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渋谷教育学園渋谷中学校の入試傾向と受験対策
渋谷教育学園渋谷中学校の中学受験 基本情報
渋谷教育学園渋谷中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.shibushibu.jp/
- 中学校所在地
- 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目21-18
- 電話番号
- 03-3400-6363
渋谷教育学園渋谷中学校の入試傾向と受験対策
渋谷教育学園渋谷中学校(渋渋)の一般入試は、第1回・第2回・第3回の3回実施され、2027年度は第1回70名、第2回70名、第3回23名を募集します。4科目の配点と試験時間は、国語・算数が各100点・50分、社会・理科が各50点・30分です。2026年度の実倍率は第1回3.2倍、第2回2.9倍、第3回6.7倍で、特に募集人数の少ない第3回は厳しい競争になりました。
添付データに収録された過去の分析と2026年度入試をあわせて見ると、渋渋の出題には一貫した軸があります。それは、知識をそのまま再生するのではなく、長い文章や初見の資料から条件を読み取り、知識を組み合わせて考え、その根拠を答案として表現させることです。合格に向けては、難問だけを追うのではなく、標準問題を正確に処理する力、初見の設定を整理する力、記述や途中式で考え方を伝える力をバランスよく伸ばす必要があります。
渋谷教育学園渋谷中学校の入試で求められる力
渋渋の4科目に共通するのは、「自分で読み、自分で考え、相手に伝わる形にする力」です。
- 長い文章、会話文、図表、実験結果から必要な情報を選び出す読解力
- 複数の条件を図、式、表、メモに置き換えて整理する力
- 結論だけでなく、理由や過程を簡潔に説明する表現力
- 難しい問題に粘り強く取り組みながら、時間を使いすぎない判断力
- 教科書の知識を社会や日常の現象と結び付ける応用力
最も重要なのは、知識量だけで勝負しようとしないことです。渋渋では、見慣れない題材でも、問題文に示された情報と既習知識を結び付ければ解ける問題が多く出されます。普段の学習から「なぜそうなるのか」「どの情報を使ったのか」を説明する習慣をつけることが、4科目を通じた対策になります。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は、物語文と論説文・説明文を中心とする大問2題の構成が定着しています。2026年度第1回も、物語文と文化人類学を題材にした論説文が出題されました。文章が長く、内容も抽象的で、選択肢は5択を基本として一つひとつの文が長いため、何となく本文の雰囲気に合うものを選ぶだけでは正解できません。記述問題では、複数の要素を拾い、設問の条件に合わせてまとめる力が求められます。
国語の対策
対策では、傍線部の前後だけを見るのではなく、人物の心情変化、筆者の主張、対比関係、具体例の役割を文章全体から捉える練習が必要です。選択肢問題は、各選択肢を「本文と一致する部分」「言い過ぎている部分」「因果関係が逆になっている部分」に分けて検討します。
記述問題は、①設問の条件を囲む、②本文から必要な要素を二つ以上拾う、③主語と述語を整えて字数内にまとめる、という手順を固定すると安定します。
注意したいのは、速く読むことだけを目標にすることです。必要なのは、根拠を落とさずに読み進める速さです。過去問演習では得点だけでなく、「選択肢のどの語句を見落としたか」「記述に必要な要素が何個不足したか」まで確認しましょう。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は50分・100点で、大問4題前後の構成が中心です。2026年度第1回は、小問集合、数の性質、条件整理を伴う文章題、立体図形の切断が出題されました。従来から見られる計算力や図形処理力に加え、試行しながら規則を見つける力、条件を一つずつ検証する力が強く問われています。また、答えだけでなく式や考え方を書く問題があり、思考過程を伝える答案づくりも重要です。
算数の対策
まず、小問集合や標準レベルの設問を確実に取れる状態をつくります。そのうえで、数の性質、場合の数、速さ、割合・比、平面図形、立体図形について、典型解法を覚えるだけでなく、「なぜこの解法を使うのか」を説明できるところまで理解を深めます。
条件が多い問題では、いきなり式を立てず、表、線分図、樹形図、立体の見取り図などに置き換える練習が有効です。
本番では、問題を「すぐ解く」「作業すれば解ける」「一度保留する」の3段階に分ける判断が必要です。難問に時間をかけすぎて、取れる問題を残すことが大きな失点リスクになります。過去問では、解き直しだけでなく、最初の5分でどの問題を選ぶか、途中式をどこまで書くかまで練習してください。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は30分・50点で、大問2題の構成が続いています。2026年度第1回では、混合物の分離操作と、物の燃え方・熱伝導が扱われました。高校内容につながる題材や身近な現象が登場しても、必要な情報や式は問題文中に示されることが多く、知識の暗記量よりも、リード文、実験結果、グラフ、会話文を正しく読み取る力が問われます。
理科の対策
対策の中心は、典型的な実験・観察を「結果まで覚える」のではなく、「条件を変えると何が変化するか」「その結果になる理由は何か」まで説明できるようにすることです。計算問題では、単位、比例関係、グラフの傾きを確認し、記述問題では「原因→変化→結果」の順に短く書く練習を重ねます。
また、小問が後半の設問への誘導になっていることがあるため、前の設問で得た数値や考え方を次に使えないか確認する習慣も大切です。
見慣れない題材を難問と決めつけるのは禁物です。知らない現象が出ても、問題文に書かれた条件を整理すれば解ける場合があります。特殊な知識を増やすより、標準知識を使って考察する演習を優先しましょう。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は30分・50点で、地理・歴史・公民・時事を横断する総合問題が中心です。2026年度第1回では、仕事と労働の歴史、外国人労働者の受け入れ、日本の料理と材料を切り口にした地理総合が出題されました。一つのテーマから複数分野へ広がるため、用語を単独で覚えているだけでは対応しにくく、資料と知識を結び付けて考える力が必要です。
社会の対策
基礎用語は漢字で正確に書けるようにし、地図、統計、年表、写真、史料とセットで整理します。学習した事項について、「なぜその地域で盛んなのか」「なぜその制度が生まれたのか」「現在の社会問題とどうつながるのか」を一文で説明する練習をすると、記述問題にも強くなります。
時事問題はニュースの名称だけを覚えるのではなく、背景となる地理・歴史・公民の知識まで確認してください。
選択問題では、「誤っているもの」「当てはまらないもの」「すべて選ぶ」などの条件を見落とすと失点につながります。設問条件に印を付け、資料の単位や年代を確認してから選ぶ手順を徹底しましょう。
渋谷教育学園渋谷中学校合格に向けた学習の進め方
- 小4・小5では、4科の基礎知識と典型問題を固めながら、答えの理由を言葉にする習慣をつけます。国語の要約、算数の途中式、理科の因果説明、社会の背景説明を日常の復習に組み込みます。
- 小6前半では、渋渋で頻出する長文読解、条件整理、実験考察、資料横断型の問題を増やします。間違いを「知識不足」「読み違い」「条件整理不足」「時間不足」「表現不足」に分類し、原因に合った復習を行います。
- 夏以降は過去問に取り組みます。最初から毎回4科通しで解くのではなく、教科別に出題形式と時間感覚をつかみ、その後に300点満点の通し演習へ移ります。第1回から第3回まで題材や難度に幅があるため、複数回分を比較して、特定単元だけに偏らない対応力を養います。
- 直前期は、新しい難問集を増やすより、過去問と模試で繰り返した失点を減らします。「確実に取る問題」「部分点を取りにいく問題」「後回しにする問題」の基準を教科ごとに決めることが重要です。
渋谷教育学園渋谷中学校を目指すご家庭へ
渋渋の入試対策では、点数が上がったかどうかだけでなく、答案のつくり方が変わっているかを見ることが大切です。選択肢を根拠で消せるようになったか、算数で条件を図にできるようになったか、理科・社会で理由を一文にまとめられるようになったかを確認すると、成長が見えやすくなります。
ご家庭では、すぐに解き方を教えるより、「どの条件を使ったのか」「どこまでは分かったのか」「次に何を確認するのか」と問いかけ、考えを整理する時間をつくってください。一方で、記述答案や途中式は本人だけでは改善点を判断しにくいため、定期的に第三者の添削を受けることも有効です。
渋谷教育学園渋谷中学校の合格に必要なのは、難しい問題を数多く解いた実績ではありません。標準知識を確実に使い、初見の情報を整理し、自分の考えを答案に残す力を、毎週の学習で少しずつ積み上げることが合格への近道です。
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