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立教池袋中学校の入試傾向と受験対策

立教池袋中学校の中学受験 基本情報

立教池袋中学校の中学受験 基本情報

公式サイト
https://ikebukuro.rikkyo.ac.jp/
中学校所在地
〒171-0021 東京都豊島区西池袋5丁目16-5
電話番号
03-3985-2707

立教池袋中学校の入試は、第1回の4科入試と、第2回の国語・算数・自己アピール面接で構成されます。合格に向けては、標準問題を正確に処理する力に加え、各教科の特色に合わせた時間配分、資料読解、記述対策が必要です。ここでは、最新の入試概要と近年の出題分析を踏まえて、教科別の傾向と具体的な学習方法を解説します。

立教池袋中学校の入試傾向と受験対策

立教池袋中学校の一般入試は、第1回と第2回で選考方法が大きく異なります。第1回は国語・算数・社会・理科の4科、第2回は国語・算数と自己アピール面接で行われるため、受験回に応じた準備が必要です。

2027年度の入試概要では、第1回の募集人員は約50名、第2回は約20名です。第1回は国語100点・算数100点・社会50点・理科50点の計300点、第2回は国語100点・算数100点に約7分の自己アピール面接が加わります。

2026年度第1回は受験者283名、合格者95名、平均159.5点、合格最低点174点でした。第2回は受験者167名、合格者20名で、国語・算数の平均は97.1点、選考範囲最低点は105点でした。第2回は募集人数が少なく、学力試験に加えて面接評価も関わるため、第1回以上に狭い枠を争う入試です。

各教科では、特殊な難問だけで勝負が決まるのではなく、標準問題を短時間で正確に処理したうえで、図表・文章・実験条件から必要な情報を読み取り、自分の言葉でまとめる力が問われます。

第1回は4科の総合力と安定感が重要

学校公式Q&Aでは、1科目の得点が極端に低くても、それだけで不合格になるわけではなく、受験科目の合計点で判定すると説明されています。したがって、得意科目を伸ばしつつ、苦手科目で大きく崩れない得点設計が重要です。

国語・算数は各100点、理科・社会は各50点ですが、理社も合計100点あります。30分という短い試験時間で基礎問題を確実に回収できるかが、合計点を安定させるポイントです。

第2回は基礎学力と自己表現の両方を準備

第2回では、国語・算数の合計点から学校で学ぶための基礎学力を有する選考範囲が設定され、その中で自己アピール面接の評価や学力得点を踏まえて選考されます。

面接は、自分の特技や長所、体験から得たことを約3分半で伝え、その後の質疑応答を含めて約7分です。面接だけで逆転しようとするのではなく、まず国語・算数の得点を確保し、そのうえで自分の経験を筋道立てて話せるように準備しましょう。

立教池袋中学校の入試で求められる力

立教池袋中学校の入試で中心となるのは、知識量だけではありません。基礎事項を正確に使う力、限られた時間で情報を処理する力、根拠を言葉にする力を組み合わせることが合格につながります。

標準問題を落とさない正確性

算数の計算、国語の漢字・語句、理科・社会の基本知識は、難問に挑む前に確実に得点したい領域です。「分かっていたのに間違えた」を減らすため、途中式、設問条件、単位、漢字の表記まで含めて見直す習慣をつけます。

複数の問題をテンポよく処理する力

国語は複数の文章と知識問題、算数は多くの大問、理科・社会は30分で幅広い分野に対応します。1問に固執すると、後半の取りやすい問題まで失点するおそれがあります。

過去問演習では、問題を解けたかだけでなく、各大問に何分かかったかを記録し、後回しにする判断も練習しましょう。

資料や条件から考えを組み立てる力

理科では身近な科学現象や実験条件、社会では地図・統計・文章資料を使った問題が見られます。国語の記述や算数の条件整理も含め、与えられた情報を整理して答えに結びつける力が必要です。

「資料から分かる事実」と「そこから考えられる理由・影響」を分けて書く練習をすると、記述の精度が上がります。

自分の経験を具体的に伝える力

第2回を受験する場合は、活動実績の大きさだけでなく、目標に向けて工夫したこと、周囲と協力したこと、経験から学んだことを具体的に説明できることが大切です。

抽象的な長所を並べるのではなく、「どのような場面で、何を考え、どう行動し、何を得たか」の順で整理しましょう。

国語の入試傾向と対策

国語は50分・100点です。物語文、説明文、随筆文など幅広い文章が扱われ、短歌や詩などの韻文が出題されることも立教池袋中学校の特徴です。選択肢と書き抜きが中心ですが、記述、漢字、四字熟語などの知識問題も準備しておく必要があります。

複数の文章を正確に読み分ける

文章量が極端に長いとは限りませんが、大問数と小問数が多く、読み直しに時間をかけにくい構成です。一度目の読みで、登場人物の関係、筆者の主張、段落の役割を押さえる読解スピードが必要です。

物語文では心情が変化するきっかけ、説明文・随筆では対比や具体例と結論の関係に印をつけながら読みます。

韻文と言語事項を後回しにしない

詩や短歌では、比喩、言い換え、情景と心情の結びつきが問われます。一般的な長文読解だけでは経験が不足しやすいため、立教池袋中学校の過去問を中心に形式へ慣れておきましょう。

漢字や四字熟語、慣用句などは短時間で得点できる一方、知識が曖昧だとそのまま失点になります。毎週範囲を決めて反復し、書いて答える練習まで行います。

記述は本文の言葉を根拠にまとめる

記述問題では、思いつきで説明するのではなく、設問が求める要素を本文から探し、必要な内容だけをつなげます。

「誰が・何を・なぜ」の不足を確認し、指定字数の8~9割を目安にまとめる練習を続けましょう。

国語の実践対策

過去問では、文章題ごとの上限時間を決め、解き終わらない場合でも次の大問へ移る練習をします。

選択肢は本文との一致を一語ずつ確認し、書き抜きは指定された範囲・字数・文末表現を必ず見直します。

難しい記述に時間を使いすぎて、漢字や標準的な内容理解問題を落とさないように注意しましょう。

算数の入試傾向と対策

算数は50分・100点です。計算、平面図形、割合と比、速さ、規則性、立体図形、条件整理など、幅広い分野から出題されます。2025年度第1回も10題構成で、標準問題を中心に、一部やや考えにくい問題が含まれていました。

標準問題の完成度が合否を分ける

立教池袋中学校の算数では、難問を1題解くことより、普段の教材で扱う標準問題を取りこぼさないことが重要です。前半から中盤の得点可能な問題を確実に回収し、合計点を作ることが最優先です。

計算ミスは「注意不足」で終わらせず、数字を詰めて書いた、途中式を省いた、約分や単位確認を飛ばしたなど、原因を具体化して直します。

図形・比・速さを重点的に整える

平面図形と立体図形は継続して対策したい分野です。面積・角度・相似・回転体・体積など、基本公式を使うだけでなく、補助線や比を利用する問題にも対応できるようにします。

割合と比、年齢算、相当算、速さなどは、文章を線分図・表・式に置き換える練習が有効です。

条件を整理し、解く順番を判断する

設定が複雑に見える問題でも、条件を一つずつ図や表に書き込むと、標準的な考え方に戻せる場合があります。

一方で、すぐに方針が立たない問題に長時間使うと、他の大問を解く時間がなくなります。最初に全体を見て、計算・典型題・方針が立つ問題から解き、難問は後半に回しましょう。

算数の実践対策

毎日10~15分の計算練習を行い、速さだけでなく途中式の見やすさと検算方法も確認します。

週ごとに図形、比、速さ、数の性質などを横断して解き、特定単元だけに偏らない総合演習を増やします。

過去問の復習では、解けなかった問題を「知識不足」「方針不足」「時間不足」「ミス」に分類し、次の一手を決めます。

理科の入試傾向と対策

理科は30分・50点です。物理・化学・生物・地学の4分野から出題され、身近な自然現象や科学技術を題材にした問題も見られます。2025年度第1回は、音、浮力、加熱、光、冷媒、天体、DNAなど幅広いテーマが扱われました。

4分野の基礎を短時間で引き出す

大問数が多く、1題あたりに使える時間は限られます。用語、原理、代表的な実験、グラフの読み方を4分野とも整理し、基本問題を迷わず解ける状態にすることが第一です。

生物・地学まで含めて苦手単元を残さず、単元別確認の後に分野混合問題で切り替えの練習をします。

物理・化学の計算と実験問題を強化

力のつり合い、浮力、光、熱、気体・水溶液、燃焼などでは、図や数値条件を使った計算が出題されます。公式を暗記するだけでなく、何と何が比例するか、条件を変えると結果がどう変わるかを説明できるようにしましょう。

計算では単位、比の対応、グラフの目盛りを確認し、途中式を残します。

初めて見る題材でも本文を手がかりにする

立教池袋中学校では、日常の科学現象や見慣れないテーマが取り上げられることがあります。知識がない題材でも、問題文や図に必要な条件が示されている場合があります。

知らない言葉が出た時点で諦めるのは失点リスクです。設問、図、実験結果を先に確認し、既習事項と結びつけて考えましょう。

理科の実践対策

過去問では大問1題あたり3~5分を目安に進め、計算や考察に時間を残します。

実験問題は「目的・変える条件・そろえる条件・結果・結論」の5点を整理します。

間違えた問題は答えだけでなく、図やグラフを自分で描き直して原因を確認します。

社会の入試傾向と対策

社会は30分・50点です。例年、地理・歴史・政治経済の3分野が大問ごとに扱われ、基本知識、地図・統計資料の読み取り、短文記述が組み合わされます。年度によって題材が変わるため、特定分野だけに絞った対策は危険です。

地理・歴史・公民を均等に固める

地理では地形、気候、産業、交通、地域の特色、歴史では各時代の政治・文化・外交、公民では憲法、政治の仕組み、地方自治、国際関係などが問われます。

細かい難問対策に偏るより、教科書・塾テキスト・地図帳・資料集の基本事項を、用語で正確に書けるようにすることが優先です。

資料から事実と理由を読み取る

統計グラフ、地図、文章資料から特徴を読み取り、理由や影響を説明する問題が見られます。数値の最大・最小だけでなく、増減、地域差、年代による変化を確認します。

記述では、まず資料から直接分かる事実を書き、その後に背景知識を使って理由や解決策を加えると、根拠のある答案になります。

時事問題は背景まで考える

環境、災害、地域社会、国際問題など、現在の社会と関連する題材にも注意が必要です。ニュースの名称だけを覚えるのではなく、原因、関係する制度、生活への影響を整理します。

家庭では週に1つのニュースを選び、「何が起きたか」「なぜ起きたか」「自分はどう考えるか」を50~60字でまとめる練習が効果的です。

社会の実践対策

地理は地図帳と統計、歴史は年表と資料、公民は制度図をセットで確認します。

30分で用語記述と複数の短文記述を処理するため、漢字で正確に書く速度も鍛えます。

記述を最後に残しすぎると未記入になりやすいため、大問ごとの時間を決めて進めましょう。

立教池袋中学校合格に向けた学習の進め方

合格に向けては、基礎固め、学校別対策、過去問での得点調整を段階的に進めます。過去問を解く時期を早めるだけではなく、解いた後に弱点へ戻る仕組みを作ることが重要です。

小6夏まで:4科の標準問題を完成させる

算数は計算・比・図形・速さ、国語は読解の基本と語彙、理科・社会は全単元の基礎確認を進めます。

模試や単元テストの誤答を放置せず、1週間以内に解き直し、同じ単元の類題まで解けるか確認します。

9~10月:立教池袋型の処理と記述に慣れる

国語の複数文章、算数の多題構成、理科の短時間処理、社会の資料記述を、時間を計って練習します。第2回を視野に入れる場合は、自己アピールの題材もこの時期に整理し始めます。

過去問は最初から点数だけで評価せず、時間内に取るべき問題を取れたかを確認します。

11月~直前期:合格点を再現できる形にする

第1回と第2回では科目・選考方法が異なるため、受験予定の回ごとに過去問を分けて取り組みます。少なくとも直近5年分を軸に、必要に応じてさらにさかのぼります。

第1回は年度によって合格最低点が動くため、最低点ぎりぎりではなく、過去問で7割前後を安定して取れる状態を目標にします。

演習後は、知識不足、解法不足、読み違い、時間不足、計算・書写ミスに分け、翌週の学習計画へ反映します。

第2回の面接準備

自己アピールは、目立つ実績の有無よりも、自分が取り組んだ過程と学びを具体的に伝えることが大切です。

原稿の丸暗記では質問に対応しにくくなります。要点だけを整理し、家族や先生との練習で、3分半の説明と質疑応答を繰り返しましょう。

立教池袋中学校を目指すご家庭へ

立教池袋中学校は、中高一貫教育と立教大学への推薦制度を持つ男子校です。学校公式情報では、例年8~9割程度が立教池袋高等学校へ進学し、卒業生の約8~9割が立教大学へ進学しています。

一方で、附属校だから入学後の勉強が軽いわけではありません。中学から高校への推薦には全教科合格と生活面の条件があり、立教大学への推薦でも高校の学業成績、卒業研究論文、自己推薦、英語力などが関わります。

そのため、受験勉強でも「指示された問題をこなす」だけでなく、自分で計画を立て、間違いを分析し、次の学習へつなげる姿勢を育てることが大切です。立教池袋中学校の入試対策は、入学後に主体的に学ぶ力を作る機会でもあります。

ご家庭でできる3つの支援

  • 結果だけでなく、時間配分や解き直しの工夫を具体的に認める。
  • 週1回、4科の進み具合と誤答原因を一緒に確認し、予定を詰め込みすぎない。
  • 学校説明会や行事に参加し、本人が立教池袋で何を学びたいかを言葉にする機会を作る。

最後に

立教池袋中学校の入試は、標準問題の正確性とスピードを土台に、各教科の特色へ対応することが合格への近道です。

得点が伸びない時は、難しい問題を増やす前に、取るべき問題の見落とし、時間の使い方、解き直しの方法を見直しましょう。

お子さんの得意分野を生かしながら、4科の合計点と入学後につながる学習習慣を整えていくことが、合格可能性を高めます。

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