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聖ヨゼフ学園中学校の入試傾向と受験対策
聖ヨゼフ学園中学校の中学受験 基本情報
聖ヨゼフ学園中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.st-joseph.ac.jp/high/
- 中学校所在地
- 〒230-0016 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾北台11-1
- 電話番号
- 045-581-8808
聖ヨゼフ学園中学校の入試では、教科の基本知識だけでなく、資料を正確に読み取り、自分の考えを言葉や式で表現する力が重視されています。一般的な国語・算数・理科・社会の入試に加え、総合問題とグループワークを組み合わせた入試も設けられているため、受験する方式に応じて対策を分けることが大切です。
また、聖ヨゼフ学園中学・高等学校は国際バカロレアのMYP認定校です。中学校では、教科ごとの知識を覚えるだけではなく、教科横断的に考え、実社会とのつながりを意識しながら学ぶ教育が行われています。入試でも、こうした学びにつながる読解力、思考力、表現力が問われていると考えられます。
聖ヨゼフ学園中学校の入試傾向と受験対策
聖ヨゼフ学園中学校の一般入試は、第1回から第3回まで複数回実施されています。2026年度入試では、第1回は国語・算数の2科目または国語・算数・社会・理科の4科目、第2回と第3回は国語・算数の2科目で行われました。
国語と算数はそれぞれ45分・100点です。4科目型では、社会と理科を合わせて45分で解き、各50点となっています。社会と理科は1教科ずつ45分あるわけではないため、知識を増やすだけでなく、問題を素早く読み、解答を判断する練習が必要です。
一般入試では、受験生と保護者による面接も行われます。面接では、志望理由を暗記して述べることだけを目標にせず、学校生活で頑張ったことや入学後に取り組みたいことを、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
総合・グループワーク型入試では、45分・100点の総合問題と、1グループ約20分・20点のグループワークが実施されます。こちらは一般入試とは異なり、個別面接はありません。
聖ヨゼフ学園中学校の入試対策で最も重要なのは、知識を覚えることと、覚えた知識を使って考えを表現することを分けずに練習することです。答えが合っているだけで満足せず、「なぜそう考えたのか」「どの資料を根拠にしたのか」まで説明する習慣をつけましょう。
試験方式、科目、配点、面接の実施方法などは年度によって変更される可能性があります。出願する年度の募集要項を必ず確認してください。
聖ヨゼフ学園中学校の入試で求められる力
聖ヨゼフ学園中学校の入試では、主に次の4つの力が求められます。
- 小学校で学ぶ内容を正確に理解し、短時間で処理する基礎学力
- 文章、図、表、グラフなどから必要な情報を取り出す力
- 考えた過程や理由を、文章や式を使って説明する力
- 他者の意見を聞き、自分の考えを伝えながら協力する力
国語や算数では記述・表現が重視され、理科や社会でも資料を根拠に考える問題への対応が必要です。そのため、用語や解法を暗記するだけの学習では不十分です。
日頃から、問題を解いた後に「根拠はどこか」「別の人にも伝わる説明になっているか」を確認しましょう。保護者がすぐに正解を教えるよりも、お子さんに考え方を説明してもらうほうが、聖ヨゼフ学園中学校の入試で必要な力を育てやすくなります。
総合・グループワーク型入試を検討する場合は、学力に加えて、他者と協力して課題に取り組む姿勢も必要です。自分の意見を強く主張することだけが評価されるわけではありません。相手の発言を聞き、話し合いを前に進める発言ができるように練習しておきましょう。
国語の入試傾向と対策
国語では、文章を正確に読み取る力に加え、自分の考えを分かりやすく記述する力が求められます。旧来の入試でも意見記述が特徴とされており、学校公式の出題例でも、自分の経験や考えを理由とともに説明する問題が示されています。
読解問題では、登場人物の気持ちや文章の要点を感覚だけで答えないことが重要です。傍線部の前後、人物の行動、会話、対比されている表現など、根拠となる箇所を確認してから解答を作りましょう。
記述問題の組み立て方
記述問題では、次の順序で考えると内容をまとめやすくなります。
- 問いに対する結論を決める
- 結論の理由を示す
- 文章中の根拠や具体例を加える
- 主語と述語、誤字脱字、字数を確認する
意見記述では、立派な意見を書くことよりも、問いに正面から答え、理由が読み手に伝わる文章を書くことが大切です。「私はそう思います。なぜなら、○○だからです」と結論と理由を対応させるところから練習しましょう。
漢字や語句などの知識問題も、読解問題の中で問われる可能性があります。毎日の漢字学習に加えて、意味の分からない言葉を文章の前後から推測し、辞書で確認する習慣をつけてください。
算数の入試傾向と対策
算数では、基本計算、図形やグラフの読み取り、考え方の表現という3つの力が重視されています。計算問題や典型的な文章題を正確に処理したうえで、図や表から条件を整理し、式や文章を使って考え方を示すことが求められます。
まずは、整数・小数・分数の四則計算、割合、比、速さ、規則性、平面図形、立体図形などの基本単元を固めましょう。難しい問題ばかりに取り組むより、標準問題を途中式まで正確に解くことが優先です。
聖ヨゼフ学園中学校の算数では、答えだけでなく、結果から分かることや考えた過程を説明する問題への準備が必要です。解き直しでは、答えを書き直すだけでなく、次の内容をノートに残しましょう。
- 問題文から分かった条件
- 使用した図、表、線分図、面積図
- その式を立てた理由
- 答えが問題の条件に合っているかの確認
45分の試験では、最初に計算と基本問題を確実に取り、考える時間が必要な問題を後回しにする練習をしてください。
途中式や説明を書く問題を頭の中だけで処理すると、条件の見落としが増えます。図や表を積極的に使い、考えた過程を答案上に残すことが得点につながります。
理科の入試傾向と対策
理科では、基本的な科学知識に加え、実験・観察の結果やグラフ、表を読み取る力が重視されます。用語を答える問題だけでなく、計算問題や短い記述問題にも対応できるようにしておきましょう。
対策の第一歩は、物理・化学・生物・地学の各分野について、小学校の教科書レベルの知識を正確にすることです。ただし、用語だけを一問一答形式で覚えるのではなく、実験の目的、方法、結果、結果から分かることを一続きで説明できる状態を目指します。
実験・観察問題の確認手順
- 何を調べる実験か
- 変えた条件は何か
- 同じにした条件は何か
- 結果にどのような違いがあるか
- 結果から何がいえるか
グラフや表では、数値が最も大きい部分だけを見るのではなく、増減の仕方、比例関係、条件ごとの差に注目しましょう。記述問題では、「結果がこうなったから、○○と考えられる」というように、観察結果と結論をつなげます。
4科目型では、社会と理科を合わせて45分で解答します。理科だけに時間をかけすぎないよう、社会とセットで時間を計る演習を行うことが大切です。
また、科学に関するニュースや身近な自然現象にも関心を持ちましょう。ただし、ニュースの内容を丸暗記するのではなく、これまでに習った理科の知識とどのようにつながるかを考えることが重要です。
社会の入試傾向と対策
社会では、地理・歴史・公民の基本知識に加え、地図、統計、年表、文章資料などを読み取る力が求められます。学校公式の出題方針では、複数の分野を関連づけ、同じ出来事をさまざまな角度から考えることが重視されています。
地理の対策
地名や特産品を暗記するだけでなく、地形、気候、産業、交通を関連づけましょう。統計資料が出たときには、単位、年度、最も大きい数値、数値の変化を順番に確認します。
歴史の対策
人物名や年号を単独で覚えるのではなく、「何が原因で起こったか」「その後、社会がどう変化したか」を説明できるようにしてください。出来事を時代順に並べ、前後のつながりを整理する学習が有効です。
公民・時事問題の対策
ニュースで聞いた言葉を覚えるだけではなく、国会、内閣、裁判所、選挙、地方自治、国際社会などの基本知識と結びつけることが大切です。
資料問題では、資料のタイトル、出典、単位、注釈に印をつけてから設問を読む習慣をつけましょう。
知識があっても問題文を急いで読むと、年度や地域などの条件を見落とすことがあります。社会と理科を合わせて45分で解く4科目型では、知識問題を先に処理し、資料の読み取りや記述に残り時間を使えるように練習してください。
聖ヨゼフ学園中学校合格に向けた学習の進め方
聖ヨゼフ学園中学校を目指す場合、基礎知識、資料読解、記述・表現、過去問演習の順に学習を積み上げることが大切です。
小学校5年生まで
国語と算数の基礎を優先します。国語では漢字・語句と文章の根拠を探す練習、算数では計算と各単元の標準問題を確実にしましょう。理科・社会は、用語を覚えるだけでなく、図や資料と結びつけて理解します。
小学校6年生前期
4教科の未定着単元を洗い出し、標準問題を自力で解ける状態にします。記述問題では、模範解答を写すのではなく、自分の答案と模範解答の違いを確認してください。
小学校6年生夏以降
過去問や類題を使って、時間配分と答案の作り方を練習します。間違えた問題は、知識不足、読み違い、条件の見落とし、計算ミス、記述不足などに分類しましょう。
4科目型を受験する場合は、社会と理科を合わせて45分で解く練習を行い、得意不得意に応じて各教科の時間配分を調整してください。
総合・グループワーク型を受験する場合
総合問題では、複数の資料を読み、情報を整理して自分の考えを説明する練習を行います。国語・算数・理科・社会を完全に分けるのではなく、一つのテーマを複数の視点から考える問題に取り組みましょう。
グループワークでは、次の行動を練習してください。
- 相手の発言を最後まで聞く
- 相手の意見を受けて発言する
- 理由を添えて自分の考えを述べる
- 発言していない人にも話を振る
- 時間内に結論をまとめようとする
発言回数を増やすことだけに意識が向くと、相手の話を遮ったり、話し合いの流れを無視したりするおそれがあります。家庭や塾で実際に少人数の話し合いを行い、発言内容だけでなく聞く姿勢も振り返りましょう。
聖ヨゼフ学園中学校を目指すご家庭へ
聖ヨゼフ学園中学校の入試では、基本問題を確実に解く力と、自分の考えを相手に伝える力の両方が必要です。難問を大量に解くことより、標準問題を正確に処理し、理由や根拠を説明できる状態をつくることを優先してください。
ご家庭では、丸つけの際に正解・不正解だけを確認するのではなく、「どう考えたのか」「どこを根拠にしたのか」をお子さんに説明してもらいましょう。説明が途中で止まった問題は、たまたま正解していても理解が不十分な可能性があります。
すべての問題について長い説明を書かせると、学習負担が大きくなります。記述問題、資料問題、間違えた問題を中心に、説明する問題を選ぶことが大切です。
また、一般入試と総合・グループワーク型入試では、求められる準備が異なります。模試の偏差値だけで方式を決めるのではなく、文章表現、資料読解、人との話し合いにおけるお子さんの特徴も踏まえて検討しましょう。
聖ヨゼフ学園中学校の入試問題は、知識量だけでは測りにくい力を確認する内容を含みます。過去問を解いた後は点数だけを見るのではなく、どのような問題で考えが止まったのか、答案のどこが伝わりにくかったのかまで分析することが、合格に向けた対策につながります。
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