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千葉日本大学第一中学校の入試傾向と受験対策
千葉日本大学第一中学校の中学受験 基本情報
千葉日本大学第一中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.chibanichi.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒274-0063 千葉県船橋市習志野台8丁目34番1
- 電話番号
- 047-466-5155
千葉日本大学第一中学校の入試傾向と受験対策
千葉日本大学第一中学校は、日本大学付属校としての進学基盤を持ちながら、国公立大学や難関私立大学を含む他大学進学にも対応する共学校です。学校は6年間の一貫した流れの中で学習習慣と学力を高める方針を掲げており、中学校では起床時間・家庭学習時間・就寝時間を定める「三点固定」も重視しています。
2026年3月卒業生336名のうち、日本大学への進学者は197名で、そのうち181名が付属推薦による進学でした。一方で、国公立大学20名、早稲田大学5名・慶應義塾大学2名・上智大学5名など、他大学への合格実績も確認できます。日本大学への進学を軸にしつつ、本人の希望に応じて他大学も目指せる進路環境が学校の特徴です。
2027年度入試の基本情報
2027年度の中学入試は、自己推薦入試・第1期入試・第2期入試の3回です。自己推薦入試は第一志望者が対象で、自己推薦入試と第1期入試は国語・算数・社会・理科の4科目、第2期入試は国語・算数の2科目で実施されます。試験時間と配点は、国語・算数が各50分・100点、社会・理科が各40分・80点です。
- 自己推薦入試:募集70名。本校を第一志望とし、合格した場合に必ず入学する受験生が対象。国語・算数・社会・理科の4科目に加え、受験生本人が志望理由などを記入した入学志願書と英検加点を含めて、総合的に合否を判定
- 第1期入試:募集140名。4科目360点満点。付属小学校からの推薦者を含む
- 第2期入試:募集30名。国語・算数の2科目200点満点
- 全入試区分で、英検4級は3点、3級以上は5点を加点。面接は実施されない
受験回によって科目構成が異なるため、4科目の総合力で挑むのか、国語・算数に絞って勝負するのかを早めに決めることが重要です。英検加点は有利に働きますが、合格最低点との差をすべて補えるものではありません。教科得点を伸ばす学習が対策の中心です。
2026年度入試結果から見る難易度
2026年度は、自己推薦入試が受験者174名・合格者83名で実質倍率2.10倍、第1期入試が受験者614名・合格者343名で1.79倍、第2期入試が受験者241名・合格者109名で2.21倍でした。合格最低点は自己推薦入試と第1期入試がいずれも186点/360点、第2期入試が115点/200点です。
第1期入試の教科別平均点は、国語52.0点、算数52.3点、理科40.7点、社会42.1点でした。難問を大量に解くことよりも、標準的な問題を正確に処理して得点を積み上げる力が合否を分けます。第2期入試は2科目型ですが、募集人数が少なく、2026年度の実質倍率は3回の中で最も高い2.21倍でした。「2科目だから準備しやすい」と考えて対策を遅らせるのは危険です。
千葉日本大学第一中学校の入試で求められる力
千葉日本大学第一中学校の入試では、奇抜な発想だけに頼るのではなく、基礎知識を正しく使い、制限時間内に答案へ表す力が求められます。特に次の4点を意識して学習を進めましょう。
- 基礎・標準問題を落とさない正確さ:計算、漢字・語句、理社の基本知識を安定した得点源にする力
- 条件を整理して考える力:長い文章、図表、実験条件、複数資料から必要な情報を抜き出す力
- 途中過程を答案に残す力:算数の式や図、国語の根拠を整理し、見直し可能な答案を作る力
- 時間内に問題を選別する力:解ける問題から着手し、難しい問題に時間を使いすぎない判断力
合格の中心となるのは、標準問題の完成度と、50分・40分という試験時間に合わせた処理力です。過去問演習では点数だけでなく、「知識不足」「読み違い」「計算ミス」「時間不足」のどれで失点したかを毎回分類してください。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は50分・100点です。読解問題では、小説・物語文、説明文・論説文、随筆などが扱われ、知識問題と組み合わされる構成が中心です。文章量が多い場合でも、場面の変化、人物の心情、筆者の主張、段落どうしの関係を正確に捉える必要があります。
解答形式は、記号選択、書き抜き、語句記入、記述など複数の形式が想定されます。2026年度の平均点は第1期が52.0点、第2期が57.0点であり、本文の根拠に沿って標準的な設問を確実に取ることが重要です。自分の印象だけで心情や主張を決め、本文中の根拠を確認しない解き方は失点につながります。
国語の対策
- 設問で問われている内容を確認し、本文の根拠となる一文や段落に線を引く
- 記述問題は「理由」「気持ち」「内容説明」など設問の型に合わせ、必要な要素を箇条書きしてから文章にする
- 漢字・語句・文法は毎日短時間で反復し、知識問題を安定した得点源にする
- 50分の中で読解2題と知識問題を解く想定で、過去問ごとに時間配分を記録する
国語対策の要点は、長い文章を速く読むことだけではなく、設問に必要な根拠を正確に戻って探せることです。第2期入試では国語と算数だけで合否が決まるため、国語の得点のぶれを小さくすることが特に大切です。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は50分・100点です。計算問題や小問集合で基本事項を確認した後、数の性質、規則性、場合の数、特殊算、速さ、比、平面図形、相似、面積・体積などの単元別問題へ進む構成を想定して準備する必要があります。
答えだけでなく、途中式や考え方を書く形式にも対応できるようにしておきましょう。2026年度の平均点は第1期が52.3点、第2期が51.4点でした。前半の計算・小問で失点を抑え、後半で解ける大問を見極めることが合格点への基本ルートです。
算数の対策
- 毎日の計算練習では、正答率と所要時間を記録し、速さより先に正確さを安定させる
- 文章題は、線分図・表・面積図などを使って条件を可視化し、式の意味を説明できるようにする
- 図形は角度・面積・相似・体積を優先し、補助線を引く理由まで振り返る
- 規則性や場合の数では、具体例を書き出して規則を発見する練習を重ねる
- 過去問では、前半を何分で終えるか、見直し時間を何分残すかを固定する
途中式を省き、頭の中だけで処理すると、計算ミスの場所が分からず見直しができません。算数は難問への挑戦量よりも、計算・小問集合・典型問題を確実に取り切る完成度が重要です。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は、自己推薦入試と第1期入試で40分・80点です。生物・地学・物理・化学の各分野からバランスよく出題されることを前提に、基礎知識、実験・観察、図表の読み取り、計算問題へ対応する必要があります。環境問題や科学に関する身近な話題が扱われる可能性もあります。
2026年度第1期の平均点は40.7点でした。得点率にすると約51%であり、用語暗記だけではなく、実験の条件や結果を読み取って判断する力が必要です。得意分野だけを繰り返し、苦手な1分野を放置すると、大問単位で大きく失点するおそれがあります。
理科の対策
- 4分野を週単位で回し、苦手分野を作らない学習計画にする
- 実験問題では「何を変えたか」「何をそろえたか」「何を測ったか」を整理する
- 物理・化学の計算は、単位と比例関係を式の横に書いてから計算する
- 正誤問題は、誤っている語句を正しく直すところまで復習する
- 科学ニュースは、教科書の単元と結び付けて一枚のメモに整理する
理科では、広い範囲の基礎を固めたうえで、実験・図表・計算を使って知識を活用できる状態にすることが大切です。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は、自己推薦入試と第1期入試で40分・80点です。日本地理、日本史、政治・公民を中心に、環境問題、世界遺産、時事的なテーマなど幅広い内容への対応が必要です。添付原稿では歴史分野の比重がやや大きい傾向が整理されており、年代や人物を単独で暗記するだけでなく、出来事の流れを理解しておくことが重要です。
2026年度第1期の平均点は42.1点でした。基本知識を問う問題が中心でも、問題数が多い場合は、資料を読む速さと即答できる知識量が得点差につながります。用語を覚えていても、地図・年表・統計資料と結び付いていないと、資料問題で判断に時間がかかります。
社会の対策
- 地理は地図帳を開き、地形・気候・産業・交通を地域ごとに関連付ける
- 歴史は自作年表を使い、政治・外交・文化・産業の変化を同じ時代の中で整理する
- 公民は制度名だけでなく、目的・役割・具体例まで説明できるようにする
- 統計資料は、最大・最小、増減、割合、特徴的な地域を短時間で確認する
- 時事問題はニュースの丸暗記ではなく、地理・歴史・公民のどの単元に関係するかを確認する
社会は、広い範囲の基礎知識を素早く引き出し、地図や資料の情報と結び付ける力が得点を安定させます。
千葉日本大学第一中学校合格に向けた学習の進め方
合格に向けては、受験回を決めたうえで、基礎固め、単元別演習、過去問演習、弱点修正の順に進めます。自己推薦入試は12月1日に実施されるため、第1期入試だけを受ける場合より早い完成が必要です。
- 夏まで:4科目の基礎知識と典型解法を一通り確認し、計算・漢字・理社用語の毎日学習を固定する
- 9月から10月:単元別の標準問題で正答率を高め、間違いの原因を分類して弱点を解消する
- 11月から12月:自己推薦入試を受ける場合は4科目の過去問を本番時間で実施し、合格最低点を意識して得点を整える
- 12月後半から1月:第1期は4科目の総合点、第2期は国語・算数の完成度を優先し、受験回ごとの時間配分を仕上げる
過去問は、解き直して終わりにせず、同じ失点原因を防ぐための「次回の行動」を一つ決めてください。たとえば、計算ミスなら途中式の書き方、国語の根拠不足なら本文への戻り方、理社の知識不足なら復習する教材と期限まで具体化します。
英検取得や受験回の多さに安心し、4科目の完成を後回しにすると、自己推薦・第1期で必要な総合点が安定しません。合格最低点を超えるためには、得意科目で大きく稼ぐだけでなく、苦手科目の失点を一定範囲に抑えることが重要です。
千葉日本大学第一中学校を目指すご家庭へ
千葉日本大学第一中学校は、日本大学付属校としての安心感と、他大学進学にも挑戦できる選択肢を備えています。入試では、基礎・標準問題を正確に解き、限られた時間で得点を積み重ねる力が求められます。学校が「三点固定」を通して生活習慣を重視しているように、受験勉強でも毎日の学習時間と睡眠を安定させることが大切です。
- 週に一度、4科目の正答率・学習時間・未修正の間違いを家庭で確認する
- 結果だけでなく、途中式、本文の根拠、資料の読み方など学習過程を具体的に認める
- 自己推薦・第1期・第2期のどこを軸にするかを、4科目のバランスと第一志望度から早めに相談する
千葉日本大学第一中学校合格の鍵は、難しい問題ばかりを追うことではなく、毎日の基礎学習を続け、標準問題を時間内に正確に解ける状態を作ることです。お子さまの得意・不得意と受験回の特徴を照らし合わせ、無理のない計画で準備を進めましょう。
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