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東京農業大学第一高等学校中等部の入試傾向と受験対策
東京農業大学第一高等学校中等部の中学受験 基本情報
東京農業大学第一高等学校中等部の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.nodai-1-h.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒156-0053 東京都世田谷区桜3丁目33番1号
- 電話番号
- 03-3425-4481
東京農業大学第一高等学校中等部の入試傾向と受験対策
東京農業大学第一高等学校中等部は、「知耕実学」を教育理念に掲げ、本物に触れる体験を通して、考え、判断し、行動・表現する力を育てる完全中高一貫校です。知識を覚えるだけでなく、実験や観察、課題研究、教科横断型のゼミなどを通して、学んだ知識を活用する教育を重視しています。
2026年度の大学合格実績では、東大・京大4名、国公立大学77名、早稲田・慶應・上智112名、GMARCH397名、医学部医学科26名という実績が公表データをもとに集計されています。東京農業大学の系列校ですが、他大学への進学を目指す生徒も多く、難関大学進学を見据えた指導が行われています。
2026年度中学入試は4回実施され、第1回と第4回が4科入試、第2回と第3回が算数必須に国語または理科を組み合わせる選択型入試でした。一方、2027年度入試からは2月4日午前の第4回入試が廃止され、第1回の募集定員が60名、第2回が80名、第3回が60名に変更されます。
農大一中対策では、単に多くの過去問を解くのではなく、実際に受験する回の形式に合わせて練習することが重要です。特に算数は入試回によって配点や出題形式が変わるため、時間配分まで含めた対策が欠かせません。
東京農業大学第一高等学校中等部の入試で求められる力
農大一中の入試では、基本知識を身につけたうえで、問題文や資料から必要な情報を読み取り、自分で解答までの道筋を考える力が求められます。
特に意識したいのは、次の4つです。
- 基本から標準レベルの問題を、短時間で正確に処理する力
- 長い問題文や複数の条件を整理する力
- 図、表、グラフ、実験結果などの資料を読み取る力
- 解ける問題と時間のかかる問題を見分ける力
難問だけを集中的に練習するよりも、まずは取るべき問題を確実に得点できる状態をつくることが大切です。そのうえで、農大一中に特徴的な図形問題、資料読解問題、条件整理型の問題へと対策を広げていきましょう。
入試回によって問題の傾向が異なるため、受験予定ではない回の過去問だけで対策を完結させないよう注意が必要です。志望する回を早めに決め、その回の問題構成と時間感覚に慣れておくことが合格への近道です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は、漢字の読み書きと、説明文・随筆文・物語文などの読解問題を組み合わせた構成が中心です。2026年度第1回入試では、50分の試験で漢字問題と複数の長文読解が出題されました。
読解問題では、文章の内容や登場人物の心情、筆者の主張を正確に捉える問題が中心です。記号選択や書き抜きだけでなく、文章中の根拠をまとめて答える記述問題が出題される回もあります。
漢字だけでなく、語句の意味、慣用句、四字熟語などが文章中で問われることもあるため、知識を単独で暗記するだけでなく、文脈に合わせて意味を判断できるようにしておく必要があります。
国語の受験対策
まずは漢字と語彙を安定した得点源にしましょう。漢字練習では答えを覚えるだけでなく、意味や使い方まで確認することが大切です。分からない言葉が出てきたときに、そのままにせず辞書で調べる習慣をつけてください。
長文読解では、文章を速く読むことだけを目標にするのではなく、「この設問の根拠はどこにあるか」を意識して読む練習が有効です。選択問題では、正解らしい選択肢を感覚で選ぶのではなく、本文と合わない部分を一つずつ確認する消去法を身につけましょう。
記述問題では、解答に必要な言葉を本文から見つけ、指定字数に合わせて整理する練習を行います。過去問を解いた後は、模範解答との差だけでなく、本文中のどこを根拠にすべきだったかまで振り返ることが重要です。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は、大問5~6題程度で構成されることが多く、計算問題、数の性質、場合の数、速さ、割合、平面図形、立体図形など幅広い分野から出題されます。
基本から標準レベルの問題が中心ですが、長い説明文や複雑な条件を整理する問題、約束記号、推理、グラフ作成、作図など、見慣れない形式が含まれることがあります。特に図形、速さ、数に関する問題では、単に公式を当てはめるだけでなく、条件を整理して考える力が必要です。
問題は必ずしも難易度順に並んでいるとは限りません。前半で時間を使いすぎると、後半にある解きやすい問題に手をつけられなくなる可能性があります。
算数の受験対策
最初に、計算、割合、速さ、図形などの基本単元を、時間をかけず正確に解ける状態にしましょう。基本問題での計算ミスや条件の読み落としは、そのまま合否を左右する失点になります。
演習では、すべての問題を順番どおりに解くのではなく、問題全体を確認して、解ける問題から得点する練習を行いましょう。一定時間考えて方針が立たない問題はいったん飛ばし、最後に戻る判断も必要です。
図形問題では、解説を読んで理解しただけで終わらせず、自分で図を書き直したり、補助線を引いたりする練習が有効です。速さや規則性の問題では、状況を表やグラフに整理する習慣をつけてください。
農大一中の算数は入試回によって配点や形式が異なるため、過去問演習では必ず制限時間と配点を本番に合わせましょう。受験予定回だけでなく、同じ形式のほかの回も活用すると、特徴的な問題への対応力を高められます。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は、物理・化学・生物・地学の4分野から幅広く出題される傾向があります。実験や観察を題材にした問題が多く、図、表、写真、グラフなどの資料を読み取って答える形式が目立ちます。
単純な用語暗記だけでなく、実験条件の違い、結果が変化した理由、グラフから読み取れる規則性などを考える問題が出題されます。物理・化学分野では計算問題が含まれることもあり、知識と計算力の両方が必要です。
問題数に対して試験時間が短いため、資料を丁寧に読みながらも、必要な情報を素早く見つける力が求められます。
理科の受験対策
まずは4分野の基本知識に大きな抜けを残さないようにしましょう。用語を覚える際には、「なぜその現象が起きるのか」「条件が変わると結果はどうなるのか」まで説明できるようにします。
実験問題では、目的、変える条件、そろえる条件、結果、考察の順に整理する練習が有効です。グラフや表が出てきたときは、数値の増減、比例関係、変化が止まる地点などに印をつけながら読み取るとよいでしょう。
計算問題では、公式の暗記だけに頼らず、単位と数量の関係を確認してください。過去問演習では、難しい計算に時間をかけすぎず、知識問題や資料から直接判断できる問題を先に取る練習も必要です。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は、地理・歴史・公民の各分野からバランスよく出題されます。地理では地図、地形図、統計資料、グラフ、写真などを利用した問題が多く、歴史では人物や出来事だけでなく、年代の流れや資料の読み取りが問われます。
公民では政治・経済の基本知識に加え、時事的な話題と関連づけた問題が出題されることがあります。用語を答える問題だけでなく、資料から分かることや自分の考えを簡潔にまとめる問題にも備えておく必要があります。
資料の細部を読み込む前に、設問が何を求めているかを確認しなければ、時間不足になりやすい点に注意しましょう。
社会の受験対策
地理では、地名や特産品を単独で覚えるのではなく、地図帳で位置を確認しながら学習します。雨温図、人口、産業、貿易などの統計資料は、数値を丸暗記するよりも、地域ごとの特徴や変化の理由を説明できるようにしましょう。
歴史では、人物名や年号だけでなく、出来事の原因と結果を結びつけて整理します。自分で簡単な年表を作り、政治・文化・外交の流れを並べて確認する方法が効果的です。
公民・時事問題では、ニュースを見て終わりにせず、背景となる制度や社会的な課題を小学生向けの資料集などで確認してください。「なぜ注目されているのか」を家族に説明する練習も、記述問題への対策になります。
東京農業大学第一高等学校中等部合格に向けた学習の進め方
農大一中合格に向けた学習は、次の順番で進めると効果的です。
- 基本知識と典型的な解法を身につける
算数の計算や基本単元、国語の漢字・語彙、理科・社会の基礎知識を安定させます。苦手単元を残したまま過去問中心の学習に移らないようにしましょう。 - 時間を決めた標準問題演習を行う
農大一中では、標準問題を短時間で正確に処理する力が重要です。普段の問題演習でも制限時間を設定し、解く速さと正答率の両方を確認します。 - 受験予定回の過去問を分析する
得点だけで判断せず、時間不足、知識不足、条件の読み落とし、計算ミスなど、失点の原因を分類します。入試回ごとの科目、配点、問題構成の違いにも注意してください。 - 特徴的な問題を解き直す
算数の図形・条件整理問題、理科・社会の資料問題、国語の記述問題など、農大一中で差がつきやすい形式を重点的に解き直します。 - 本番と同じ条件で仕上げる
直前期は本番と同じ試験時間、科目順、休憩時間で過去問に取り組みます。難しい問題を解くことよりも、取るべき問題を落とさない状態を目指しましょう。
東京農業大学第一高等学校中等部を目指すご家庭へ
農大一中の入試では、知識を多く覚えているだけでなく、その知識を使って考える力が求められます。お子さまが問題を間違えたときは、すぐに解き方を教えるのではなく、「どこまでは分かったか」「どの条件を使えなかったか」を一緒に確認することが大切です。
また、入試回によって科目や配点が異なるため、受験日程は偏差値だけで決めるのではなく、お子さまの得意科目、時間内の得点力、併願校との日程を踏まえて検討しましょう。
過去問の点数が伸びない場合も、単に演習量を増やすのではなく、失点の原因を細かく確認する必要があります。特に、算数の計算ミス、国語の根拠不足、理科・社会の資料の読み落としは、学習方法を見直すことで改善できる可能性があります。
農大一中合格への鍵は、基本を確実に得点し、資料や条件を丁寧に読み取り、限られた時間の中で自分の力を発揮できるようにすることです。お子さまの現在の課題を整理し、受験する入試回に合わせて、優先順位の明確な学習を進めていきましょう。
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