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青山学院中等部の入試傾向と受験対策
青山学院中等部の中学受験 基本情報
青山学院中等部の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.jh.aoyama.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4丁目4-25
- 電話番号
- 03-3407-7463
青山学院中等部の入試傾向と受験対策
青山学院中等部の入試は、国語・算数が各50分・100点、社会・理科が各25分・50点の4科目で行われます。2027年度入試の募集人員は男女合わせて約140名で、面接や調査書の提出はなく、4科目の合計点で合否が決まります。試験日は2027年2月2日の予定です。
詳細な入試要項は2026年9月に掲載予定とされているため、出願時には必ず公式情報を再確認してください。
2026年度入試では、男子296名、女子429名が受験し、合格者は男子109名、女子97名でした。実質倍率は男子2.7倍、女子4.4倍、合格最低点は300点満点中、男子172点、女子183点です。女子は男子よりも合格最低点が高くなる年度が多いため、特に女子受験生は、苦手科目を残さず総合点を安定させることが重要です。
青山学院中等部の入試を4科目に共通する視点で整理すると、最も重要なのは、難問を解く力だけではありません。広い範囲の基本・標準問題を、限られた時間内に正確に処理する力が合否を左右します。
入試対策では、次の3点を軸に学習を進めましょう。
- 全単元の基本・典型問題を取りこぼさない
- 時間を計り、解く順番と問題の取捨選択を練習する
- 設問の指示、漢字、数字、小数点などの書き方まで確認する
特に注意したいのは、難しい問題に時間を使いすぎて、解ける問題を残してしまうことです。過去問演習では得点だけを見るのではなく、「解くべき問題を時間内に選べたか」を毎回振り返る必要があります。
青山学院中等部の入試で求められる力
幅広い範囲を支える基礎力
算数は幅広い分野から一問ずつ出題され、理科は物理・化学・生物・地学、社会は地理・歴史・政治経済からバランスよく出題されます。国語も物語文や説明文だけでなく、随筆、詩歌など幅広い文章が扱われます。
特定の頻出単元だけに学習を絞ると、年度による出題内容の変化に対応できません。青山学院中等部対策では、まず苦手単元を放置せず、全範囲の標準問題を解ける状態にすることが優先されます。
短時間で切り替える処理力
青山学院中等部は、どの科目も試験時間に対して問題数が多い傾向があります。算数では一問ごとに異なる単元へ頭を切り替え、国語では複数ジャンルの文章を読み、理科・社会では25分間に多くの設問を処理しなければなりません。
一問を深く考え続けるだけでなく、「今の方法で解き切れるか」「後回しにするべきか」を早めに判断する力が必要です。
指示を正確に読み、明確に答える力
青山学院中等部の公式資料では、判別しにくい数字や小数点、約分していない分数、設問の指定に合わない答えなどが不正解になることが明記されています。社会や理科では、複数の選択肢をすべて選ぶ問題や、漢字・平仮名・カタカナの指定にも注意が必要です。
知識や解法が分かっていても、答案への書き方が不正確であれば得点になりません。日頃の問題演習から、「採点者に正しく伝わる答案」を作る習慣を身につけましょう。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
国語は50分・100点です。学校の公式説明では、大問4~5題程度で、物語や随筆などの文学的文章、説明文や新聞からの引用文、詩歌などが幅広く出題されるとされています。定められた字数で内容をまとめる問題や漢字の書き取りも出題され、解答用紙は横書きです。
2026年度入試でも、漢字の書き取りに加えて、詩や複数の文章読解が出題されています。一つひとつの文章をじっくり読むだけでは時間が足りなくなるため、文章の中心や設問に必要な箇所を素早く見つける力が求められます。
解答形式は、記号選択、書き抜き、語句記入が中心ですが、字数指定の記述問題にも対応する必要があります。選択肢問題でも、本文の根拠を確認せず、印象だけで選ぶと失点しやすくなります。
国語の対策
まず、物語文、説明文、随筆、詩を偏りなく練習しましょう。特に詩は一般的な塾の教材では演習量が少なくなりやすいため、過去問や詩の読解問題を使って、比喩、反復、情景、話者の心情を整理する練習が必要です。
読解問題では、段落ごとに「何について書かれているか」を短く整理し、設問を見たら根拠となる箇所へ戻る習慣をつけます。選択肢は、本文と異なる部分を一つずつ確認する消去法が有効です。
字数指定問題では、模範解答を暗記するのではなく、次の順番で答案を作りましょう。
- 問われている内容を確認する
- 本文中から必要な要素を二つ程度抜き出す
- 指定字数に収まるように一文でつなぐ
- 主語と述語、文末表現を確認する
過去問では、50分を「漢字・詩」「説明的文章」「文学的文章」のように分け、それぞれの終了時刻を決めて取り組むことが重要です。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
算数は50分・100点です。基本的な問題を幅広い分野から出題し、基本的には一問ごとに異なる内容が扱われます。学校側は、特定の分野を必ず出題すると決めているわけではなく、小学校で学んだ内容を大切にして問題を作成すると説明しています。
2026年度入試の冒頭でも、四則計算・逆算、縮尺と単位換算、売買損益、水量に関する問題など、異なる単元の基本・標準問題が続けて出題されています。幅広い知識から適切な解法をすぐに選び出すことが必要です。
解答用紙には答えのみを記入し、途中式は採点対象になりません。そのため、考え方が合っていても、最後の計算や転記を間違えれば得点できません。
判別しにくい数字、小数点の位置、比を逆に書くこと、分数を約分していないことも不正解の原因になります。
算数の対策
青山学院中等部の算数では、難問対策よりも、基本・典型問題を短時間で正確に解く練習を優先しましょう。
毎日の計算練習では、単に正解数を記録するだけでなく、次の項目も確認します。
- 分数・小数を含む四則計算
- 逆算
- 単位換算
- 計算の工夫
- 比や割合の式の立て方
- 数字と小数点の書き方
文章題では、割合・比、速さ、売買損益、平均、つるかめ算などの典型題を、問題文を読んだ段階で分類できるようにします。図形についても、角度、面積、体積、水量などの基本問題を幅広く練習してください。
過去問では、最初から順番にすべて解こうとせず、短時間で解法が決まる問題から得点します。30秒から1分考えても方針が立たない問題は印を付けて後回しにし、最後に戻る練習をしましょう。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
理科は25分・50点で、例年は大問5題、合計25問程度です。最初の大問では4分野の基本知識や科学に関する一般常識が問われ、残りの大問では物理・化学・生物・地学がほぼ均等に出題されます。
2026年度入試の最初の大問でも、アゲハチョウ、標高と気温、ロケット、結露、温度計の使い方など、分野をまたぐ問題が並んでいます。教科書知識だけでなく、身近な現象や科学に関する一般的な話題にも関心を持つことが求められます。
解答は記号選択や数値、短い語句が中心で、長い文章記述や計算過程を書く問題は基本的にありません。一方で、計算問題は受験生の正答率に差がつきやすいため、知識を覚えるだけでは不十分です。
理科の対策
理科は4分野を均等に学習し、知識の抜けを減らすことが第一です。特定の分野を捨てると、大問一つ分をまとめて失う可能性があります。
知識問題では、用語を一問一答で覚えるだけでなく、図や写真を見て答えられる状態にします。植物や動物、天体、実験器具、薬品などは、名称と特徴をセットで確認しましょう。
物理・化学の計算では、てこ、ばね、電気、水溶液、気体、熱、浮力などの基本問題を繰り返します。複雑な問題に進む前に、グラフや表から必要な数値を見つけ、比例関係を使って計算する練習をしてください。
過去問は理科だけを独立させ、必ず25分で解きます。分からない問題に止まり続けず、知識問題を先に回収してから計算問題に戻る方法も試しましょう。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
社会は25分・50点です。学校の公式説明では、地理・歴史・政治経済の3分野から出題され、配点はおおむね20点・20点・10点の割合です。地理では地図や統計資料、歴史では図や年表を使用した問題が出され、政治経済には時事問題も含まれます。
2026年度入試の冒頭では、東北地方の地図を題材に、河川、平野・盆地、緯度・経度、標高、世界自然遺産、新幹線、伝統行事などを問う問題が出題されています。単語を覚えるだけでなく、地図上の位置や周辺知識を関連付けることが重要です。
記号選択と重要語句の記入が中心ですが、「正しいものをすべて選びなさい」などの複数回答問題があります。
複数回答は全部正解しなければ得点にならないため、曖昧な知識では対応できません。また、漢字指定や平仮名・カタカナ指定を読み落とさないよう注意が必要です。
社会の対策
地理では、白地図を使って都道府県、山地・河川・平野、農業、工業、交通を位置とともに覚えます。統計問題は、最大値だけを見るのではなく、単位、年代、割合、変化の方向まで確認しましょう。
歴史では、人物名や出来事を単独で覚えるのではなく、「原因・出来事・結果」の流れで整理します。文化史や外交史も政治史と結び付け、地図や史料を見て時代を判断する練習が必要です。
時事問題はニュースの名称だけを覚えるのでは不十分です。出来事が起きた国や地域を地図で確認し、歴史的背景、関係する制度、産業や環境とのつながりまで整理しましょう。学校側は、おおむね年末までの時事を出題範囲の目安としています。
青山学院中等部合格に向けた学習の進め方
小学4・5年生
小学4・5年生では、特定の学校の頻出単元に絞りすぎず、4科目の基礎を広く固めます。
算数は計算と典型題、国語は複数ジャンルの読解、理科・社会は用語を図や資料と結び付けて覚えることを優先しましょう。毎週のテストで間違えた問題を放置せず、「知識不足」「解法を選べなかった」「時間不足」「書き間違い」に分類して復習します。
小学6年生前半
小学6年生前半は、全範囲を一通り完成させる時期です。難問に偏らず、各科目で標準問題を安定して正解できるかを確認します。
特に理科・社会は、後回しにすると知識の穴が残りやすいため注意が必要です。週ごとに4分野・3分野を循環させる学習計画を作りましょう。
小学6年生後半
秋以降は過去問演習を始めます。最初は得点が低くても問題ありません。重要なのは、青山学院中等部特有の問題量、解答形式、時間感覚を把握することです。
過去問を解いた後は、次の4点を記録します。
- 知識や解法を知らなかった問題
- 時間があれば解けた問題
- 問題文や指示を読み間違えた問題
- 計算、漢字、転記で失点した問題
合格に向けて改善しやすいのは、2から4の失点です。新しい難問に取り組む前に、解けるはずの問題を確実に得点できる状態を目指しましょう。
青山学院中等部を目指すご家庭へ
青山学院中等部の入試では、特別に難しい一問を解けることよりも、4科目を通じて基本・標準問題を安定して取り切ることが重要です。
ご家庭では、勉強時間や教材の量だけでなく、次の点を確認してください。
- 同じ間違いを繰り返していないか
- 制限時間内に問題を解いているか
- 分からない問題を後回しにできているか
- 数字や漢字を丁寧に書いているか
- 理科・社会の資料を根拠に答えているか
過去問の点数が合格最低点に届かない場合も、すぐに難しい教材を増やす必要はありません。まず、時間切れになった問題、設問の読み違い、計算ミス、漢字ミスを洗い出すことで、得点を伸ばせる可能性があります。
青山学院中等部対策の中心は、幅広い基礎力、短時間での判断、正確な答案作成を一つにつなげることです。お子さまの現在の課題を科目・単元・失点原因に分け、優先順位を付けて学習を進めていきましょう。
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