SS-1中学受験のプロが徹底解説!
海城中学校の入試傾向と受験対策
海城中学校の中学受験 基本情報
海城中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.kaijo.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒169-0072 東京都新宿区大久保3丁目6-1
- 電話番号
- 03-3209-5880
海城中学校の入試では、基本知識を覚えているだけでなく、長い文章や初めて見る資料から必要な情報を読み取り、根拠をもって答えを導く力が求められます。算数・国語は各120点、理科・社会は各80点と算数・国語の配点が高い一方、合格には4科目を通じて安定して得点することが重要です。
2026年度入試の合格最低点は、一般入試①が244点、一般入試②が243点で、いずれも400点満点の約6割でした。難問をすべて解こうとするのではなく、標準問題を確実に得点し、特徴的な問題にも対応できる総合力を身につけることが海城中学校合格への基本方針です。
海城中学校の入試傾向と受験対策
海城中学校の一般入試は、例年2月1日と2月3日の2回実施されます。2027年度の入試概要では、一般入試①・一般入試②ともに男子145名を募集し、国語・算数・社会・理科の4科目で選考される予定です。
試験時間と配点は、国語50分・120点、算数50分・120点、社会45分・80点、理科45分・80点です。2027年度の正式な生徒募集要項は、2026年10月下旬に学校公式サイトへ掲載される予定のため、出願時には最新情報を確認してください。
2026年度の実質倍率は、一般入試①が2.9倍、一般入試②が3.0倍でした。一般入試②は受験者数が1,058名に達しており、2回目の入試でも高い競争率となっています。
海城中学校の問題には、次のような特徴があります。
- 算数では、基本問題から思考力を要する問題まで幅広く出題される
- 国語では、長文を正確に読み、選択肢や記述の根拠を判断する力が問われる
- 理科では、実験・観察・図表から法則を考える問題が多い
- 社会では、長いリード文や複数の資料を使った総合問題が出題される
最も重要なのは、難問対策だけに偏らないことです。海城中学校の入試では、標準的な知識を正しく使い、問題文の条件に合わせて処理する力が得点の土台になります。
海城中学校の入試で求められる力
基礎知識を初めて見る問題に応用する力
海城中学校では、受験生が見慣れていない題材が取り上げられることがあります。しかし、解答に必要な知識の多くは、中学受験で学ぶ基本事項です。
初見の問題に出会った際に、「知らない問題だ」と判断するのではなく、どの単元の知識を使えるかを考える習慣をつけましょう。
長い文章や資料から条件を整理する力
国語だけでなく、理科や社会でも長い問題文が使われます。算数でも、複数の条件を文章から読み取らなければならない問題が見られます。
問題文を読む際には、次の点を整理しましょう。
- 何を求める問題なのか
- すでに分かっている条件は何か
- どの資料や数値を使うのか
- 解答形式や字数の指定はあるか
設問の条件を見落とすと、知識や考え方が正しくても得点につながりません。
根拠を説明する力
国語の記述、理科の考察、社会の論述では、答えだけでなく、なぜそう考えられるのかを言葉にする力が問われます。
海城中学校が教育目標として掲げる「新しい学力」には、自ら課題を設定し、情報を収集・分析して解を導き、それを分かりやすく伝える力が含まれています。入試問題にも、こうした考え方と重なる力が表れていると考えられます。
時間内に問題を選ぶ力
すべての問題を順番どおりに解くと、難しい問題に時間を使いすぎることがあります。
過去問演習では、問題を次の3段階に分ける練習をしましょう。
- すぐに解く問題
- 少し考えてから解く問題
- 後回しにする問題
解ける問題を確実に得点する判断力も、海城中学校の入試では重要です。
国語の入試傾向と対策
物語文と説明的文章を正確に読む力が必要
海城中学校の国語は、物語文・小説と、説明文・論説文を中心とした長文読解で構成される傾向があります。2026年度一般入試①でも、性格の異なる2つの文章が出題されました。
選択問題では、選択肢の文章が長く、本文の一部と合っているだけでは正解できないものが見られます。傍線部の前後だけで判断せず、文章全体の流れや登場人物の変化、筆者の主張との一致を確認しましょう。
記述は本文の根拠を組み立てる
記述問題では、自分の感想を書くのではなく、本文中の根拠を使って説明することが基本です。2026年度一般入試①でも、複数の記述欄が設けられ、一定の長さで説明する力が求められています。
対策では、次の手順を習慣にしましょう。
- 設問で指定された内容を確認する
- 本文から根拠となる部分を探す
- 複数の根拠の関係を整理する
- 結論が伝わる一文にまとめる
- 字数と主語・述語のつながりを確認する
選択問題の根拠確認と記述問題の添削をセットで行うことが効果的です。
語彙と漢字を日常的に積み上げる
難しい文章を読み取るためには、語彙力が欠かせません。知らない言葉を前後の文脈だけで推測するのではなく、辞書で意味や使い方を確認しましょう。
漢字は、知っているだけでなく、トメ・ハネを含めて正確に書く必要があります。毎日の短時間学習で取りこぼしを減らしてください。
算数の入試傾向と対策
幅広い単元から6題前後が出題される
海城中学校の算数は、計算、小問、平面図形、立体図形、数の性質、場合の数、割合・比、速さなど、幅広い分野から出題されます。
2026年度一般入試①は大問6題で構成され、大問1では計算、平面図形、比、売買、数の性質などが問われました。後半には、規則や条件を整理する場合の数、立体図形などが出題されています。
答えのみを正確に記入する
一般入試の算数は、基本的に解答欄へ答えを記入する形式です。2026年度一般入試①の解答用紙でも、途中式を書く欄は設けられていません。
途中の考え方が正しくても、計算ミスや転記ミスがあれば得点になりません。
日頃の演習では、次の点を確認してください。
- 数字を読みやすく書く
- 単位を確認する
- 分数や比を最も簡単な形にする
- 答えを問題文の条件へ戻して確かめる
頻出分野は解法の暗記で終わらせない
図形、場合の数、数の性質、割合と比などは重点的に対策したい分野です。ただし、解法をそのまま覚えるだけでは、条件が変わった問題に対応できません。
解き直しでは、「なぜこの線を引くのか」「なぜこの数で場合分けするのか」まで説明できる状態を目指しましょう。
問題の取捨選択を練習する
海城中学校の算数では、前半にも時間のかかる問題が含まれることがあります。難問に固執すると、後にある得点可能な問題を解く時間がなくなります。
過去問を解く際には、最初の数分で全体を確認し、得意分野や短時間で解ける問題から得点する練習を行いましょう。
理科の入試傾向と対策
4分野の知識を実験や観察に結びつける
海城中学校の理科は、物理・化学・生物・地学に相当する各分野から、幅広く出題される傾向があります。
問題文で実験方法や現象が詳しく説明され、そこから計算や考察を進める問題が多いことが特徴です。2026年度一般入試①でも、電熱線の性質を使った計算や、生物と果実の関係をグラフから考える問題などが出題されました。
知識問題と考察問題を分けて学習する
まずは、生物名、実験器具、化学反応、天体の動きなどの基本知識を正確に覚えることが必要です。そのうえで、初めて見る実験や資料に知識を当てはめる練習を行います。
実験問題は、次の順番で整理しましょう。
- 実験の目的
- 変えた条件
- 同じにした条件
- 観察された結果
- 結果から分かること
表・グラフ・単位を正確に扱う
理科では、図やグラフから数値を読み取るだけでなく、変化の理由を説明する問題もあります。
グラフを見る際には、縦軸と横軸、単位、比較対象を最初に確認してください。計算後には、答えの単位と数値の大きさが現実的かどうかを見直しましょう。
記述は短くても因果関係を明確にする
理科の記述では、長く書くことよりも、「原因」と「結果」がつながっていることが重要です。
「何が変化したため、どのような結果になったのか」を一文で説明する練習を重ねましょう。
社会の入試傾向と対策
地理・歴史・公民を組み合わせた総合問題
海城中学校の社会は、一つのテーマを軸に、地理・歴史・公民の知識を横断的に問う形式が特徴です。
長いリード文に加えて、地図、統計、年表、写真、史料などが提示されます。2026年度一般入試①でも、日本国憲法、天皇、選挙、エネルギー、情報、国際情勢、近世の日朝関係など、複数分野を関連づけた問題が出題されました。
資料に基づいた長文論述が出題される
海城中学校の社会では、資料を根拠に一定の字数で説明する問題が重要です。2026年度一般入試①では、複数の資料をもとに180字以内で説明する論述問題が出題されました。
論述では、知っている知識を自由に書くのではなく、設問で指定された資料から読み取れる内容を使わなければなりません。
次の構成で練習するとまとめやすくなります。
- 資料から読み取れる事実
- その事実から分かる変化や特徴
- 変化が起きた理由や背景
- 問いに対する結論
基礎知識の抜けを残さない
特徴的な論述問題に目が向きやすい一方、選択問題や用語記入問題では基本知識が問われます。
地理は地図と統計、歴史は時代の流れと因果関係、公民は制度の目的と仕組みをセットで覚えましょう。時事問題についても、出来事の名称だけでなく、背景や関連する制度まで確認することが大切です。
海城中学校合格に向けた学習の進め方
4・5年生は基礎知識と説明する習慣をつくる
4・5年生のうちは、難問を大量に解くよりも、各単元の基本原理を理解することが重要です。
算数では式や図の意味、国語では答えの根拠、理科では実験の理由、社会では出来事の因果関係を説明する習慣をつけましょう。
6年生前半は苦手分野を整理する
6年生前半までに、4科目の苦手分野を洗い出します。
単に正答率を見るのではなく、間違いを次のように分類してください。
- 知識不足
- 問題文の読み違い
- 条件整理の不足
- 計算・処理ミス
- 記述の根拠不足
- 時間配分の失敗
間違えた問題を繰り返すだけでなく、失点原因に合った対策を選ぶことが重要です。
過去問は得点よりも分析を重視する
海城中学校は、公式サイトで2018年から2026年までの一般入試問題、解答用紙、解答例を公開しています。
過去問演習は、次の流れで進めましょう。
- 本番と同じ時間で解く
- 解けた問題と解けなかった問題を分類する
- 失点原因を記録する
- 必要な単元へ戻って復習する
- 数日後にもう一度解く
一般入試①と一般入試②では、問題形式に共通点がある一方、題材や難度は異なります。両方の過去問に取り組み、どのような出題にも対応できる状態を目指してください。
合格点から逆算して優先順位を決める
2026年度の合格最低点は約6割でした。すべての難問を解けるようにする必要はありません。
まずは標準問題で失点しないことを優先し、その後に頻出分野や記述・考察問題への対応力を高めることが効率的です。
海城中学校を目指すご家庭へ
海城中学校の入試対策では、難しい問題を数多く解くことだけが目的ではありません。
重要なのは、学んだ知識を初めて見る題材に結びつけ、文章や資料から条件を整理し、限られた時間の中で根拠をもって答えることです。
ご家庭では、正解か不正解かだけを確認するのではなく、「なぜ間違えたのか」「次は何を確認すればよいか」をお子様と一緒に整理してください。
保護者がすべての問題を教えようとすると、家庭学習の負担が大きくなることがあります。記述の添削や過去問の優先順位づけなど、家庭だけでは判断しにくい部分は、志望校別指導の経験がある第三者を活用することも一つの方法です。
海城中学校の合格に必要なのは、特別な解法を覚え続けることではありません。基礎を確実にし、考えた過程を言葉や図で表し、過去問の失敗を次の学習へつなげることが、合格可能性を着実に高めます。
SS-1からも合格者が続出! 海城中学校 合格の声
海城中学校
お子さんだけの成績の上げ方をお渡しします。
SS-1の無料体験を今すぐお試しください。
- 保護者様だけで、相談できる学習カウンセリングは
こちらから - お子さんの今必要な課題が分かる学習カウンセリング付き
無料体験授業は
こちらから


























