点を徹底してください。
- 計算問題を短時間で正確に解く
- 割合、速さ、比、図形などの典型解法を定着させる
- 条件を線分図、面積図、表などに整理する
- 途中式を省略しすぎない
- 解き直しでは最初に間違えた箇所を特定する
算数では、難問対策より先に、計算問題と典型問題を確実に得点できる状態をつくることが合格への近道です。
計算ミスが多い場合は、「注意する」だけでは改善しません。数字の写し間違い、符号の間違い、約分忘れ、単位の見落としなど、ミスを種類別に記録しましょう。
過去問では、最初の見直しを計算問題と一行問題に使い、その後に応用問題の途中式や条件を確認する順番がおすすめです。
一つの応用問題に時間をかけすぎると、前半の見直しができなくなります。3分程度考えて方針が立たない問題は、いったん飛ばす判断も必要です。
理科の入試傾向と対策
理科は50点満点で、社会と合わせて50分間で解答します。
物理・化学・生物・地学の各分野から幅広く出題され、実験や観察を題材とした問題も見られます。選択問題や用語を答える問題だけでなく、実験結果の読み取りや計算を伴う問題にも対応する必要があります。
2026年度入試では、第一志望入試の理科平均点が受験者26.7点、合格者32.7点でした。一般入試では、受験者30.4点、合格者33.0点でした。
50点満点の教科であるため、一問の失点が得点率に与える影響は小さくありません。まずは基本知識を正確に身につけ、標準問題で30点台前半を安定して取ることを目標にしましょう。
理科の対策では、次の学習が効果的です。
- 用語を単独で覚えず、理由や仕組みと結びつける
- 実験器具の使い方と注意点を確認する
- グラフや表から変化を読み取る
- 単位をそろえて計算する
- 間違えた問題を4分野に分類して復習する
実験問題では、「何を変えたか」「何を同じにしたか」「何を測定したか」の3点を整理してから選択肢を確認しましょう。
知識があっても、問題文中の実験条件を読み飛ばすと正解できません。
理科と社会のどちらから解くかは、過去問演習を通じて決めておきましょう。得意教科を先に短時間で終え、苦手教科に時間を残す方法もあります。
社会の入試傾向と対策
社会も50点満点で、理科と合わせて50分間で解答します。
地理・歴史・公民の各分野から幅広く出題されます。公民分野では、社会の出来事や時事的なテーマと結びつけた問題にも備えておく必要があります。
2026年度入試では、第一志望入試の社会平均点が受験者26.8点、合格者32.0点でした。一般入試では、受験者33.5点、合格者36.6点でした。
社会は知識量が得点に結びつきやすい教科ですが、単語を暗記するだけでは十分ではありません。地図、年表、統計資料などと関連づけて理解することが重要です。
社会の対策では、次の点を意識しましょう。
- 地理では地図帳を使って位置を確認する
- 歴史では出来事の前後関係を整理する
- 公民では制度の目的と仕組みを理解する
- 統計資料の単位、年度、項目名を確認する
- 時事問題を教科書の知識と結びつける
歴史は年号だけでなく、「原因・出来事・結果」の流れを一組にして説明できるようにしましょう。
時事問題については、ニュースを眺めるだけでなく、その出来事が地理・歴史・公民のどの単元と関係するかを考えることが大切です。
古い統計や制度の内容をそのまま覚えていると、現在の状況と異なる場合があります。
秋以降は、重大ニュースを月ごとに整理し、関連する都道府県、産業、国際機関、憲法や政治制度なども一緒に確認してください。
成田高等学校付属中学校合格に向けた学習の進め方
成田高等学校付属中学校を目指す場合は、基礎固め、単元別演習、過去問演習、直前調整の順に進めます。
小学6年生の夏まで
夏までに、4教科の基本事項を一通り学習します。
算数では計算、割合、比、速さ、図形を優先し、国語では漢字・語句と文章の根拠を探す練習を継続してください。理科と社会は、苦手分野を放置せず、分野別の確認テストを繰り返します。
9月から10月
単元別の演習を進めながら、時間を計る学習を始めます。
この時期には、正答率だけでなく、問題を解く順番や時間配分も確認しましょう。算数と国語で安定した得点を取り、理科と社会で大きく崩れない形を目指します。
11月以降
過去問演習を本格化します。2027年度受験用の過去問題集には、2022年度から2026年度までの第一志望入試・一般入試の4教科が収録されています。
過去問は、次の手順で活用してください。
- 本番と同じ時間で解く
- 教科別得点と合計点を記録する
- 時間切れになった問題を確認する
- 間違いを知識不足、読み違い、計算ミスに分類する
- 関連単元を教材に戻って復習する
- 数日後にもう一度解く
過去問は合格可能性を判定するためだけでなく、自分の失点パターンを見つけて修正するために使います。
第一志望入試を受ける場合は、12月の入試日から逆算して、一般入試を受ける場合より早く過去問演習を始める必要があります。
SS入試を目指す場合は、国語と算数の得点力を優先します。直近のSS入試では、合格最低点が英検加点を含めて165点、合格者平均が170.5点でした。
英検加点がない受験生は、国語・算数の過去問で170点前後を目指し、どちらか一方が大きく崩れない得点配分をつくりましょう。
入試直前期
直前期は、新しい難問集に手を広げず、過去問や模試で間違えた基本問題を解き直します。
特に、漢字、計算、理社の用語、頻出図表など、短時間で確認できる内容を毎日繰り返してください。
成田高等学校付属中学校を目指すご家庭へ
成田高等学校付属中学校では、中学1・2年次は均等学級編成、中学3年次は習熟度別学級編成となり、特進αクラスと進学クラスが設けられています。進学クラスでは、英語と数学の少人数授業も行われています。
数学は中学1・2年で週5時間、中学3年で週6時間、英語は中学3年間を通じて週6時間確保されています。また、一部の教科では中学3年次から高校内容の教材を使用するなど、中高一貫教育を生かしたカリキュラムが組まれています。
2026年度の大学合格実績は、国公立大学36名、私立大学850名でした。国公立大学では東北大学、筑波大学、千葉大学、東京科学大学、大阪大学、九州大学など、私立大学では早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、GMARCHなどへの合格者が発表されています。医学部医学科、獣医学科、薬学科への合格者もいます。
このような学習環境を踏まえると、入試合格だけでなく、入学後も継続的に学習できる習慣をつくっておくことが大切です。
ご家庭では、点数だけを見て叱るのではなく、どのような原因で失点したのかをお子さんと一緒に整理してください。
- 知識を覚えていなかった
- 問題文を読み違えた
- 時間が不足した
- 計算や転記を間違えた
- 解き方を思いつかなかった
原因によって、必要な対策は異なります。
模試や過去問の後は、点数より先に「次の試験で直すこと」を一つか二つ決めましょう。
課題を一度に増やしすぎると、どの学習も中途半端になり、基本事項の定着が遅れることがあります。
成田高等学校付属中学校の入試では、基本事項の完成度と時間内の処理力が合否を左右します。
難しい問題ばかりに取り組むのではなく、標準問題を正確に解き切る力を積み重ねることが、合格への確かな道になります。
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