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藤嶺学園藤沢中学校の入試傾向と受験対策
藤嶺学園藤沢中学校の中学受験 基本情報
藤嶺学園藤沢中学校の中学受験 基本情報
- 公式サイト
- https://www.tohrei-fujisawa.ed.jp/
- 中学校所在地
- 〒251-0001 神奈川県藤沢市西富1丁目7-1
- 電話番号
- 0466-23-3150
藤嶺学園藤沢中学校は、神奈川県藤沢市にある私立男子中高一貫校です。仏教の教えを基盤とした人間教育に加え、茶道・剣道、体験学習などを通して、学力だけでなく礼節や自立心、困難に向き合う力を育てています。中高一貫コースでは、「基礎・発展・深化」の3ブロック制を採用し、英語・数学・理科を中心に5年間で高校までの学習内容を終え、高校3年次には大学受験に向けた演習を行います。
学校公式サイトでは、「令和7年度大学合格実績(令和8年4月)」として、4年制大学の合格総数が延べ370名と公表されています。内訳は現役生292名、既卒生78名で、同年度の卒業生総数は193名です。国公立大学、早稲田大学、東京理科大学、立教大学、中央大学、法政大学などへの合格実績があります。なお、これらは中高一貫コースだけではなく、高校から入学した普通コースを含む藤嶺学園藤沢高等学校全体の実績です。
藤嶺学園藤沢中学校の入試傾向と受験対策
複数の入試方式から選択できる
2026年7月31日時点では、2027年度(令和9年度)の一般入試要項は公表されていません。以下は2026年度(令和8年度)入試の内容です。入試方式や募集人数、試験科目・時間などが変更される可能性があるため、出願時には最新の募集要項を確認してください。2026年度一般入試では、次の5つの入試方式が設定されました。
- 2科・4科入試
- 2科入試①(特別奨学生入試)
- 2科入試②
- 得意2科目選択型入試A
- 得意2科目選択型入試B
募集人数は合計105名です。2科・4科入試では国語・算数、または国語・算数・社会・理科を受験します。得意2科目選択型入試では、国語・算数、国語・社会、国語・理科、算数・社会、算数・理科の中から2科目を選択できます。各試験とも面接はありません。
2科・4科入試では、国語と算数が各50分・100点、社会と理科が各40分・70点です。一方、得意2科目選択型入試では、選択した2科目をそれぞれ50分・100点で受験します。社会や理科を選ぶ場合は、4科入試よりも試験時間と配点が大きくなる点に注意が必要です。
重要なのは、入試方式の多さを単なる受験機会の多さとして捉えず、本人の得点力に合う方式を選ぶことです。国語・算数で安定して得点できる場合は2科入試、社会や理科に明確な強みがある場合は得意2科目選択型入試も有力な選択肢になります。
標準問題を正確に処理する力が重要
各教科の難易度は全体として標準的ですが、問われる知識の範囲が広く、問題数も少なくありません。難問だけを集中的に解くよりも、基礎から標準レベルの問題を正確かつ一定の速度で処理できる状態を目指すことが重要です。
また、複数回受験した場合は、前回までの得点も合否判定の材料として考慮されます。各科目の最低基準点は設けられておらず、受験した科目の総合点で判定されます。
藤嶺学園藤沢中学校の入試で求められる力
幅広い基礎知識を使いこなす力
藤嶺学園藤沢中学校の入試では、特定の難単元だけに強いことよりも、各教科の基本事項を広く理解していることが大切です。
- 算数では、計算、割合、速さ、図形、規則性などを幅広く解く
- 国語では、漢字・語句と文章読解の両方を得点する
- 理科では、4分野の知識を実験や観察と結びつける
- 社会では、地理・歴史・公民を資料と関連づけて理解する
苦手分野を残したまま一部の得意単元だけを伸ばしても、年度や入試方式によって得点が安定しません。まずは各教科の基本問題で取りこぼさない状態をつくることが合格への土台になります。
時間内に正確に処理する力
理科や社会を中心に問題数が多いため、一問に長く時間をかけすぎると、解ける問題を残して試験が終わる可能性があります。
普段の演習から制限時間を設定し、「すぐに解く問題」「考える問題」「いったん飛ばす問題」を判断する練習を行いましょう。難しい問題に固執せず、取るべき問題から確実に得点する姿勢が求められます。
国語の入試傾向と対策
入試傾向
国語は50分・100点です。過去問では大問4題程度で、漢字の読み書き、熟語、故事成語、漢字の画数などの知識問題と、説明的文章・物語的文章の読解問題が出題されています。選択式や本文からの抜き出し問題が中心ですが、語彙力と文章全体を正確に捉える力の両方が必要です。
知識問題は、短期間でまとめて覚えるよりも、毎日の漢字・語句学習を積み重ねた受験生が有利です。読解問題では、本文中のどの部分が解答の根拠になるのかを見つける力が問われます。
受験対策
漢字や語句は、読み方や意味だけでなく、実際に漢字で書ける状態まで仕上げましょう。間違えた漢字は、その問題だけを書き直すのではなく、同じ漢字を使う熟語も一緒に確認すると定着しやすくなります。
読解問題では、設問で問われている内容を確認し、本文中の根拠に線を引いてから答える練習が有効です。抜き出し問題では、指定された字数、文末表現、抜き出す範囲を必ず確認してください。
設問を先に読むことだけに頼り、本文全体の流れを捉えなくならないよう注意が必要です。説明文では筆者の主張、物語文では人物の心情が変化したきっかけを整理した上で解答しましょう。
算数の入試傾向と対策
入試傾向
算数は50分・100点です。過去問では大問4~5題、総問題数20問前後の構成が見られます。前半には計算問題と一行問題が並び、後半には速さ、割合、平面図形、立体図形、規則性などの応用問題が出題されます。
大半は答えのみを記入する形式ですが、途中式や考え方の記述を求める問題もあります。そのため、答えを出すだけでなく、条件を整理し、考え方を式や図に表す力が必要です。
受験対策
最初に優先したいのは、計算問題と一行問題の正答率を高めることです。後半の応用問題が解けても、前半で計算ミスを重ねると合格点は安定しません。
割合や速さは、公式を暗記するだけでなく、線分図、面積図、表などを使って条件を整理する練習を行いましょう。図形では、補助線、相似、面積比、体積比など、基本的な解法を問題に合わせて選べるようにします。
途中式を書く問題に備え、普段から「何を求めた式なのか」が分かる書き方を心がけてください。自分だけが分かるメモではなく、第三者が読んでも考え方を追える答案をつくることが大切です。
理科の入試傾向と対策
入試傾向
4科入試の理科は40分・70点です。過去問では大問4題程度で、物理・化学・生物・地学の各分野からバランスよく出題されています。実験の手順、観察結果、図や表を読み取る問題が多く、単純な用語暗記だけでは対応できません。
問題数が多いため、知識を思い出すまでに時間がかかる状態では時間不足になりやすくなります。また、選択肢を選ぶだけでなく、実験結果から理由や仕組みを説明できるようにしておくことも必要です。
受験対策
まずは4分野の基本事項を一通り確認し、苦手分野を放置しないようにしましょう。特に、てこ・滑車・電気回路などの計算、気体や水溶液の性質、植物・人体、天体や地層は、図や実験と結びつけて整理することが重要です。
実験問題では、目的、条件、操作、結果、分かることの順に整理してください。「なぜその操作をするのか」「条件を変えると結果がどう変わるのか」まで説明する練習を行うと、初めて見る実験にも対応しやすくなります。
社会の入試傾向と対策
入試傾向
4科入試の社会は40分・70点です。過去問では大問3題程度で、地理・歴史・公民から幅広く出題されています。選択式と語句記入が中心で、写真、地図、グラフ、年表などの資料を使った問題が多いことが特徴です。
知識そのものは標準的でも、短時間で多くの資料を読み取らなければならないため、暗記だけでは得点が安定しません。指定された用語を漢字で正確に書く力も必要です。
受験対策
地理では地図帳や統計資料を使い、地域名、産業、気候、交通を関連づけましょう。歴史では人物名や年代を単独で覚えるのではなく、出来事の原因と結果、同じ時代に起きたことを整理します。
公民では政治制度や経済の仕組みに加え、ニュースで扱われている社会的なテーマにも関心を持つことが大切です。ただし、時事用語だけを単独で暗記しても、背景知識がなければ資料問題には対応できません。憲法、国会、選挙、環境、国際関係などの基本知識と結びつけてください。
資料問題では、タイトル、単位、調査年、凡例を確認してから選択肢を見る習慣をつけましょう。資料を見た印象だけで判断すると、細かな条件を見落としやすくなります。
藤嶺学園藤沢中学校合格に向けた学習の進め方
基礎固めの時期
小6の夏頃までは、各教科の基本事項を一通り学習し、計算、漢字、理社の重要語句を安定して得点できる状態を目指します。
間違えた問題は、単に解き直すだけでなく、「知識不足」「条件の読み落とし」「計算ミス」「時間不足」など、原因を分けて記録しましょう。
過去問演習の時期
過去問を始める際は、最初から合格点だけを気にする必要はありません。まずは大問構成、問題数、記述の有無、時間がかかる分野を確認します。
その後は、受験予定の入試方式と同じ科目・時間で演習してください。得意2科目選択型入試を検討する場合は、社会や理科を50分・100点の形式で解く練習も必要です。
過去問を解いた後は、正解した問題も含めて「根拠を持って解けたか」を確認します。偶然正解した問題や、時間をかけすぎた問題も復習対象にしましょう。
藤嶺学園藤沢中学校を目指すご家庭へ
藤嶺学園藤沢中学校の入試では、難問を数多く解けることよりも、幅広い標準問題を正確に処理し、自分の得意科目を得点につなげることが重要です。
入試方式が複数あるため、模試の偏差値や本人の印象だけで科目を決めず、過去問を実際に解いた得点と時間配分を確認して受験方式を選びましょう。
特に注意したいのは、「標準的な問題だから対策しやすい」と考えて準備を遅らせることです。標準問題中心の入試では、受験生同士の差がつきにくく、一つの計算ミス、漢字の誤り、資料の読み落としが合否に影響します。
基礎知識の定着、時間を意識した演習、答案の見直しを繰り返し、取るべき問題を確実に得点できる状態をつくることが、藤嶺学園藤沢中学校合格への近道です。
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