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普連土学園中学校の入試傾向と受験対策
普連土学園中学校の中学受験 基本情報
普連土学園中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.friends.ac.jp/
- 中学校所在地
- 〒108-0073 東京都港区三田4丁目14-16
- 電話番号
- 03-3451-4616
普連土学園中学校は、キリスト教フレンド派の教育理念「Let Your Lives Speak(あなたの生き方をもって示しなさい)」を掲げ、少人数の環境で一人ひとりの主体性や表現力を育てる女子中高一貫校です。入試でも、知識を覚えているだけでなく、文章や資料を丁寧に読み、考えた過程を答案に表す力が重視されています。
2027年度入試は、2月1日午前の4科入試、2月1日午後の算数入試、2月2日午後の2科入試、2月4日午前の4科入試が行われます。募集人数は順に50名、20名、30名、20名で、午前4科は算数・国語が各100点、理科・社会が各75点です。1日午後算数は100点、2日午後2科は国語・算数が各100点となります。
普連土学園中学校の入試傾向と受験対策
2027年度の入試方式
2027年度入試は、2月1日午前の4科入試、2月1日午後の算数入試、2月2日午後の2科入試、2月4日午前の4科入試が行われます。
- 1日午前4科:募集50名、算数・国語各100点、理科・社会各75点
- 1日午後算数:募集20名、算数100点
- 2日午後2科:募集30名、国語・算数各100点
- 4日午前4科:募集20名、算数・国語各100点、理科・社会各75点
最新の入試結果から分かること
2026年度入試の実質倍率は、1日午前4科が2.5倍、1日午後算数が1.6倍、2日午後2科が2.4倍、4日午前4科が3.9倍でした。特に4日午前は競争が厳しくなりやすいため、第一志望の場合は早い日程から合格を取りにいく準備が重要です。
一方、1日午後算数は倍率だけを見ると受けやすく見えますが、50分で50問を処理する独特の形式です。午前入試の記述型算数とは分けて、スピードと正確性に特化した練習を行いましょう。
全教科に共通する対策
普連土学園中学校の入試で最も重要なのは、基礎知識を土台に、条件を正確に読み、理由や途中過程まで表現することです。過去問は年度別に解くだけでなく、受験予定の入試回ごとに分けて練習しましょう。
普連土学園中学校の入試で求められる力
基礎問題を正確に処理する力
各教科とも、出題の土台は小学校で学ぶ基本事項です。ただし、単純な暗記や解法パターンの再現だけでは正解できない問題も含まれます。計算、漢字、理社の重要語句など、取るべき問題を落とさない精度が合格の前提です。
考えた過程を答案に表す力
午前4科の国語では記述問題の比重が高く、算数では途中式や考え方、理科・社会では説明記述が問われます。答えだけでなく、根拠や過程を答案に残す習慣をつけましょう。部分点が設定される問題では、この習慣が得点差につながります。
初めて見る設定を読み解く力
算数の会話形式問題、理科の実験・グラフ、社会の資料、国語の独自形式の知識問題など、既習事項を見慣れない形で問う出題が見られます。問題文に示された条件やヒントを順番に整理し、知っている内容と結びつける力が必要です。
入試回に合わせて解き方を切り替える力
1日・4日午前4科は記述や途中過程を重視する一方、1日午後算数は速さと正確さ、2日午後の国語は選択肢問題への対応力がより重要です。同じ学校の入試でも、受験回によって得点の取り方が異なる点を見落とさないようにしましょう。
国語の入試傾向と対策
説明文と小説を根拠に沿って読む
国語では、説明文の筆者の主張や文章全体の構成、小説の出来事と心情変化を読み取る力が問われます。説明文では繰り返される内容や主張を示す箇所に線を引き、小説では心情を示す言葉と、その変化のきっかけを結びつけて読みましょう。
午前4科は記述、2日午後は選択肢への対応が重要
1日・4日午前4科は記述問題の比重が高く、自分の言葉で筋道立てて説明する力が必要です。2日午後2科は選択肢問題が中心ですが、文章が長い選択肢もあるため、本文との一致・不一致を要素ごとに確認する必要があります。
記述は要素を分けて練習する
記述問題には要素ごとの部分点があります。まず「何について」「なぜ」「どのように」のうち、設問が何を求めているかを確認し、本文中の根拠を複数集めてから一文にまとめましょう。解答が文の途中で終わっている場合は、内容が合っていても採点対象にならないため、句点まで書いて文を完成させることが必要です。
語句・漢字・文法を生きた形で身につける
漢字、ことわざ、慣用句、文法なども出題されます。知識を単独で覚えるだけでなく、短文や会話の中で正しく使えるようにしましょう。漢字の「とめ・はね・はらい」や字形が著しく不正確な場合は減点されることがあるため、普段から読みやすく正確に書くことも大切です。
国語の具体的な対策
- 週に2題を目安に、説明文と物語文を1題ずつ解く
- 記述答案は、根拠となる箇所に線を引いてから書く
- 模範解答との差を「不足した要素」「余分な表現」「因果関係」の3点で確認する
- 語句教材を1冊決め、間違えた問題を繰り返す
- 2日午後を受験する場合は、長い選択肢を要素に分けて検討する練習を行う
算数の入試傾向と対策
午前4科は基本から考える力と途中過程が重視される
1日・4日午前4科では、計算問題、定型問題に続き、会話形式の問題が出題されます。会話文の中に置かれた小問やヒントを利用し、次の答えを導く形式です。
解答用紙に「式」の欄がある問題では、答えだけでなく、途中式や考え方を書くことが得点の条件になります。答えが合わなくても考え方が正しければ部分点を得られる可能性があるため、最後まで手を動かしましょう。
頻出分野を本質的に理解する
学校公式のQ&Aでは、計算、規則性、特殊算、場合の数、図形、速さが重点分野として挙げられています。公式や解法を丸暗記するのではなく、「なぜその式になるのか」を説明できる状態を目指しましょう。各大問の最後は難しくなることがあるため、その一つ前までを確実に取る判断も重要です。
1日午後算数は50分50問のスピード勝負
1日午後算数は、計算問題と一行文章題を中心とする50問構成です。1問に使える時間は平均1分しかありません。難問を粘るより、解法がすぐに浮かぶ問題を確実に積み上げ、迷った問題を飛ばす基準を決めておきましょう。
2日午後2科は定型問題の完成度を高める
2日午後の算数は、計算問題の後に定型問題が複数出題されます。学校公式Q&Aでは、他の3回の中でやや難しめとされています。途中式の採点方法は午前4科と同様なので、限られた時間でも考え方を答案に残す練習が必要です。
算数の具体的な対策
- 毎日10~15分、計算と一行文章題を時間を測って解く
- 規則性、場合の数、図形、速さは、解法を口頭で説明する
- 午前4科の会話形式問題は、最初は時間を測らずにヒントのつながりを確認する
- 「式」の欄には、筆算やメモでもよいので考えた過程を残す
- 単位、帯分数、条件の読み落としをチェック項目にする
- 1日午後算数は50問形式で、飛ばす基準と見直し順を決める
理科の入試傾向と対策
4分野からほぼ均等に出題される
理科は1日・4日午前4科で、75点、30分です。物理・化学・生物・地学の4分野からバランスよく出題されるため、得意分野だけに偏った学習では対応できません。小学校の教科書レベルを確実にしたうえで、実験・観察を題材にした発展問題へ進みましょう。
グラフ・表・計算・記述への対応が必要
グラフや表の読み取り、計算問題、文章で説明する問題が毎年出題されます。記述では、因果関係なら「原因と結果」、比較なら「何と何がどう違うか」を明確にします。問題文中の数値を使った場合は、どの数値を用いたのかが伝わる式を残しましょう。
30分で解き切る順序を決める
4分野が並ぶため、必ずしも大問1から解く必要はありません。得意分野や短時間で処理できる問題から始め、記述・計算に使う時間を確保しましょう。一つの計算問題に時間を使い過ぎると、後半の基本問題を落とすリスクがあります。
理科の具体的な対策
- 4分野の基本問題を毎週均等に解く
- 実験問題は「目的・操作・結果・考察」の4項目で整理する
- 計算問題は式と単位を必ず書く
- グラフ作成は軸、目盛り、単位、点、線を順番に確認する
- 模試で間違えた単元を、教科書や資料集まで戻って復習する
- 30分の過去問演習で、大問を解く順序を複数試す
社会の入試傾向と対策
地理・歴史・公民を融合した出題
社会は1日・4日午前4科で、75点、30分です。地理・歴史・公民の3分野がほぼ均等に出題され、各大問の中で複数分野が関連づけられることがあります。特定分野の暗記に偏らず、出来事・地域・制度のつながりを整理しましょう。
資料読み取りと説明記述が合否を分ける
地図、統計、表、グラフなどを読み取る問題や、語句の意味、歴史的事件の意義を文章で説明する問題が出題されます。知識を答えるだけでなく、「なぜその変化が起きたのか」「その制度にどのような役割があるのか」まで説明できることが重要です。
時事問題は9月までを目安に確認する
時事問題は多くありませんが、直接知識を問う問題や、時事的なテーマを資料問題として扱う出題があります。学校公式Q&Aでは、出題する場合は受験年度の9月までの内容が範囲とされています。ニュースを覚えるだけでなく、地理・歴史・公民の学習内容と結びつけて整理しましょう。
漢字と文章の完成度に注意する
漢字指定がある問題は漢字で答える必要があります。指定がなくても、都道府県名や教科書レベルの人物名は漢字で書けるようにしましょう。論述問題は要素ごとに部分点がありますが、文章として成立していることが前提です。
社会の具体的な対策
- 地理、歴史、公民を週ごとに偏らせず復習する
- 資料問題では、タイトル、年代、単位、最大値・最小値、変化を確認する
- 重要語句を「意味・背景・結果」の3点で説明する
- 時事ニュースを既習単元と関連づけて一文でまとめる
- 過去問は知識確認だけでなく、30分の時間配分練習に使う
- 論述答案は、主語と述語、理由を示す接続語、句点を確認する
普連土学園中学校合格に向けた学習の進め方
第1段階 基礎の穴を見つける
4教科の単元別テストや模試を使い、知識不足、読み違い、計算ミス、記述不足を分けて記録します。正答率の低い難問より、正答率の高い問題の失点を優先して直しましょう。
第2段階 アウトプット型の学習へ移る
国語は根拠を示して記述し、算数は途中式を残し、理科・社会は理由を文章で説明します。「分かった」で終わらず、人に説明できるかを確認することが、普連土学園対策の中心です。
第3段階 入試回別に過去問を解く
1日・4日午前4科、1日午後算数、2日午後2科では形式が異なります。受験予定の回ごとに、時間配分、解く順序、見直し方法を決めます。午前4科の算数会話問題と記述答案、1日午後算数の50問演習は、別メニューとして準備しましょう。
第4段階 得点計画を調整する
2026年度の合格者最低点は、1日午前4科が200点/350点、1日午後算数が62点/100点、2日午後2科が113点/200点、4日午前4科が226点/350点でした。
合格最低点は年度の難易度や受験者層で変動するため、過去の最低点をそのまま目標にするのは危険です。複数年度で安定して合格圏に入る得点を目指しましょう。
第5段階 直前期は失点防止を優先する
新しい難問に広く手を出すより、計算、漢字、理社の基本事項、記述の書き方、時間配分を整えます。過去問の直しでは、解き直しだけでなく「次に同じ失点を防ぐ行動」を一つ決めましょう。
普連土学園中学校を目指すご家庭へ
普連土学園中学校の入試では、正解だけでなく、そこに至る考え方や言葉で表現する姿勢が評価されます。ご家庭では、すぐに解き方を教えるよりも、「どこまで分かったか」「その式は何を表しているか」「本文のどこが根拠か」と問いかけ、お子さん自身の説明を引き出すことが効果的です。
また、複数回入試は形式が大きく異なります。受験日程を増やすだけでなく、お子さんの強みが記述型、スピード型、2科型のどこにあるかを確認し、入試回ごとの準備時間を配分してください。
普連土学園合格への近道は、難問だけを追うことではありません。基礎を正確に使い、条件を読み、考えた過程を最後まで答案に残せる状態をつくることです。
過去問で点数が伸びないときは、教科ごとの点数だけでなく、読み違い、時間不足、途中過程不足、知識不足のどこで失点しているかを整理し、対策を具体化していきましょう。
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