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カリタス女子中学校の入試傾向と受験対策
カリタス女子中学校の中学受験 基本情報
カリタス女子中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.caritas.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒214-0012 神奈川県川崎市多摩区中野島4丁目6-1
- 電話番号
- 044-911-4656
カリタス女子中学校の入試傾向と受験対策
カリタス女子中学校は、カトリックの精神を土台に、英語とフランス語の二つの外国語を学ぶ英仏複言語教育を特色とする女子校です。中学校では全員が英語を週6時間、フランス語を週2時間学び、外国語の授業はハーフクラスで行われています。異なる言語や文化を比べながら学ぶ環境があり、入学後は知識を受け取るだけでなく、自分で考え、他者に伝える姿勢が求められます。
2027年度の一般入試は、第1回が4科、第2回が国語・算数の2科、第3回が国語と「算数または理科」の選択、第4回が4科です。英語資格入試は英検3級相当以上を出願要件とし、試験は国語1科で行われます。また、複数回受験では、各科目についてそれまでの受験回の最高得点を後の回の判定に利用する制度があります。
入試問題は難問だけで差をつける構成ではなく、基礎から標準レベルの知識を幅広く使い、問題文・図表・条件を正確に処理する力を見る構成です。2026年度第1回の合格者平均は、国語73.4点、算数78.5点、社会34.6点/50点、理科43.9点/50点でした。特に理科は高得点が必要であり、解ける問題を落とさない完成度が重要です。
カリタス女子中学校の入試で求められる力
カリタス女子中学校の入試で中心となるのは、幅広い基礎知識を正確に使う力と、資料や文章から必要な情報を整理する力です。科目ごとに問われ方は異なりますが、共通して次の力が必要です。
- 計算・漢字・用語などの基礎事項を、短時間で正確に処理する力
- 文章、表、グラフ、写真、実験条件から必要な情報を取り出す力
- 答えだけでなく、理由や変化の仕組みを簡潔に説明する力
- 複数の単元や、学習内容と時事的な話題を結びつけて考える力
最も大切なのは、難しい問題をたくさん解くことではありません。標準問題で迷う原因を減らし、設問の条件を見落とさず、時間内に得点へ結びつけることが合格への基本方針です。
国語の入試傾向と対策
出題傾向
国語は50分・100点です。2026年度第1回は、漢字の読み書き、説明的文章、物語文の大問3題で構成されました。読解では選択問題だけでなく、本文中の表現を使って説明する問題、字数制限のある記述、理由や心情をまとめる記述が出題されています。文章量があるため、本文の内容を理解しながら設問を処理する速さが必要です。
対策
説明的文章では、指示語・接続語・具体例と主張の関係を整理し、各段落の役割をつかみましょう。物語文では、出来事だけでなく、会話、行動、表情、情景描写から人物の心情変化を読み取ります。記述問題は、設問が求める要素を先に確認し、本文中の根拠を二つ程度に絞ってから文章化する練習が効果的です。
- 漢字は読み書きを毎日少量ずつ継続し、送り仮名まで正確にする
- 読解後に「何について、どのように述べた文章か」を40~60字で要約する
- 記述答案は、主語の欠落、質問への答え方、本文根拠の不足をチェックする
- 50分で大問3題を解く時間配分を過去問で固定する
選択肢だけで正解できても、記述で本文の言葉をつなぐ力が不足していると得点が安定しません。記述は模範解答を写すだけでなく、自分の答案に不足していた要素を確認することが重要です。
算数の入試傾向と対策
出題傾向
算数は50分・100点です。2026年度第1回は大問5題で、前半に計算、数、比、濃度、仕事算、速さ、角度、立体図形などの小問が並び、後半に売買損益、平面図形、条件を整理する文章題などが出題されました。幅広い単元を短時間で切り替えて解く必要があり、基本問題の処理速度が得点を左右します。
対策
まず、四則計算、分数・小数、割合と比、速さ、規則性、平面図形、立体図形の標準問題を、途中で手が止まらない状態まで仕上げます。図形は公式の暗記だけでなく、補助線、等しい角、面積比、円やおうぎ形の関係を図に書き込む習慣をつけましょう。文章題は、何を1とするのか、全体量はいくつか、時間と人数がどう変化するかを図や表に整理すると安定します。
- 毎日、計算問題を時間を測って解き、見直しまで含めた正答率を記録する
- 小問集合は解法別ではなく、単元が混ざったセットで練習する
- 図形では条件を図に書き込み、求める量と使える関係を可視化する
- 過去問では前半の取りこぼしと、後半にかけた時間を分けて分析する
難しい後半問題に時間を使いすぎ、前半の標準問題を落とすのは大きな失点リスクです。解ける問題を先に確保し、一定時間考えて方針が立たない問題は一度離れる判断も練習しておきましょう。
理科の入試傾向と対策
出題傾向
第1回・第4回の理科は30分・50点です。2026年度第1回は大問4題で、ばね、水溶液、植物の蒸散、川の流れと石の変化が出題され、物理・化学・生物・地学の4分野を広く扱いました。表の数値を使う計算、実験条件の比較、写真の読み取り、現象の理由を説明する問題が含まれています。第3回では、理科を国語と組み合わせる選択科目として受験でき、理科は100点・50分です。
対策
用語を覚えるだけでなく、「条件を変えると結果がどう変わるか」を説明できるようにします。実験問題では、変えた条件、そろえた条件、観察・測定した結果を区別しましょう。表やグラフから比例関係や差を見つけ、単位をそろえて計算する練習も欠かせません。植物、力、水溶液、流水などは、身近な現象と結びつけて理解すると記述問題にも対応しやすくなります。
- 4分野の基本用語を、図や現象の説明とセットで復習する
- 実験問題は「目的・方法・結果・考察」の順に整理する
- 表の数値は、差・割合・1あたりの量を確認してから計算する
- 短文記述では、原因と結果を一文でつなぐ練習をする
第1回の2026年度合格者平均は43.9点/50点でした。知識問題や基本計算の一つのミスが合否に影響しやすいため、難問対策より先に、条件の読み違い、単位の付け忘れ、設問への答え方のずれを減らす必要があります。
社会の入試傾向と対策
出題傾向
第1回・第4回の社会は30分・50点です。2026年度第1回は大問5題で、地方自治体の条例、日本の産業と貿易、地形や災害、万国博覧会を軸にした歴史、憲法・選挙・人口・国際情勢などが扱われました。地理・歴史・公民が分断されず、一つのテーマから複数分野へ広がる構成です。統計、地図、グラフ、写真、長めの説明文を読み、知識と結びつける問題が多く、時事的なテーマも明確に出題されています。
対策
地理は地図帳と統計資料を併用し、都道府県、産業、交通、地形を関連づけて覚えます。歴史は年代の丸暗記だけでなく、出来事の前後関係と社会の変化を説明できるようにします。公民は憲法、国会、内閣、裁判所、選挙の仕組みを正確に整理したうえで、ニュースの背景を学習内容に結びつけます。
- 地図帳、資料集、年表を開きながら問題を復習する
- 統計は最大・最小だけでなく、割合の変化や例外を言葉で説明する
- 時事問題は出来事の名称だけでなく、場所、関係国、制度、歴史的背景まで確認する
- 30分で多くの資料を処理するため、設問を先に読み、必要な資料を探す練習をする
時事問題だけを直前に暗記しても、背景となる地理・歴史・公民の基礎が弱いと対応できません。また、古い統計や人物情報をそのまま覚え続けないよう、受験年度の秋以降は最新の資料に更新しましょう。
カリタス女子中学校合格に向けた学習の進め方
カリタス女子中学校の対策は、基礎完成、資料・記述対策、過去問演習の三段階で進めると効果的です。
- 夏休みまで:各科目の基本単元を一通り終え、計算、漢字、理社の基本用語で失点しない状態を目指します。正答率だけでなく、解答時間とミスの原因も記録します。
- 9月~10月:国語の記述、算数の複合問題、理科の実験・考察、社会の資料問題を増やします。知識を使って説明する練習を重点的に行います。
- 11月~1月:過去問を入試回ごとに時間を測って解きます。第1回・第4回の4科、第2回の2科、第3回の選択制では必要な得点配分が異なるため、受験予定回に合わせて分析します。
- 直前期:新しい難問に広げず、間違えた標準問題、語句、計算、資料の読み違いを再確認します。答案の書き方と時間配分を完成させます。
2027年度第3回で算数と理科のどちらを選ぶかは、単純な得意・不得意だけで決めず、過去問を同じ条件で解いた得点の安定度、所要時間、ミスの種類を比べて判断しましょう。英語資格入試を利用する場合も、試験科目は国語1科であるため、国語を合格水準まで高める必要があります。
複数回受験では各科目の最高得点を後の回の判定に利用する制度がありますが、初回を練習のつもりで受けるのは避けるべきです。どの回でも得点を残せるように準備し、受験日程全体の中で体調と復習時間も確保しましょう。
カリタス女子中学校を目指すご家庭へ
カリタス女子中学校は、英語とフランス語を通して多様な文化に触れ、探究や発表を重ねながら学ぶ学校です。入試でも、知識量だけではなく、文章や資料を丁寧に読み、自分の理解を正確に表す力が問われています。
ご家庭では、正解・不正解だけを確認するのではなく、「どの条件を見落としたのか」「どの資料を使えばよかったのか」「説明に何が足りなかったのか」を一緒に振り返ることが効果的です。特に、点数が伸びないときにすぐ難しい教材へ進むのではなく、標準問題の正答率と処理時間を確認してください。
合格への近道は、難問を解けるようにすることよりも、幅広い標準問題を正確に解き、資料や文章に合わせて考え方を切り替えられる状態をつくることです。学校説明会や公開行事にも参加し、英仏複言語教育や学校生活への理解を深めながら、お子さまが入学後にどのように学びたいかを言葉にしていきましょう。
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