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東京女学館中学校の入試傾向と受験対策
東京女学館中学校の中学受験 基本情報
東京女学館中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://mhs.tjk.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3丁目7-16
- 電話番号
- 03-3400-0867
東京女学館中学校の入試傾向と受験対策
入試方式によって必要な教科が異なる
東京女学館中学校の一般学級入試は、2027年度入試では第1回から第4回まで実施されます。第1回と第4回は国語・算数・社会・理科の4教科、第2回と第3回は国語・算数の2教科です。国語と算数は各50分・100点、社会と理科は各30分・50点で実施されます。
2026年度入試の一般学級における実質倍率は約2.0~3.0倍、合格最低点は得点率にして約63~68%でした。回によって問題の難度や受験者層は変わるため、特定年度の最低点だけを目標にするのではなく、過去問で安定して7割前後を確保できる状態を目指すことが重要です。
東京女学館中学校の入試で最も大切なのは、基礎・標準問題を取りこぼさず、文章・図・表から必要な情報を読み取り、限られた時間内に考えを短く正確に表現することです。
過年度記事から変化している点に注意する
過年度の記事では、算数について「解答用紙には答えだけを書く」と説明されていました。しかし、2026年度問題では途中の計算を書く問題や、グラフが表す状況を文章で説明する問題が出題されています。
「答えが合えばよい」という古い出題形式だけを前提にしないよう注意が必要です。現在の対策では、正しい答えを出すだけでなく、途中の考え方を整理して示す練習も行いましょう。
東京女学館中学校の入試で求められる力
基礎知識を使いこなす力
4教科に共通するのは、知識を覚えているだけでは得点につながりにくいことです。国語では文章中の根拠、算数では条件や数量の関係、理科では実験結果、社会では地図・統計・歴史的背景を読み取り、身につけた知識と結びつける必要があります。
入試に向けて、次の力をバランスよく育てましょう。
- 計算、漢字、語句、理社の基本事項を正確に処理する力
- 問題文の条件や資料の変化を見落とさずに読む力
- 理由や考え方を指定された範囲で説明する力
- 解くべき問題と後回しにする問題を判断する力
- 複数の単元や分野を結びつけて考える力
短時間で判断する力
国語・算数は50分、理科・社会は30分です。特に理科と社会は、資料を読みながら多くの設問を処理する必要があるため、知識を思い出すまでに時間がかかる状態では間に合いません。
日頃から時間を計って問題を解き、迷った問題に印をつけて先へ進む練習をしましょう。一問にこだわって後半の解きやすい問題を失うことは、大きな失点リスクになります。
国語の入試傾向と対策
読解2題と漢字が中心
2026年度の国語は、文学的文章と説明的・論説的文章を中心とする読解問題に、漢字問題を加えた構成でした。選択問題だけでなく、20字・25字・30字・50字など、字数を指定して説明する問題も見られます。
文章そのものが極端に難解というより、登場人物の気持ちの変化、筆者の主張、理由や具体例の関係を丁寧に追う力が問われます。本文の表現をそのまま抜き出すだけでは答えにくく、複数の箇所をまとめ直す問題への対応が必要です。
本文の根拠を短くまとめる
読解では、傍線部の前後だけで判断せず、指示語、接続語、対比、原因と結果に印をつけながら読みましょう。記述問題では、最初に「誰が・何を・なぜ」を整理し、必要な要素をそろえてから指定字数に収めます。
具体的には、次の練習が有効です。
- 解答の根拠となる本文の箇所に線を引く
- 選択肢の誤っている部分を言葉で説明する
- 30~50字程度で理由をまとめる
- 記述答案を「要素不足」「本文から離れている」「表現が曖昧」に分けて直す
- 漢字、慣用句、ことわざ、語句の意味を毎日確認する
自分の感想を書いたり、本文の言葉を長く写したりするだけでは得点になりません。「設問が何を聞いているか」と「本文のどこが根拠か」を対応させましょう。
算数の入試傾向と対策
幅広い単元を素早く処理する
2026年度の算数は、計算問題から始まり、速さ、割合、濃度、場合の数、平面図形、規則性、グラフ、仕事算など、幅広い単元から出題されました。
前半の計算・小問集合で正確に得点しながら、後半の文章題や図形問題に時間を残す必要があります。問題数が多いため、難しい一問を最後まで解き切る力だけでなく、標準問題を短時間で正確に処理する力が合否を左右します。
図や式を使って条件を整理する
算数では、頭の中だけで考えず、線分図、面積図、表、グラフ、途中式を使って条件を整理しましょう。大問では前の設問で求めた値や考え方が後の設問の手がかりになることもあるため、設問間のつながりを意識することも大切です。
優先して取り組みたい対策は次の通りです。
- 逆算を含む計算を毎日行い、途中式を残す
- 割合、比、速さ、特殊算を図に表す
- 平面図形の面積比、相似、移動を重点的に練習する
- 規則性では、変化を表や式に整理する
- グラフから数量関係や出来事を文章で説明する
- 過去問で大問ごとの基準時間を決める
途中計算を書く問題や状況を説明する問題もあるため、「答えが合えばよい」という勉強では不十分です。式の意味を言葉で説明できるか、計算過程を他人が追える形で書けるかも確認しましょう。
理科の入試傾向と対策
実験・観察結果から考える問題が中心
2026年度の理科では、都市の気温や風、植物の光合成・蒸散、振り子の実験などが扱われました。知識問題に加えて、図、表、実験条件を読み、結果を比較したり理由を説明したりする問題が多く見られます。
計算問題や短い記述問題も含まれるため、用語を覚えるだけでなく、条件が変わると結果がどう変わるかを考える力が必要です。
実験の目的と条件を整理する
理科の問題を解くときは、実験の目的、変えた条件、そろえた条件、結果、そこから分かることを順番に整理します。表やグラフでは、数値の大小だけでなく、変化の割合や規則にも注目しましょう。
- 物理、化学、生物、地学の基本事項を偏りなく復習する
- 実験問題を「目的・条件・結果・考察」に分けて読む
- 表やグラフを自分で書き直す
- 単位を付け、計算式が表す意味を確認する
- 理由を「条件」と「結果」を含む一文で説明する
- 身近な現象を、習った原理と結びつける
暗記した語句だけで答えようとすると、見慣れない実験や設定で手が止まります。初めて見る題材でも、問題文に示された条件とデータから考える習慣をつけましょう。
社会の入試傾向と対策
時事的なテーマから複数分野を問う
2026年度の社会は、大阪・関西万博や貿易・関税を入り口として、地理、歴史、公民を横断的に問う構成でした。地図、年表、グラフ、文章資料を読み、用語を答えるだけでなく、理由や背景を説明する問題も出題されています。
一つの大問の中で時代や分野が切り替わるため、単元別に覚えた知識をつなぎ直す力が必要です。30分という短い試験時間を考えると、資料を素早く読み、設問の要求に合わせて答える処理力も欠かせません。
ニュースと地理・歴史を結びつける
時事問題は、ニュースの名称だけを覚えるのではなく、場所、背景、関係する国や地域、歴史的な経緯まで調べましょう。国際的な出来事を学ぶ際には、地図帳で位置を確認し、日本との関係や過去の出来事にもつなげます。
- 地図帳、資料集、年表を問題演習と一緒に使う
- 出来事を「原因・内容・結果」に分けて整理する
- 統計資料のタイトル、単位、年度を確認する
- 週に一度、ニュースを一つ選んで背景を調べる
- 資料から分かることを一~二文で説明する
- 地理、歴史、公民の関連事項を一枚にまとめる
資料を十分に確認せず、知っている用語だけで答えると、設問とのずれが生じます。年度、地域、比較対象を確認してから答えましょう。
東京女学館中学校合格に向けた学習の進め方
基礎完成期
夏休み頃までは、計算、漢字、語彙、理科・社会の基本事項を確実にします。正解したかどうかだけでなく、間違いの原因を「知識不足」「読み違い」「計算ミス」「時間不足」に分けて記録しましょう。
算数の割合・比・速さ、国語の文章構造、理科の実験、社会の資料問題など、複数の問題に応用される分野を優先します。
実戦力養成期
秋以降は、記述問題、途中式を示す問題、図表・資料を読み取る問題を増やします。一問ずつ時間を計り、解答後には根拠や考え方を言葉で説明できるか確認しましょう。
過去問は、最初から合格点だけを意識するのではなく、出題形式と時間配分を知るために活用します。第1回・第4回の4教科型と、第2回・第3回の2教科型では、教科数や試験時間が異なるため、受験予定の回に合わせた練習が必要です。
過去問完成期
直前期は、公式に公開されている過去3年分の問題を中心に、次の順序で取り組みます。
- 本番と同じ時間で解く
- 合格最低点や受験者平均と比較する
- 失点を原因別に分類する
- 解き直しに必要な単元へ戻る
- 数日後に同じ問題をもう一度解く
一度解いて答えを覚えることが目的ではありません。どの順番で解くか、何分で見切るか、どの問題を確実に取るかまで決め、再現可能な解き方を作りましょう。
東京女学館中学校を目指すご家庭へ
得点だけでなく学習過程を確認する
ご家庭では、過去問の点数だけで一喜一憂するのではなく、時間の使い方と失点の原因を確認してください。「なぜ間違えたのか」「次は何を変えるのか」をお子さま自身が説明できるようにすると、学習の改善につながります。
また、社会の時事問題や理科の身近な現象について、家庭で短く話し合うことも有効です。保護者が答えを先に教えるのではなく、「どこからそう考えたのか」と問いかけ、根拠を言葉にする機会を作りましょう。
学校が大切にする姿勢も意識する
東京女学館は、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」を教育目標とし、品性、日本文化、国際性、STEAM教育などを重視しています。入試対策でも、単に知識量を増やすだけでなく、社会や自然への関心を持ち、自分の考えを筋道立てて伝える姿勢を育てることが大切です。
東京女学館中学校の入試対策では、基礎知識を確実に身につけ、その知識を文章・図・表・実験・時事的な題材の中で使えるようにすることが合格への中心課題です。
毎日の基礎練習と、根拠を示して説明する実戦練習を組み合わせ、時間内に安定して得点できる力を育てていきましょう。
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