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暁星中学校の入試傾向と受験対策
暁星中学校の中学受験 基本情報
暁星中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.gyosei-h.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒102-8133 東京都千代田区富士見1丁目2-5
- 電話番号
- 03-3262-3291
暁星中学校の入試傾向と受験対策
暁星中学校の一般入試は、第1回と第2回で科目構成が異なります。2026年度入試では、第1回が国語・算数・社会・理科の4科目、第2回が国語・算数の2科目で実施されました。配点は国語・算数が各100点、社会・理科が各75点です。
2026年度第1回入試は、受験者192名に対して最終合格者105名、実質倍率は1.8倍でした。合格者最低点は350点満点中182点です。第2回入試は受験者142名に対して最終合格者22名、実質倍率は6.5倍となり、合格者最低点は200点満点中144点でした。第2回は募集人数が限られるため、国語と算数の両方を高い水準でそろえる必要があります。
暁星中学校の入試では、知識や解法を覚えているだけでなく、長い文章や複数の条件を読み取り、必要な情報を整理して解答にまとめる力が重視されます。
特に、国語の記述・作文、算数の途中式、理科の実験・資料問題、社会の資料読解など、考えた過程を表現する問題への対策が欠かせません。
なお、2027年度入試に向けた入試問題解説会は2026年8月28日、一般入試説明会は9月12日と11月7日に予定されています。正式な科目構成、日程、募集人数などは、今後公表される入試要項を必ず確認してください。
暁星中学校の入試で求められる力
暁星中学校の各科目に共通して求められるのは、与えられた情報を読み取り、自分の言葉や式で再構成する力です。
単に答えを知っているだけではなく、文章、図、表、グラフ、会話文などから条件を見つけ、既に学んだ知識と結び付ける必要があります。
特に身につけておきたい力は、次の4つです。
- 長い問題文から必要な条件を抜き出す読解力
- 図や表を使って複雑な状況を整理する力
- 根拠や考え方を文章や途中式で表す力
- 時間内に解く問題を選び、答案を完成させる力
暁星中学校対策では、難問を数多く解くことだけを目標にするのではなく、標準的な問題を根拠を持って解き、答案として正確に表現する練習を積むことが重要です。
国語の入試傾向と対策
国語の入試傾向
暁星中学校の国語は、文学的文章の長文読解1題を中心とした構成が続いています。近年は5000~6000字程度の物語文が用いられることが多く、登場人物の心情、行動の理由、人間関係の変化などが問われます。
選択問題だけでなく、50~80字程度の記述問題や字数指定のない記述問題が複数出題されます。
文章の最後には、受験生自身の経験や考えをまとめる小作文型の問題が出されることがあります。字数指定がない年度や、長い解答欄が設けられる年度もあるため、300~400字程度の作文練習だけでなく、設問や解答欄に応じてより長い文章を時間内にまとめる練習も必要です。
記述問題では、本文の言葉をそのまま抜き出すだけでは十分でない場合があります。人物の言動や場面の変化を根拠として、解答に必要な内容を自分で整理することが必要です。
国語の受験対策
傍線部の前後だけで判断せず、登場人物の心情が変化する前と後を比較する習慣をつけましょう。「何が起きたのか」「その出来事をどう受け止めたのか」「その結果、行動や気持ちがどう変わったのか」を整理すると、記述の根拠が明確になります。
記述問題を解いた後は、次の点を確認します。
- 設問が求める内容に答えているか
- 本文中の根拠が入っているか
- 主語と述語が対応しているか
- 同じ内容を繰り返していないか
- 指定字数に合わせて情報を絞れているか
作文対策では、特別な体験を書く必要はありません。学校生活、習い事、家族や友人との出来事などについて、「出来事」「そのときの気持ち」「そこから考えたこと」の順にまとめる練習が効果的です。
国語で注意したいのは、読解に時間をかけすぎて、最後の記述や作文が白紙になることです。過去問演習では、記述以外の問題を短時間で処理し、最後の作文に必要な時間を残す練習を行いましょう。
算数の入試傾向と対策
算数の入試傾向
暁星中学校の算数は、独立した計算問題や短い一行問題が並ぶ形式ではなく、すべてが大問形式で出題されることが大きな特徴です。2025年度第1回入試は大問5題で、立体図形、濃さ、水量変化とグラフ、数列、数の性質が出題されました。
過去には、平面図形、速さとダイヤグラム、割合と比、文章題、整数の性質なども繰り返し出題されています。頻出分野はあるものの、特定の単元だけに絞った対策では対応できません。
また、すべての問題に計算欄が設けられる記述形式であり、答えだけでなく、どのように考えたかを途中式や図で示すことが求められます。
算数の難易度は年度によって変動が大きく、公式発表の合格者平均点は、2021年度第1回の89点から2023年度の48点まで幅があります。2026年度第1回の合格者平均点は56点でした。難問を最後まで解き切る力だけでなく、解ける問題を正確に見極める力が重要です。
算数の受験対策
算数では、問題文を読んだだけで式を立てようとせず、条件を図に表す習慣をつけましょう。
速さの問題では、線分図やダイヤグラムを使って、時刻、距離、出会いや追い越しの位置を整理します。図形問題では、補助線を引くだけでなく、同じ長さ、同じ角度、相似、面積比など、補助線を引いた目的を説明できるようにします。
大問形式への対応力をつけるためには、次の順序で練習することが効果的です。
- 大問の最初の設問を確実に解く
- 前の設問で求めた結果を次の設問に利用する
- 条件が増えたときは図や式を書き直す
- 解けなかった原因を単元名ではなく、思考の段階で分類する
例えば、「速さが苦手」で終わらせるのではなく、「ダイヤグラムを描けなかった」「比をそろえられなかった」「途中で条件を見落とした」など、具体的につまずきを特定しましょう。
過去問では、すべての問題を順番に解くことにこだわらず、最初に全体を確認し、解法の見通しが立つ問題から得点する練習も必要です。
理科の入試傾向と対策
理科の入試傾向
暁星中学校の理科は75点満点、試験時間40分です。実験や観察を題材とした長めの文章、会話文、図、表、グラフなどを読み取りながら答える問題が中心です。
基本知識を直接問う問題に加えて、与えられた実験結果から規則や理由を考える問題、計算問題、短文記述なども出題されます。知識を覚えているだけではなく、問題文の条件に合わせて知識を使う力が求められます。
2025年度は、生物の器官、気象、水の状態変化、浮力などが扱われました。近年は、力のつり合い、電気回路、天体、気象、水溶液、燃焼、生物の体の仕組みなど、4分野から幅広く出題されています。2025年度第1回の合格者平均点は45点、2026年度は44点でした。
理科の受験対策
理科では、実験結果だけを覚えるのではなく、次の4点をセットで整理しましょう。
- 何を確かめる実験なのか
- どの条件を変え、どの条件をそろえるのか
- どのような結果になったのか
- その結果から何が分かるのか
実験用具についても、名称だけではなく、用途や正しい使い方まで説明できるようにします。
物理分野では、てこ、ばね、滑車、浮力、電気回路などの基本的な計算を繰り返し練習しましょう。化学分野では、水溶液、気体、燃焼、状態変化について、実験の手順と結果を結び付けて整理します。
生物と地学では、知識を図にして整理することが効果的です。人体や植物の仕組みは、名称と働きを対応させます。天体や気象は、現象の名称だけでなく、なぜそのように見えるのかを説明できる状態を目指しましょう。
問題文を読む際は、「実験の目的」「変えた条件」「結果」に印を付けると、必要な情報を整理しやすくなります。
社会の入試傾向と対策
社会の入試傾向
暁星中学校の社会は75点満点、試験時間40分です。大問数は3~4題程度ですが、本文や資料の量が多く、解答数も多い傾向があります。
地理・歴史・公民が完全に分かれているとは限らず、歴史と地理、歴史と公民など、複数分野を関連付けた問題も出題されます。
2025年度は総解答数が39問あり、貨幣を題材に複数の時代の人物や出来事を問う問題などが出題されました。用語の記入や記号選択が中心でも、正解を選ぶために複数の知識や資料の読み取りが必要です。
2026年度第1回の合格者平均点は46点でした。2025年度の37点から変動しており、年度によって問題の難度が変わる可能性も考慮して準備する必要があります。
社会の受験対策
社会では、用語を一問一答で覚えるだけでなく、出来事の前後関係や、地理的な背景と結び付けて整理しましょう。
歴史では、「いつ」「誰が」「何をしたか」に加えて、その出来事が起きた理由と、その後の社会に与えた影響まで確認します。複数の時代を扱うテーマ史にも対応できるよう、政治、外交、産業、文化などのテーマ別に年表を作る方法も効果的です。
地理では、地名や特産品を覚えるだけでなく、地図、雨温図、人口統計、産業別のグラフなどを読み取る練習を積みましょう。
公民や時事問題では、ニュースの内容を覚えるだけでなく、憲法、国会、内閣、裁判所、地方自治、国際関係などの基本知識と関連付けます。
知識があっても、人物名、地名、制度名、法律名の漢字間違いや、設問条件の見落としによって失点する場合があります。実際に書いて確認する習慣をつけましょう。
暁星中学校合格に向けた学習の進め方
4・5年生は基礎知識と解き方を固める
4・5年生では、各単元の基本知識を定着させ、図や文章を使って考える習慣を身につけます。
国語では人物の心情変化を根拠とともに説明すること、算数では線分図や図形を書いて考えること、理科では実験の目的と結果を結び付けること、社会では知識同士のつながりを整理することを意識しましょう。
6年生前半は弱点を具体化する
6年生前半は、模試や単元テストの結果から、失点原因を細かく分類します。
「苦手科目」「苦手単元」という大きな分類だけでなく、条件の読み落とし、知識不足、作図不足、計算ミス、記述の根拠不足、時間不足などに分けて分析しましょう。
夏以降は暁星中学校の形式に合わせる
夏以降は、暁星中学校の大問形式、記述量、資料量に合わせた演習を増やします。
- 国語は50分で記述と作文まで完成させる
- 算数は大問ごとの優先順位を判断する
- 理科は実験条件と資料を素早く整理する
- 社会は40分で長い文章と複数の資料を処理する
過去問は得点だけで評価しない
過去問演習では、合格者最低点との比較だけでなく、問題ごとの解答状況を確認します。
- 解けるはずの問題を落としていないか
- 記述欄が白紙になっていないか
- 途中式や根拠が不足していないか
- 特定の大問に時間を使いすぎていないか
第1回を受験する場合は4科目のバランスが重要です。一方、第2回は国語・算数のみで競うため、どちらか一方の大きな失点を他科目で補うことができません。受験回に合わせた得点計画も必要です。
暁星中学校を目指すご家庭へ
暁星中学校の入試は、覚えた知識を短時間で答えるだけの試験ではありません。長い文章や複数の資料を読み、条件を整理し、考えたことを答案に表す力が求められます。
そのため、ご家庭ではテストの点数だけを見るのではなく、「どこまで考えられていたか」「何を根拠に答えたか」「どの段階で手が止まったか」を確認することが大切です。
間違えた問題を何度も解くだけでは、答えや手順を覚える学習になりやすくなります。解き直しでは、最初に見落とした条件、使うべきだった知識、必要だった図や式をお子様自身が説明できる状態を目指しましょう。
暁星中学校合格に向けて最も重要なのは、難問ばかりに取り組むことではありません。基礎知識を幅広く固めたうえで、問題文を丁寧に読み、根拠のある答案を時間内に完成させる力を育てることです。
2027年度入試の正式な日程、募集人数、出題形式については、今後公開される学校の入試要項や説明会情報を必ず確認してください。
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