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明治大学付属明治中学校の入試傾向と受験対策
明治大学付属明治中学校の中学受験 基本情報
明治大学付属明治中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.meiji.ac.jp/ko_chu/
- 中学校所在地
- 〒182-0033 東京都調布市富士見町4丁目23-25
- 電話番号
- 042-444-9100
明治大学付属明治中学校(明大明治)の中学入試は、国語・算数・理科・社会の4科で行われます。2026年度入試では、国語・算数が各100点・50分、理科・社会が各75点・40分の合計350点でした。公式の出題方針では、4科すべてで基礎知識に加え、思考力・表現力を重視することが明示されています。
明治大学付属明治中学校の入試傾向と受験対策
2026年度の第1回入試は受験者470名、合格者173名、実質倍率2.72倍、第2回入試は受験者297名、合格者83名、実質倍率3.58倍でした。第2回は募集人数が少なく、実質倍率も高くなるため、第1回以上に1問の失点が結果へ響きやすい入試です。
教科別では、2026年度の受験者平均と合格者平均の差が、第1回は国語5.19点、算数14.77点、理科6.59点、社会5.92点、第2回は国語4.78点、算数13.39点、理科3.94点、社会5.27点でした。2回とも算数の差が最も大きく、算数で合格者層に入れるかどうかが総合点を大きく左右したことが分かります。
一方で、算数だけに偏る対策は危険です。国語では長文を速く正確に読み、根拠をまとめる力、理科では実験・観察結果を分析する力、社会では資料や地図から考える力が問われます。明大明治対策の中心は、「知識を覚えること」ではなく、「知識を使って考え、答案として伝えること」です。
入試の基本情報
- 2026年度は第1回・第2回の2回実施
- 国語100点・50分、算数100点・50分、理科75点・40分、社会75点・40分
- 2026年度の合格最低点は、第1回199点、第2回179点
- 2027年度入学試験要項は、2026年9月上旬に公開予定
合格最低点は年度や問題難度によって変動します。過去問演習では最低点だけを追うのではなく、各年度の合格者平均を目標にし、算数で差をつけながら4科の失点を減らすことが重要です。
明治大学付属明治中学校の入試で求められる力
明大明治の入試では、次の4つの力が求められます。
基礎知識を正確に使う力
漢字、計算、理社の基本用語など、標準的な知識を確実に得点へ変える力が必要です。難しい問題に目が向きやすい学校ですが、基本問題の取りこぼしが合否を分けます。
考えた過程を表現する力
算数では大問2以降で「式や考え方」を書きます。国語・理科・社会でも記述問題が出題されるため、答えだけでなく、根拠や考察を短く正確に伝える練習が欠かせません。
初見の資料を読み解く力
理科の実験結果やグラフ、社会の地図・統計・史料など、見慣れない資料から条件を整理する問題が出題されます。知識をそのまま再生するだけではなく、資料と知識を結びつける力が必要です。
問題を選び、時間内に得点をまとめる力
1問の配点が大きい算数や、問題量の多い理科では、難問に時間を使いすぎると得点できる問題まで失います。問題の難度を判断し、解く順番を調整する力も合格に必要な実戦力です。
国語の入試傾向と対策
国語は100点・50分です。公式の出題方針では、説明文を中心とした長文問題が出題され、速読速解、要旨・主題の把握、記述による表現力が重視されています。漢字は例年10問、1問2点で、語句の知識問題も出題されます。
国語の入試傾向
- 長い説明文を読み、全体の要旨や筆者の主張をつかむ問題
- 理由、指示語の内容、言い換えを問う問題
- 本文のキーワードを使いながら自分の言葉でまとめる記述問題
- 漢字の書き取りと語句知識
- 設問の条件に合わない記述や、誤字・脱字、句点の不足による減点リスク
国語の対策ポイント
まず、文章を段落ごとに「話題」「具体例」「筆者の結論」に分けて読む習慣をつけます。記述問題では、設問が求める内容を確認し、本文中の根拠を複数拾ってから文章にまとめましょう。
50~100字程度の記述を中心に、①問われていることを言い換える、②必要な根拠を抜き出す、③因果関係が伝わる順番につなぐ、④字数と誤字を確認する、という手順を定着させます。
漢字は「読める」だけでは不十分です。画数や字形を含めて丁寧に書き、毎日短時間でも書き取りを続けてください。過去問では、長文に時間を使いすぎず、漢字・語句を確実に回収する時間を残すことが重要です。
算数の入試傾向と対策
算数は100点・50分です。大問1は解答のみを書く1行問題が例年5問出題され、1問7~8点と配点が大きくなっています。大問2から大問5では「式や考え方」を書くことが求められ、途中式が正しければ部分点が得られる場合があります。
算数の入試傾向
- 計算、比、速さ、場合の数、特殊算などの小問
- 相似、面積・体積、図形の移動、点の移動などの図形問題
- グラフを使って条件や変化を整理する問題
- 答えだけでなく、式、線分図、面積図などの思考過程を評価する問題
- 難度差があり、問題選択と時間配分が必要な構成
2026年度は、受験者平均と合格者平均の差が第1回14.77点、第2回13.39点で、4科の中で最も大きくなりました。算数は明大明治入試の最大の得点差がつきやすい教科です。
算数の対策ポイント
大問1の5問を短時間で正確に処理するため、毎日の計算練習に加え、比・速さ・割合・図形などの小問を時間を測って解きます。1問の配点が大きいため、途中の計算を省略しすぎず、検算できる形で残すことが大切です。
大問2以降は、正解した問題だけでなく、不正解だった問題も「式や考え方」が採点者に伝わる答案へ書き直します。線分図、面積図、表、グラフを使い分け、途中まででも論理が伝わる答案を作る練習が有効です。
過去問では、開始後に全体を確認し、確実に取れる問題から解く順番を決めます。難しい問題に固執せず、最後に検算時間を残してください。算数では「解ける難問を増やすこと」以上に、「取るべき問題を落とさないこと」が合格につながります。
理科の入試傾向と対策
理科は75点・40分です。物理・化学・生物・地学の4分野からバランスよく出題され、実験や観察をもとにしたグラフの読み取り、作図、計算、記述が重視されます。
理科の入試傾向
- 4分野を横断する幅広い基礎知識
- 実験条件、操作、結果、考察を整理する問題
- グラフや表から規則性を読み取る問題
- 力、電気、水溶液、気体などの計算問題
- 生物・地学を含む観察資料や身近な自然現象を扱う問題
理科の対策ポイント
用語や結論だけを暗記するのではなく、「なぜその結果になるのか」「条件を変えるとどうなるのか」まで説明できるようにします。実験問題は、目的・条件・操作・結果・考察の5項目に分けて整理すると、初見の問題にも対応しやすくなります。
計算問題では、式、単位、答えの大きさを必ず確認します。特に物理・化学は、途中の数値や単位のミスがそのまま失点につながるため、短い式でも書き残す習慣が必要です。
40分で幅広い問題を処理するため、分野別学習だけでなく、複数分野が混ざった総合問題を時間内に解く練習を行いましょう。難問を飛ばす判断と、選択肢を最後まで正確に読む力も重要です。
社会の入試傾向と対策
社会は75点・40分です。地理・歴史・公民からほぼ均等に出題され、分野をまたぐ問題や時事問題も見られます。教科書で直接扱っていない題材でも、文章、資料、地図などを手がかりに考える問題が出題されます。
社会の入試傾向
- 地図、地形図、統計、写真を使った地理問題
- 古代から現代までの流れと因果関係を問う歴史問題
- 日本国憲法、政治の仕組み、社会課題を扱う公民問題
- ニュースや社会の変化を題材にした時事問題
- 資料から読み取った内容を簡潔に説明する記述問題
社会の対策ポイント
地理は、地名や産業を個別に覚えるだけでなく、地形・気候・交通・産業を関連づけます。歴史は、年代暗記だけで終わらせず、出来事の原因、変化、影響を一文で説明できるようにします。公民は制度や用語を、実際のニュースと結びつけて理解してください。
資料問題では、タイトル、年代、単位、凡例、最大値・最小値、変化の大きい箇所を確認してから設問を読むようにします。初めて見る資料でも、知っている知識と資料中の情報を分けて整理することが重要です。
時事対策は直前の丸暗記にせず、週に一度、重要ニュースについて「何が起きたか」「なぜ起きたか」「社会にどのような影響があるか」を親子で確認すると効果的です。人名・地名・出来事は、小学校の教科書で漢字表記されているものを漢字で書けるようにしておきましょう。
明治大学付属明治中学校合格に向けた学習の進め方
- 基礎知識を完成させる
漢字、計算、理社の重要語句を反復し、基本問題の正答率を高めます。間違えた問題は、知識不足、条件の読み落とし、計算ミス、記述不足に分類します。 - 思考過程を書く学習へ切り替える
算数は式や図、国語・理科・社会は根拠を含む短い説明を書きます。頭の中で分かっているだけで終わらせず、採点される答案にすることを意識します。 - 第1回・第2回の過去問に取り組む
同じ学校でも回によって難度や合格ラインが異なります。両方の回を解き、教科別得点、時間不足、後回しにすべき問題を確認します。 - 合格者平均を基準に得点計画を作る
2026年度の合格者平均は、第1回223.95点、第2回201.18点でした。年度ごとの難度差を考慮しながら、最低点ぎりぎりではなく、合格者平均を安定して超えることを目標にします。 - 本番形式で完成度を高める
国語50分、算数50分、理科40分、社会40分の順で解き、休憩時間も含めて本番の流れを再現します。解き直しでは、正解を覚えるのではなく、次回の行動を「どこを読むか」「何分で切り上げるか」まで具体化します。
過去問は点数を確認するためだけの教材ではなく、失点の原因と次に取る行動を決めるための教材です。同じミスを繰り返さない仕組みを作ることで、合格可能性が高まります。
明治大学付属明治中学校を目指すご家庭へ
明大明治の入試では、難しい知識を大量に覚えることだけが求められているわけではありません。基礎を正確に使い、初めて見る問題でも条件を整理し、考えたことを答案として伝える力が重視されています。
ご家庭では、点数だけで評価するのではなく、失点の原因を一緒に確認してください。特に算数は、正解・不正解だけでなく、式や考え方が途中まで正しかったかを見ることが大切です。国語・理科・社会の記述も、「根拠はどこか」「質問に正面から答えているか」を確認すると改善につながります。
また、第2回入試は倍率が高くなりやすいため、第1回を第一の合格機会として仕上げながら、第2回にも対応できる実力を作る受験計画が必要です。2027年度の試験日、募集人数、手続日程などは、2026年9月上旬公開予定の入学試験要項で必ず確認してください。
明治大学付属明治中学校合格への最重要ポイントは、4科の基礎を固めたうえで、算数の得点力と、各教科の思考・表現問題への対応力を高めることです。過去問を解くだけで終わらせず、失点原因を分析し、次の答案で直す学習を積み重ねていきましょう。
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